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2012年12月

2012年12月31日 (月)

神戸の花時計、巳年の蛇じゃ

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 年の暮れ、神戸のシンボル・花時計は来年の干支のデザインになる。何時ごろからか、もう何年来、見に行っている。子牛寅卯と始まる十二支で、申酉戌亥…も記憶にあるから10年にはなる。来年は巳年。ジャアジャ!、ジャアジャ?と雨が降る昨日午後に行った?。

 年末恒例、神戸の叔母宅訪問がすんでからだ。JR灘駅からひと駅、三ノ宮で降り、浜側へフラワー道路を歩いて5分だ。神戸市役所の北側、木立に囲まれた広場の中だ。傘はビニール、昼でも番傘ーと洒落たいところだが、5百円だ。歌舞伎に出てくる蛇の目傘なら、粋で格好いいけど、どこに売っているのじゃあ?。話は傘じゃない、花時計の巳=蛇である。

 干支デザインの花は、葉ボタン2種類だ。赤紫1200株と白1200株。赤紫を地にして、白株で蛇をくねらせいる。目は赤紫の葉ボタン。さらに良く見ると、蛇のくねりが「巳」の干支漢字にもしてある。これは、なかなか、あっぱれじゃ!。いや、また洒落じゃ。神戸の花時計は昭和32年に始まり、春夏秋冬、バンジー、ベゴニアなど年に8回はデザインを変えているという。日本最初の設置で、半世紀を超え、時を刻んでいる。立派じゃ?。

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2012年12月30日 (日)

伊吹高校書道部、三度の出会い

  

Img_4946Img_5150Img_5135一つの出会いが二度、三度と重なった。滋賀県立伊吹高校書道部の筆文字看板である。最初はJR長浜駅構内の通路だった。滋賀県展秀作展鑑賞で長浜へ行ったおり、見つけた。赤い字の「梅」、うめくて?力強い。黒い「盆」からは枝が伸びて、紅梅が花開いている。 

 伝統の長浜盆梅展、来年1月19日から第62回展が始まる。黒い枝の先には「展」の字が書き込まれ、展覧会を告知している。伊吹高校は「書の甲子園」という国際高校生選抜書展の常連校で、パフォーマンス書道でも知られるという。二度目の出会いは毎日新聞だ。女子部員6人が盆栽展の会場で音楽に合わせ、書き上げた~と記事になっていた。

 三度目は朝日新聞だった。直接、盆梅展の看板見て、毎日新聞の記事を読んで、1週間経ってだ。今度はJR米原駅の南北自由通路だ。「おかえり」と「ただいま」の作品が伊吹高校書道部だという。米原市が創立30周年を迎える伊吹高校を祝い、作品制作を依頼したーと書いてあった。横長の作品写真が写っている。書の基本は、篆書、隷書、楷書、行書、草書の五書体だ。そのうちどれだろう。かなり大胆に崩してある。草書かなあ?、しょうだ。

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2012年12月29日 (土)

迎春企画展「蛇の道は蛇」へ行く

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 「蛇の道は蛇」は、最初の蛇を〈じゃ〉と読み、後ろの蛇は〈へび〉〉と読む。諺の意味は「馬は馬方」「酒は酒屋に茶は茶屋に」と同じで、同類や専門家はお互いにその道のことに通じている-だ。来年の干支は、えっ~と巳年じゃ。広島弁では、そうじゃけん!?だ。

 そうじゃ!岡山県東部には総社市がある。鬼が出るか蛇が出るか、ジャジャジャ~ン!と蛇を〈じゃ〉と読んで洒落ると、タイガーのジャーが魔法瓶でポット出た。なんでそんなに?と邪推せず、もうその辺でーと邪見なことを言わずに??。実は…、長浜市の曳山博物館で年末から開催の迎春企画展「蛇の道は蛇」へ、巳年の年男記念で、見に行った?。

 展示は常設の子ども歌舞伎の曳山が中心で、長浜に縁深い秀吉の木像などもだ。企画展の蛇は、1階に雨水信仰の蛇の舞の胴と角の出た蛇頭だ。特別出展の2階は、石見神楽に登場する神話のオロチ「大蛇」がどうじゃ?!と。中島誠一館長は曳博だよりに企画の狙いを書く。~蛇は日本人に親しみがある。白蛇は家を守り、財布に脱皮の皮はお金に困らない。湖国で蛇は恵みの水神、ジャーさんの愛称」と。蛇の道は蛇展、そんなんじゃあ?。

 ※ 曳山博物館の企画展「蛇の道は蛇」は12月17日から1月20日まで。入館料は600円。 ※ 所在は長浜市元浜町14番8号で、JR長浜駅から徒歩6分。

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2012年12月28日 (金)

祇園に開店、うどん博物館見参

   

Img_5023Img_5032Img_5035_2それはもう、うどんうどんしている。全国のご当地うどん26種、来春には45種という食べ比べのうどん博物館が、京都の祇園に誕生した。開店した日の朝日夕刊、派手に載った。秋田の稲庭、三重の伊勢など写真付きで、見出しは〈つるり するする殿堂〉だ。

 祇園と言っても広い。どの辺り?と読んだが、詳しくは出ていない。ネットで検索して、縄手通り四条上ルとわかった。南座の近く、ベタ焼き一銭洋食の北隣り、かつて料亭があった京町家だ。百聞は一見に如かず、行ってみた。通りに面した表はうどん粉などの商品展示で、町家の店内は路地奥だ。昼も昼、午後3時を回っているのに長い列が出来ている。

 女性の案内係が~混んでいますので、お時間がかかります~と言う。うどんが伸びるか、待って伸びるか、並んで15分だ。一番人気は栃木・佐野の「耳うどん」で2番は徳島の「鳴ちゅるうどん」らしいが、山形の納豆で「ひっぱりうどん」にした。注文即先払いで、案内札の「紅葉の間」へ靴脱いで上がった。座席指定は畳の上の3番テーブル。相客は子連れ、アベック…満室だ。皆さん、待っている。さすがに京町家、今日はちょっと待や!。

