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2012年8月

2012年8月31日 (金)

明石のタコは歩く

 
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 話は半分で聞けーと言っても、である。~明石のタコは立って歩く~と言う。まさかーと思って、聞いてみると、少しは納得するところがある。そう話すのは、東レOB、大津市在住、70歳以上の方で、神戸大水泳部の出身、ずっと昔に明石に住んでいたという。

 県庁前の滋賀会館喫茶室、夕方の放談会である。知人の元広告会社社長の友人で、Tさんだ。放談の仲間入り、明石焼きから歩くタコになった。英国のドーバー海峡は30㌔あっても泳いで渡った人は多い。明石海峡たった4㌔だが、まだ誰もいないと言う。如何に明石海峡は潮目が速いかである。かつて水泳部の先輩も挑戦、流されただけだったと話す。

 これが話のポイントで、だから明石海峡のタコは、いつも岩場で足を踏ん張って、餌をとっており、筋肉質なんですと。タコ歩きの実証は、交差点でトラックから落ちたタコが赤から青に信号変わって、車が進入、立ち走りで横断したと言う。いくら何でもと首傾げたら、真顔でホンマ、ホンマと。~昔のNHK新日本紀行の明石編でこの話、放送したんです~と。当時のTVは白黒、聞いて目も白黒、いずれこの話に白黒つけなければ…??。

 

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2012年8月30日 (木)

南瓜と糸瓜と冬瓜ー読めますか

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 毎日新聞月曜朝刊の売りは、<週刊漢字、読めますか>だ。季節感、時事性を絡めた漢字が出る。8月20日付けは①南瓜②糸瓜③冬瓜ーだった。掲載は第2社会面の右上、回答は同じ面の対角線上、左下だ。読み方は①かぼちゃ②へちま③とうがん。まあ、読める。

 出題と解説は校閲グループ。~語源の謎も「売り」のウリ類です~と、洒落て、記事を書いている。南瓜は16世紀にポルトガル人がカンボジアから日本に持ち込み、なまって、かぼちゃになったと。ホンマみたいな嘘みたいな。タワシになる糸瓜は、昔はイトウリ、略してトウリ。イロハ順で、トはヘとチの間なので「へち間」になったーと紹介している。

 これまた、ホンマかいなあ。南瓜は、関西では南京からの渡来説があり「なんきん」ともいうと付け加える。冬瓜は「とうが」で、これがなまったと。漢字語源はよくなまるようだ。夏野菜なのになんで「冬」か?と首をかしげ、冬まで保存が利くからだろうと解釈している。息抜き紙面、面白い。写真は読後記念の撮影。糸瓜は府立植物園、南瓜と冬瓜は京都伊勢丹食料品売り場だ。どこかな、どこかなと、あちこち、うりうりして撮った?。

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2012年8月29日 (水)

塔苑のヘルシーランチセット

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中華の「塔苑」さんも、和食の「伏水」さんも、メニュー作りは多彩だ。京都タワー地下1階の直営店で、ずっと隣り合っている。JR大津駅から定期で京都駅へ越境ランチ。東口改札を出て、塔苑か、伏水かー決めかねていた。店先、日替わりのメニュー次第だ。

 先に伏水のメニューが分かる。タワー地下入り口、エスカレーターの所に写真入りで、その日のが貼ってある。あの日はAが牛ステーキ、Bが赤魚煮つけだ。Aはカロリー過多、Bは何度か食べている。塔苑さんはどうか。店先に初めての<ヘルシーランチセット800円>案内だ。~カロリー控えめ、650kcal~と、説明付きだ。

 やや野菜不足で、体重増加傾向だ。メニュー点検せず、店内へすぐに入って、一人席に坐って、ヘルシーランチ!だ。数量限定と断りがあり、手間が掛かるのだろうか、ゆっくり出てきた。真ん中にキャベツ、マーボ豆腐が掛かった豆腐六つ、回りにプチトマトだ。手が込んでいる。それは美しい。これに低カロリーの中華クラゲ、玉子スープ、デザート、ご飯は一膳だ。メニュー名は「冷製坦々豆腐」。食べてどうだったか、お腹すぐヘルシー。

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2012年8月28日 (火)

魚の棚のタコ検定

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069魚の棚-と書いて、<うおんたな>と読む。<の>を抜いての発音、おお!ノウ?。明石のアーケード商店街で全長350㍍、魚、魚、魚している。海峡へ朝、漁に出て、トレトレの魚を売る昼網が人気だ。その歴史は、明石城のお城と一緒で、もう400年という。

 その<うおんたな>へ行って、歌手ピンクレディ-みたいにウオンテッド、タコ検定ポスターを見つけた。タイかな、アナゴかな、イカナゴかな…、ちゅうちゅうタコかいな…と歩いて、商店街中ほどのギャラリー「魚の駅」だった。ポスターは奥の受け付けに貼ってあった。問い①は、旬の明石タコは何と呼ぶか。問い②は明石の鯛は何が好物か…と。

 穴子を捌くことを何というかーの問い③を加え、解答つきだ。検定問題は100問あって、そのうちの難問3問の公開だ。問い①の答えは、麦わらタコ。明石タコの旬は6~7月、畑に麦わらが出来る頃だからだ。正月タコか、節句タコか、紅葉タコか、麦わらタコか、どれが正しい?の出題だ。問い②の鯛の好物は、小さいカニ。問い③は、お腹から開くので、ひらく。問題になかったが、タコの日がある。意外と難問、さて、何日だろうか。

 ※ 正解は7月2日で、72節季一つ、半夏生の日がタコの日という。この時期は雨の日が多く、農作物がタコの足の吸盤のように大地にしっかり根付かせたい願いと、夏へ向け、体力をつける意味とか。一方で、タコの足8本にちなんで、8月8日と洒落る場合もあるという。 ※ タコ検定は2006年から7回続いたが、受検者が減り、明石市の補助金もカット、今年から取りやめになった。

