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2012年6月

2012年6月30日 (土)

アルミの鍋焼きうどんは松山の味

 

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009愛媛流の松山の味というのだろうか。コシのない柔らかうどん、出汁は甘いけどべちゃべちゃじゃない。鍋焼きでも土鍋でないアルミ鍋、レンゲもまたアルミ。店名もまた、昼でも夜でもアサヒ。松山市の中心商店街、大街道の近くだ。初めて食べて、あらまあ!だ。 

 朝8時10分、京都発の新幹線に乗り、岡山まで1時間、そこからJR四国の特急しおかぜに乗り換え、2時間50分で松山入り。マイカーに百科事典2冊積みこみ、愛媛案内のSTさん(6?)の迎えがあって、ちょうど昼食タイムで、鍋焼きうどん直行だった。創業当時からの暖簾か、竹竿に白地に赤の片仮名<アサヒ>で、シンプル・イズベストだ。

 

 タイル張りの椅子席と奥に畳み部屋だ。壁に貼り紙。~まだ甘い物が貴重だった昭和22年に曾祖父の考案でアサヒの鍋焼きは誕生しました~と。今の当主が70歳の3代目、自ら鍋だし業務中だ。メニューは短冊書きで4枚だけだ。500円の鍋焼きと50円高い玉子入り、いなりずし、ジュース。これまた、シンプル・イズベストだ。鍋の中はどうだ。竹輪、蒲鉾、肉、揚げ、葱…、貼り紙の続き。~時代は流れても懐かしの味を皆様に~。

 

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2012年6月29日 (金)

立ち飲みスタンドのエレベーター?

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腕か、余裕か、洒落っ気か、立ち飲みスタンドで、前菜が出た。JR大津駅前の林屋さんのおすすめメニューだ。よく行くので、店長が客になじんだのか、その反対なのか、すっかり心安くなっていて、最初の一品は店長任せにしている。その日はそれが前菜だった。


 
  正直言って、スタンドで前菜、所謂オードブルとは、これ如何に?だ。全国スタンド多しと言えども、これは珍しい。楕円形の細長いお皿に6点乗っている。店長に1点、1点、これ何?、これ何?と聞いて手帳に書きとめた。スモークサーモン、なすびとトマト、たらとじゃが芋ペースト、胡瓜と玉ねぎとアジのマスタード、牛ほお肉、オリーブ3個だ。

 少々でも品数は10点ある。栄養のバランスは、一日30品目一食10品目が目安だ。前菜だけで合格ライン。しかし、これだけでは、お腹のOKは出ない。もっと何かーと注文すると、店長はにんまりして、じゃあ、エレベーターにしましょう~と言う。えっ、エレベーター?、首傾げて待って、出てきたのは、あつ揚げ豆腐に大根おろしだ。店長が答えるまでもない。揚げで上げて、おろしで降ろして、だ。それで、エレベーター?、一丁あがり!?。

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2012年6月28日 (木)

京都町並みカギ型ウオーク

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まっすぐ歩いて、道が交差するたびに曲がってみた。名称をつけるなら、カギ型ウオーク。京都市内の町並み、平安京の昔から碁盤の目だ。歩き始めの表示板、不明門通下数珠屋町下ル。京都駅の北、東本願寺の東側だ。北へ東へ歩いて、いとゆかし、いとおかし?。

 

  伊香詰所の旅館看板。滋賀県の湖北、伊香郡の信者さんの宿泊所。今はどなたでも…という。人口減、平成の合併で伊香郡は長浜市になり、イカンともしがたい?。右へ曲がって、数珠屋町。さすがに仏壇屋さんばかり。独り言ブツブツ…。<きこくてい>と読む東本願寺の別邸、枳殻邸。立て札、屋敷回りが枳殻(からたち)の木が植わっていたからと。

  参観者は協力金500円。午後3時半の閉館、外国人向きにCLOSE、表示も苦労~スか。右に左に5度曲がり、六条院小学校だ。かつて政所だったのか、小学校名が院とは、教育は因果を含めて…。お寺さんの伝言板、怒っている。~服あふれ靴あふれ籠にパンあふれ 足るを知らざる国となり果つ~。すみません。5人も女神さん祀って、女人厄除けの市比売(いちひめ)神社。ゴールは♪~京の五条の橋の上~♪、牛若丸と弁慶がいた。

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2012年6月27日 (水)

ビワマスの刺身

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右手で頭を掴み、左手で顎を開けて~大きな口でしょう~と嬉しそうだ。この人、名前は伏せるが、琵琶湖の生態系に詳しい女性だ。学者で政治家。~ほーれ、これが、ビワマスよ~と、同席のみんなに見せまわる。素手で、生首をひょいと持ちあげ、平気の平左だ。


 
 琵琶湖の固有種、琵琶湖の魚で一番おいしいというビワマスだ。JR大津駅近くの商店街にある居酒屋さんで、昨年以来、2度目の<ビワマスを楽しむ会>だ。去年は遅れて行ったが、今度は最初から参加だ。乾杯がすみ、前菜と鮎の塩焼きのあと、刺身で登場だ。ピンク色、白い筋は霜降りの肉みたい。頭も尾っぽも付いている。体調40㌢、丸々一尾だ。