 ※ 出ている主なうどん。沖縄のもずくうどん、大阪のかすうどん、福岡のごぼううどん、津山のホルモンうどんに讃岐うどん、京うどんなど。うどん粉なども販売している。

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2012年12月27日 (木)

もう一つの駅弁「湖北のおはなし」

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「駅弁」という言葉は、どこか郷愁を誘う。日経新聞週1回の何でもランキング特集に駅弁が載った。東西で順位付け、米原駅の「湖北のおはなし」が近畿では唯一、第8位に入っていた。1位は広島の「あなごめし弁当」で、これは記憶に留めて、狙いは米原駅だ。

 長浜で滋賀県美術展の秀作展鑑賞、大津への帰りだ。計画どおり、米原駅で途中下車、駅弁販売のホームへ走った。新快速は米原で車両の増結、次の発車まで時間があり、その間である。新聞に載ると、何でもよく売れる。もう夕方、どうかなと思ったが、やはり品切れだった。その時、売り子さん、少しも慌てずだ。「これもよく売れています」と言う。

 

 こちらは、電車発車が気になり、慌てているけど、折角、ホームを駆けてきた。判断の余裕なく、お勧めのままである。一つ900円。車内でビニール袋から取り出した。それが写真の「琵琶湖の鮎一夜干し、氷魚ごはん」だ。包み紙のデザイン、冬なのにセンス?がある。葦、釣り人、琵琶湖、竹生島…、絵柄がいい。弁当の蓋をとった。開いた鮎はご飯の上、氷のような稚魚はご飯の中…。これはもう一つの駅弁「湖北のおはなし」??。

 

※ ちなみに日経駅弁ランキングのベスト3は、西では①あなごめし弁当(広島・宮島口駅)②百年の旅物語「かれい川」(鹿児島・嘉例川駅)③かしわめし(福岡・折尾駅)で、東では①うに弁当(岩手・久慈駅)②牛肉どまん中(山形・米沢駅)③かきめし(北海道・厚岸駅)だった。 ※ 米原の「湖北のおはなし」は米原市の駅弁の老舗「井筒屋」が販売するおこわ弁当で、秋は栗、冬は黒豆と具材が変わる。一つ1100円。

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2012年12月26日 (水)

スタンドで出た厚揚げの男前豆腐

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黙って座ればピタリと当たる-は占いだけど、JR大津駅前のスタンド「林屋」では、黙って立てば店主のお勧め一品が即出てくる。これもまあ1週間に3度来い!の常連度の関係が濃いけど、最近は店主の林亮さん、りょうしたことか、厚揚げ豆腐に凝っている。



 何時ものように奥の奥に立って、最初に白ワインが出て、~ハイ、男前豆腐です~と林さんが言う。厚揚げ二つ、手のひらサイズだ。レンジで温め、フライパンでまたジュッと焼いてあり、上に乗ったカツオブシが縮んだり伸びたりしている。~なんで、これが男前?~と聞くと、林さん~私がです~と言う。一見、イケ面とはいえ、臆面もなく…である。

 林さんは30歳、元サッカー選手で、一女の父だ。スタンド経営3年目、確かに女性客も多い。スリムで、今風と言えば今風だが、鶴田浩二、高倉健からは遠く…。「私が男前」は、冗談半分、ホンマ半分として、あれから3度連続で出た。醤油つけると、味はしまって、柔らかく、優しく…。メニューのお勧め一品にも280円で登場だ。なんでそんなに?と聞くと、~これ、私が自宅で食べる好物なんです~と。好きこそ、モノの上手なれ??。

 

※ 男前豆腐店は05年、茨城県古河市から京都府南丹市八木に移転、本社がある。男前豆腐ほか、風に吹かれて豆腐屋ジョニーなどがヒット商品。青森、山梨にも工場を持つ。

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2012年12月25日 (火)

滋賀県内で海鮮丼食べ比べ

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 行ったとこ、行ったとこで、海鮮丼があれば、注文して食べ比べてみた。師走入りしてからで、そう大仰に言っても、滋賀県内の3店舗比較である。滋賀県、日本一の琵琶湖はあっても全国で海のない、海なし8県の一つ。海鮮もんは全部、県外からじゃけん??。



 最初は浜大津の琵琶湖庄屋だ。夜は行っても、昼はしょうは、行かない。いや、そうは…だ。庄屋でしょうはーと洒落調になって、どうもいけん。メニューに海鮮丼定食があって、右の写真がそうだ。カウンターで食べて、鮪、蛸、サーモン、イカ、イクラ、海老など、青葉は色どり。定食なので味噌汁と一品、ネタを醤油につけ、味?しょうや?なあ。

 次は土山のダイヤモンド滋賀のクラブハウス。昼食代込みゴルフで、海鮮丼ときのこうどん。穴子にホタテに錦糸玉子…見た目は美しく、胡麻まで散らしてダイヤモンドふう。トリは大津市菱屋町商店街、魚料理の摩季詩だ。「海鮮丼の摩季詩」が定着、マスコミ取材も多い。戻り鰹に天然ヒラマサ、水ダコ、ヒラメなど7点、ここだけが酢めしだ。値段は庄屋850円、ダイヤモンド1600円、摩季誌1000円、勝負はいかんとも千円かな?。

 ※ 海なしの内陸県は、埼玉栃木群馬山梨長野岐阜滋賀奈良の8県。 ※ 海鮮丼写真、左が摩季誌、真ん中がダイヤモンド滋賀、右は庄屋。

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2012年12月24日 (月)

フォアグラと貴腐ワイン

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 世界三大珍味、フォアグラのカナッペが出た。そのまま手で掴んで、食べて下さいという。同時に高級ワインの貴腐ワインもだ。フォアグラの食感と一緒に楽しんで下さいという。というわけで、ここは、フランス料理とフランスワイン、食べて飲んで学ぶ会である。

 ホテルグランヴィア15階、フランス料理の「ラ・フルール」だ。JR京都駅構内にあり、そんな会に、こうないか?と誘いがあり、行った。知人の弟さんが総料理長だという。と言うことで、皆さんで10人、それはそれはの参加だった。「ラ・フルール」はフランス語で、ラは一つ、フルールは花、一つの花の意。ラ・ラ・ラだと三つの花、違ったかな?。

