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2012年11月

2012年11月30日 (金)

漬けもん屋さんの聖護院かぶら

 
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売り物でなく見せもんだ。店の真ん前、さあ、見て、見て!と置いてある。冬の京漬物、千枚漬けになる聖護院かぶらだ。清水寺に通じる参道、二年坂に出店の京漬物大手の西利さん。店先に樽桶が4つ、その上にかぶら、かぶら…と、これみよがしにかぶらしてある??。

 聖護院かぶら、京野菜の一つである。ちょうど、大人の頭ぐらい大きさだ。西利さんの店先かぶら、下に10個、次に9個、7個とピラミッド型に積み上げてある。後ろからみたら葉っぱ付き。観光のお客さん、写真撮って、店内へ入って行く。見せもん効果は十分、売りにつながっているようだ。同じ漬けもん大手の大安さん、どう見せているのかなあ。

 気になって、大安さんの本社へ行った。岡崎公園東側、あった、あった。緋毛氈をかけた床几の店先、よく水洗いしたのだろう。大きなかぶら、真っ白だ。紅葉したカエデをあしらい、見せ方は情緒がある。店の中、小さく切った千枚漬けは試食用だ。塩が効いて、とろっと糸をひいて、いい味だ。白ご飯に包んで、少し醤油つけて、食べると、ついつい、くせになって、一枚、二枚、三枚と食が進む。まあ、四枚目あたり、おしまいがいいかな?。

 

 

※ 千枚漬は江戸時代後期からで、聖護院かぶらを塩漬けにして、昆布とコラボしてある。四斗樽で約千枚、それで千枚漬けとか。  聖護院かぶらは京都市左京区聖護院生まれ。近江かぶらの種を植え、改良を重ねたという。現在で左京区内の栽培農家は80戸、府内の1割に満たず、亀岡、園部など南丹地域で栽培面積が広がっている。

 

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2012年11月29日 (木)

自分で撮って選ぶ紅葉写真3枚

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パソコン上の選択である。赤いの、赤いの、どれかなあ。これもいい、いや、こっちもなかなかだ。晩秋の紅葉を巡って、歩いて歩いて、撮って撮って…のデジカメ写真総決算だ。パソコンに移し替えて、我が目で選んだ紅葉アングル、1位、2位、3位である。

 紅葉ウオークは3連休の中日だった。地元の京都新聞は翌日の朝刊1面で〈織り成す錦 繰り出す人〉の見出しで、京都市内で紅葉見頃と出ていた。天龍寺の塔頭、宝厳院では拝観に行列ができて、前に進めないほどだったという。我が紅葉ウオークは、何時もどおり山科の自宅を出ての歩きだ。清水寺裏門、円山公園、知恩院、平安神宮、植物園である。

 歩いた距離?それはもう…足がしんどいと言った。植物園へは地下鉄乗ったけど、朝に出て、夕方に予約の整髪大会まで、何と2万5千歩だ。整髪?、いや散髪?、髪が枯れ葉みたいに落ちる。ホンマ、我が頭を知っているだけに驚く。アイアム、話がソレ~タ。紅葉写真何枚、撮ったか?、パソコンでみたら130枚も。良いの、良いの…と、あれを落とし、これを外して、ええい!と決めたのが、上の3枚である。見てフォトするかな?。

 

※ 写真左は円山公園内、料亭いそべの北側あたり。真ん中は知恩院三門から北へ白壁のところ。写真右は府立植物園東側あじさい苑付近。

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2012年11月28日 (水)

あの日のフランス料理

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 これはこれで、書き留めておきたい。フルコースで出てきたフランス料理のことだ。ラーメン中心のB級グルメは、すっかりオブコース?になっているが、たまにはA級もありマッセ!として…だ。京都寺町通り錦上ル、フランス料理「ウイズユー」であった会だ。

 そろそろ30回近くなると、お店のオーナー、中野さんが開会挨拶で話していた恒例の催しだ。本場ボルドーの各種ワインなど出て、第1のコースは〈リードボー ソテー パイケース詰め〉に始まる料理である。この手、カタカナはなかなかである。聞くと、リードボーはまだ乳を飲んでる子牛さんとか。それがパイとは、もう涙で一杯なってしまう?。

 第2のコースは〈オマール海老のカクテル〉だ。メニュー表示はペール・ギャラン風とかで、作り手のお名前がギャランさんとか。なんたってカクテル、匙を突っ込み、海老は海老は…。第3コースはフランスの茶碗蒸しでフラン、値段はいくらかな。第4コースはマルセイユ風の海の幸だ。貝が出て、そうかい、そうかい。ヤマ場は肉料理の第5コース。〈京都産和牛ロースと腹身肉のステーキ〉だ。どれもこれも、食材にロスなく、素敵だった?。

 

 ※ 写真左は〈オマール海老のカクテル〉真ん中はカリフラワーのフラン、右はマルセイユ風の海の幸。

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2012年11月27日 (火)

山口華楊展の動物たち

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大木に頭をくっつけ、角をとぐ鹿がいる。大正年(1918)制作、90年以上も前の作品だ。こりゃあ、コリアか、洋犬が3匹だ。東京近美所蔵で、これは昭和12年(1937)の作だ。足の長い犬、どんな用けん?。動物画の山口華楊展、かような絵だ?。

 京都近美でいま、開催している。毎日新聞が企画制作、京都新聞が紙面応援で、一緒に主催している。山口華楊さん、明治32年(1899)に京都の友禅職人の家で生まれ、京都画壇の流れをくむ西村五雲氏に師事し、近代的な構成を持つ独自な動物画を完成した。展覧会場、牛に山羊、リスに仔馬、双鶴に白鷺…、もちろん、虎も獅子も豹もいる。ウオッ!

