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2012年4月

2012年4月30日 (月)

新聞に載った湖岸のシバザクラ

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最初に中日新聞が<春の彩り 湖岸染める>と出た。翌日は京都新聞が<一面ピンク 陽光に映え>と続いた。新聞の顔、1面のカラ-写真である。大津市におの浜4丁目、なぎさ公園に咲くシバサクラだ。今年は1週間遅れて咲きだし、今が見ごろーと書いてある。

 中日も京都も紙面がピンク色だ。小さなシバザクラの群生、匂い立つ如くである。毎年のように季節写真として載るが、現場へ行ったことがない。におの浜4丁目の湖岸って、どの辺り?ーと聞くと、大津プリンスホテル付近という。京都新聞掲載があった翌日だった。びわ湖ホール近くであった会議が終わり、湖岸を歩いて、咲きようを確かめに行った。

新聞掲載の日は快晴、あの日は曇天だった。それでも湖岸は気持ちがいい。東へ、東へ歩いて10分ほど、SLのある滋賀県立体育館前あたり、芝地がぽおっと明るい。あっ、ここやあ。<HPP>と書いた看板が上がっている。ハートフル・パーク・プロジェクトの略で、大津市緑地協会の自主事業による植栽という。ピンクの絨毯、ホテルの琵琶湖汽船桟橋へ7、8か所続いている。新聞写真で現場に来て思うこと、見た見た!シバザクラ!。

 

※ 中日は4月24日付け、京都は25日付け朝刊、いずれも滋賀県内向け紙面の1面掲載。

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2012年4月29日 (日)

五目しるそばは1500円

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024入り口に掛かっていた<CLOSE>の表示が外れた。オープンザドア、さあ、開店だ。大津プリンスホテル1階の中国料理「李芳」である。ここまで来たからにはと、20分待って、入った。チャイニーズレストラン、高級感のある店だ。胸はって、一番客だ。 

 男子店員さん、スーツに蝶ネクタイ姿。~バイキングでしょうか、単品でしょうか~と聞いてくる。~単品です~と答えると、~5番テーブルへどうぞ~と誘う。琵琶湖側の4人掛け席だ。見開きの硬版メニューが出てきた。お目当ては麺だ。捲って、捲って、あった。しるそば、五目か海鮮だと、1500円…だ。これが全メニュー中、一番安い値段だ。

 しるそば、つまりは高級ラーメン。女性店員に聞くと、しるそばはオイスター味の五目が人気と言う。ナフキンを膝にあてた。午前11時半開店、客は一人だ。何しろ、ラーメンで1500円だ。どんなんかナと待って、出てきた。ホタテの粒が大きい。二つだ。海老はクリクリ。スープはトロリとして、あんかけ風だ。焼き豚、烏賊、鶏肉…。白菜、マッシュルーム、椎茸、筍…、一つ一つ、頭も舌も、1500円、1500円と言っている?。

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2012年4月28日 (土)

♪~咲いた 咲いた~♪

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026この彩り、見た瞬間、オオッ!だ。何とも、色鮮やかなのだ。ピンクがある。黄色がある。パープルも、だ。もちろん、赤色も、だ。まるで原色図鑑を見るが如くの彩りである。ああ、春や春!だ。つい、口をついて♪~咲いた、咲いた、チュウリップの花が~♪だ。

 京都府立植物園の球根花壇だ。季節ごと植え替わって、今はチュウリップが満開だ。北山門から入って、噴水から西へ行くあたりだ。大きなケヤキをまん中に道路沿いに花壇がある。長さ20㍍はあろうか。規則正しく、整然と並んで、こんもりした緑の中で妍を競うように咲いている。花も鼻も長く?見とれて♪~並んだ、並んだ、赤白黄色~♪である。

 童謡チュウリップは昭和5年、東京・世田谷の近藤宮子さん作詞という。チョウチョや、コイノボリも近藤さん作詞だそうだ。一面のチュウリップ、手前の紫は一重早咲きのパープルプリンスだ。少し向こうのピンク色は、クリスマスドリーム。赤いのは何かな、屈んで名札読むと、メリークリスマスだ。春なのにXマスとは、これ如何。解釈に苦しマスだ?。手前の青い花は、ムスカリ。花の名、難しだ?。兎も角♪~どの花みてもきれいだな~♪