 

 なんたって、フォアグラ。鴨か、ガチョウの脂肪肝、ぬるっとしている。それを田舎っぺ大将みたいにカナッペと一緒にほおばって、貴腐ワインだ。チョコみたいな甘さが舌にしみて、フォアグラがグラッと来る。葡萄の一粒一粒、それも薄い皮の葡萄、夏の晴天と秋の朝もやが条件でできた貴重な菌を絞ってあるという。アボガドのクルッペにベリエのシャンパン、鴨のローストに南仏の赤ワイン…。説明聞きつつ、耳より舌がフムフムと…。

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2012年12月23日 (日)

生きている珈琲店でブラジルのヘップバーン

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生きている珈琲? そんなバナナ?である。京都の四条通りを烏丸から河原町へ、京都大丸をすぎ、ジュンク堂をすぎての発見だった。何時、出来たのか、妙な名前の珈琲店だ。立ち止まり、案内看板を見ていたら、何時もの興味の虫が入れ!入れ!と言っている。

 

 わりに急な階段を地階へ降りて、~禁煙でしょうか、奥にどうぞ~とウエイターがいう。部屋はやや薄暗く、客はいない。ひとり、ゆっくりだ。どうして生きている珈琲なのか、席の案内メニューでわかった。熱風低温の焙煎機で豆を煎ると、細胞を壊さないから豆が生きているという。珈琲一杯700円、マクドで7杯分、いやいや、違いがわかる男だ?。

 

 珈琲メニューのブラジルは、映画ローマの休日のヘップバーンだという。万人に愛されるタイプで、酸味も、苦みもない珈琲のようだ。モカはフランスのブリジット・バルドー、酸味のある個性派。ケニアは香りとコクのマリリン・モンロー…、コロンビアは気品と美貌と名演技、風とともに去りぬでヴィヴィアン・リーだという。どれもこれも、一杯で胸一杯だけど、ここは新聞記者を好きになった王女と、次回のW杯開催記念でブラジルだ。

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2012年12月22日 (土)

滋賀と言えば、飛び出し坊や

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滋賀県で有名なものナ~ニと問えば、一に琵琶湖、二、三がなく、四に鮒ずし、五に近江牛…、最近では党首になった嘉田知事??かな。実はそんなんじゃなく、子供の交通安全願う「飛び出し坊や」看板が、へえっ、そんなのが?と思う意外性もあり、結構有名だ。

 日経夕刊に「滋賀で目立つ飛び出し坊やの看板、私が調べます」という特集が載った。私が調べますの、私は、蓮田善郎・大津支局長で、署名入りだ。滋賀県警交通企画課、誕生の地の東近江市八日市などで、坊や、坊やと取材した記事で、県内各地域のユニークな坊や看板の写真が載っており、切り抜いておいた。どんな坊やなのか…と言えば、である。

 人気漫画のちびまるこあり、忍者の里・甲賀忍者ありで、色んなデザインがある。有名なのはイラストレーター・三浦じゅんさんの制作した飛び出し坊やで、これが元祖だ。赤シャツに黄色いズボン、大きな黒目、今まさに飛び出そうとしている。ああっ、危ないがな…と、運転手さんに思わす看板だ。農村部の通学路や十字路に行くほど多く、日経支局長は「設置数で滋賀が日本一」と書く。運転手さん、坊やにボヤっとしてはいけません?。

 日経記事は11月21日付け ※ 飛び出し君の写真は甲賀市土山の県道505号で撮る。

 

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2012年12月21日 (金)

猿が群れて出たゴルフ場

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ゴルフ場に猿が出た。某月某日の去る日、ダイヤモンド滋賀である。~雨は降る降る 人馬はかおる~の馬子唄で知られる甲賀市土山にある三重県境のゴルフ場だ。鈴鹿山系の丘陵地。客の少ない平日の月曜、山から遊びに降りて来たのか、猿は群れて、軍団で出た。

 このゴルフ場には一年に二三度行って、鹿は、しかと見ている。コース沿いに電線網も張ってあり、見たことはないが、猪もいるようだ。ゴルフ場は国道1号を東へ走って、猪の鼻という交差点を左折して5分で着くイノシシのハナの、先だ。鹿のフンはフェアウエーに点々、あの吉永小百合さんがフン、フン、フンと歌った奈良公園の鹿の歌を思い出す。

 話は鹿でも猪でもない。ふ~ん、吉永小百合さんがそんな歌を-と思ってもらう話でもない。ゴルフ場で出会った猿の群れのことだ。午前イン17番、午後アウト8番で出た。最初は5、6匹と思ったが、ずっと向こうにもいて4、50匹はいる。デジカメ持って近づくと、赤い顔でチラッと見て、走り去る。さすがに猿だ?。デジカメ4倍ズーム、距離が合わない。お尻、叩かないけど真っ赤だ。日本猿だろうか。去るものは追わず、である。

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2012年12月20日 (木)

歌垣のまち・蒲生

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 折角、行ったからには…である。よく言えば、ついでの効果、悪く言えば、道草だけど、行きがけの駄賃でもある。昼に滋賀県八日市市の旧蒲生町役場近くの葬儀へ行っての探索だった。蒲生と来れば、万葉集に出てくる蒲生野だ。ここかなと思ったのが始まりだった。

 交差点道路表示は「市子殿」だ。どこか、風雅な地名だ。表示の隣、これがまた格好いい。歌垣のまち・蒲生。~野の香り 水の匂い あかねさす~と出ている。イラストは、蒲(ガマ)の穂だ。蒲生と蒲の掛け合わせ。穂が顔マイクになって、ホホホと歌っている。歌垣とは、歌を掛け合する意味だ。あかねは漢字で茜。夕方の輝き、アカネトンボの色だ。