 華楊展鑑賞は日曜?だった。階段あがって、3階正面の入口に虎だ。藤川球児が出て、抑えはだれになるのだろう。いや、違った。来シーズン、ウッズは復帰するだろうか。タイガーウッズ?、これも違った。一体、どうなっとらあ。見ているのは、文化勲章の山口さんが描く虎だ。胴長く、寝そべって、前脚を顔に乗せ、カメラ目線でポーズをとっているようだ。これは昭和31年(1956)の制作だ。虎虎タイガース…、来年こそ頑張れ!?

 

※ 山口華楊展は11月2日に開幕、会期は12月16日まで。

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2012年11月26日 (月)

ブラックバスの天ぷら、鯛みたい

 
 

Img_4038Img_4032Img_4036うん、まあまあやないか。あっさりだけど、塩胡椒を効かして、美味しいがな。臭みはどうか。鼻でクンクン、大丈夫だ。きつい臭いが心配だったそうだが、水につけ塩もみして、抜いてあるという。もう一度、クンクンしたが、臭わない。これ勲章?もんや。

 海鮮丼の「摩季詩」が出すブラックバスの天ぷらだ。大津市菱屋町の魚店を兼ねる、あの定食屋さん。琵琶湖の固有種の敵、ブラックバスの商品化である。店主の中村千代子さんによると、お店の常連さんである釣り人が、臭みをとって、持ち込んでもらえるので、天ぷらにすることを考えたという。スペッシャルメニューで500円、12月からという。

 フリーペーパー「スルットKANSAI」にもう載っている。お店にあって、見せてもらうと、赤文字で〈魚屋で食せる近江の新名物 白身魚は実は美味しかった!〉の見出しだ。中村店長の談話は~琵琶湖の生態系守るのに役立ちたい~。これをみて、早々と大阪からお客さんがあり、12月からと断りも出来なかったとか。我が方も馴染み客、特別である。初のバス天、身は柔らかく、白身の鯛みたい。こりゃあ、鯛とタイタイですたい??。

 

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2012年11月25日 (日)

電車が鹿と衝突して…

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あの朝、通勤のJR山科駅上り線は、カクカクシカジカだった。自宅からの京阪バスを乗り換えて、ホームへ上がった。午前8時発の野洲行き電車は出たところだ。バスの到着時間次第で、乗れたり、乗れなかったりである。あの日も次の大津行きまで10分待ちだ。

 いつもどおり、最後尾車両の△印で10番方面へ歩いていて、駅からのアナウンスだ。~お客様にお知らせとお詫びです~と言う。また、遅れるのかーと耳を傾けると、午前8時13分発、新快速電車は早朝、姫路方面の赤穂線内で鹿と衝突したので、10分延着して、行先も草津止まりになるという。人がホームに転落、踏切に車ではない。鹿と衝突だ。

 遅延の原因、色々あるが、鹿の登場は初めてだ。衝突、鹿を叱ったところで、仕方がない。電車の視界はどうなったのだろう。赤穂の近くに飾磨と書いて、〈しかま〉いう地名もある。??関係ないなあ。鹿はしっかりしていたのだろうか。事情を聞かれたら、どう言うのだろう。渡れると思って…と、角を示し、斯く斯く然々…かな。これも、人生のひとコマだ。またホームの中ほどまで戻った。新快速遅延の電光掲示板、しかと写真を撮った。

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2012年11月24日 (土)

満席の「あるぺんローズ」

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昼の時間を外しているのに、まだ人、人、人だ。錦秋真っ盛りの京都、平安神宮界隈の飲食店だ。京都近美の展覧会「山口華楊」展を鑑賞してからの昼食だ。午後2時近くなのにどこも満員。あっち覗き、こっち覗き、やっと見つけたのが「あるぺんローズ」だった。

 京近美から神宮道を三条通りへ行って東側だ。柳並木の白川すぎて、地下鉄東山駅がそこだ。県人会数々あれど、自社ビルを持つ京都滋賀県人会の3階建て会館の1階である。前にも何度か入っている。お椀の2段重ね、上がおかず、下がごはんの日替わりランチがある。焼きたてのパンも。一人で入店、カウンター席の奥、隣の黒電話はデザイン化だ。

 テーブルは観光客か、4人席も2人席も一杯だ。外国人客もいる。席が空いて子供連れ客も入店だ。注文聞いているとだ。スパだ、うどんだ、パンだ、定食だ、コーヒーだ…。経営夫婦、忙しい。バイト女性2人、フル回転だ。我が日替わりは鮭の塩焼きだ。中辛がいいけど甘鮭だ。皮外すか、食べるか、鱗あるのはイヤだ。お椀は3区画の仕切り。鮭と出汁巻きと切干大根の区画。ここで1句。~賑わう日 人避けられず 鮭を食う~。??

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2012年11月23日 (金)

平家物語の妓王、朝昼晩

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朝にラジオで聴いて、昼に現場へ行って、夜にテレビ見て…だ。あの日曜、滋賀県野洲市のある平家物語ゆかりの妓王寺に縁が妙に重なった。偶然また偶然、不思議なもんである。NHKラジオのあさ一番、日曜元気情報が滋賀だ。布団の中、妓王縁の始まりだった。

 

駅伝フェスティバルで野洲市の希望が丘公園へ行く日だ。滋賀の何?と耳を傾けると、地元の女性が話し出した。~いま、野洲の妓王寺で、妓王と清盛さんのおかげ祭やっています。おいでヤス~と話している。野洲の市名PRが使命なのか、洒落で誘いだ。これも縁と、駅伝少しみて、わりに近くなので妓王寺へ行ってみた。車で5分、幟旗が林立、町内挙げて「おいで野洲」だ。

 