 わさび抜き、刺身醤油につけ、ヒト切れ、そっと口に入れた。いやあ、脂がよく乗っている。なるほど、おいしいがな。今度はフタ切れ一度だ。いやあ、幸せや。沖島の漁師さんが湖西の知内浜で10尾ほど揚げてきた天然のビワマスだという。産卵時期には早いが、新月の晩に湖岸へ行く習性があるという。その名を伏せている女性、立ち上がってビワマス論だ。琵琶湖大好き、フィールドワーク何度も、得意のジャンル…、ビワマスより増す?。

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2012年6月26日 (火)

ささなみや志賀の都は荒れにしを昔ながら山桜かな

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この歌をご存知だろうか。~さざなみや 志賀の都は 荒れにしを 昔ながらの 山桜かな~。都の面影は昔のようでないが、山桜は今も同じように咲いているーという意味だ。情景が彷彿として浮かんでくる。歌碑は大津市の長等公園の散策コース、桜広場にある。

 京阪京津線、上栄町駅を降り、公園への山道を行く。上りの坂道が続く、ちょっとしたハイキングコース。案内板どおり、15分ほど一人なのにフーフー歩くと、琵琶湖が見える展望台、そこに歌碑だ。石組み台座の上、横1㍍、高さで2㍍はある。大正天皇の即位記念で、明治天皇御歌所の所長だった歌人、高崎正風さんの文字が彫り込んであるという。

 志賀の枕言葉、さざなみ?の文字がよく見えない。碑が立った大正天皇即位の年と言えば、1912年だから100年経つ。さっき乗って来た京津線も開業100年だ。書体が巧みすぎるのか、積年の風雪か、なんど見上げても??だ。歌を詠んだのは、清盛の末弟で歌人でもあった平忠度だ。平家都落ちの日、歌人藤原俊成に託した歌の一つという。~昔ながら~の、ながらは長等公園の長等だ。忠度は<ただのり>で、今ならキセルかな?。

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2012年6月25日 (月)

JR駅ホームに人気の風景写真

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 JR京都駅のホームにちょっとした癒しの空間がある。電車待ちの間、何となく眺めていて、ホッとする。さて、どこか、おわかりでしょうか。JR大津駅にもある。ホームから階段へ降りる所だ。JR西日本各駅のホーム、探せば、そこここにではなかろうかなあ。

 京都駅は2、3番線、ホームの屋根から吊り下がっている。心が和む美しい風景写真だ。新聞、飲料など自動販売機の置いてある上だ。写真は時計を真ん中にして左右にあり、裏表4枚だ。そのうちの一枚は、菜の花畑と真っ青な空だ。広い広い土地なのだろう。隣りの一枚、色とりどりの草花がセパレーツ、森の向こうまで伸びている。どれもいい風景だ。

 場所は何処ー思っていたらJR大津駅の同じような写真に地名の表示があった。空と麦畑、手前に棒のような花だ。<北海道美瑛町>と出ている。道央の旭川に近くラベンダーの富良野と隣り合い、遥か十勝連山が続く丘陵の町だ。商社マンから写真家に転身、日本列島を旅した八王子出身の写真家、故前田真三さんが、この風景を撮って以来、町の人気が急に上昇したという。京都駅、大津駅で眺める北海道の風景、列島の梅雨はつゆ知らず?。

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2012年6月24日 (日)

御饅頭処・餅兵さんの<ひょうすけもち>

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 何時も、言い間違えて、当主に言い直される。御饅頭処「餅兵」さんの<兵佑餅>のことである。「餅兵」の今の当主は、梅村眞司さんで8代目だ。初代は江戸・宝暦年間に創業の餅屋兵輔さんで、兵輔餅はご先祖の名に由来、眞司さんが当時を想定、復活した饅頭だ。

 眞司さん自信満々?の饅頭なのだ。それを買うたびに<へいすけもち>と言って、眞司さんから<ひょうすけもち>と正される。そう言う手合いの客が多いのだろう。兵佑餅の紙包み、わざわざ商品名に仮名がふってある。いや、申し訳ない。兵をひょうと読むのは、店名が<もちひょう>だから、当然なのについつい、<へい>と平易に言ってしまう?。

 お店は大津市中央2丁目、旧東海道沿いだ。眞司さんは脱サラで8年前、病気のお父さんの跡を継いだ。イチゴ大福など四季折々、創業以来の庶民性を大事にしているという。<兵佑餅>は東海道を往来する旅人に好まれた餅菓子と言い、粒あん入りだ。近江羽二重餅を使い、表面にはったい粉をまぶしてある。透きとおった袋包みから取り出し、二つに割ったら、ビューと伸びた。売れ行きは聞かなかったが、モチモチして、モテモテだろう?。

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2012年6月23日 (土)

石山寺の神木は老杉

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 見上げて、見上げて…である。これが、石山寺の神木か~と、デジカメを上に構えた。てっぺんまで撮るのに、頭を下げ、顎を上げ、腰を屈め、口まで?開けた。幹にしめ縄をまいた神木は、本堂への階段を上がったところ、観音堂のすぐ傍だ。いやあ、高い、高い。

 階段に沿って、金額と寄付者の石柱が並んでいる。壱百円、弐百円…、一番は拾万円の杉本清三郎氏だ。何時の時代の寄付か、貨幣価値の変遷を思う。神木を説明する木札が、拾万円の後ろにあった。~天平時代、石山寺草創当時からの老杉~だという。天平とは東大寺、唐招提寺の建った奈良時代だ。石山寺は聖武天皇の勅願、720年代の開基である。

 その頃からだと、樹齢は500年以上だ。幹回りは大人が手を広げて3人かな。樹高はどうだろう。見上げて、見上げて、20㍍かな、いや、もっとだ。正式には?と自宅戻って、ネットで調べた。大阪鶴見の花博記念で全国の巨樹を調べたホームページがあり、その中に石山寺のスギが出ていた。どう調べたのか、幹周は4・3㍍、樹高は30㍍、推定樹齢は350年だという。見上げて撮った神木の老杉過ぎ去りしあの日なり。拍手!!