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2012年8月27日 (月)

京都を意識したらぁ~めん店オープン

 
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 京都らしく、京都らしく…なのだろう。玄関は赤い提灯に格子戸、ガラガラと戸を開けると、店内は細長く、京町家ふうだ。カウンター10席、テーブル4席。壁は土塗り仕上げ。祇園祭の山鉾の絵、芸舞妓さんの名前入り団扇が飾ってある。ヨオ、おいでやす!だ。

 店名は<らぁ~めん京(みやこ)>だ。八坂神社の北側に開店した。向かい側は映画から吉本に興行代わりの祇園会館。店内は芸人さんの色紙が並ぶ。夏の日の夕方、銭湯帰りに歩いて、どんな京ラーメンか?と入ってみた。4月27日にオープン、3カ月半ほど経っている。京都熟成細麺で、鶏ガラ豚骨醤油スープが店自慢だという。入り口席に座った。

 まだ昼間だけど、やかんが出た?。冷たいお茶、サア飲んでおくれやす、だ。最初はカロリー意識して、生野菜らぁ~めん!を頼んで、気が変わった。初めての店は、おすすめが大事だ。店員さんに聞くと、それは京らぁ~めんだという。ラーメンを<らぁ~めん>と書き、京を<みやこ>と読ますラーメンが出てきた。麺は細く、具はチャーシュウ、葱、シナチク、半熟玉子…。味どうでした?と聞かれれば、へえっ、京でラーメンどした??。

 ※ 生野菜らぁ~めん750円、みやこらぁ~めん700円。

 

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2012年8月26日 (日)

明石の証し、タイとタコと??

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025明石と言えば…である。何をさておいても、それは、タイであり、タコだろう。JR新快速で、京都から三ノ宮まで1時間、そこから須磨はスマンと通過、明石駅まで30分で着いた。駅構内、さっそく、明石のタイとタコの証しは?どこにあるか、探して見た。

 明石城のある構内北ターミナル歓迎塔は、ようこそ明石へ!だ。一番上、大きなタイがどうだい!と跳ねている。この洒落、どうだい。歓迎塔は全国高校軟式野球選手権の看板。今年は第57回大会、25日から開催、会場は明石<トーカロ>球場と出ている。皆さん~明石は遠かろ~かなと、思ったら違った。球場の命名権獲得の企業名がトーカロだった。

 神戸に本社を持つ表面を覆うコーティングの先端企業。命名権は年間300万、去年からという。もう一つの甲子園と言われる大会、トーカロ、トーカロ…だ。駅構内に戻って、タコ発見だ。明石と淡路。海峡で結ばれた二つの街をPRする看板になって、暑さで茹で上がっている。同じ構内にはなぜか滋賀県信楽のタヌキも同居だ。近づいて見ると、地元ライオンズクラブ寄贈。命名は<明石ポン太>だ。タコも一緒、みんな友達ですタイ?。

 

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2012年8月25日 (土)

エレキの平賀源内が油彩

 
 

027017_2驚くこと、一つ、二つ、三つ…だ。神戸市博特別展の拝観代が200円の安さ。夏のクールスポット料金という。特別展はソウルの帰国展で、2階開催の<西洋と出会った江戸美術>だ。大概禁止の写真撮影が構わないという。極めつきは、エレキテル発明の平賀源内が描いた油彩だ。

 源内さんの作品は西洋婦人図だ。日本が鎖国の時代だ。長崎の出島にいた女性だろうか。目鼻立ちはっきり、パーマをあて、スミレの花をさしている。襟の青色は輸入顔料、プリシアンブルー使用という。浮世全盛の江戸時代に油彩とは…だ。それもエレキで教科書に出て来る平賀源内さんが、油絵だ。確かに画面左下<源内>の落款あり。展示ガラスに目一杯、デジカメ近づけた。

 この源内さんは四国の讃岐、志度生まれという。その志度なら知っている。讃岐弁で、しっちょるけん。そこに志度CCがあり、小豆島の向かい側だ。知人のFTさんの誘いで、行った。海へのショートコース、OBを思い出す。瀬戸内海を船が行く風光明媚なところだ。源内さん、そこを出て長崎で学び、江戸で研鑽を積み、国学、洋学、本草学、浄瑠璃まで発表、世界地図を描く陶器皿を焼き、加えて油彩である。博学博識、多種多彩…、志度の人はしどかどの人だ??。

 ※ 平賀源内は17281779年) ※ 江戸時代の奇才、エレキテル(摩擦起電機)の発明は有名。 ※ 土用丑の日に鰻を食べる習慣は江戸時代からで、平賀源内が始めたと伝えられる。 ※ 部屋で源内の原稿を読んでいた弟子を斬りつけ、安永8(1779)に獄中で51歳の命を終えた。

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2012年8月24日 (金)

囲碁本因坊のお寺発見

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 ああ、ここが囲碁本因坊のお寺か…、東大路から仁王門通りを西に入って、歩いて、5、6分だった。<碁道本因坊 元祖之道場>の表札が掛っている。お寺の名前は寂光寺で、法華宗の寺院だ。知っているようで知らなかった有名寺院、ブラブラ歩行の足が発見した。

 浄土宗の知恩院など京都には本山が16もあり、日蓮ゆかりのこのお寺もその一つという。山門から境内へ、格式の高さを感じさすお寺だ。本因坊は塔頭の一つで、寂光寺第2代住職になった算砂上人が住んでいた。この算砂上人が囲碁の名手で、向かうところ敵なく、信長から名人の称号、秀吉にも仕え、家康には江戸へ呼び寄せられ、指南したという。