妓王寺は10年前に尼さん不在、今は地元自治会が管理している。当番の役員さんが言う。~今年はNHK大河で、もう1万人です。いつもは100人程度なんですが…~と。本尊にお賽銭あげて、部屋のビデオを見た。清盛は寵愛する妓王の頼みで、水不足で悩む町に12㌔もの水路を引いたので、町の今があり、妓王サマ、清盛サマなのだという。夜は久々にNHKTVの平家物語だ。妓王の出番がそろそろではと見ていたら、ホンマに出てきた。縁の重なり、ぎおっとだ?。

 

※ 京都嵯峨野の祇王寺は、同じ白拍子の仏御前の登場で、心変わりした清盛に遠ざけられた妓王が出家して、住んだ庵。野洲の妓王寺は、地元の人たちが水路の縁を感謝して、妓王を祀ったお寺。

 

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2012年11月22日 (木)

七曲がりは彦根の仏壇街

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知られざる彦根の隠れキーワード、金箔漆塗りの豪華仏壇かなあ。井伊家35万石の武具づくりから始まった彦根仏壇。漆塗り、かざり、木地など、工部7職の総合ワザは経産省の伝統的工芸品に指定されている。どれだけご存知か、兎も角まあ、仏壇ワールドへ!

 

彦根に七曲がりがある。JR彦根駅から西へ2㌔、一級河川の芹川沿いだ。そこが仏壇街である。ちょっと行っては曲がり、また行って、曲がって、ヘソまで曲がって…、仏壇づくりの職人さんらのお店が並ぶ。街の中心に彦根仏壇大手の永楽屋さん。お店は3階建てビルだ。京佃煮の永楽屋、手ぬぐいの永楽屋、同名店の永楽屋さん、みんなえらく…だ。

 なんで七曲がり?、グッド・クエスチョンだ。井伊の殿さんの時代、敵に一気に攻め込まれないよう考えた街づくりなのだ。それが江戸中期、武具の製造に携わっていた塗師、指物師が平和産業の仏壇づくりに転職したという。いやあ、なるほど・ザ・七曲がり。知人の紹介で、井上仏壇さんにお邪魔した。仏壇、宗派ごとに取り揃えてあって、奥の奥へ行って、豪華仏壇の値札は17、040、000円。お札、ナンマイだあ、ナンマイだあ?。

 

※ 写真の豪華仏壇、お西さん用で三方開き。 ※ 井上仏壇の社長によると、彦根仏壇も住宅事情、信仰価値、少子化で需要が激減、生産額は1991年の約56億円から2009年には30億円にとか。安価な海外製品も増え、年間の仏壇販売本数33万本のうち22万本、約75%も占めているという。

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2012年11月21日 (水)

異才画家山口晃と申します

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 入館券渡して、自動扉が一つ、二つ開いて、目の真ん前だった。「山口晃と申します 老若男女ご覧あれ」で、いきなり、あれえっ…だ。正面に大きな「邸内見立 洛中洛外図」の山口作品代表作のコピーだ。JR京都伊勢丹7階の美術館「えき」の展覧会である。

 大山崎山荘美術館で2008年に開催した「さて、大山崎」展に出展した時の作品だ。さて、その描き方の不思議さ、さては南京玉すだれ!である。人物は烏帽子あり、背広姿あり、侍あり…、風景は錦小路あり、御所あり、動物園あり、祇園祭の玩具鉾あり、蝋燭のタワーあり…、平安の昔も平成の今も混在して、絵にこうしょうという時代考証はない?。

 浮世みたいで、浮世絵でない。漫画みたいで、漫画でない。…ベンベンである。絵の中へ入り込むほど、見入ってしまって…ベンベンである。引き続き、~あっ、さては、南京玉すだれ~だ。細密絵をさらに細密に見ていくと、大覚寺〈大書く字〉、歌舞練場〈カブ恋情〉、教王護国寺〈教王午後九時〉、本能寺〈本の牛〉と2枚書きで表示してある。洒落ウマウマだ。東京生まれ、群馬桐生育ちの山口さん、43歳、異才画家と存じましたで候。

 ※ 山口さんは宇治平等院の重文「養林庵書院」に新作ふすま絵14面を奉納。テーマは「当世来迎図」。京都伊勢丹の山口展はこの奉納を記念して開催で、12月2日まで。 ※ 京都新聞などに載った五木寛之の新聞連載小説「親鸞」の挿絵も担当した。 

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2012年11月20日 (火)

ワイン知識の1、2、3

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ちょっと知ったと思って…と言われそうだけど、ワインのことを書く。ワイのワイン考、ワン、ツー、スリーである。ワイン注いでもらう時は、テーブルにおいて、右手をグラスの下に添えるように…。持ち上げて、まあ一杯、オットトット…それは、いけませんエン?。

テーブルでのグラス回し、あなたは右回し、それとも左回し。正解は左回しだ。何でか?というと、回しすぎて溢れたおり、右だと相手にかかるからとか。回す意味は、ワインを空気にブレンドさせて、ふーんと匂いを嗅ぐがためだ。ふ~ん、そうだったのか。上品なワインの嗅ぎ方すると、天上からかぐや姫が何をかぐや?と舞い降りてくる。これ、冗談。

 葡萄バッジのソムリエさん、蝶ネクタイで格好いい。ワインのコルクを開ける道具はナイフ。値段はピンキリで、ソムリエによっては20万、30万!。かつてはポポン、ポンと音を出したが、今は静かにシュシュシュ、そらシュシュシュ。抜いたコルクの刻印、20年もん、30年もん、また保存?。ソムリエさんの前掛けはエプロンだけど、業界では、サロンという。前結びで、蝶ちょ蝶ちょがいい。かなりワインツー、いやもうスリーかな?。

 