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2012年6月22日 (金)

古民家で器とお酒の会

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 陶器、錫、漆、ガラス…と4種類の器が並んでいる。~酒をこの4つの器で飲み比べたら酒の印象は、どう変わるか、書きなさい~という。大津市小関町の古民家で<大人の実験室1>と題した初夏特別企画があった。しょか、しょか、どんなもんか?と参加した。

 会場はかつて三井寺五坊の一つ「微妙寺」の坊舎だった古民家で、360年前そのままの古庭園もある。池に苔むす浮き島があり、時折、鯉が水音立て、なんの会や!と跳ねあがる。この日は、この古民家と庭園を守る会が<ながらの座・座>と名づけて活動する催しだ。ながらは、長等が<ながら>と読む地名だからだ。ながらくの説明、ご容赦である。

 
 司会進行は家鴨さんだ。滋賀県内の酒蔵30以上回って、本を出したというお酒の好きな女性だ。家鴨は漢字の読みテストそのままに「あひる」さん。酒蔵から浪乃音酒造の中井さん、冨田酒造の冨田さん、若い蔵元お二人が来ている。家鴨さん、二人をイケメン、イケメンと紹介だ。そんなに何度も言ったらイケメンセンエ?。舌がもつれる。そうそう、本題は4種の器で飲むお酒の印象はどうか。それ、飲むほどに、うつわうつら?、ウイッ!

 

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2012年6月21日 (木)

呼吸チョコって??

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えっ?「呼吸チョコ」って、どんなんだろう。まさか、チョコレートが呼吸するってことないけど…、そう思うところが興味の始まりだ。客寄せに、巧みなネーミング。大阪のお菓子屋「まるしげ」さんの商品で、今、ヒット街道をまっしぐらの人気チョコという。  
   
 
        

 京都ヨドバシカメラ地階入り口側、特別出店だ。JR大津から京都駅まで乗って、地下通路を歩いていて、見つけた。父の日の夕方だった。お試しで、各種ある「呼吸チョコ」から<北新地>を選んだ。どう呼吸するかな?と一つ口に放り込んだ。ちょいと苦味もあって、甘く、カリッとかじったら、ああ!アーモンドだ。うん、これなら、アアモットだ?。

 何で、呼吸チョコかって? お店によると、作りたての風味が息づいているからと。そうか、息づく味ねえ。全国菓子博で金賞受賞して、もう10万袋突破して、いまや、大阪名物とか。ジッパーについた袋、一つで490円だ。アーモンドに抹茶、きな粉、いちごもあって、どれもこれも呼吸チョコの商品名がつく。PRを兼ねた父の日の特別出店、ウイスキー派のパパへ贈りませんかーと看板に出ている。う~ん、自粛より自祝、買うかあ?。

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2012年6月20日 (水)

石山寺と紫式部

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 石山寺と言えば、やはり紫式部だろう。名月の夜、源氏物語を着想したと言われる源氏の間がある。本堂と隣り合った部屋だ。廊下の花頭窓から覗くと、御所人形の紫式部がいる。有職人形司、第10代伊東久重氏の作だ。誰が策したか、柵がなくなり、よく見える?。

 右手に毛筆をもって~いずれのおんときにか女御…~と書き出したところだろうか。十二単衣は紫、所謂パープルが基調だ。J1目指す京都のサッカーチームはパープルサンガだ。関係あるや、なしや?。源氏の間、ロボットクリエーター、高橋氏制作の式部ロボットも同居だ。ボタンを押すと映像の中でそろりそろりと動く。源氏物語千年紀記念という。


 
国宝多宝塔の近くに芭蕉が源氏の間を詠んだ句碑がある。どんな句碑か悔いのないよう句を紹介しておく。~あけぼのは まだむらさきに ほととぎす~だ。芭蕉さん、目覚めが早すぎたようだ。多宝塔は他方からの観光客多くだ。中秋の名月観賞の高台から瀬田川が見える。ボート練習、どこのクルーが来るか、えっ、エイトだ。洒落反省して、再三案内板のあった紫式部像へ。あっ!後ろ姿だ。黒髪長く、式部さん、バックシャンシャン?。

 

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2012年6月19日 (火)

初入店、とみや食堂のお母さん

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 ひと目あったその日から…というか、その時から…、何とも気さくなお母さんである。話し好きと言えば、それまでだが、一つ二つ聞くと、三つ四つ五つ、答えがありのままに返ってくる。国道1号と高架の名神が交差する大津市大谷の食堂「とみや」のお母さんだ。