 境内入ってすぐ、石碑の本因坊報恩塔がある。没後300年記念、揮豪は日本棋院総裁だった牧野伸顕氏の書という。本堂、客殿、鐘楼の奥に、歴代本因坊の墓所だ。算砂、算悦、道悦の本因坊3人が眠っている。囲碁ファンのお参りが多いのだろうか。算砂の五輪塔前には駒札が立ち、囲碁特集掲載の寂光寺だよりが貼ってある。袈裟を着た算砂上人のイラスト、寺宝の上人愛用の碁盤、碁石も紹介されている。以後、お見知りおきを!?。

 ※ 寂光寺は寺町竹屋町にあったが、1708年の宝永の大火で現在の地に移転した。 ※ 寺町夷川には本因坊発祥の地の碑と石の碁盤、ベンチがある。

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2012年8月23日 (木)

高校球児98㌫が敗者

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ホームから出口へ、1階へ降りる階段正面に~高校球児の98%がここで敗者になる~と出ている。ブルーで白抜き文字、右から左へ横長、よく目立つ。目にすぐ入ってきて、なるほど、そらそうやなあ!と。阪神電鉄の甲子園駅、夏の高校野球向けの臨時出口だ。

 夏の高校野球は参加49チームのトーナメント戦。毎試合、勝者があれば、敗者が必ず出る。頂点は一つしかない。敗者98%-、その通りで、それが現実だ。出口へ向かって、階段さらに降りて、続きがあった。~そして、もっと強くなる~と。う~ん、なるほど、いいこと言う。また感心だ。人生は野球が全てじゃない。野球通しての人生、これからだ。
 

 臨時出口から球場への通路。一つ一つの街灯に色んなコピーが吊ってある。最初にあったのは~来年はともにグランドへ~。やはり敗者向けか。次は~今、歌いたい曲第1位。校歌~と。勝って歌う校歌、それ一番、効果あり?だ。誰が、考えたのか、まだある。~熱くて、鳥肌~。焼き鳥、どんな肌かなあ。いや、いや純粋に思おう。~君が追うのは何時かの僕の夢~。いいねえ。~奇跡が起きる場所~、それが甲子園!おいらはドラマ!。

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2012年8月22日 (水)

甲子園・高校野球のシートノック

  

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 バット1本、ぶら下げて、背番号のない監督さんが出てきた。甲子園の高校野球、試合前シートノック。監督さん、グランドに一礼、ノックを始めた。打球は強く緩く、遠く短く、右に左に…、守備位置につく選手を動かす。テンポよく、流れ作業の如く、見ものだ。

 これはTVに写らない。新聞にも載らない。野球ツーは言う。~ゲーム前のシートノック見ていれば、チーム力は大体わかる~と。甲子園球場、ネット裏観戦だった。選抜優勝の大阪桐蔭高校のシートノックを見た。監督は西内さん。お腹がポコンと出ている。どうかなーと注目したら、凄い。ポン、ポン、ポン…打つのが早いこと、早いこと…職人技だ。

 野球の名門、京都・平安高校の監督さん、かつて片腕の木村さん。戦争で右手首をなくし、右腕にボールを乗せ、ひょいと上げて、左腕1本でノックした。遠い昔、野球好きの父に連れられ、西京極へ行ったのが甦る。あのノック見たさというファンが多かったという。内野陣の一塁送球から捕手送球すんで、外野を走らせ、ウ~ウ~のサイレンで、練習は終わった。今度はT型トンボでグランド整備が始まる。大会がすめば、秋…、トンボだ。

 

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2012年8月21日 (火)

神戸市博ロビーの清盛像、誰に似てるかな

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 そう言えば…、どこか似ている気がします。このブロンズ像の平清盛像の顔です。デジカメで顔をぐぐっとアップしてみました。おわかりでしょうか。ハイ、俳優の仲代達也さんです。ブロンズ像は、神戸市立博物館1階ロビーに展示してある柳原義達氏の作品です。

 神戸市博は外国人居留地の銀行を改装した建物です。今年で開館30年になります。JR三ノ宮駅から海側へ歩いて15分です。灘の叔母さん宅へ寄ったおり、よく足を伸ばし、今年もそうでした。ロビーの清盛像は知っていましたが、今年はNHK大河ドラマが港・神戸と関わり深い清盛、じっくり鑑賞しました。大理石台座の上、背の高い清盛像です。

 作者の柳原さんは神戸市出身で、裸婦、鳩、鴉など日本の具象彫刻の第一人者です。明治43年生まれ、没94歳です。作品制作は市博の開館記念、72歳の時です。柳原さんは神戸市兵庫区の清盛塚にも<僧形 平清盛>がありますが、それを改変した作品だそうです。昭和47年の大河ドラマ・新平家物語、仲代達也さんが清盛役でした。好演でした。覚えておられますか。柳原さんの2代目清盛像、そう思えば思うほど、顔は仲代さんです。

 

 ※ 柳原さんは東京芸大彫刻家卒、戦後はパリに留学した。高村光太郎賞など受賞、文化功労者。東京国立近美、三重県立美術館などに作品がある。

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2012年8月20日 (月)

カウンター席の大海老天ざるそば

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 う~ん、美味しいそうやなあ。大きな海老天やなあ。赤いシッポがピンとはねあがって、皿から飛び出ている。1尾、2尾…、3尾もだ。ピーマンと舞茸も添えてある。ざる蕎麦は大盛りだ。後か来て、カウンター席の右隣に座った年配客の<大海老の天ざるそば>だ。