※ ソムリエナイフはJR瀬田駅前のワイン店隠れ家で。ソムリエサロンの結びとシャンパンワインは京都・新京極錦上ルのウイズユーで撮影。

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2012年11月19日 (月)

伝説のトンテキ、最後にカツ

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名物で、伝説で、究極で、至福だ。これに俺が加わり、<俺のカレー680円>は24種のスパイスとテールをベースに3日間煮込んだ自慢のカレーという。名物は肉カレー、伝説はトンテキ、究極はトンデミ、至福はトンマヨだ。トンなことなのか?、試しに入った。

 

 京阪電車石坂線、島ノ関駅前の「肉食堂 最後にカツ」だ。琵琶湖ブルーに白抜き、派手な看板がかかる。おばさんが一人でやりくりしていた「たぬき」が看板を下ろして新しく出来た店で、もう半年経つ。近いうち、近いうち、そのうち、そのうちで、ついに入店だった。表はガラス張り、店内は壁に向かい9席のカウンター、調理室、便所は同じだ。

 

 店員さんは若い男子2人。自販機メニュー、何が一番おすすめ?と聞くと、トンテキだという。並200㌘、大300㌘にキング400㌘の3種。小さな衝立メニューとラッキョのあるカウンターに座って、並で待って驚いた。フライパン用の鉄板器にジュジュ…と登場したトンテキ、なんと分厚いことか。どうだろう、厚さ2㌢はある。ひとかぶり、ふたかぶり…、柔らかい。タレもよく沁みこんでいる。こんなのとはトンと知らず、だった。

 

 究極のトンデミはトンデミグラソース、至福のトンマヨはトンマヨネーズを使う。それぞれキャベツ、大蒜、テールスープ、大盛ごはん付きで、並780円から。午後の時間から値段サービス、金曜カレーの日、29日は肉の日などがある。

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2012年11月18日 (日)

初めて行ったBIWAKOビエンナーレ

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わかっても、わからなくても、兎も角まあ、フンフンである。近江八幡市であった現代アート展「BIWAKOビエンナーレ」だ。ビエンナーレは2年に1度の開催の意味、鼻炎にな~れでない。「BIWAKOビエンナーレ」は2001年に始まり、5度目の開催だ。

 

今回は五個荘町まで展示エリアを広げて開催だが、今まで鑑賞したことがなく、近江八幡市内の会場へ初めて行った。会期の終わり、先月末の平日だった。古い町家や商家を利用した会場は全部で17もだ。街歩きを兼ねる会場案内地図は、Oが近江八幡、Gが五個荘で、0-1とか、G-1とか番号がついている。0-1は八幡堀の始まりの元畳屋さん。

 

築100年以上、旧喜多利邸だったが、今はカフエと貸し室だ。作家の玄侑宗久氏が~あらゆる関係性の和する音~の意味で「天籟宮」と名づけ、有名になっている。ここを皮切りに近江商人の街を、少しまちや、ちょっとまちやと訪ね歩いて、力作、秀作、奇作との出会いだ。廊下、階段はミシミシ、ミシミシ…、しみじみと往時の人々を思って、発想豊かな現代のアート作品である。会場作品撮影OK、上の3枚があっと驚くベスト3だ。

 

※ 今回のBIWAKOビエンナーレはお伽草子をテーマに11月4日で終わった。 ※ 主催はNPO法人エナジーフィールド(代表・中田洋子)で、近江八幡市玉屋町6に事務局があり、「天籟宮」を管理している。

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2012年11月17日 (土)

リーチ展に見るリーチの思い

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 英国の陶芸家、バーナード・リーチ(1887-1979)

 リーチと言えば…である。テンパイしてからの仕掛け具合が難しい。相手を下ろすリーチ、一発で積もる多面待ちのリーチ…、加えてイーハン増しの魅力がある。ウン?違ったかな。テンパイしてないのにリーチ、罰金だ。ここは、日本を愛し、日本に愛された人としてのリーチで、雀卓を囲んでの話ではない。

 リーチ生誕から125年の記念展が京都高島屋であり、最終日に行った。デパート展は、夜7時頃に行っても鑑賞できるが、最終日は5時までだ。最近2回、書道の古谷蒼韻展など最終日に閉館してから行って見逃している。3度目の正直、早めに行ったリーチ展は一発ツモだ…。展示は陶芸、版画、素描など120点余り。リーチは柳宗悦らの民藝運動に共鳴、東洋と西洋の美の融合を目指した。作品の数々、あれもこれもリーチまたリーチの完成作である?。


 ※ リーチは香港生まれ、幼児期には日本に過ごし、英国の美術学校で学び、20歳で再来日、エッチングを教えていて、民藝運動の柳らと出会い、陶芸の道を進む。楠本健吉、浜田庄司、河井寛次郎らと交流が深い。

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2012年11月16日 (金)

エル・グレコの受胎告知

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どういう縁か、エル・グレコづいている。ギリシャ生まれながら、ベラスケス、ゴヤと並ぶスペイン三大画家と言われる巨匠だ。岡山行ったおり、大原美術館で代表作、受胎告知に出会い、国立国際美術館では没後400年の大回顧展を鑑賞、得る?こと多くなのだ。

 いつ購入したのか、書棚に山陽新聞発行の〈夢かける 大原美術館の軌跡〉がある。倉敷で特別展示の受胎告知を見て、戻って本を開いてみた。大原孫一郎から絵画買い付けを任された児島虎次郎がパリの画廊で見つけ、17万5千㌵で買った-と書いてある。大正10年、当時のお金で1億円相当、美術館が丸ごと建つ途方もない金額で購入だったのだ。