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2012年4月27日 (金)

観覧温室のハイビスカス

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057 見て!見て!~撮って!撮って!とでも、言っているようだ。赤いハイビスカス、そうは珍しくないけど、咲き方があまりに見事だ。京都府立植物園の観覧温室、水生・食虫植物ゾーンの中だ。通り過ぎて、戻って、撮影の注文にはまった。は~い!ハイビスカスだ 

 季節外れの風邪、やっと直って、リハビリ・ウオークだ。どこへ行くか、選択したのは植物園だった。北山門から入って、閉館が早い観覧温室から先へ行った。第21回フクシヤ展開催中。花弁が垂れ下って開く南国の花、600品種もとか。幸福シアやなあ~と見て、次が真っ赤なハイビスカスだった。目の位置、こっち向いて咲いている。正面撮りだ。

 ピントがぴたっと合った。花びらの赤さ、何とも瑞々しい。赤は赤でも、ブリリアン・レッドだそうだ。れっとも知らなかった?。雌しべが天狗の鼻みたいに出ている。先っぽは花粉の袋、目を細めると、5つある。黄色い粒々は、雄しべ。花のこと、おして知るべし?だ。このハイビスカスは、リリフロルスという種類という。インド洋に浮かぶマスカリン諸島が原産で、園芸品種の基本種とか。なるほど、ハ~イと返事して、ビスカス!だ。

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2012年4月26日 (木)

大丸展の賢治ワールド

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007宮沢賢治と言えば、雨ニモマケズ~である。東北大震災から1年、賢治の思いを今に~と、大丸京都が展覧会を企画した。直筆の詩や水彩画や童話の挿絵原画などの展示だった。ポスターは宇宙を走る銀河鉄道だ。行く先は三つ星か五つ星か?、見極めに2度行った。

 賢治が亡くなって80年近いという。岩手県花巻出身だ。生まれる2カ月前と亡くなる半年前、マグニチュウード8の大地震があった。天災と凶作…、そんな生涯経験の中で生まれたのが、イーハトブー(理想郷)への思いのようだ。没後発見という雨ニモマケズを書いた手帳、農村指導時代の若き肖像…、そして良くこれだけと思う童話作品の数々だ。

 事業視察で、花巻の賢治記念館へ行ったのは、何時頃だろうか。盛岡で椀子そば食べ、岩手山を眺めて、もう15年も前かなあ。注文の多い料理店、セロ弾きのゴーシュ、よだかの星…、あの記念館にもあった賢治童話だ。知ってはいても読んでない。展示グッズ売店。電信柱が~ドッテテドッテテ~と行進する奇妙奇天烈な<月夜のでんしんばしら>と、風が~どっどど どどうど~と吹く<風の又三郎>の2冊、賢治ワールドに初めて入った。

 ※ 展覧会は3月7日~19日まで、宮沢賢治・詩と絵の宇宙としての開催だった。 ※ 宮沢賢治は1896~1933、37歳没。詩、童話など著作多数。

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2012年4月25日 (水)

車石展への意思

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026どういう意思を持つ人たちの集まりなのか。江戸時代にあった大津―京都間の牛車の敷石レールを調査する車石・車道研究会の人たちが、ついに展覧会開催へこぎつけた。大津歴史博物館と一緒の車石展である。研究会の皆さんの強い意思が、ヒシヒシ?伝わった。

 案内があって、会場へ行った。京阪石坂線の別所駅から山際へ7、8分、階段ハアハア上がって、はるか琵琶湖だ。息が弾む分、見晴らしは最高である。自動ドア開いて、フロアに車石の模型だ。研究会の真田孝男さんの作品という。黒牛が米俵積んだ荷車を引く。重いのだろう、牛はもう?クラウングスタイル。もう?200年経つ昔のモノクロ写真も一緒だ。