 ヨドバシカメラ6階、天麩羅の日本橋からり。単品注文でどう安く昼食が出来るか、試みた日のことだ。玉ねぎ、椎茸、イカにご飯、赤出汁で700円のあの日だ。右隣は紳士風の男性、常連客の感じだ。チラッ、チラッ…、隣りの芝生? いや、海老天を見る。こちらの細いイカとは如何にも違う。<大海老の天ざるそば>のメニュー、1480円だ。

 正直、羨ましかった。あの日、忘れられず、何日か経って行った。値段は覚悟の上、躊躇はない。この前と反対側のカウンター、斜向かいは外国人だ。御夫婦かな。箸づかい苦労している。天丼とザルそば。箸は握って、海老は口へ直接だ。蕎麦は回して、タレをかけている。違う、違う!スパと違う。こちらにもあの大海老が来た。写真、写真…、あの日ほど大きく見えないけど、リベンジだ。美味いがな。カウンター席の食人生、様々なり。

 

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2012年8月19日 (日)

名物の甲子園カレー

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  これこれ、この味!これが甲子園名物のカレーや。高校野球、いよいよ第3試合が始まる。グランド整備はすんだ。観客席は満員だ。ネット裏席、プラスチック容器の蓋をとった。ご飯にカレーをまぜて、ひと口、ふた口…、これこれ、この味がレトロちゅうもんや!。

 甲子園へ行ったら…と決めていた。銀さん下の中央2階通路、試合の合間で昼すぎだ。焼きそば、うどんに串カツ、弁当、ホルモンと手羽先…、どの店も客は多いけど、長い列はやはりカレーだ。並びながら看板見る。甘口、中辛口、辛口…、辛さ選んで、500円だ。トッピングもある。ロースカツにミンチカツなど…、甲子園カレーが進化している。

 列は長くても、流れ作業の如く、注文の時が来た。メニューは色々あっても、球場開設以来の味は、シンプルイズベストだ。千円札出して、中辛カレーとお茶のペットボトル。甲子園カレー、始まりは球場職員の手づくりからという。球場開設は大正13年、今年で88年、パチパチだ。ハイ、拍手!。大阪鶴見のベル食品工業がこの味を引き継ぎ、一手販売とか。後ろから~お客さん!お釣りです~の声。気持ちイソイソ、離塁が早かった?。

 

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2012年8月18日 (土)

大道芸のカナちゃん

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手に三つのボール、腰にフラフープ…、足元の台は環の上、平板だ。乗っているだけでも…なのに赤、青、黄色のボールを右に左に上に操る。腰もフープフープと振って、~皆さん、ハーイ拍手~と、呼びかける。白いリボンの若い女性、見事なパーフォーマンスだ。

 大阪の国際国立美術館で開催中の「リアル・ジャパネスクー世界の中の日本現代美術」を鑑賞、会場を出てだ。斜向かいの大阪市立科学館正面入り口に人だかり。椅子とカップヌードル、兎と地べた文字等など…、現代美術9人の作品に頭が迷路入りした直後だ。関電、NTT…ビル林立の中之島をバックにひらひらドレスの大道芸。これはわかりやすい。  

 衣装など道具入れの箱に「perfomer KANA」と書いてある。ボール投げすんで、衣装を一枚脱いで、フィナーレは得意のフラフープダンスだ。若いなあ、幾つかな?と思っていたら、フープを一つ、二つ増やしながら喋る。去年が芸歴10周年、15歳から、あの町この町で芸を魅せていると言う。飛んで跳ねて歌って…、首で回し、足で回し、最後は4つ同時に回して、また~ハーイ、拍手~だ。カナちゃん、さすがにナカナカなり?。

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2012年8月17日 (金)

鰻柳川煮と鯖柚安焼と舌踊頬落と

 

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京料理伏水の日替わりランチ、例によって二つに一つだ。水曜のあの日は、Aが鶏のマヨネーズ和え、Bは鰻柳川煮で、共通は鯖柚安焼と出ている。京都タワー創業以来、年中無休の地下1階だ。大津から府県越え昼食のAかBかの品選び。あの日は当然、Bである。

 日替わり充実、値段800円、京都駅至近…、知ってから穴場ぽく通って、女子店員さんに知られてきた。あの日の日替わりBは、鰻と鯖、好物の揃い踏みだ。座ってすぐBと言うと~そう言わはると思っていました~と店員さん。先に読まれていた。座る位置はカウンター奥、何時も黙々と食べることに専念するが、高騰の鰻がどこからか気になった。

 板場さん3人の交代、目の前の最若手さんに聞くと、中国産という。柔らかい鰻、牛蒡に玉子に三つ葉…、汁が掬えるようレンゲ付きだ。鯖は?と重ねて聞くと、ノルウエー産という。以前は青森八戸の鯖だったんですけど…と年配の板場さんが付け加える。ノルウエー産でも脂はよく乗っている。柚を絞り、風味のある焼き上がり。中国の鰻とノルウエーの鯖の京料理、感慨深い。店前の暖簾は<舌踊頬落>の4文字熟語、これまた意味深い。

 ※ 舌踊頬落はどう読むのか。意味はなんかわかる。読みは<ぜつようほうらく>だとうか。ネット検索では「頬落舌踊」で<ほうらくぜつよう>とも。

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2012年8月16日 (木)

野外彫刻は石の布団

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 石なのに布団みたいだ。天気のいい日に干して、ふんわか膨らんで、二つ折りしたみたいだ。京都近美所蔵の屋外彫刻の一つ。美術館南の疏水側、館内喫茶室を出た所に展示してある。1階ロビーからガラス越しに見える。気になる彫刻だ。作家さんは?と調べた。

 日本の型紙は世界各国で収集という「KATAGAMI」展へ行って、1階ロビーのビデオ鑑賞のおり、石の布団が目に入った。作品の存在は知っていたか、何時も何となく見ていた。閉館間際、ビデオ終わって、ガラス越しに目を凝らすと、植え木の所に銘板だ。<増田正和 ---座>と読めたが、詳しくは…だ。ネット検索時代、作家名わかればである。