  大津から京都へハンドル握っていた。雨の降る土曜の昼どきだった。逢坂山、日本一のうなぎ「かねよ」をすぎて、追分の手前に<めし>の看板だ。庶民の食堂、シンプルイズベストだ。アジサイが咲く道筋に車を止めた。旧東海道沿い、合羽ウオーキングの人の列から行き過ぎてから入った。店内は女性4人いて、TVは△□で仁鶴さんの生活笑百科だ。

  外を見ていたバンダナのお母さん、出迎えだ。初対面なのにそんな気がしない。陳列ケースから煮鯖を選んだ。はい、温めましょ!~と即言う。何度も来ているみたいだ。店やって42年、アジサイ世話して、鹿にやられて、京都の大江生まれで鬼饅頭PR、旦那さんが阪神ファンで球児らのサイン、近くの月心寺が住職代代わり、かねよの鰻は高騰…、20分少し、話は弾んだ。写真撮って、お名前聞くと、昭和の昭に点4つ、稲富照子さん。

※ ご飯代は煮鯖に牛蒡サラダ、味噌汁、白菜漬け物、めしーで、600円なり。

 

 

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2012年6月18日 (月)

西国33ヵ所の観音様が一同に

 

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観音堂の扉が中央から両側へ、観音開きに開いている。観音様の御厨子を祀ってこその…観音堂。真ん中から扉が外側へ開いてこその…観音開きだ。西国第13番、東寺真言宗大本山、石山寺の観音堂前である。これだけしつこく観音観音、もうかんのん?かあ…。
 

  石山寺へこんなに早く行くのは初めてだ。瀬田の棒振り大会、雨で中止になっての参拝、午前8時半に行った。駐車料は600円、拝観代は500円だ。観音堂は本堂への階段を上がった所、毘沙門堂と並んでいる。お堂の中、座った観音様に立った観音様、一体、何体?あるのだろう。真ん中の観音様を中心に左右上下に二段だ。にだんでいる?みたいだ。

 
  階段を上がると、国宝の多宝塔と本堂があるので、観音堂はつい、スッと通り過ぎてしまう。雨の今朝は、じっくりだ。一歩二歩と近づいて、中を覗いてみた。賽銭箱の右端に古い木札がある。~昭和14年 奉納西国33カ所 堺市 曽我~と、うっすら読める。御厨子は曽我さんの奉納なのだ。左上に8つ、下に8つ、右もそうで、4×8=32だ。真ん中は石山寺・如意輪観音様。一堂で一度に?西国33カ所の観音様拝観、ありがたし。

 

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2012年6月17日 (日)

頼朝と重源のチラシ

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なんとも、よく考えたものだ。奈良国立博物館で7月に開催する特別展<頼朝と重源>のチラシである。両端がパッと開く観音開きだが、それはそれはの凝りよう。ポイントはチラシまん中の<と>だ。横で頼朝と重源を繋ぎ、縦で鎌倉と奈良の絆を示す<と>だ。

 チラシは京都近美へ行ったおり、1階ラックで見つけた。各地の展覧会場のチラシが差し込んであり、数ある中の一つだった。手にとってみた。左の頼朝を開くと、京都神護寺の国宝・頼朝像だ。右の重源を開くと、奈良・東大寺の国宝、重源上人坐像が出てくる。同時だと二人の対面だ。いや、面白い。これ、傘のワンタッチ開きと同じアイデアルだ。

 鎌倉と奈良の関係は、チラシの<と>が説明している。これぞ、と書き?だ。治承4年(1180年)の南都焼き討ちで東大寺が焼け、重源が再興を指揮したおり、頼朝が資金や物資の調達で、重源を応援したという。見開いたチラシの下、外国人向けに「Shogun Yoritomo」とあり、一方で「the Monk Chogen」とある。Shogunはわかるが、Monkが分からない。聞くと僧だという。そうだったのか?。

 ※ この展覧会は7月21日から9月17日まで開催する。奈良博、東大寺、朝日新聞などが主催、一般1200円。

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2012年6月16日 (土)

お客様は神様ラーメン

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それは、相当な自信なのだろう。メニューが、堂々と<おいしいラーメン>となっている。JR大阪駅構内、複合施設「ルクア」10階にあるラーメン店だ。店名は<神座>と書いて<かむくら>と読むようだ。上座に座るのは神様で、その神様はお客様だからとか。

 

 三波春夫さんって、ご存知だろうか。小皿叩いてチャンチキおけさ、大阪万博で世界の国からこんにちは~と言えば、お分りでしょうか。その三波さんの名言が~お客様は神様です~だ。JR大阪駅のルクアへ行くこと2度3度で、ついに何時も行列の出来ている店<神座・かむくら>へ、神様入りした。並んで15分、注文5分、食べて20分だった。


 長いカウンター、5~60席はある。コック帽の店員さん、10人はいる。店内見回すとキャッチフレーズが様々。店主はホテルシェフ出身で、どうとんぼりの4坪が始まり。どこにもない味、3回食べるとくせになるという。店員さんがキャビンで~おいしいラーメンです~と運んできた。最初にスープ、ピリッとして、う~ん、いい味だ。麺はつるり、舌ざわり良し。具は焼き豚に白菜が沢山だ。お客様は神様の白菜ラーメン、百歳までかな?。

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2012年6月15日 (金)

大津歴博の石垣に「石」の刻み

 