 美術館案内の元山陽新聞のKMさん(6?)からもメールが届いた。~さすが、あの作品だけは写真を添えて手紙で相談、OKの返事は2カ月後です。金融恐慌が始まる時期と重なり、孫三郎も悩んだ末の決断だったようです~と。宗教画で独自の境地を拓いたエル・グレコ、受胎告知は14点描いたという。制作は1600年頃、作品はキリストを受胎したマリアとそれを告げる天使ガブリエルである。~こんにちは赤ちゃん、はじめまして~。

※ 写真はともに受胎告知で、右が大原美術館所蔵で本から写す。左は国立国際美術館でスペインから展示の作品、図録から転写する。 ※ 国立国際美術館のエル・グレコ展は12月24日まで開催したあと、東京都美術館へ巡回する。

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2012年11月15日 (木)

親の顔がみたい

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客席が特設舞台を囲んでいる。真ん前だと、舞台まで1㍍ほどで、役者さんと観客の目線が一緒だ。部屋の入口が花道、役者さんが出たり入ったりだ。舞台はテーブル二つ、花瓶一つ、客席後ろの壁にマリア像…。観客100人と役者13人が一体になった演劇だ。 

 いじめをテーマにした公演「親の顔がみたい」が、谷町劇場であった。旗揚げから40年、稽古場をかねる劇団大阪の劇場だ。地下鉄堺町筋線、谷町6丁目駅の3番出口からすぐ。名門女子中学で起きたいじめ自殺。いじめた生徒側の親と学校側の攻防を描いている。実際のいじめ対応もこうかと思わすストーリーだ。校長役の役者さんに誘われての観賞だ。 

 ざ~ます・ママが~うちの娘に限って~と言う。弁当箱に泥、生ゴミからジャージ…、遺書でいじめの事実が明らかになって、親たちが狼狽、隠ぺい策に転じた。親の一人が教頭さんの持つ遺書を奪って、ムシャムシャと食べてしまった。~これで、遺書はなかったことに~と、学校側を説得だ。ナナ、なんということか。客席が怒っている。呆れている。なんという身勝手な親か、顔がみた~い。ホンマに遺書も食べたのか。それも知りた~い。

 

※ 親の顔が見たい公演は2009年以来の再演。今回は11月2日から11日まで、計10回公演を行い、各回とも満員だったという。 ※ 遺書は食べられる紙という。 ※ 校長役は斉藤誠さん、劇団創設以来のメンバー。

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2012年11月14日 (水)

京阪車内吊り、まだまだ100歳

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 えっ、まだまだ、100歳!だって。京阪電車京津線の座席で見上げた車内吊りポスターだ。今年のお年寄りの日に厚労省が発表した100歳以上人口が初めて5万人を超えたといっても、まだまだ~と言われると。何のポスター?かなと、席立って見に行った。

 観覧車を背にした白い顎鬚の若そうなお年寄り?が右手の指を立てて、まだまだ、100歳!と言っている。京阪電車が経営する枚方パークが今年100周年を迎えたメモリアルポスターだ。所謂、ひらパーで大正元年、1912年の開業という。それにしても写真のお年寄り、皺はあるけど、金色衣装着て、目もパチクリ、ほんまに100歳?と思う。

 浜大津で石坂線から乗り換えた始発の京津線。三条京阪へ行く車内で、客は少なく、デジカメのアップでポスター写真を撮っておいた。翌日、職場で~これ、誰っと~聞くと、即座にブラマヨの小杉竜一!という。吉本のお笑い芸人で、吉田とコンビを組んで、売れっ子だそうだ。枚方パークもこの人気にあやかり、ひらパー兄さんに起用しているという。年齢は39歳、京都の桂高校出身。100歳までに61年、そりゃあ、まだまだ、だあ!

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2012年11月13日 (火)

浪速天丼「天喜」の穴子丼

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国立国際美術館のエル・グレコ、何を得る?かなあと浪速筋を歩き、鑑賞前の昼食店探しだ。堂島川の玉江橋まで来て、そろそろ、を決めたまえ!である。店の看板を見ては、足を止め、店のぞいて…だったが、ワンコイン500円サービス天丼の看板が目についた。

 浪速天丼の「天喜」だ。なにわ?ともあれ、入店して、メニュー見て、海老のワンコイン天丼から780円の穴子天丼に気が変わった。やはり、好きな道は一筋である。お店はカウンター、テーブルがすぐ一杯になった。工事関係の作業服のお客さん多く、流行っている。注文は特製天丼、天ぷら定食…、午後2時までランチタイムは大盛りサービスだ。

 おしながきの表に〈天ぷら、天丼の専門店〉と書いてある。お店の近くに福島天満宮。天神さんご縁があって天ぷら屋さんか。座ったカウンター前は割烹着のご主人、天ぷら揚げにフル回転だ。「後ろから失礼しま~す」と、女性店員が穴子天丼を運んできた。お椀の穴子は2尾、15㌢もある。店選びは正解だ。南瓜、芋、青葉…も。天たれ、濃い関東風と違い鰹だしのあっさり…、いい味だ。宗教画、エル・グレコ鑑賞前、入店は天の声かな?。

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2012年11月12日 (月)

食い倒れの街の看板

   

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 見て食べるか、食べて見るか-、JR大阪環状線の福島駅を降り、エル・グレコ展の国立国際美術館へ歩く道筋だ。時刻は午前11時半。なにわ筋を堂島川へ、さすが食い倒れの大阪である。食べ物屋さん、あるある。客を惹きつける店の看板、1軒1軒、足が止まる。

 福島駅のホームから見たお店がそうだ。目立つ黄色い看板は〈春夏秋冬-三麺亭〉だ。うどん、そば、ら~めん…なるほど三麺だなあと。駅改札出て、オレンジ看板は〈街かど屋〉さん。日替わりランチ580円、24時間営業だ。路地の向こうの店前でガラガラ抽選会やっている。何かなと行くと、太陽のトマト麺。大人味、地中海風のベジトマト麺だ。