 兵庫県生まれ、京都市美出身、61歳で亡くなっていた。昭和6年生まれで、御存命なら81歳。石材をあれほどまでに柔らかくした作品、若い現代作家さん?ーかと予想していたが、外れた。題名は<二つ折りの座>だ。第6回現代彫刻展、京近美館長賞の受賞作品だ。石は花崗岩で、高さ95㌢、横2.4㍍、縦1.6㍍だ。今から37年前、昭和50年の作品という。受賞歴数々…、石材も柔らか発想あってこそ。ストーンと胸に落ちた?。

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2012年8月15日 (水)

甲子園、観客席のお隣さん解説

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 お隣さん、ただ者ではない。観戦中のひと言ひと言、合点がいく。甲子園の高校野球、ネット裏席だ。4万5千人で満員の大会第6日、選抜優勝の大阪桐蔭と千葉・木更津総合の試合だ。見ず知らずのお隣さん、野球をよく知っている。ナマの解説、聞き耳立てた。

 大阪桐蔭・藤浪投手の球速、評判通りだ。150、152…、木更津総合の打者が高め球に手を出す。お隣さんが一緒のお相手に話す。~つい手が出ます。吊り球ですね。でも、高めは当たると飛びます~と、言った途端、木更津の4番、高野選手にホームランが出た。その高めだった。強い風が右翼から吹いている。~掛布なら左で流し打ちですね~と言う。

 掛布? あの阪神・掛布、そうや、習志野高校出身。木更津と同じ千葉県だ。お隣さん、掛布の恩師のような口ぶり。正面からは失礼、ファールボールが飛んできたおり、横をみたら野球帽に<濱井>のイニシャル。試合は春夏連覇を目指す大阪桐蔭ペースだ。濱井さんがさらに話している。「ワンバウンド、捕手はプロテクターに当てて…」「投手は運動能力高い。打順が下位でも注意して…」。元野球部監督さんに間違いない。勉強になりました!。

 

 

 

 ※ 大阪桐蔭ー木更津総合は13日の大会第6日第3試合、8-2で大阪桐蔭が勝った。

 

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2012年8月14日 (火)

飛び込み銭湯は柳湯

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 番台の男性はそう年配ではない。50歳代かな。男湯側にいて、貸しタオルをお願いすると、30円です!と言う。銭湯代とで430円。~石鹸もどうぞ~と親切だ。これまで何人ゴシゴシか、糸切れしたタオルと一緒に出てきた。久々、町を歩きの飛び込み銭湯だ。

 京近美帰り、雨上がりで蒸し暑い。東大路から仁王門通りを西へ、花火暖簾の柳湯だ。格子戸のある情緒ある銭湯。外観は風格あって、松山の道後温泉みたいだ。神の湯、霊の湯…あるのかなーと思わす。脱衣箱は9番。誕生日が9月9日、つい選んでしまう。先客は親子連れと年配客の3人だ。岩風呂はぬる目、いい湯だ。真ん中の浴槽は浅湯と深湯の仕切り。

 深湯へ移って、アツツだ。42度ほどか、肩までつかる。父親に1、2、3…と10数えるまで!と、言われた遠い昔が甦る。湯抜きの高い天窓、隣の女湯から声…、聞き耳も、湯音が遮る。先客帰って、ずっと一人風呂だ。夕方なのに経営の大変さ思う。タオル返却に行って、京都新聞を手にした番台主人と対話する。もう80年、薪からボイラーわかしという。この辺りの銭湯、1軒減り2軒減りとか。銭湯はもうセンゾウ?の時代なのかな。

 ※ 柳湯は、左京区新柳馬場仁王門下ル菊鉾町、075-711-8439 地下鉄東西線三条京阪駅から東へ5分。 ※ 近所に孫橋湯、塩湯なども。

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2012年8月13日 (月)

空堀商店街の名物ハンバーグ

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 開店前から並ばないと、すぐ一杯になるお店という。大阪は谷町6丁目、空堀商店街の入り口にある洋食の店「もなみ」だ。海老フライ付きの神戸牛ハンバーグが人気だそうだ。大阪に詳しい知人の案内で土曜の夕方、午後5時半のオープン、仲間の会で一番に行った。

 空堀ー、大阪城の瓦を焼いた町だという。空襲免れて、古い町並みが残っているという。創作落語作家、Sさんが歩きながら話す。直木三十五記念館、芸術館など見て、名物ハンバーグの時間になって、店に到着して、既にして客だ。なぜか、ふと早口言葉を思い出した。~隣の客はよく柿食う客だ~。ここは、よくハンバーグ食うバーグ客なのかな。

 暫く待って、団体8人は2階席案内だ。店内、芸能人色紙が多数だ。杉本彩、山田まりや、笑福亭鶴瓶…、森光子さんは相当、来店しているのか、<花はいろ 人はこころ>の色紙が何枚も飾ってある。神戸にあったお店が阪神大震災で壊れ、谷町6丁目へ来て、ステーキからハンバーグ中心にして、当たったという。店名はフランス語Monーamiの<もなみ>で、意味は私の友達。ハンバーグは箸で食べるハンバーグ、端で食べた。うまい??。

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2012年8月12日 (日)

接尾辞<…やか。>の広告掲示

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 兎も角、<…やか。>を見よう。右上から~はれやか。しとやか。なごやか。まろやか。~と来て、2段目は~さわやか。こまやか。しなやか。はなやか。~と続き、3段目は~おだやか。かろやか。すこやか。にぎやか。~である。ここまで<…やか。>は12ある。 