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わざわざ「石」と刻まなくても、「石」なのに…と思う。なぜ、わざわざか?、それは、代々、固い信念で受け継がれてきた石積みの「石」だからだ。つまり、石積みの石、歴史の石なのだ。平成元年に竣工の大津市歴史博物館、その石垣に「石」の一字が刻んである。 

大津歴博へ行くおり、京阪石坂線の別所駅で降りる。線路挟んで、東側は皇子山陸上競技場、向かいの山手が大津市役所。歴博へは滋賀県警の警察学校前から行く。歴博は琵琶湖を見下す高台。車なら気づかないが、歩くと、さらに急な階段があって、登り口の石垣見て、大津市長だった山田豊三郎氏の「石」揮豪に気づく。竣工記念、穴太積みの石垣だ。 

積んだのは、大津市無形文化財認定保持者、粟田万喜三氏だ。山田市長揮豪の隣、控えめに彫り込んである。万喜三氏は、~石の音を聞いて積め~が家訓という穴太積み300年の粟田家の第13代目だ。もうお亡くなりになったが、第14代純司氏、第15代純徳氏が跡を継ぐ。歴博の石垣、下から眺めると、お城の如くだ。大きな石、小さな石、見事にはまり込んでいる。これぞ、伝統の石積み。石はいっしっしっ?と嬉しそうである。

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2012年6月14日 (木)

現代版画とは?の井田展

 

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どう鑑賞するのか、う~ん、分からない。京都出身の現代版画家、井田照一さんの作品である。いま、京近美で版画展を開催していて、招待券3枚使って、一度成らず、二度、三度と見に行った。豚、薔薇、紙袋、石、鶏卵…、これって、分からないから面白い?。

 

チラシ裏を読むと、井田さんは京都芸大在学中、独習で石版画の技法を習得し、当時の美術的動向に反発する作品を発表、注目を集めた。非身体的でクールで知的な版画表現だった~書いてある。6年前に65歳で亡くなり、遺族が版画300点を寄贈、その作品紹介の展覧会という。版画イメージの無い哲学的で重層的な版画作品…、それが現代版画!。

 最初は閉館前に入って、へえっ…と駆け足で見た。二度目は梅雨に入った土曜に行って、ふ~んと見た。招待券がもう一枚、コーヒ飲んで、外は雨なので、また会場へ上がって、三度目の正直?今度はフムフムだ。フラッシュと三脚使用はNOだけど、作品の撮影はOKという。井田展の粋なはからい、東北弁でいだ、いだ?。会場の壁一杯に薔薇。ビデオ付き鶏卵の部屋。薔薇入り豚型、床に紙袋が20個…。サイコロ振り、丁か?半か??。

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2012年6月13日 (水)

京阪山科駅前の路上ライブ

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 帰りのバスはまだ来ていない。JR山科駅の改札を出て、京阪の踏み切りを渡り、バス停乗り場前。地下鉄の入り口、喫煙ベンチがある所だ。京都出身という二人のフォーク歌手がライブ中だ。写真入り看板、<まるみ>だ。歌にどう丸みが出るか?、立ち聴きした。

  女の子が踊っている。旦那を迎えに来た母親と一緒だ。歌が上手いのか、女の子にリズム感があるのか、駅ホーム近くアットホームだ。チラシをもらったおり、質問してみた。舞鶴高専卒業で、山科と亀岡の出身という。ギターは山口勇人君、シンガーは中尾尚史君。学生時代に歌いだし、町で見つけた看板で<まるみ>にしたという。深みはないようだ?。

 今年4月、着うた「まずは思いきって」が一番になり、秋には「自分色」の全国発売が決まっているそうだ。それ、歌ってよ!と言うと、さすが、性格も、まるみがあってか、すぐ♪~自分の中の本当の自分~♪と歌いだした。運動靴の中尾君は足を交互にリズムをとり、山口君はで折りたたみ椅子でギターを弾く。若者のフォーク、台詞のテンポが早い。店舗は午後9時近く閉まり出した?。ライブ遅れてバスも来た?。まるみ君、頑張れよ!

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2012年6月12日 (火)

回転すし450円の驚き

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 驚きようにも、色々ある。カウンターで、回転すしを食べて、もうお腹は一杯になった。会計ボタンを押し、支払伝票を持って、レジへ行った。バイトの女性店員が言う。~ハイ、5皿で450円です~。へっ!と思って、もう一度聞き直した。やはり、450円なのだ。

 

 大きな赤い看板は<一皿105円>だった。国道1号沿いにある回転すし<はま寿司甲賀水口店>だ。新規開店だろうか、駐車場がなんとも広い。山科の自宅への帰り、夕食兼ねて入った。車を降り、看板点検だ。~はま寿司にはまります~、洒落ている。店のこだわり。お皿にICチップ内蔵、鮮度が落ちると、寿司皿が自動的にレーンから外れると。

 回転すし競争、勝ち抜く試みだ。月曜の夕、席は番号札1番、左端のカウンター。客はどうか、立ち上がって見た店内広々、客少々…。流行りの画面注文だ。味はどうかと鯵、ここは穴場かなと穴子、どうさばいたか鯖、回って来たカンパチは、間髪いれず取って、仕上げは炙りサーモン、さあ!の値段450円。実は平日割で一皿90円、へえっ?だった。

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2012年6月11日 (月)