 牛の洒落、これ以上はもういけません?。荷車の米俵は9俵、1俵60㌔㌘だから640㌔㌘の重さだ。それを逢坂山越え、日の岡を超えて、京都までだ。牛の気持ちを思うと、いや、もうである。また、出てしまった。会場内、研究会の人たちが説明する。~牛車は過酷すぎて、飼い主は近江に買われていかないよう祈願した、近在から石を6万個集め、レールにして荷を運びやすくした~などと話す。車石、牛はウッシッシだった?。

 ※ 車石展が3月3日から4月15日までの開催で終了した。 ※ 車石・車道研究会は2003年に大津、京都在住の人ら発足、現場研修やシンポジウムを毎年開催している。

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2012年4月24日 (火)

京都大丸のデッチー君

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060ちょん髷の坊や風呂敷包みを背負っている。顎を突き出し、上目づかいに遠くを見つめている。この顎で、ちょっと洒落たくなった。どこへ行くのか、ゴーイングアゴーだ。どうかな。これ、大丸京都店が独自に作ったキャラクター。丁稚をデッチーと名付けている。

 地下鉄四条烏丸で降り、商店街のない地下道を行く。河原町方面へ歩くと、大丸のショーウインドウだ。京都店は1912年10月、四条通りに出て来て100年目という。~はじまりはこの地から…、次の一歩もお客様とここから~のコピー。どこの広告代理店か、達者だ。ちなみに大丸の始まりは1717年、伏見の呉服屋さんがイナイナバア?だった?。

 京都店のウインドウ、100年感謝祭のデッチー君がずらり並ぶ。赤い座布団に座って両手を揃えたのや、売り尽くしの赤いねじり鉢巻きのや、腰に大福帳を提げたのや、デッチー君の色々だ。~大丸創業270年(1987年)を迎えたおり、京都店がつくった~と説明してある。上目づかいは希望に燃え、高い理想を追求する意気込み…とも。人形名は店内公募で、丁稚なんだからデッチーと、即決まったと。お尻はどうか…でっちり…。

 

 ※ 大丸は1717年に初代下村彦右衛門が京都・伏見の呉服店「大文字屋」として創業。1726年に現在の心斎橋店の場所に「松屋」、2年後には名古屋にも店舗を展開。この時から屋号を「大丸屋」とした。

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2012年4月23日 (月)

グルメのB級は白ワインと五目そば

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069あっちもこっちも人で溢れている。土曜か日曜の夕方、JR京都駅構内の飲食店である。観光客、家族連れ…食べてから帰途に着くのだろう。夕飯は要らないーと出てきた手前がある。そういう時の穴場は京都タワー地下の中華料理店「塔苑」だ。やはり、空いていた。

 平日の昼はお隣の京料理「伏水」と併用している。2店とも値段、味、客扱いの3拍子揃っている。昼の常連さんは多いが、観光客はここまで来ない。遅いサクラが満開、人出ピークの先週の夕方だった。京都高島屋の北海道展で、♪~はるばる函館~♪と、あのラーメン食べたさで、自宅から来たが、最終日は早仕舞いで、当てが外れて、京都駅だった。

 自分でB級グルメを任じている。塔苑さん、座る席は入って右側の二人掛けだ。席番は1だ。中華料理はワンがいい。注文は白ワインと五目そばに決めている。なんで白ワイン?と思われがちだが、ここがB級グルメの通ちゅうところ。どこに相性があるかわからない。ワイン飲んで、直木賞作家、山本兼一の「利休にたずねよ」を読むうち、五目そばだ。海老、豚、白菜、筍…質量とも◎だ。B級も利休と同じ<きゅう>…、侘び寂びの境地なり?。 

 ※ ワイン300円、五目そば750円。

 

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2012年4月22日 (日)

カマスの一夜干し、どうかます?