 Quカード1000円分が1等という。店内のぞくと満員、今度クオクオ??。串カツオール百円、新世界もつ鍋…。歩いて100㍍ちょっとの間、目も舌もモッツレラだ。福島天神過ぎて、大きな赤のれんは、うどん店〈讚く〉だ。自販機のかけうどん180円、低価格…超満員だ。うどんは白でなく麦茶色。店名は讃岐うどんで〈讃く〉のようだが、どう読むのか。音読み、訓読み??答えは〈さんく〉とか。混成読み、ハイ!サンキュウ。

 

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2012年11月11日 (日)

名古屋の長者町繊維街

 

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何と大きな壁絵だろう。いや、でっかい、でっかい。見上げて、縦で6㍍以上、横で15㍍以上がある。描かれた登場人物、老いも若きもで、どうだろう。ざっと数えて30人は…だ。名古屋泊まり、東横イン錦にチエックインの夜、どんな街かな?と歩いて発見だ。

 

 大学駅伝があって、3年連続で来ている。毎年、夜の町をブラっと歩いているが、長者町繊維街は初めてだ。かつて東京の日本橋、大阪の船場と並ぶ三大繊維街だったが、今は空き店舗が目立つという。地下鉄で東山線伏見駅に近く、ずっと北に金シャチのお城あり、電波塔あり…、名古屋の市内の真ん中だ。朝の起き抜けに、もう一度写真を撮りに行った。

 宿泊ホテルから3分ほどだ。通りの交差点ごとに「長者町繊維街」の横長看板が上がっている。呉服屋さん、反物屋さん…、シャッターにペインティングだ。1軒1軒、見ていてアット思うアートだ。昨夜の巨大壁画、駐車場の所だ。全体を撮るのに下がって、下がって…。町の追憶が人々と言葉で描き綴ってある。その一つ。~上長者 町に漏れくる 三味の音 今は聴かれず 昔懐かし~。見ている傍、猫が通りを駆け抜けた。ニャンとなあ。

 

  ネットで調べると、壁画の作者はタイ第二の都市チェンマイのナウィン・ラワンチャイクさんで、1971年に生まれという。日常の絵を描き、福岡とチェンマイを行き来して活動しているとか。絵を描いた経過など詳しくはわからなかった。

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2012年11月10日 (土)

昼に夜に塩ラーメン

 

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どういうことか、一日に二度も塩ラーメンだ。昼に滋賀県米原市で、夜には愛知県名古屋市まで行ってだ。選りにもよって、どうして、ああいう食選びになったのか。お腹の中、当然ながらシオシオだった。ここは、しおらしく、あの一日を正直に振り返ってみよう。 

 昼はJR米原駅前の平和堂の中だった。近くの文化産業交流会館で芝居小屋公演があって、始まる前の腹ごしらえだ。マクドと隣り合うめん屋「一福」の貼り紙メニュー〈北の塩ラーメン〉が目に入った。どういう意味か、色々と勘ぐって、野菜入りを食べ、器の返却のおり、何で北?と聞いたが、北海道か、湖北の北の塩では…と、つれない答えだった。 

 信長の跡目を賎が岳で秀吉と争った柴田勝家のお城が福井・北の庄城。それで〈北の塩〉と推測したが、洒落洒落しているだけで、まるで見当はずれだ。夜は全日本大学駅伝応援で名古屋入り。激励会のあとの町ブラで、〈塩ラーメン専売〉の提灯があり、昼の塩を思い出し入った。地下鉄伏見駅連絡口前の「ラーメンHAMASAKU」だ。開店から10年の昨年、変わり続けるための新作の塩という。昼夜の塩ラーメン、そういうエン?だった。

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2012年11月 9日 (金)

くまもっと県のくまモン

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 通るたびについ見てしまう。何とも、愛らしく、面白い。熊本県のゆるキャラ「くまモン」だ。JR京都駅東口地下通路、新幹線切符売り場にポスターがある。くまモンが「くまもっと県」へ、もっと来て!と呼びかけている。この洒落、くまったモンだ?。

 ポスターのくまモン、ほっぺが日の丸みたいに大きくて赤い。熊本民謡に出てくる♪~おてもや~ん、あんたこの頃、どうなるべえ~♪の、おてもんやんみたいなモンだ。2011年のゆるキャラ人気投票で、グランプリ獲得だ。今や、彦根のひこにゃん、奈良のせんとくんと並び、ゆるキャラ人気ベスト3だ。赤いほっぺ、なんとも効いているんだモン。

 くまモンの経歴を調べると、九州新幹線開業の2011年3月15日生まれという。いちおう公務員で、知事が熊本県の営業部長に抜擢しているらしい。関西、関東…どこでも出かけて、熊本の魅力を伝えるのが使命だそうだ。人気のくまモン、ポスターの前まで行って、よくみた。テーブルにマイクがズラリ並んで、演説中だ。~もっと来て、もっと知って、もっと楽しんで、もっと愛して~。もっともっと…、それが、熊本のモットー?。

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2012年11月 8日 (木)

出会いの始まりは蛾

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連休明けの朝だ。気持ち新たに、一日の始まりはどんな出会いかな…と、自宅を出て、JR山科駅の上りホームだった。大津行き電車、何時もの最後尾車両へ向かって歩いて、足元に茶褐色の蛾だ。風で飛んできた枯れ葉かと思ったら、蛾が動けなくなっていたのだ。

 

 思い出すと、今朝の読売TVに米国歌手、レディー・ガガさんが映っていた。日本にもファンが多いガガさん、料理番組だったか、フライパン持って出ていた。ホームの蛾と歌手のガガ、これもまあ、一日の始まりだ。野洲行き8時11分発の電車到着まで、まだ7、8分。秋が深まり、蛾の命が尽きる時のようだ。翅を広げたり、閉じたり…、弱々しい。