斎王の泊まった頓宮跡を見に行く

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頓宮跡は、木立の中だった。頓宮は、仮の宮で、<とんぐう>と読む。頓の意味は、休息して留まるだ。歴史は遡って、天武天皇の頃からおよそ380年間、歴代天皇が即位のおり、31人の斎王が名代として、伊勢神宮お参りの途上、宿泊された場所が頓宮なのだ。

 洒落るなら、それって、トンと知らなかった?。斎王は都から伊勢へ5泊6日の旅だったという。その行列を群行といい、500人もの随員がいたらしい。一行の宿泊地=頓宮は、近江の国では勢多、甲賀、垂水の3カ所、伊勢の国では鈴鹿、一志の2カ所にあり、発掘で今に甦ったのが、国道1号に近い土山の<垂水斎王頓宮跡>だけで、そこを見に行った。

 
 名神栗東ゴルフ倶楽部へ行っての帰り。まだ日が高く、頓宮跡の表示を見て、ハンドルを切った。オオノオ!と思う細い農道を走って、茶畑に囲まれた所がそうだった。神明造りの社殿がある。史蹟碑、鳥居、由緒書きの立て札…。縄を張った井戸跡も…。駒札に9歳のおりは斎王、49歳のおりは斎王の母として、2度も来たという歌がある。~世にふれは 又も越えけり 鈴鹿山 昔の今になるにや あるらむ~、そんなこと、あるらむ?。

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2012年6月10日 (日)

ビギン京橋を純情ウオーク

 

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どうだろう。口の中にそっと右手を入れてみた。偽りの心を見抜くという海神トリトーネの口だ。ああっ、手が抜けない。あっ、手首がない。心に偽り…、そ、そんなことない、ああっ!。これ、ビギン京橋の入り口にある、ローマの教会外壁を模した<真実の口>だ。

 

 新聞記者のグレゴリー・ペックとアン王女の映画「ローマの休日」のシーンに出て来る、あの怖い口だ。商いに嘘はいけないと、1992年商店街オープン記念で、ビギン京橋が設置した真実一路の口だ。JRと京阪の京橋駅から北へ100㍍、京都伏見に通じる京街道への始まり、つまりビギンだ。口から手を出して、純な心で、商店街をビギンで歩いた?。

 アーケードがずっとだ。新京橋商店街と京橋中央商店街が繋がって、長さ400㍍、150店舗近くある。井戸端ステーションで100歳体操、イチニィサンの垂れ幕がたいそう?だ。鍼灸整骨院さんが路上に看板。見ると~玉ねぎ切る時、割り箸を口に咥えると泣かないですむ~と。整骨と看板の関係、わかんない。お食事処「とっつあん」の看板は片仮名で<ゲコ>入り。なんでだろ。歩く女性はみなビギン、違った?。味わいのある町だ。

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2012年6月 9日 (土)

永楽通宝とまけずの鍔

 

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信長愛刀の鍔は、永楽通宝を模ってあり、旗印もそうだったという。永楽通宝は中国・明の永楽帝のおり、鋳造された銭貨で、室町から江戸まで流通していた。信長がこの永楽銭を殊のほかえらく?、気に行っていたとか。そこでクエスチョンである。何でだろう。

 

  答えはお菓子司「万吾楼」でわかった。JR安土駅前にある創業100年の老舗で、現在の当主は4代目だが、2代目が創作した最中「まけずの鍔」の由来が、そのまま回答になっていた。TBSの人気番組「世界ふしぎ発見!」で問題が出たというから、よほど不思議なのだ。最中は大納言小豆とインゲン豆の2色で、香ばしい皮を齧ると、鍔がでる?。

 これ、ホントみたいなウソみたいな。最中は税込み1個136円で、まけずの鍔で、値段もまけず?だ。回答知りたくて、2個買った。包み紙の中、信長が永楽通宝を大事にした理由が書いてあった。信長27歳の時、東海の雄・今川義元と桶狭間の初戦だ。必勝祈願で熱田神宮に参拝、~我に勝利を!~と、一握りの永楽通宝銭を投げ上げ、結果を見ると、全部、表を向いていたという。以来、連戦連勝。まけずの最中、伝伝で誠に甘かった?。

 

※ 右の写真は信長縁で永楽通宝の鍔を描いた安土町の土管マンホールの蓋。

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2012年6月 8日 (金)

ベジ太定食

 

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ベジ太定食を紹介しよう。所謂、家庭で食べるおうちごはんだ。カウンター上、左の写真がそれだ。椀、皿、鉢…器は全部で8種だ。食材はどうだろう。発芽玄米のご飯、鶏もも、魚のいさざがあって、水菜、レタス、しいたけ、三つ葉…、少々でも野菜また野菜だ。

 京橋中央商店街、ビギン京橋の中、昨年12月に開店という。店のコンセプトは、バランスのとれた野菜中心の定食ご飯だ。京橋は立ち飲み店多く、ガヤガヤが心地よいという町である。そんな中、いぶし銀のお店だ。夕方、駅周辺を歩き続けて発見だ。百円野菜のローソンが向かい、中華料理店の隣だ。午後6時、真心こめて支度中-の看板が外れた。

 