 旧役場に隣接して「あかねホール」があるらしい。万葉歌人、額田王と関わりある文化ホールでは…。同僚の車に同乗、運転で同行頼むと、どうじょ??と。ロビーに大きな銅板画だ。広い田畑が描いてある。歌の舞台、蒲生野だろうか。~茜さす~の書額も掛かっている。額田王と大海人皇子との相聞歌だ。あかねさす 紫野行き標野行き 野守は見ずや 君が袖振る~などだ。地元書家の見事な筆さばき。見上げて、しょか、しょかと??。

 

 ※ 文化ホール通じて、東近江市に歌に読まれた蒲生野の地を聞くと、正確にはわからないという。ロビーの銅板画は蒲生町出身の洋画家野口謙蔵さん(1903~1944)の作品で、東京近美に所蔵されている第15回帝展特選作品「霜の朝」(昭和9年)。

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2012年12月19日 (水)

いっちゃん、いっちゃん

 Img_4714_2Img_4727Img_4716_2ラーメン屋のいっちゃん、、どんないっちゃんだろう。地下鉄東山駅、古川町商店街の果物屋さん前に立て看板、いっちゃんは〈この信号から北へ80㍍〉と出ている。前からずっと気になっていて、金曜の昼過ぎ、百万遍へ行くおり、ついに信号を渡って、店へ行った。

 暖簾、提灯、看板…、黄色地に赤字で、いっちゃん、いっちゃんだ。そりゃあ、店名の売り込み、いっちゃん大事だ。学割あり、限定でトマト・あさり&チーズ麺あり…、なんでもありそうだ。兎も角、表戸がらりと入った。店内カウンター席は満員、空いている角っこに座った。長い髪を後ろ束ねたバンダナの兄さん、彼が多分、いっちゃんなのだろう。

 素ラーメン、半ラーメン、激辛…、多彩なメニューだ。最初は名前通り、いっちゃんラーメンにと思ったが、ブラックラーメンも面白そうと切り替えた。前回りはお母さんだろうか。いっちゃん、黙々と働く。自宅で親子経営だろうか。満席、7~8人の客がいっぺんに消えて、一人になった。醤油スープのブラック、中太麺であっさり、舌に合う。何でいっちゃんか、勘定の時、聞いた。~名前が石井で、いっちゃんです~。ちゃん、ちゃん。

 ※ 本名は石井康彦さんで、09年12月に西院から移ってきて3年目で、店のコンセプトは「がっつり食って旨いラーメン」という。石井さんの営業歴20年以上。


 

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2012年12月18日 (火)

鉄板焼きコックさんの手さばき

  Img_4661Img_4666Img_4668 鉄板に白身の脂肉を置いて、ジュジュといわせて、さあ、始まり、始まりである。白い山高帽のコックさん、両手にナイフを持って、カウンター前に登場だ。焼いて、切って、取り分けて…、この道何年か、その手さばきの鮮やかなこと、見ていて、惚れ惚れである。

 最初はグーで、具は玉ねぎだ。肉は霜降りの近江牛だ。焼き加減、聞いてきた。よく焼いてウエルダン、軽くてレア、真ん中はミディアム。これは英語だけど、フランス語ならブル、セニョン、アポアン、そう答えると、コックさんが~お主、出来るな~と客を見る目が変わるらしい。ここは英語でミディアムレア。中間の焼き加減、そこそこ出来るがな。

 そうそう、どこのお店か失念していた。明治の初めに創業の近江牛の松喜屋さん、瀬田唐橋近く旧東海道筋だ。給料引き積み立ての職場親睦会だ。鉄板上は、玉ねぎに続いて、近江八幡の赤こん、これに舞茸、かぼちゃ、それに胡瓜みたいなズッキーニ。近江牛は胡椒ふって、29から10に戻り、ジュウジュウ?。客の注文通り焼き、同じ大きさに切り、お皿に綺麗に取り分けて、コックさんはさすが老練、~ローレン、ローレン~ローハイド?。

 ※ ローレン、ローレン、ローレンは、昔あったTVドラマ「ローハイド」の主題歌。ローレンは牛をあやつる掛け声で、進め!とか 行け!とかだそうだ。

 

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2012年12月17日 (月)

鯖寿司の色々

 

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それも鯖寿司なら、これも鯖寿司だという。名神高速道路の草津サービスエリアのお土産コーナー、鯖寿司の試食が1回、2回、3回である。焼いてどうか、昆布で巻いてどうか、味噌をつけて焼いてどうか、3種類の鯖寿司だ。試食3度、さあ、どれにするか、だ。


 石川遼がプロになって、初優勝の甲賀市水口の滋賀ゴルフクラブへ行っての帰りだ。新名神の信楽インターから乗って、名神高速入りの草津SAである。下り線、大津SAの一服が多いけど、久々の草津SAだ。やっとの100切り、気分は良い。何かあればーと見て回って、好物の鯖寿司だ。~昆布の鯖は京都の品評会で一番です~と売り娘さんが言う。

 本場福井のさば街道でも噂のさば寿司だそうだ。一口サイズ、爪楊枝で、どれどれと食べて、真ん中に甘酢生姜、昆布はおぼろ、いい味だ。両隣は焼き鯖。左は永平寺の精進みそを塗って焼きあげてある。右は秘伝のタレでこんがり焼きあげた鯖に胡麻を混ぜた酢飯に椎茸と甘酢生姜、ハンパな味じゃないという。確かに、それも、これも、どれも鯖寿司。売れてる?と聞くと、土日は200本以上とか。さすがに鯖、よくさばけているようだ?。

 ※ 試食結果、京都の品評会で1位のさば街道の〆さば一本1155円を買う。上り線の草津SAでも販売しているとか。永平寺精進みそ焼き鯖すしは1365円、焼き鯖すしは1260円。

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2012年12月16日 (日)

でくのぼうの城=のぼうの城

 

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のぼうーとは、でくのぼうだという。図体が大きく、何にもできず、どんくさいのが、でくのぼうだ。そのような殿様がいた城があって、敵軍2万人に対し5千人で戦ったというから、ほんまかいなと思う。これが小説になり、映画になって「のぼうの城」である。