 

 翅は枯れ葉色に同化している。ホーム上でどうか?したのだろう。足を何度、動かしても、前へ進めない。デジカメを3倍ズームにして、腰を屈め、真上から撮った。NHKTVの番組、ためして合点。<スウ~、ガ~>と、発声してドライバーを打つと、飛距離が出るそうだ。ゴルフのガ~の発声、脈絡なく思い出した。自我と無我…、この我はどんなガかな。駅員さんが箒でホーム清掃に来た。蛾はチリ箱の中、蛾はチリトテチン!かな??。

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2012年11月 7日 (水)

近江八幡新名物に葦うどん

 
 
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 大きな暖簾に「葦うどん」と出ている。近江八幡市の八幡堀沿いのお土産さん、新町浜・ほのぼの館だ。入ろうか、入るまいか…、躊躇したが、葦うどんって、聞いたことがない。何事も経験、よおしっ!と入った。奥のカフェコーナーは引き札展示、雰囲気も良し!。

 現代アート作品を古民家で展示する「ビワコ ビエンナーレ」が近江八幡市内であり、地図を持って、会場を渡り歩いて、葦うどんだった。近江八幡市は国の文化的景観第1号指定の水郷の町だ。琵琶湖の内湖、西の湖周辺には50ヘクタールにも及ぶ葦の群生地がある。葦はアシと読んでも、ヨシと読んでも正解だけど、やはり、悪しくより、良しくだ。

 大黒さん絵の引札、葦せんべいに葦ソフト、葦うどんだ。お店に聞くと、葦の新芽を摘んで、粉にして、オリジナルな葦メニューを作っているという。葦うどん、夏期はジュレの冷し麺、冬期はあんかけだ。店前の八幡堀、時代劇ロケが多い。ふと、故藤田まことが演じたTVのてなもんや三度笠、あんかけの時次郎を思い出した。八幡名物、赤こんと丁字麩と一緒に漆の赤いお椀、緑の葦色の葦うどんが出てきた。色合い、味…ヨシヨシだ。

 ※ 葦うどんのお値段は700円。

 

 

 

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2012年11月 6日 (火)

鳴門で渦潮の道を歩く

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ウツラウツラしていたら、間もなく鳴門の渦潮だという。バスは大鳴門橋を走行、覗くと海が逆巻いて、観潮船が見える。ここが、なるほど鳴門!。バスはどうなると?と思ったら、昼食会場の「うづ家」のバスに乗り換え、大鳴門橋の遊歩道、渦の道へ行くという。

 徳島の国民文化祭への行程、式典まで時間がある。番外の渦潮観賞だ。「うづ家」の大型バスは坂道をクネクネ上って、渦の道入口だ。入場料500円、徳島県営の道という。「うづ家」は屋号が「うづ」だが、渦は「うず」だ。心が疼くは「づ」かな「ず」かなあ。ズーズー弁はズ、タイガー・ウッズもズ…、あれこれ思うと、ずとづが、ずうっと気になる。

 本題の渦の道、片道450㍍で往復900㍍だ。さっきバスで渡ってきた大鳴門橋の下、海面から45㍍の高さだ。柱の隙間から強い雨風、みんなで渡れば…、やっぱり、怖い。足元もフワっとして、そろりそろり、腰が引ける。壁面の広告に阿波の銘菓・うず芋饅頭は5年連続で国際最高品質賞という。鳴門の渦潮は、春先の満潮時は最大20㍍、世界最大という。さて、ここで問題。渦潮の渦は左巻きか、右巻きか。それ、考えるって、憂鬱??。

 【答え】ネット解説によると、渦潮は、流れの速い本流と、両サイドの緩い流れの境目で発生する。潮流が北から南に向かって流れている時、太平洋側より大鳴門橋を正面に見た時、時計の針の動きと同じ右巻きの渦、左側には左巻きの渦が発生する。潮流が南から北へと流れている時は逆に、鳴門側で左巻き、淡路島側で右巻きという。

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2012年11月 5日 (月)

淡路島の玉ねぎラーメン

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血液サ~ラサラの玉ねぎ、レシピ数々ありだ。玉ねぎサラダに玉ねぎスープは定番だし、肉じゃがにも欠かせない。玉ねぎ炒飯に玉ねぎカレーは商品として一本立ちしている。ラーメンにもあるだろうか。淡路島は玉ねぎ産地。高速道路のハイウエーオアシスにあった。

 徳島で国民文化祭があり、明石海峡大橋を渡って、淡路島経由で行った。JR大津駅前から20人乗り小型バス乗車、2時間半で鳴門入り。ちょうど真ん中あたり、大きな観覧車がある淡路島のハイウエーオアシス。行きにも帰りにも寄って、行きは350円の明石焼き、帰りが玉ねぎラーメンだ。食券680円、バス発車まで20分、磯みてイソイソだ?。

 主役の玉ねぎは、スライス切り。ネギは友達か、ねきに同居している。麺は細く、シナ竹とチャーシューも。スープはもちろん、オニオン味であっさりだ。玉ねぎは何で、血液サラサラで、何で淡路島が特産か、ネットで調べた。サラサラは玉ねぎの成分に硫化アリルがあるからだそうだ。あの辛味がそれだ。淡路島は気候温暖、日照時間長く、収穫の夏場に雨少なく、潮風で乾燥に良い。だから甘くて、柔らかいと。いい話、泣けてくるなあ??。

 

 ※ 徳島の第27回国民文化祭は10月28日、市内のアクティ阿波で皇太子さまをお迎えし、総合フェスティバルがあった。

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2012年11月 4日 (日)