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009脂が乗っているとお勧めのカマスが出てきた。大津市の菱屋町商店街の魚料理店「摩季詩」の昼食である。焼き魚定食、開きで一夜干しのカマスだ。円筒形の細長い魚で、尖がった口先がお皿からはみ出ている。お腹に焦げ目だ。確かに脂がジワッと滲み出ている。

 はったりをかます!ではなく、ちゃんとしたカマスだ。食材事典によると、スズキ目カマス科で、日本近海に色んな種類がいて、アカカマスは最も美味だという。「カマスの焼き食い一升飯」の諺があり、塩焼きにすると、何杯でもご飯が食べられるという意味だそうだ。尾の付け根が太くて、キック力が強く、時速150㌔の速さで泳ぐというから驚きだ。

 カマスの魚漢字はどうだろう。あの時、すぐに思い浮かばず、店の人に聞くと、魚漢字を書き込んだ湯のみが出てきた。さすが魚屋さん、用意がいい。どこにカマスがあるか、湯のみくるくる回して、出てきた。はぜの「鯊」と、しゃちの「鯱」の間、漁師の師に似ている「魳」を見つけた。食べる前、悪戯心がわき、一発かます!たくなった?。お皿のカマスを表に、口先を湯のみの「魳」にかまして、撮影だ。写真で見るカマス、どうかな。

 

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2012年4月21日 (土)

赤提灯の記憶はトロと穴子

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033あの赤い提灯が遠い記憶を呼び起こす。京都で一、二の高級寿司割烹店と言われる「蘭」だ。四条木屋町を上がり、50㍍ほどの東側だ。何たって、提灯は見上げるほど大きく、灯りが点くと、それこそランランだ。あの格子の引き戸開けたのは、もう十何年も前だ。

入ってすぐカウンターだった。東京からの大事なお客さん、夜に京都駅で出迎えて、直行だった。毎年毎年、4年は続いた。座ると、お客さん即大トロだった。次に穴子で、また大トロに戻って、再び穴子だ。ネタは見た目からして新鮮、とろける如く…。お客さん、トロと穴子往復、何度もだった。見ていると、~君も食べたまえ~と。思い出、懐かしい。 

 芸舞妓さんもよく見た。旦那さんに連れられ、~へえ、おおきに~と2階へだった。お腹膨れて、仕上げは大きなボタ餅だった。所謂、別腹なのだ。京都在住の、お客さんの友人も一緒で、入店は3人だった。接待業務で、支払いは会社回し。高いイクラも幾らか食べた?、値段は記憶の彼方だが、1人3万以上?…。あのお客さんはもう黄泉の国、時効だ。今は2代目さんが継いで、多少は安くと聞くが、提灯見るだけ、長いこと入ってない。

 

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2012年4月20日 (金)

あ行か行の隣のサ行の行方

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 会社人生に一区切りをつけたお二人の慰労の会だった。会場は居酒屋まんざら本店、河原町夷川上ルだ。京都市役所から北へ徒歩5分、大正時代の民家を改装してあり、2階8畳の宴席から白壁の蔵も見えて、まんざらという屋号らしく、まんざらでもない佇まいだ。 

 長いテーブル席に主役2人が座って会が始まった。会社人生、先輩後輩を超えた15、6人の集いは乾杯挨拶すんで、即にぎやかだ。端っこの席に座って、まん前を見ると、床の間の生け花あって、崩し字の書額が掛っている。~あいうえお愛 かくきけこ恋の すぐとなり さびしいせつない サ行がいる~と墨痕鮮やかだ。誰の書、落款を見に行った。

 朱の落款、しゅっとはわからない?。役員退職、定年退職…、さびしいせつないサ行やなあと思いつ、店員さんにフロントへ、作家名を聞きに行って貰った。主役2人がサ行でさっと挨拶がすんだ頃、答えが返ってきた。「ふかいかずこさん」という。そう聞いても、サ行のサで、サアっとはわからない。ネットで調べると、新潟県上越市で、墨彩画や詩画集を販売する深井和子さん(55)の作品だ。退職2人、サ行のサで、さあ!これからだ。

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2012年4月19日 (木)

シャガール図録で見るシャガール

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 京都高島屋であった「シャガール 愛を巡る追想」展を見た。馬や人や家が色彩豊かに浮いていた。そのせいか、マルク・シャガール作品は何時見てもフワッっとなる。帝政ロシアに生まれ、仏国籍取得し、米国へ亡命し…、前衛画家の巨匠、97年の生涯である。