 ロケ地の一つが大津市仰木で、滋賀県庁の正面入った所に映画看板もあり、200万部のベストセラーという和田竜の原作も読んだ。それで映画も-と浜大津のシネマへ行った。腹ごしらえのホットドッグ、席で辛子とケチャップケース、抑えて出したらピュっとネクタイとカッターに。あれれ!と指で拭いて、ねぶって、のぼう観賞のご縁、あ~あ~だ。

 席は後ろから2列目のI-9番、前のAからH席にはどうみても誰もいない。金曜の夜、選挙の影響か、忘年会のせいか、観客がいない。午後6時10分、上映始まる頃、斜め後ろのJ席振り向くと、お客がもう一人。なんか、やれやれだ。大スクリーンに映る2時間半の大スペクタル、迫力満点だ。大津市仰木も出てきた。のぼう様も一緒の農民の田植え場面だ。面白かった。それを二人鑑賞だ。シニア料金千円、採算度外視、誠にシネマせん??。

 

※ 狂言師野村萬斎がのぼう様の主演。舞台は現在の埼玉県行田市にある忍城で、おしじょうと読む。天正18年、天下掌握の秀吉が関東の北条家・小田原を攻めのおり、その支城の一つ、忍城を石田三成に命じて攻めさす。のぼう様と言われる殿様が城代の成田長親。水攻めの攻防で、最後は城を明け渡す。城跡はなく、往時の遺跡として石田堤がある。

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2012年12月15日 (土)

願ったり叶ったりー踏んだり蹴ったり

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どうも、あの○がまるでわからない。どういう○かと言うと、句読点の○で、キャッチコピーとわかっていても、やっぱり、変なのだ。具体的に書こう。山陰ディスネーションキャンペーンの「願ッタリ、叶ッタリ。の旅」のポスターだ。の旅の前の○の位置である。 

 ポスターは鳥取出身の水上しげる氏の漫画、ゲゲゲの鬼太郎の敵役、ねずみ男を起用して、島根、鳥取へ来て!、来て!、と呼びかけている。山陰へ旅すれば、何事も思い通りで、「願ッタリ、叶ッタリ。の旅」だと誘っているけど、○の使い方は国語辞典的には○ではなく、×である。ええっ?と思わす意外性と考えても、どこかおかしい句読点の○だ。 

 京都新聞夕刊連載の「現代のことば」で、京響常任指揮者、広上淳一氏が「踏んだり、蹴ったり」を書いている。寝坊して、慌てて起きて、足の小指打って、会議に遅刻して、踏んだり、蹴ったりだったと言う。幸運の二重奏「願ったり、叶ったり」と対極にあると嘆いている。ポスターの「願ッタリ、叶ッタリ。の旅」と、寄稿原稿の<踏んだり、蹴ったり>とは、○で共通性はないけど、言葉の意味を考察するに、ばったり!の出会いであった?。

 ポスターはJRの車内吊りや駅構内にあり、京都新聞夕刊「現代のことば」は12月10日付け掲載記事である。

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2012年12月14日 (金)

法華宗か浄土宗か、安土問答はここで

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法華宗か、浄土宗か…、二つの宗派が相対して、宗教論争を展開した寺院がここだという。信長が天正年間に創建した金勝山浄厳院である。JR安土駅から線路下の地下道を潜って西南へ、歩いて5、6分で行ける。日本史の教科書に出てくる「安土問答」の場所だ。

 この論争ぶり、信長の旧臣、大田牛一が書いた「信長公記」〈しんちょうこうき〉に出てくる。信長の一代記で、これを慎重?に読むとわかる。論争のあった浄厳院はもと、佐々木六角氏頼が建てた浄厳寺で、戦乱で廃寺だったのを、信長が栗東から坊さんを呼び、再建したという。浄厳寺が佐々木氏、浄厳院が信長だ。寺か、院かの見極めが出来ると歴史通だ。

 論争はだれが仕掛けて、何を主張しあったのか。近江歴史回廊大学の講師、石橋正嗣氏(安土図書館長)は、保守か革新か、平和か戦争かーみたいなもんだったのでは…と話す。結局は信長の仕掛けで、一向一揆の石山本願寺対策、好戦派の法華宗対策だったのでは…と見解を言う。この論争、11日間あって、浄土宗が勝ったが、論争に至る背景は諸説あって、通説はないという。今、あるのは、安土駅前菓子店で販売の、でっち羊羹「安土問答」??。

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2012年12月13日 (木)

松屋の自信作は焼き牛めし

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ナニナニ? 焼き牛めしが380円だって。それも味噌汁付きや。JR山科駅前の牛丼チエーン「松屋」だ。吉野家、すき家…と、牛どんで競り合うせいか、新商品がよく登場するが、この焼き牛めしは、松屋の自信作だという。看板が通りがかりに目立っている。

 日曜の午前11時、瀬田の滋賀近美へ行くのにJRへ乗る前だ。昼に早かったが、看板に惹かれて入った。自販機メニュー、多い多い。焼き牛めしのボタンがどこか?看板ほど目に入らず、店員さんに聞いた。野菜サラダ100円も押し、千円札でお釣りは500円硬貨1枚と10円硬貨2枚だ。ご縁がある5円、50円、500円貯金に効果ありだ。

 コの字型のカウンター席、角っこに座り、店内見渡す。右隣が老人、近くてもトイメン(対面)もお年寄り、左側の正面は若者…、みんな一人客の老若男女で、これが現代社会か!と感慨にふけっていて、松屋自信の焼き牛めしが出てきた。白ごま散らして、肉はオーストラリア産だろうが、ピリ甘でタレがよくしみている。この味なら◎◎◎が三つだ。丼のが見え、御飯がそこそこになれば、そこで紅生姜だ。味もうまい、洒落もうまい?。えっへん。

※ トイメン(対面)は真向かいのことで、麻雀用語でよく使う。近くてもトイメンは、遠いと洒落たつもり。

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2012年12月12日 (水)

安土の城下町に名水

 

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一定のリズムで、規則正しく、ゴボッ、ゴボッと音がしている。信長が築いた安土の城下町に湧く名水、梅の川である。家臣がこの水でお茶をたて、信長に献じて、名を挙げた水だ。春夏秋冬、いつ行っても読売新聞の4コマ漫画、ゴボちゃんみたいに続いている?。