 女性店主、ハンチング帽がよく似合っている。開店まで20分ほど、店前を行ったり来たりだ。立て看板にこう書いてあった。~外食が続くと、好きなものばかりで、偏りますねえ~、その通りだ。~野菜を外で食べるって、結構、難しくありませんか~、確かにだ。お一人様歓迎-とも。客の気持ちを先読みしている。心が動いたたこ焼き、串揚げ、お好み焼き回避しての入店だ。食べつつ品目数えた。野菜中心に20種…、ベジ太でベジ多だ?。

 

 

 

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2012年6月 7日 (木)

京橋で川柳漫画の壁面

 

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なんや、これっ!、おもろいがな。ガード下の壁面に川柳付きの漫画や。壁面の長さは104㍍もあって、川柳の入選作24点一つ一つに描いてある。京阪電車京橋駅近くの高架下だ。漫画を見て川柳読むか、川柳読んで漫画を見るか、どっちでも、アハハアハハだ。

 

街は歩いて見るものだ。JR大阪環状線の京橋駅を降りて、足任せで歩いた。JRと京阪の駅が隣り合い賑やかだ。ガヤガヤもしている。商店街の中、アーケードの下…、立ち飲み屋さん、タコ焼き屋さん…、土曜の夕方。そうか、京橋は行政区で言えば、都島区かーと、町名表示板に感心して、東野田町3丁目だった。飲食店街の「エル京橋」である。

 

そこでの出会いが「漫画 京橋川柳壁画展」だった。地元商店街振興会が京橋をテーマに川柳を募集、入選作に大学の学生さんらが漫画を描いたという。川柳は<京橋の のれん恋しく 途中下車><夕焼けが 染まるトレイン 高架下><おじさんの 立ち飲み姿 似合う町>…秀作だ。漫画は壁面に一杯。焼鳥屋のサラリーマンに羽根。酔ったおじさんの足跡が千鳥足。生ビールに笑いに太鼓腹に…、壁面の百㍍を行って戻って、もうウイッ!

 

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2012年6月 6日 (水)

一寸そら豆の学習

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どこで、勉強機会があるか、わからない。帰りがけ、ちょいと夜によるJR大津駅近くのスタンド「林屋」でのことだ。店長おすすめメニューに<一寸そら豆230円>が出て、両隣のお客さんに店長の林さん巻き込んで、学習の時間になった。そら豆勉強、そらあだ。


  林屋さん創業以来というお客さんが、一寸先に食べたと言う。一寸と書いて、ちょっとーと読む。これ国語の学習、そのイチだ。一寸先は闇、これは諺。先のことはわからない意味だが、左隣のお客さんが鞄に物差しを持っていて、まさかの一寸先は…である。ささみの薫製を食べ終え、2品目に一寸そら豆を注文して、お隣さんが大きさの実測に入った。

  何事も確認が大事だ。焦げ目のついたそら豆に物差しが当たった。1寸は3㌢とちょっと、確かに…ある。これ、理科と算数の学習だ。そら豆は鞘が空を向いて育つから、そう言うが、野球オンチの先輩が、ソロホームランを空ホームランと勘違いしていたのを思い出した。ここは運動学習だ。皿のそら豆は10個だ。店長、一つの鞘に平均2個入りという。寸の単位の次?は問いかけてみた。なぜかしゃっくりが出た。答えは寸10倍で尺?。

 

 

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2012年6月 5日 (火)

大津市にある、あるストリート

 

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010_2どんな形容詞をつけたらいいのだろう。趣き、ほっこり、不思議、変化、歴史…だろうか。兎も角、何処にでもありそうで、そうない通り、所謂ストリートだ。所在地は大津市中央2丁目6番地から5番地。その味わいのある通り、歩きながら道々、ご紹介しよう?。

   大体の場所は、JR大津駅からだと、北西へ歩いて12、3分だ。大津事件のあった旧東海道から1本北へ行く道だ。距離30㍍、道幅5㍍かな。始まりは洋館建ての畠山さんのお宅で、老舗の仏壇屋さんの向かい。洋館は今、壁一杯にバラが咲く。♪~バラが咲いた、バラが咲いた~♪で、ピンクのバラだ。県庁前の職場から昼食でよく通る道筋なのだ。

 そこを鍵型に曲がると、蛭子神社。宮司さん不在、鈴はすずチャランと鳴らない?。北隣は屋根がずり落ちかけた旧家にバーバーだ。婆々でなく、BARBER=散髪屋。かつて雑誌によく載った手作り飴の下村。御主人の善之助さん亡くなっても、看板は今も。表札が「多苗」苗字のお宅、常連さんだけの喫茶店はルンルン。餌をやってはいけない猫がいて、ラベルはがしたボトルがアートの如くの置き場…。そこをにしての、通りだ??。

 

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2012年6月 4日 (月)

沖縄料理店、一人の空間

 

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いくら沖縄、沖縄していると言っても…だ。ここまで沖縄が追いかけて来るとは…である。沖縄料理の「海と空」でのことだ。京都・四条小橋のちょいと西側、歩いて上がるビル3階だ。オリオンビールとゴーヤちゃんぷるで寛ぎ、席を立って行った一人の空間だ。

  正面は大きなガラス、自分にこんにちは…だ。天井から真っ赤なハイビスカス飾り。造花だろうか、ぞうかな?。前の棚には沢山の貝殻と三個ではないサンゴの化石?。右側の壁にはライオンのシーサーの額が掛かっている。いつまでも見ていず、早くシーサーと言っているような。用を足し、一歩引いて、狭い空間をゴーヤちゃんぷるっとウオッチした。