 やく…ではない。ちゃんと<…やか。>12だ。これにあと二つ、4段目に、<スポやか。><うまやか。>が強引に加わり、合わせて14の<…やか。>が並んでいる。大阪地下鉄谷町線の東梅田のプラットホームだ。ぷらっとでなく、谷町6丁目へ行くのに天王寺行き電車を待っていて、見つけた。向かい側、大日行きホームに掛っていた広告掲示だ。

 <スポやか。><うまやか。>の右側、サンケイスポーツ、エイトの表示があり、スポーツ紙、競馬紙の広告のようだ。<…やか。>の接尾辞を集め、スポーツ紙の<スポやか。>広告とは、なかなか<うまやか。>だ。向かいから写真撮って、やか、やかましく?入線の電車に乗り、座席でほかに<…やか。>は?と考えた。まだあった。~あざやか。にこやか。のびやか。ひややか。…~。駅到着まで、やかやかチャンリン、やかチャンリン!。

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2012年8月11日 (土)

直木賞の直木三十五

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記念館のパンフ、自虐的な書き出しだ。~「直木賞」にその名を残す作家ですが、直木三十五自身については、あまりにも知られていません~。「芥川賞」の芥川龍之介に並ぶ「直木賞」の直木三十五が、どんな作家か、知名度ゼロという。失礼ながら、いや、確かに…。

 本名は植村宗一だ。明治24年、大阪市南区生まれ。早稲田を月謝未納で中退、時代小説など執筆、薩摩藩のお家騒動を描いた「南国太平記」が代表作という。友人、菊池寛の推薦で、大衆文学への登竜門としての直木賞誕生という。作家名は<なおき・さんじゅうご>だ。畳にうつ伏して原稿を書き、~芸術は短く、貧乏は長し~と、43歳で早世した。

 記念館は生家近く、大阪・谷町6丁目に建つ。大阪生まれの知人の案内で行った。直木三十五をもっと知って欲しいと地元の人たちにより7年前に完成した。入場料200円。小さな畳み部屋、遺影展示と仇討ち十種など三十五以上の作品が並んでいる?。作家名の直木は、本名植村の植の分解。三十一歳から直木三十一と名乗り、年齢ごとに直木三十二、直木三十三と増やし、三十四抜きで、三十五で留めたと。それ、~あまりにも知らず~。

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2012年8月10日 (金)

秘伝のたこ焼きルーの壷

 

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026_2しかしまあ…、よくもまあ…だ。大阪は食い倒れ、商いは工夫また工夫なのだろう。自分で焼くたこ焼き「蛸之徹」は、食べる前から~なるほどなあ~だ。大阪梅田、丸ビル地下2階店だ。JRから地下鉄谷町線へ間違って歩いての発見だった。これ、横見発見伝?。

 店前のウインドウに鉢巻きの蛸が二つ。入り口挟んで、右がターコ、左が徹という。どちらも目を向き、口を尖がらせ、動いている。トイレ行って、余裕が出て、観察体制に入った。ターコと徹、スペースシャトルに乗り込み、蛸焼き惑星から秘伝のたこ焼きルー壷を持ち帰ったとか。徹くん、ルーの壷に蛸を結んだ糸を垂らしている。これ、いとおかし?。

 客寄せと分かっていても、面白~い。谷町線、そう遠くはない。待ち合わせに余裕ある。大体が昼になって来たので、入った。座ったテーブル、たこ焼き12個分の鉄板埋め込んである。それで、自分で焼いて、元祖手前焼き。壁紙は「ヘルシー、安心、安全 コレステロールゼロ油使用」「5種類のたこ焼きタレ」等々。メニューも、芸能人色紙も一杯。あっ!美川謙一、あっ!天童よしみ、店内キョロキョロ。~あのう、お客さん何しましょ?~。

 ※ チラシによると「蛸之徹」は1979年創業 ※ たこ焼きを自分で焼くほどは時間なさそうなので、注文はカリカリ豚の野菜サラダ。今日これ食べましたに写真アップ。

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2012年8月 9日 (木)

初めての漬物懐石料理

 
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033や、やっ…、これも漬け物、それも漬け物だ。貝殻の器に白菜、隣の器に水菜、その隣は大根、黒いお椀の中には人参かな。最初に金箔漆のお盆が出てきた。日替わり4種の先付という。これ、何?と聞くと、京漬物の懐石料理という。所謂、漬け物のフルコースだ。

 京漬物を代表する西利祇園店だ。比叡山麓の仰木の四季を撮り続けた知人の写真展が3階ギャラリーであり、夕方から階下でオープニングパーティー。会費4000円、会場は漬け物屋さん。発起人挨拶、乾杯がすんで、司会者が~では、暫く懇談を~と、畳み席に座った。テーブルは漬け物から漬け物へ、それしかないんだよ。塩分控えめ、心は重石だ?。

 乾杯の挨拶をしたIさん(7?)が箸をつけない。富山ご出身、漬け物は口に合わないのだ。向付けの生ゆばのお造り、煮物の大根のぜいたく煮は食べられるかな。油物は漬物のフライ。団欒重なり、飲み物はビールからワインへ。赤か、白か。店員さんに聞くと、~白しかおへんのどす~と京都弁だ。肉は赤、漬け物は白なのだ。宴大詰め、盛り合わせが出た。茄子、マッカ、胡瓜…、仕上げはリンゴ漬け物ラブレ。これ、初の経験漬けなり?。

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2012年8月 8日 (水)

のぼり旗イラスト絵の賎ケ岳の七本槍

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賎ケ岳の七本槍は誰って、すぐ答えられる人はそうないのでは…。天正11年(1583年)滋賀県湖北の賎ケ岳を舞台に柴田勝家と豊臣秀吉が織田信長後継で覇を争った。七本槍は、この戦いの秀吉軍で、功名を挙げた武士たち。さて、それは、誰と誰と誰だろう。