 

 毎年、秋から開講する近江歴史回廊大学に同行、12月初めに安土へ行った。信長が「平安楽土」の国づくりを思って築いた城下町だ。安土の地名は、平安の「安」と楽土の「土」に由来するという。案内は平成の合併で近江八幡市立になった安土図書館の石橋正嗣館長だ。現地研修は、駅前の公民館を起点に歩いて、琵琶湖に近い常の浜から名水案内だった。

 家並みの中、最初は音堂川湧水だ。街歩きの観光ルート、看板が出ている。石橋館長が~あの読み方、わかりますか。あれで、おとんどと読みます~と言う。皆さん、ほとんど知らず?。透きとった川、冬は暖かく、夏は冷たくだ。同じ地下水脈で、歴史の中の名水、梅の川。ゴボッ、ゴボッ…、音する方を覗きこむが、どこかわからない。同行の地元ガイド氏が「あの音、ポンプなんです」と。歴史は言い伝え文化、実像もあり、虚構もあり…。

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2012年12月11日 (火)

これも、あれも…アート作品

 

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Img_4018現代アート作品は「愛の水中花」みたいな所がある。歌詞の始まり、ご存知だろうか。もう30年以上も前の歌謡曲で、新聞小説「親鸞」を書いた作家五木寛之が作詞、女優松坂慶子が歌ってヒットした歌だ。♪~これも愛 あれも愛 たぶん愛 きっと愛~♪である。

 その出だし、現代アート作品をイメージして、愛を作品に置き換えると、~これも作品 あれも作品 たぶん作品 きっと作品~となる。大津市丸屋町商店街にある古民家を利用した大津百町館前で、現代アート展を開催していて、なんとなく入った。昼食へ行く晩秋入りの頃で、入場は無料、通りがかりの見る蔵だった。三和土と書いてたたきに「虫」がいる。

この虫、天井からクネクネ動いている。マグネット効果、光の帯になっている。無視出来ない虫だ。床の間の部屋に伊勢海老だ。長い髭と長い足、怪獣海老だ。廊下の庭に三脚付きのカメラ、空を写している。覗いたらただ曇天だ。階段、両手と足だけの木製人形、2階で怪談かな。離れにぶつぶつの卵球から黒髪が出ている。顔のない女性?一瞬、どきっとする。古民家のあっちこっち、~これも、あれも、たぶん、きっと~、アート作品!。

 

※ 現代アート展、11月20日から開催、既に閉幕している。

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2012年12月10日 (月)

桂九雀さんの似顔絵2枚とご本人

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 落語家、桂九雀さんの似顔絵が変わった。顔の長さ、それは変わらないけど、和装から洋装になって、帽子をかぶっている。顔の長さにアクセントという鼻眼鏡は同じ位置に描いてある。九雀さんが第1回から真打ち登場続ける「わらげん寄席」のチラシ似顔絵だ。

 日本画家・鈴木靖将さん(68)が描いている。笑ってもっと元気になろう会を縮めて「わらげん寄席」の事務局長でもある。滋賀県庁前の滋賀会館で5年前に始まり、3ヶ月に一度開催で、会場は浜大津の旧大津公会堂に変わって、この12月開催で第18回だった。九雀さん似顔絵は第17回まで、~九雀さん、羽織広げて、笑い呼ぶ~の和装だった。

 今や、万葉画家として評判の鈴木さん、洋装の九雀さんにするのに~落語は着物姿が一番やけど、ちょっと長くなったし~と、切り替えの理由を話す。新旧2枚の似顔絵、デジカメでズームにして、高座に上がったご本人と、3枚並べて見た。上の写真がそうだ。三者三様、ロングロングでアロウ?。九雀さんは広島出身、52歳。桂枝雀一門、中学から大阪箕面在住、趣味の将棋はアマ三段。~詰めて、落として、おあとがよろしいようで~。

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2012年12月 9日 (日)

円山公園に住まいしていた剥製タヌキ

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煙管加えて、プカプカと世の中を俯瞰している。大きな切り株の上だ。熱燗のコップ酒か、囲炉裏に鉄瓶、そろそろ、シューと吹きそうだ。印半纏を羽織って、日よけの番傘をさしている。このあたりに住まいしていたという剥製のタヌキさん、見所がいっぱいだ。

 タヌキさんは地理案内を兼ねている。東を示す矢印板、左30㍍で八坂神社、反対側の西は左25㍍で知恩院という。その親切なタヌキさんの所在は、海老芋と棒鱈の「いもぼう」さんの近くだ。一子相伝の名物料理、なぜか、本家と本店が隣り合っている。どっちがどっち?と思うけど、このあたり、円山公園に住まいのタヌキさんの見解はどうだろう。

 円山公園の駐車場横から知恩院へ歩いて、おタヌキさん発見だった。ちょっとした料理屋さんが並ぶ石畳の道だ。今年の紅葉の頃、新登場のようで、「国民の皆様へ」の説明札が新しい。何かなと、屈みこんで読むと…。観賞が観償、好評が公評-と、夕方5時でもないのに誤字多く、文章もウン、マアだけど、要するに~タヌキは万国共通で可愛い。日中韓で問題が多いけど皆さん仲良く…~と。そりゃあそのとおり、ぽんぽこポンのポンです。

 

※ 文章の結び、このタヌキは行政から撤去命令出れば、すぐ消える運命なので、応援よろしくとも。設置者名はなし。

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2012年12月 8日 (土)

瀬田の…、瀬田の…王将

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瀬田の…、瀬田の…と、餃子の王将は王将でも、瀬田を強調している。所謂、同じチエーン店でも、オリジナル性というやつだ。これが結構、面白く、興味を惹く。店はJR瀬田駅の滋賀医大行きバス停の前だ。バス待ちの間、瀬田の、瀬田の…と、つい見てしまう。

 

 どんなんかと言うと、だ。例えば、11月の場合は、毎週月曜に中華丼5人前を1人で10分以内に完食すれば、代金無料で、加えて餃子10人前分無料券プレゼントという。これを〈瀬田店名物爆裂チャレンジ〉と題している。店の入り口、チャレンジ成功者の記念写真も載せて、その気にさせる。これが12月になると〈瀬田の旨辛坦々麺〉の登場だ。

 

 瀬田の文化ゾーン、滋賀近代美術館へ行っての帰り、初めて入った。カウンター12席の一番奥に座ってメニュー表を見た。チーフ気まぐれ丼ぶりセット、瀬田のイチオシセットなど、やはり瀬田の…だ。店内の客筋をみると、北原謙二が歌う♪~若い、若い、ふたりは若い~♪みたい?。頼んだのは、12月の熱々シリーズ第一弾という担担麺だ。白葱山盛り、スープ赤々、紅白歌合戦みたいな坦々麺。瀬田の…が、たんたんとわかってきた。

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2012年12月 7日 (金)

手羽先、人気だっテバ?