 マルク・シャガールの展覧会図録が手元にある。マルクはなく、四角?でがっしり重い。左閉じで、アルバムみたいな表紙を捲って、2頁目にシャガールの写真が載る。<パリにて、1925年>と出ている。年譜を見ると、38歳だ。パリの画廊で初の個展を開いた翌年、アパート引き上げ、一軒家に引っ越す~とある。男前、キラッと眼が光っている。

芸術家の表情だ。円熟期に入る頃だろうか。ゴッホのひまわりを所蔵する東郷青児美術館に勤める五十嵐卓さんが解説を書く。~日本国内には、舎ガール、紗珈瑠、西少女…でシャガールと読ますお店が沢山ある~と洒落ているのが嬉しい。勝手にシャガーレかな。図録一番後ろ107頁は87歳の時の写真だ。パリ・オペラ座の天井画を描き10年後の1974年だ。なんと慈しみのある表情だろう。画家として極めて、しゃがったのかな?。

※ 京都高島屋のシャガール展は4月16日で終了、4月25日から横浜高島屋、6月7日から日本橋高島屋へ巡回する。 ※ 写真の展覧会看板は1980年、93歳で描いた画家の夢。

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2012年4月18日 (水)

エッフェル塔のペンキ工

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 見れば見るほど…である。よくもこんな一枚撮ったものだ。エッフェル塔のペンキ工だ。パリ7区、ずっと下にセーヌが流れる。左手で鉄柵を持ち、左足を引いて、まるで鼻歌を歌う如く右手の刷毛でスイスイと塔に色を塗っている。それはも~うドキドキする写真だ。

 京都祇園の何必館・京都現代美術館で見た展示写真だ。八坂神社から四条通りを西へ百㍍ほど花見小路手前の美術館だ。5階建てでも間口は広くなく、観光客で賑わう土日はつい見過ごしてしまう。そこで、フォトジャーナリストとして世界的に活躍するマルク・リブーの半世紀にわたる代表作60点を展示していて、その1枚にペンキ屋さんがあった。

 「写真は仕事というより情熱、むしろ執念に近い」と言うマルク・リブーは1923年、仏リヨン生まれ。ロバート・キャパらに出会って、写真の道に入り、ペンキ屋さんはパリに出て来て間もない30歳の時、ライカで撮ったという。パリ万博で建ったエッフェル塔は高さ324㍍、既に2億人も登って、塔はとうとう世界遺産だ。ペンキ屋さんを撮ったマルク・リブーは言う。~この時この光景は二度とない~と。それにしてもハラハラ…だ。

 ※ 何必館・京都現代美術館の「時代の証言者 マルク・リブー展」の開催は3月3日~4月22日まで。 ※ 左はポストカードで撮った写真屋さん、右の写真はネットから転写のマルク・リブー。

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2012年4月17日 (火)

夜桜帰りの名物・もやし焼きそば

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103名物という言葉にどうも弱い。あれは東寺の夜桜を見ての帰りだった。近鉄のみやこみちを歩いて、その名物が目に入った。鉄板屋・侘家三昧のウインドウに<名物もやし焼きそば>だ。初めてのライトアップ夜桜、それはそれは…と感嘆して、食の方の名物である。

 たまねぎ料理の案内も気になって、店内へ足が伸びた。さっき前を通ったDX東寺は終演8時の看板が出ていた。若い頃、仲間うちで話題になった劇場だ。あのおり時計見ると、あと5分で終わりだった。今も営業しているのかと思って、10分は歩いての入店で、もう8時は回っていた。コの字型の大きなカウンター、入り口の角っこが一つ空いていた。

 

 ~もやし焼きそばが名物やねえ~と念を押した。夜桜とDXの東寺記念、感慨これありで、白ワインとたまねぎ料理のオニオンサラダも追加した。店名の侘家の<わび>は茶席、<ざんまい>の三昧は熱中かなーと推理中、名物が出た。てっぺんに葱、豚肉もまじって、蕎麦はどこか?と思うほど、鉄板の上はモヤシモヤシしている。取り皿に蕎麦も引っ張り出して、モヤシとコラボして、三昧して食べた。名物に旨いものなしの諺、わびや??。