大きなかぼちゃ

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さてさて、重さは何キロでしょうか。よくある、重量当てクイズである。道の駅あいの土山のフロアに台の座布団の上、かぼちゃが展示してあった。地元産だろうか、それはそれは、大きなかぼちゃだ。重さ当てクイズ。既に測定結果が出ていて、答えは80キロだ。

 朝一番、国道1号の三重県境手前、猪鼻の信号を左折して、ダイヤモンド滋賀へ行った。平日の早朝ゴルフ。早く出て、余裕があった。公民館入口にある大きなかぼちゃを見つけ、通り過ぎてUターン、確認に戻った。合わせて3個だ。まだ開館前、とりあえず写真撮り、ラウンド帰りに寄った。そう訪問はないのだろう。駐車したらすぐ女性職員が出てきた。

 どうして、入口にかぼちゃ?とストレートに聞いた。地元の大野という所があって、そこで収穫されたかぼちゃだそうだ。館内にまだ三つあって、重さは?と聞くと、道の駅で重さ当てクイズのかぼちゃがあるけど、ここのも、私には重たくて、とても持てませんと言う。かぼちゃは、食用でなく、展示か家畜用のようだ。そう聞いて、帰り道に道の駅へ行って、ジャンボかぼちゃの点検だった。写真撮り、叩いてみた。かぼちゃ!と音がした?。

 

※ このジャンボかぼちゃは、アトランティック・ジャイアントという種類で、世界記録は米国産の911キロ、日本記録は北海道産の591キロという。

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2012年11月 3日 (土)

あいの土山に化石展示室

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これだけ化石化石していると、なんか奇跡みたいだ。カバみたいな恐竜がいる。サメがいる。マンモスゾウがいる。イルカ? もちろん、いる。滋賀県土山町の鮎河層から出てきた化石だ。地元の山内公民館に隣接する、ふるさと生きがいセンターの中の展示室だ。

 もうヒト山超えたら三重県鈴鹿という甲賀市土山だ。鈴鹿馬子唄に坂は、照る照る鈴鹿は、曇る。あいの土山雨が降る~と唄われた土山だ。この辺り、今から1700万年もの昔、温暖な海が広がる入江だったという。亜熱帯地方にあるマングローブの林が茂っていたというから、これはこれはの驚きマンモスだ。展示室の入口看板は「潮騒の土山」だ。

 ドンガバチョみたいな歯がある。デスモスチルスという恐竜の歯という。展示ケースに頭を突けて、ハハ~ンとみた。~天井に吊るしてあるのは現世のイルカです~と案内があって、どこにイルカと見上げると、全身が骨骨で、そこにイルカだった。この化石は何でしょうと、?マークのクイズ箱がある。その中で、一番大きな石みたいな塊まり、何かナと箱を開け、答えにまた驚いた。中生代に生きた恐竜のウンコの化石だという。ふ~ん??。

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2012年11月 2日 (金)

新聞で得る知識

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俳句の枝豆の季語はビールのお供で、夏と思っていたが、お月見に枝豆を供える習慣があり、秋だという。鯨の季語も豪快なホエールウオッチングを連想、これも夏と思ったが、冬が正解だそうだ。これ、読売新聞1面コラム編集手帳を読んで、そうなのかと知った。

 新聞には知識が詰まっている。読んでいて、へえっ!と思うことがしばしばだ。鯨の漁は荒ぶる極寒の海の風物詩-と書いてあった。東日本大震災の復興予算が調査捕鯨団体の赤字補てんに使われたことを皮肉った記事だが、その引用文が勉強になる。毎日新聞の週刊漢字は知識の宝庫だ。割愛の意は、惜しいと思うものを手放すことーとは知らなかった。

 不必要なものを切り捨てるーと思い込んでいた。国語に関する世論調査で、正しい理解は17.6%だけだという。週刊漢字で出た読み方、<若気る>もわからない。なんかな?、なんかな?と、答えを見ると<にやける>だ。意味は、薄笑いを浮かべるではない。なよなよしているーが正しいという。もう一つ、難題があった。山口県長門市の地名・向津具の読み。正解は<むかつく>だ。楊貴妃が流れついた伝説の土地とか。それが、ナンダイ!。

 ※ 読売の編集手帳も毎日新聞の週刊漢字も10月29日つけ朝刊掲載。 ※ 写真の枝豆は大津駅前のスタンド林屋で撮影。

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2012年11月 1日 (木)

鯉料理の鯉は素敵

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鯉が薔薇を口に加え、顔を出している。何と情熱的な鯉だろう。~ラララ、恋は素敵、ラララ~、ぴょんと飛び出して、フラメンコでも踊りだしそうだ。中華のコースで出てきた料理だ。鯉がスープ入りのガラス容器に尾っぽまで出し、丸ごと浸かっている。

 料理は北京料理の東華菜館が主催す宴会で出た。第109回東華春夏会、年二回の開催でよく続いている。鴨川のそば、四条大橋西側で、建物はヴォーリーズ建築で有名だし、今も蛇腹のEVが健在だ。会費は6000円、いつも店独自のオリジナルな一品が出て来る。あの日は前菜に続いて、鯉の口に薔薇、円卓テーブルでバラバラに歓声が上がった?。

 菜譜-と書いたコースメニュー2番目に〈醋椒鯉魚〉と出ている。酸味と辛味の効いた鯉料理という。口の薔薇、よ~く見ると人参だ。いや、見事だ。1本でも人参、どうバラしたのだろう。料理長、会心の作だ。黒い鯉はそう大きくない。社長の于さんが、テーブルを回ってきた。~どこの鯉ですか~と聞くと、~そこの鴨川で一晩かかって、釣りあげました~と顔中、笑っている。酸味の効いた洒落回答。さすが、お名前どおり、マンボ于!

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