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こうも手羽先、手羽先…と言われて、それも売れて、売れて…と言われれば、だ。ついつい、どんなもんかと、気になってしまう。信楽カントリー倶楽部田代コースで、お土産で販売の手羽先だ。リピーター率はNO1、大人気で、手作りなので、予約が必要という。

 金曜のラウンドで、クラブハウスへ上がって、早めの昼食だ。ちょっと、手打ちが気になっていたところへ、お土産に〈うまい手羽〉の看板である。兎も角、信楽といえば、狸の里なので、昼はあんかけのたぬきうどんにして、12本入り1500円の手羽先を予約するかどうかだ。悩んでいると、相席の仲間が~チキンとしているかどうかです~と言う。

 最初は、何を言ってんテバと思ったが、鳥でチキン、深みのあるキチンとした正統派の洒落だ。昼からはバタバタしないよう戒めてラウンドだ。スコアは100切りに二つ足りずだが、まあまあだっテバ?。帰りに手羽先人気、クラブで聞くと、ゴルフ場の土産で手羽先はここだけで、5年前に始め、鯖寿司、コロッケよりよく売れていると。食べてどうか。胡麻のふり掛け、大蒜のタレ、いい味だったテバ?。テバ乱発、舌がもつれるテバ?。

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2012年12月 6日 (木)

高台寺境内、秀吉とねねに触れる像

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ねねさんが、ねえ、ねえ~触って、触って~と言う。秀吉さんも~触れて、触れて~と言う。京都東山の高台寺境内にある秀吉・ねね像だ。右手か、両手で~と言うので、触ってみたら阿波の十郎兵衛だ。ああ、懐かしいおつる?。何とも、ツルツル、アイアイ!?。

 

漫画チックな秀吉さんとねねさんである。高台寺天満宮札所の真ん前、直径1㍍四方の台座の上だ。身長60㌢ぐらいか。兎も角、顔が大きくて、美人の象徴だった八頭身と比較するならマイナスの一頭身?だ。お二人とも、丸くて小さなちょこんとした鼻が可愛い。戦国時代を二人で駆け抜けた秀吉とねね。夫婦円満にあやかりたい方、どうぞ触ってと。

 お椀のお賽銭箱、中身が丸見え。オープン・ザ・オサイセン、見て見て!~だ。ご縁願ってか5円玉は3個、旅から旅への1円玉は2つ、はりこんだのか10円玉一つ、願いましては27円だ。ちょっと少ないけど、盗犯予防でさいぜん?回収したのかも。御守り札販売の札所前に床几、ちょっと一服、皆さんがどう秀吉・ねねの像に反応するか、観賞した。触る、拝む、呟く、屈む、覗く、撫でる…、皆さん青い鳥、枯れ葉もチルチルミチル?。

 

※ 秀吉・ねね像は散策観光向け、東山路傍の触れ仏の一つ。高台寺に天満宮の牛、仏教徒共通の仏具・マニ車、圓徳院に大黒天、月真院に布袋などがあり、歩いて回れるようマップ化してある。

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2012年12月 5日 (水)

国宝土偶、縄文のビーナスvs縄文の女神

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 国宝4点すべてが揃った土偶展、どう遇したのだろう?。手を前に組む「合掌土偶」(青森)と中が空洞の「中空土偶」(北海道)に展覧会後半、山形から初出展の「縄文の女神」が加わり、長野の「縄文のビーナス」と美を競った。ぽっちゃり形とすらり形である。

滋賀県信楽のミホミュージアムで開催の「土偶・コスモス」だ。国宝全部、鑑賞できるのは、会期終盤の11月30日からだけだ。その初日、信楽カントリー倶楽部帰りに行った。当初、国宝は3点の予定で、山形からは出品叶わずと図録にも書いてあり、展覧会チラシにも未掲載だった。それが急遽、出展が決まり、30日は平日なのに賑わっていた。

 国宝、国宝と見て回って、第4室に「縄文のビーナス」だ。お腹か、お尻か、ふっくらしてグラマーさんだ。ケースの中、前から後ろから、どこから見ても、ポチャポチャだ。対する「縄文の女神」は今年9月の国宝指定で、八頭身美人。ビーナスさんとは対照的に腰がくびれて、足が長~い。実は…である。国宝は3点、3点と思い込み、せっかくの女神さん、素通り鑑賞だ。ビーナス比較の女神写真、おいらあ、ネット検索でアリンス?。

 

 ※ 「中空土偶」は1975年、函館市の畑で発見。縄文後期、中が空洞の土偶としては最大級。2007年、北海道初の国宝に指定。「縄文のビーナス」は、1986年に長野県茅野市で出土。縄文中期の代表的な土偶。「合掌土偶」は、1989年に青森県八戸市で出土。膝を曲げて座るポーズが目を引く。「縄文の女神」は、今年96日に国宝指定されたばかり。国宝指定後、山形県外へ初登場。 ※ 土偶・コスモス」の会期は12月9日まで。

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2012年12月 4日 (火)

ジャンボ尾崎の盆栽を観る

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プロゴルファー、ジャンボ尾崎が丹精込めて育てた盆栽だという。幹が鉢に根付いて、どっしり、葉は青々と左右対称、見事な枝ぶりだ。なんとも優美な黒松である。この盆栽観賞、晩秋だったが、飽きがこなかった?。