 

 ※ 参考に御計算書は①辰巳グラス白500円②もやしそば890円③オニオンサラダ490円④付きだし380円=2260円なり。

 

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2012年4月16日 (月)

弥次郎兵衛と喜多八さん、桜の京へ

 

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~弥次さん、桜が満開ですなあ~、~喜多さん、ホンマやなあ。京は賑わっていますなあ~とでも言っているのだろうか。東海道中膝栗毛、京都まで来た旅姿の弥次郎兵衛と喜多八の像だ。三条大橋南西の角、紅枝垂れの桜が2人を祝う如く満開の花を咲かせている。

 開花宣言から二度目のサクラサンデ-だった。気温は17、8度だろうか、春うららの好天である。午後4時を回ってから山科の自宅をバスで出て、五条京阪で降りて、鴨川沿いを歩いた。垂れ下る緑のヤナギ、真っ白なユキヤナギ、真っ赤なボケに満開の桜だ。ソメイヨシノ、山桜、紅枝垂れ…、歩く人、腰おろす人、走る人…、今まさに春や春である。 

 京都高島屋の北海道展へ行く道中、四条から三条まで足を伸ばし、橋を渡って、弥次さんと喜多さんの像だった。三条小橋商店街が平成6年に二科会の小山由寿氏に制作を頼んだブロンドだ。どっちが弥次さんか、喜多さんか、確認するのを怠ったが、しくじりの多いお二人に免じて、お許しを願うとして、桜と人出と鴨川…、像にとって最高のロケーションだった。作家十返舎一九を思って一句?。~行く春に 出会い嬉しや 弥次喜多像~。

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2012年4月15日 (日)

讃岐うどんのまごころとは?

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 ひとりで行って、妙に落ち着く店がある。JR大津駅前の<讃岐うどん まごころ>だ。誰が計測したのか、駅改札から県庁側へ172㍍という。最近の開店かと思ったら、1年半経つそうだ。店構えは結構、派手だけど、行きだしたのは2週間前で、昼食もう3度だ。

讃岐うどんは今、セルフの大型チエーン店ばやりだが、この店は個人店でセルフだ。大きなオレンジの看板があって、黒板に本物の手打ち、木札に<まごころ込めて営業中>と出ている。引き戸を開けると、店内から即~いらっしゃーい~だ。桂三枝さんの「新婚さんいらっしゃーい」みたいだけど、挨拶は大事だ。お品書き札見て、3度とも注文変えた。

最初はキノコたっぷり温玉ぶっかけ。それだけで良かったのにトッピングでかき揚げと蓮根の天麩羅も。やっぱり、汁気があった方がと反省した。次は釜玉うどん。たまたま?、品書き見て出会い頭の注文だった。それがまた、汁なしと知る?。三度目の正直で、汁入りうどん。290円のかけとかき揚げで、やっとシルシルミチルだった?。店内に貼り紙。~学生証で、300円以上は100円割引~と。いや、安い。採算度外視のまごころかな。

 ※ 店長は脱サラで、前は夜、たこ焼きさんやっていたが、今は昼だけうどん店経営。讃岐はうどん粉を仕入れて、手打ちしていて、香川県出身ではない。

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2012年4月14日 (土)

焼鳥屋大将のうぬぼれとは?

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焼鳥チェーンの若い店長が~単純やから難しい。たかが焼鳥、されど焼鳥~と貼り紙に書く。見出しは「大将のうぬぼれ」だ。JR大津駅からすぐの鳥楽である。職場帰りに行くスタンド林屋の向かい。~お客さんの笑顔に会いたくて、串をさしている~と格好いい。

 林屋のマスターもそうだが、ここの店長も30歳代後半くらいだ。なぜか二人とも、あごに髯をはやしている。大リーグ入りしたダルビッシュみたいな、あの髭だ。流行りなのか、あごひげを<あとにひかず>と駄洒落ての決意か。ちょっと出た髭、ひげえことはない?。余談はそこまでにして、店の内外にある店長の書いた貼り紙「大将のうぬぼれ」だ。