 今、開催中の長浜戦国大河ふるさと博の幟旗で、七人がキャラクターで登場している。JR長浜駅周辺に幟旗が沢山立っている。駅西口のロータリーで写真を撮ってみた。風が強い日、旗がハタハタとはためく。デジカメの一人撮影、はた迷惑だ。一瞬、シャッター押したら旗が翻った。裏写真だ。山本リンダの♪~ウララ、ウララ、ウラウラよ~♪だ。

 裏側から七人槍検証だ。武将は上に4人、下に3人。もちろん顔が違う。鎧兜が違う。家紋が違う。よ~く見ると、手に持つ槍も違っている。熊本城主になった加藤清正は確か長い兜、上の右から2人目かな。愛媛の松山城主は加藤嘉明。この人は近江の出身で、清正の左だろう。あとは福島正則、片桐且元…、それに脇坂安治、平野長泰、糟屋武則と思うが、名前と似顔絵が合わない。ハタと困った。槍の見極めも難しい。もう投げやり??。

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2012年8月 7日 (火)

石田三成の生まれた町は石田

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050バス停がそ004_3うなら、神社も公園も会館も、み~んな「石田」の名前が付く。戦国武将、石田三成が生まれた長浜市石田町である。それが、三成を誇りに思う村人の意思だ?。その石田町、どのあたりかと言うと、JR北陸線長浜駅から東へ6㌔、米原市の境にある。


 三成のお城、彦根の佐和山城跡へは登ったが、出生の町を歩いたのは初めてだ。近江歴史回廊大学・戦国の道クラスに同行。三成を三献の茶で見出した秀吉の出世城、横山城跡へ登るおり、その麓の町が石田町だった。石田治部少輔三成の屋敷跡がある。産湯の井戸がある。顕彰碑がある。男前の三成像がある。一族の供養塔がある。顔出し看板がある…。

 どう歩いても、石田、石田、石田…。関が原の戦い、家康に敗れたとはいえ、西軍を率いた総大将だ。戦国ブーム、義を重んじた三成再評価という。歴女の造語も生まれ、若い女性が今「三成さ~ん」と村を巡るそうだ。旗印の<大一大万大吉>は「一人が万民のために、万民は一人のために尽くせば、人々に吉を呼ぶ」の意味だそうだ。米大統領リンカーンみたいだ。イケメン三成イラストの煎餅、バス停前の酒店で買った。わが意思なり?。

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2012年8月 6日 (月)

マッタケが出た

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本日のおすすめメニュー、見たらだ。ナ、ナ、何と、松茸!と書いてある。まだ8月入ったばかり、夏真っ盛りだ。白板書きメニュー、一番下に<ハモと炙り松茸、フルーツトマトのマリネ>と出ている。今ごろ、炙り松茸とは…。ホンマか?、ちょっとまったけだ。

 JR大津駅前のスタンド林屋。料理長を兼ねる店長、林亮二さん(3?)に聞いた。職場から駅への道筋、ためらいながらも、つい奥の指定席へ進んでしまう。真ん前が板場、林さんとの距離は1㍍あるなしだ。林さん~京都産ですよ~と言う。ですよ!の語尾が妙に上がっている。一見イケメン店長の鼻、ピクリと動いた。これは、ハナハダおかしい?。

 ここは徹底追及だ。~今頃松茸、それも京都?おかしいがな~と突っ込んだ。林さん、~季節はずれなんです~と言う。もう眼が笑っている。さらに~どんな松茸やな?匂いは?~と追及すると、林さん、観念してか~チャイナです~と告白して、てのひらに乗せて、松茸を見せた。いやいや、笠もあって、立派だ。長さ15㌢はある。裂いて、炙った松茸、匂いでみた。中国産の松茸であっても、松茸にチャイナイ、チャイナイと、よく匂った??。

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2012年8月 5日 (日)

夏は近場で鍋焼き定食

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暑い時は熱いものを食べる。身体にそれが良いという。それにしてもこの猛暑である。パソコンのヤフー、熱射病の救急患者がこの1週間で8700人も―と出ていた。昼食は職場から最短距離に限る。「味はさかえ」は1分以内、暑い時は!で、鍋焼きうどんだ。

 滋賀県庁前の旧東海道沿い。百㍍ほどの間に洋食屋さん、出石の蕎麦屋さんと並んで、西側は一番古い「味はさかえ」だ。冬場の鍋焼き定食は定評あって、地元の新聞に名物店として、よく載る。小ライスつき680円。客が減った昼の遅い時間、久々に行った。注釈付けて~暑いけど、思い切って…~と、頼んだ。顔見知りの女将さん、笑ってハイハイ。

 靴を脱いで、畳の部屋に上がった。TVはNHKの梅ちゃん先生の朝ドラ再放送。梅ちゃんが結婚で悩む頃、ハ~イと鍋定が出てきた。キリン缶ビールPR団扇も一緒だ。いや、誠に気が効いている。夏でも鍋定の注文あるの?と聞いてみた。女将さん、何時もの甲高い声で、今日は3人目!と言う。やっぱり、夏でも人気だ。冷奴付きざるそば、冷やしソーメンあっても、だ。客の嗜好は多彩である。団扇さえあれば、鍋焼きもうちはあるのだ??。

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2012年8月 4日 (土)

秀吉の横山城遺跡へ登る

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秀吉の出世城と呼ばれる横山城、ご存知だろうか。滋賀県湖北を流れる姉川の南側に位置している。標高312㍍の山頂にあり、浅井長政の小谷城攻めの拠点になった山城だという。近江歴史回廊大学・戦国の道クラスに同行、どんなだったか、知ろうと上がった?。