 ~盆上ノ大樹ヲ観ル~の案内チラシがあって、日本盆栽大観展へ行った。日本盆栽協会と京都新聞が主催して、今年で第32回だ。会場は京都・伏見のパルスプラザから岡崎のみやこめっせに変わったが、東の国風展と並ぶビッグな盆栽展だ。招待券で入場して、すぐジャンボの盆栽展示だ。毎年、有名人の特別出品があり、かつて長島茂雄氏のも出ていた。

 長島さんの作品は黒松か、ろうや柿か、ろうやったか、記憶の彼方だが、~それは、まあ、ひとつの…何でして~だったかなあ。ネットで盆栽好きの有名人を調べた。伊藤博文、吉田茂、大隈重信に混じって、大リーガーのイチローも、だ。古今東西、多忙な有名人ばりである。精神統一の忙中閑有りか、それとも育てるのは委託で、観るだけの忙中観有りか、それは本人次第なのだろう。閑か、観か、詮索することカンカンになることはない?。

 

 ※ 盆栽の原型は中国発祥の「盆景(ぼんけい)」で、平安時代に日本に入ってきて、公家や武士を中心に親しまれ、江戸時代には「盆栽」と呼ばれるようになったという。 ※ 第32回日本盆栽大観展は11月26日で終わっている。

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2012年12月 3日 (月)

知恩院、秋の三門

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 いつも通るたびに凄いなあと思う。浄土宗総本山知恩院の三門だ。高さ24㍍、横幅50㍍、屋根瓦が約7万枚という。入母屋造り本瓦葺、もちろん国宝である。円山公園を出てすぐ三門だ。晩秋から師走へ、1週間に2度行って、三門の変化を写真に撮ってみた。

 三門は悟りを開く三つの解脱の境地を表す門だ。山門か、三門か、悶々とするが、仕方がない。一つは〈くうもん〉と読む空門、食べるもんを欲しがる門ではない。それに「無相門(むそうもん)」に「無願門(むがんもん)」だ。この三門、春の桜、冬の雪に対して、秋の紅葉はどうだろう。左の写真は3連休の11月24日、右は師走入りの12月1日だ。

 バスプールの真ん前、土産屋さんの前からだ。今年の紅葉は、桜の葉の色付きが綺麗だと思っていたが、三門前の桜も今が一番と色づいている。散る寸前、儚さを感じさす美しさだ。知恩院の伝道板、11月の言葉は〈はらはらと 無常をつげる 落ち葉かな〉だ。右の写真は1週間後である。葉はすっかり落ち、これまさに無常、現実である。伝道板は12月の言葉に変わって〈それみたか 常が大事じゃ 大晦日〉。はい、ちゃんとしわす?。

 

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2012年12月 2日 (日)

漢字のいろは歌

 

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文字の手習いの始まり〈いろはにほへと〉である。さらに〈ちりぬるをわか〉と続いて〈えいもせず〉と、最後までで47文字だ。今更、何を言わんやだが、この平安時代からの47文字は〈ういのおくやま〉で、奥が深い。誠に有為あり、知ることは無為ではない。

 きっかけは彦根市の料理屋さん、やす井だった。客室に大きな額が飾ってあって、それが漢字に置き換えたいろは歌だった。赤や青の縦の模様入りで〈以呂波迩保辺登〉から〈地利怒留遠和歌〉…と崩し字で綴ってある。仮名と漢字の関係、どんな意味があるのか、腕を組んで、考えたが、よくわからない。ここは英語で置き換えれば、アイドントノーだ?。

 縁とは不思議なもので、1ヶ月たって、また漢字のいろは歌だ。県美術展の仕事で、滋賀近美へ行ったおり、書の個展をやっていて、作品の一つがそれだった。今度はどんな漢字かなと、確認すると、始まりは〈以呂半ニ報弊東〉だ。最初の2字〈以呂〉は同じだけど、あとは違っている。色々?あるのだ。書道の先生に聞くと、仮名一字で漢字は20種近く、組み合わせ様々に書き、決まりはないという。どう書こうと〈衛飛毛勢須〉なのだ?。

 ※ ネット調べでは「いろは歌」は~色は匂(にほ)へど散りぬるを、わがよ誰そ常ならむ、有為(うゐ)の奥山今日(けふ)越えて、浅き夢見じ、酔(ゑ)ひもせず~で、七五調4句の今様歌という。諸行無常、是生滅法、生滅滅已、寂滅為楽「涅槃経」の無常観をうたっているという。

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2012年12月 1日 (土)

きじ焼き丼のきじは雉子かな

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きじ焼き丼?って、あの雉子かなあ。ケーン、ケーンと鳴いて、バア~ンと撃たれたのだろうか。それから、どうなって、丼になったか、ドナルドダッグ??。いや、どうもいかん。話が最初からアニカソレンサム?。きじ焼きが雉子でなく、生地だった記事を書く。

 

信州そば「そじ坊」の冬季メニュー、みつせ鶏のきじ焼き丼のことだ。昼食はそばがいいなあーと入った京都市役所前の御池ゼスト店だ。けんちんそば、カレー南蛮そばと一緒に〈季節のお勧めメニュー〉で出ていて、温かいそばつきで880円だ。よとせでない、みつせ鶏って、何かな。きじ焼きは、あの雉子のことかなと、色々思っての注文だった。

 

カウンター席、きじ焼き丼が出てきた。白ネギが二つ、カモが葱をしょってるみたいだけど、ヘイ!カモンと、食べた。一つ、二つ、三つ…、おいしい。柔らかく、優しい味や。メニューのきじ焼き記事を読むと、雉子でなく、みつせ鶏のもも肉だ。これをタレにも断りなく、生地のままタレを絡めて焼き上げ、丼に仕立てという。もも肉の生地を雉子と、勝手に思い込んだことが、いけなかった。雉子も鳴かずば…だけど、生地も食べねば…だ。

 

※ みつせ鶏はフランスの赤鶏で、雛で輸入して、日本人の好みに合うような飼料で育てた鶏という。大分など九州の養鶏農家で飼育されているという。

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