 店長の大将は~焼鳥屋で安らぎと寛ぎを感じて欲しい~と書き出す。「心込めて焼いています」「お客さんの<旨い>の言葉が聞きたくて…」「焼鳥で幸せになって」と、なかなかの殺し文句が並ぶ。焼鳥盛り合わせ10本を頼んだ。レバー、皮、ささ身…と、小皿に2本ずつ出てきて、10本揃って大皿に移し、記念に写真を撮った。大将がうぬぼれる味はどうか。串は4×9=36に通じ、はつ(心臓)でハッとして、つくねでつくねん…なり??。

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2012年4月13日 (金)

八日市の洋食屋さんはABC食堂

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滋賀県内で1番か2番目に古いという洋食屋さんへ行った。今は平成の合併で東近江市になった八日市のABC食堂だ。お皿にナイフとフォークが襷がけのデザイン看板に<SINCE 1925>と出ている。大正14年の創業、87年前で、3代目が店主という。

八日市から大津の職場に通う同僚、THさん(5?)の案内だった。滋賀県知事から国政へ転じ、大蔵大臣などを務めた武村正義氏が、36歳で八日市市長になった時の助役さんの葬儀がすんでの昼食だった。武村さんが~助役の専任が最初の仕事でした~と弔辞を述べたが、THさんによると、92歳で亡くなった助役さんも良く来られた店だという。

木製ドアを開くと、もう一つドアがあって、店内の真ん中に大きなテーブルだ。高い天井に空気を還流さすプロペラが回っている。老舗の洋食屋さん、店内全体がレトロな造りだ。店名のABCは、米国帰りの創業者が田舎でも一番わかりやすい英語名として名付けたという。本日のランチ1000円は店内の黒板に書いてあった。ポークorグラタン、野菜スープorカポナータ、ライスorパン…。選択はorまたorだ。さすがにABC。

※ ABC食堂の所在は東近江市八日市本町15-17で、近江鉄道八日市駅から徒歩5、6分。電話0748-22-0164。

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2012年4月12日 (木)

東寺の夜桜

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えも言われぬ-とは、こういうことだろうか。あまりに見事すぎて、感嘆の言葉が口をついて出てこないのだ。五重塔にライトがあたって、金色に見える。サクラは今まさに満開である。東寺の夜桜、ライトアップだ。ぐるぐると境内を歩いて、立ち去り難い思いだ。

 JR東海の<そうだ京都へ行こう>キャンペーンは春と秋に10年来続いている。東寺の夜桜は出たかどうかだが、今年はTV中継があったと聞いて、職場帰りの夕、大津駅から京都駅まで行き、歩いた。新幹線側の八条口から近鉄京都線の高架下を西南へ15分ほどだ。東寺西門わきに券売の臨時テント。大人で500円の拝観券買って、境内へ入った。

夜空に浮かぶ国宝、五重塔が神々しい。高さ55㍍、日本一だ。ついこの間は、桜の醍醐寺で五重塔を見た。あの塔も国宝だ。五重と五重を重ねて、今年の桜観賞は団子より焼肉、ジュウジュウ?。東寺は醍醐寺と同じ、世界遺産の寺。正式には教王護国寺、空海さんで弘法さん、真言宗の密教寺院だ。盛岡生まれという紅の不二桜が震災復興を思ってか、こぼれる如く咲いている。桜と塔の重なり、どこから見ても美しい。春の宵、誠に良い。

※ 東寺の夜桜ライトアップは、JR東海のキャンペーンに合わせ、今年初めて実施で、3月31日から4月15日までという。

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2012年4月11日 (水)

石山寺仁王門の草鞋と草履

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 始まりは石山寺仁王門の草鞋(わらじ)からだ。正面左側の吽形像の後ろにぶら下がっていて、でっかくて長~い。目勘定で2㍍はある。これに対し、右側の阿形像前は、新しく小さな草履(ぞうり)が2足かけてある。この草鞋と草履の違い、さてさて?考である。