 長浜城歴史博物館の座学で、予備知識は得ていた。元亀元年(1570年)姉川合戦の後、信長が秀吉を横山城の城番として、小谷城を監視させた城だ。石垣はなく、V字形の尾根に堀を巡らし、見張りの役割を担っていたらしい。観光バスで20分、麓の日吉神社から縦一列で上がった。頂上まで10町の標識だ。いまは横山ハイキング道となっている。

 ヤブ蚊が出るという。ハエハエカカカと緊張?した。案内役は城遺跡発掘の長浜歴博の西原学芸員だ。標識が5町、3町、2町…と減って、休み休み上がって、V字尾根の北側の城跡に着いて、西原さんが言う。~ここが虎口です~と。言われなくでも、虎口はここと思ったら<こぐち>と読み、城の出入り口だと言う。土を掘ったり盛ったりの、みんな同類の土塁跡?、城兵が戦いに備えた山上でも<くるわ>の曲輪(郭)跡、また、くるわ?。

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2012年8月 3日 (金)

歴史のホンマは余談にあり

021_2029026_2余談また余談で、それ本題かと思う面白さだ。長浜城歴史博物館副参事の森岡栄一さん(5?)の講演だ。博物館の地下会議室、猛暑の日である。暑くはないのか、ダブルの背広で登場だ。何が入っているのか、長い箱も抱えている。お腹出て、頭は顎鬚でカバーだ。

 身ぶり手ぶり、手に持つ扇子で、講談師の如く、ベンベンと話す。秀吉が浅井長政の小谷城攻めの拠点とした横山城の話だ。昼から現地へ行く事前勉強で、森岡さんは~秀吉が戦功を重ね、出世する記念の城です~と始めて、話はすぐ~余談ですが~と、変化球路線に入った。黒板に鎧と書き~飾りじゃなく、飛んで来る矢をこうして防ぐ~と、実演だ。

 鎧を着た右手を上げ下げしていた、と話す。武将の体重50㌔、鎧の重さ30㌔として、ポニーみたいな小さな馬は80㌔乗せて、土煙りをあげ、走っていた。去勢していないので、馬は気が荒かったと。黒板の箱から古文書を出し、壁に吊るした。秀吉の花押付き文は100万から150万、直筆は1000万円だと言う。黒板に秀吉の花押を、ことごとくの<悉>と書く。お気に入りだったという。歴史のホントのホント、余談の中にこそか。

 ※ <その他の余談> ・昔の兵士は半農半武で、繁農期は戦わなかった。 ※ 筵旗で百姓一揆というのは嘘だ。 ※ 茶屋は寺社のこと、戦いのおり、陣地に利用された。 ※ 戦いが仕事、人を殺すことが嫌という武士などいない。

 

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2012年8月 2日 (木)

天ぷら単品をどう選ぶか、その試み

 

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010単品をどう選び、どう安く食べられるか。あの日、一つの試み、一つの挑戦だった。もちろん、満足度も加えて…。試みの会場は、ヨドバシカメラ京都店6階の天麩羅店、日本橋からり。これまで2度入店、単品の選択幅が広く、値段も安く、量ありーと知っていた。

 職場の大津から京都まで出ての思いつき昼食だ。天麩羅は油揚げ、ころものカロリーは大人になってから高いと理解したが、体重は最近、低めで安定している。単品3点ぐらいなら大丈夫だ。店舗前に入店待ちの椅子席があり、備え付けメニュー表で作戦練った。平日昼すぎ、客が少なくなった頃だ。品定め思案中、店の中から店員さんがどうぞ!と言う。

 ご飯と赤だしは、どちらも150円で、お代り自由だ。ご飯はぬくぬく、赤だしはシメジに豆腐入り。これが昼食の基本だ。さて、天麩羅単品。まずは、玉ねぎ120円。次いで椎茸、これは150円。肉厚、柔らかい。海のモノはイカで150円。これで単品3点だ。一つ一つ、揚げたてが出て来る。イカは歯触り、しゃきっと如何にも…だ。もう1点と思う心の葛藤を抑えて、支払い700円少し。この試み、天つゆはつゆ知らずなり??。

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2012年8月 1日 (水)

並んで入店待ちのイノダコーヒって?

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025ツーと言うほどでなく、スリーぐらいだが、コーヒーはよく飲む。ツーが行くお店と言えば、創業から70年余の京都市中京区堺町三条に本店があるイノダコーヒだろう。JR京都駅地下構内東側にも店があり、時にツー客が並んで、入店待ちしていることがある。

 たかがコーヒー、されどコーヒーだが、並んで待ってまで…とは、恐れ入る。そういう光景に出合わせて何度か、どう人気なのか、行って見た。酷暑の平日昼過ぎだった。待つことはなかったが、禁煙席はあいていず、喫煙席でもよければ…の案内だ。仕方がない。店内観察が主な目的だ。真ん中にある不等辺三角形の喫煙席カウンター、20人は座れる。

 イノダのコーヒーは、ミルク・砂糖入りで出て来る。それ知っていて、最初にブラックと断って注文するのが、ブラックツーだ。二科会の絵描き屋さんだった故猪田七郎さん創業で、赤いコーヒーポットのロゴを制作している。店名のイノダコーヒ、コーヒーと語尾を伸ばさないって、知っているのも、この店のツーだ。ノンノンとか言う女性雑誌によく載り、女性客は半数を超えるのも特徴という。モカ基調の深炒り、酸味がイイノダ??。

 ※ コーヒは一杯500円。 ※ お店は本店近く、丸テーブルの三条店のほか、京都大丸の中などにあり、最近は札幌、東京、広島にもチエーン店が出ている。

 

 

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