 壁という壁は貼り紙が一杯だ。出口ドアは、フリーター・アルバイトを募集している。沖縄が好きで元気な方、おいしいまかない付きですよーと呼びかけている。さあ、どうするか、一人の場所で、アイヤサ、アイヤサ…かな。ポスターは、泡盛をソーダで割る<ハイサイボール>が新登場と出ている。ハイ、さいですか?では、素っ気ないかな。<泡盛のコーヒー割りできます>というのもある。泡盛メニューの数々、アワワ、アワワ…だ?。

 

 

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2012年6月 3日 (日)

牛丼の吉野家で思う一人人生

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入って来る人、入って来る 人、どういう訳かみんな一人だ。カウンター席の3列目、入り口左端に座っていたので、店内がよ~く見える。牛丼の吉野家、久々の八条口店だ。JR京都駅の新幹線側を出て 徒歩3分、外が明るい日曜の夕方に行った。思うところ多しだ。 

 常連客か店内奥の青年が、 サービス券付きで410円払って、出て行った。店内で一人になった。夜7時からお通夜、夕飯兼ねてだ。吉野家なら定番でも牛丼だ。野菜サラダを別注したいが、メニューにない。聞くと、コールスローですね?と店員さん。キャベツを酢漬けして、マヨ ネーズで和えてあるらしい。野菜であるなら、それにスローだ。訛った?。 

 通夜まで時間はある。食事 はスロースローだ。暫くして、一人客が相次いで来た。みなさん、年配の男性。吉野家と言えば、若者店なのに時代の変化かな。真向かいさん、新商品の旨辛カレー330円だ。お金ないのかなあ。右端の人、牛鮭サラダ定食570円。一人暮らしだろうか。 ウオーキング帰りの人、牛丼セット490円。帰っても誰もいないのかもしれない。アロハの若年寄り、~ねえちゃん、ビール~ と叫ぶ。一人一人が、人生だ??。

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2012年6月 2日 (土)

信長検定20問、カン的中

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020いや、満点!と言われるとだ。いや、これしき…、照れるなあ。でも、嬉しいなあ。安土町観光協会が作成の<信長検定問題20問>である。問題はJR駅すぐの安土城郭資料館で出た。信長ご縁のローマブレンド珈琲飲みに入って、机に用紙がある。よおっし!だ。

 1問目は安土城の築城は?だ。Aは信長、Bは秀吉で、2択だ。これは簡単、最初はグーのようだ。信長の幼名は吉法師か三法師か、これは第3問である。う~んである。ここは、回答の吉を願って吉法師だ。信長が安土以外で楽市楽座を行ったのは、岐阜か?清州か?。これは岐阜だ。昔は井ノ口で、金華山城の城下町として、岐阜にギフトしたのだ?。

 信長は洛中洛外図を贈った相手は? 本能寺の変の時に家康は何処にいた? 安土城天主は何階建て?…。何問目か、難問だ。答えは上杉謙信、堺、七階建て…だが、二つに一つ、カン回答だ。信長のハンコ刻印は?は天下布武か、天下統一の問い、これはふぶ、布武だ。回答レジ提出、採点した戦国羽織の店員さんが~満点です~と、右端に20/20の書き込み。満点賞は資料館限定の蘭丸のイラスト缶バッジ。カン当たり、カンカンカン?。

 ※ 他の主な出題は②安土城前の信長の居城は(名古屋城、岐阜城)④信長の居たことがある城は(彦根城、佐和山城)⑤信長正室の父親は(斎藤道三、武田信玄)…⑱信長が安土城内に建てた寺院は(淨厳院、総見寺)⑲信長行わせた安土問答の場所は(淨厳院、沙沙貴神社)⑳安土城の隣にある近江守護六角氏の居城は(観音城、小谷城)

 

 

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2012年6月 1日 (金)

鼻眼鏡の老夫婦、幸せそう

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  額に皺が寄って、眉毛は白い。ずり落ちた老眼鏡、度がきつそうだ。おじいちゃんの鼻ひげ、おばあちゃんの髪の毛、眉毛と同じで白い。お二人は顔を寄せあい、手をとりあい、ステップ踏んでいるのだろうか。何と微笑ましい陶器人形か、思わずズームアップだ。

  知らない町のぶらりウオーク、様々な出会いがある。気温25度以上の夏日でも、湿気がないと、暑さがそう気にならずない。JR安土駅から線路下の地下道をくぐり、安土城郭資料館と相撲櫓を見て、安土問答の淨厳寺へ向かった。西南へ歩きだし、まだ町並みの中だった。ベンガラの格子の飾り窓、お宅のお宝か、花入れや陶器の壷が並べてある。

  窓には、細い竹の棒が立てかけてある。節電の夏、朝顔のツルが絡むのだろう。そう思って、行き過ぎて、飾り窓陳列の陶器が気になって戻った。それが、鼻眼鏡の老夫婦人形だった。近づいてデジカメで写真撮りした。風雪の人生耐えて、いま幸せの花が開いているようなお顔だ。玄関の赤い郵便受け、お名前は中島さん。所在はどこか、確かめると、安土町常楽寺。二人の目尻は下り、ステップも軽そうだ。高齢社会、満更でもないのかな。

 

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