 仁王門は正式には東大門で、国の重文だ。何時だったか、お座主の鷲尾師に土台は創建した源頼朝の時のもので、山門は淀君が復興しており、全体をよく見ると、山門はツートンカラーと聞いたことがある。その由緒ある山門にあるジャンボ草鞋はどういう意味か、梅が咲き始めた頃、写真を撮りに行って、草履との違いはどうかと、わらわは思ったのだ?。

 調べてわかった。足首に巻く長い紐がついているのが草鞋だ。井上雄彦の人気漫画・バガボンドでは、旅から旅への武蔵はそんな草鞋を履いている。草履は、童謡にある♪~赤い鼻緒のじょじょ履いて~♪だ。親指と人差し指に鼻緒を挟む履物がそうなのだ。なるほどなあと、仁王門の写真を見比べた。左は紐が付いていて、草鞋だ。右の2足のうち1つは赤い鼻緒の草履だ。春よ来い、は~やく来いだ。その違い、じょじょに分かってきた??。

 ※ 社寺の草鞋と草履の意味はどうか、調べは次回へ持ち越す。

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2012年4月10日 (火)

阿古屋の琴責めはどこや?

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重文の平清盛像がある六波羅蜜寺で、遊女の阿古屋の塚があるのを知った。歌舞伎、壇の浦兜軍記に登場する阿古屋だ。鎌倉時代に菩提を弔うために建立した石造宝塔で、台座は古墳時代の石棺の石蓋という。境内入って、何処か?というと、洒落て、あこや!だ。

宝塔は高さ2㍍ぐらいだろうか。朱色の新しい囲いがあって、左隣は平清盛の塚だ。つかつか?と近づくと、歌舞伎役者・板東玉三郎が平成23年11月吉日に奉納という大理石の銘板石碑がある。清盛塚の囲いと一緒に寄贈したようだ。歌舞伎ファンなら常識のうちだろうが、銘板を屈んで読んで、阿古屋の潔白ぶりがわかった。阿古屋の琴責めである。

平家の残党、悪七兵衛景清の行方を源氏の代官、重忠が想い人だった阿古屋を捕まえ、所在を問い質す。阿古屋は知らないと申し開きするが、詮議で弾かせた琴、三味線、胡弓の調べに一点の乱れもなく、感動した重忠は阿古屋が景清の行方を知らないのは真実だと釈放する。これが阿古屋の琴責で、当代の女形第一人者の玉三郎が先年、国立劇場でこの阿古屋を演じた。銘板寄贈はその縁だった。それが阿古屋の、ああや、こうや?だった。

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2012年4月 9日 (月)

春うらら、醍醐寺は人と桜が咲く

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 待ちに待った開花である。気温も高くなって、やっと春や春…の気分だ。4月8日、お釈迦さんの日はサクラサンデ-。昼からバスで山科駅へ出て、そうや、今日は醍醐の太閤花見行列の日やと、思いだし、地下鉄で醍醐まで乗って、降りた途端に人の波が始まった。

 駅からお寺へ徒歩15分である。午後2時を回って、天気は春うららだ。絶好の花見日和だけど、京都の開花宣言は3日ほど前だし、満開にはまだ日がかかると思いつつ、人の流れとともに歩いて、真言宗醍醐寺総門だ。五重塔は国宝だし、文化財は15万点あり、世界遺産の寺だ。境内は700本以上の桜に太閤イベントだ。桜以上に人が咲いている。

 三宝院600円、伽藍600円、霊宝館600円でも、拝観券購入の窓口は列がずうっと続く。これはもう…と諦めて、塀越しに桜を愛でて回った。枝垂れ桜が桃色フワフワだ。ソメイヨシノと山桜はこれからだ。~見事なサクラであればあるほど、長い冬の時間、耐えてきたと思うのでした~と、JR東海のそうだ京都へ行こうのポスターが掲示板にある。今年は寒い日の多い長い冬だった。桜は耐えて開き、春を待ちわびた人出はごまんとだ。

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2012年4月 8日 (日)

ほんとうの宝はどこにあるのかな

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 ほんとうの宝って、どんなんだろう。それって、どこにあるのだろう。大きな声ではいえないが、実は…である。JR大津駅地下通路、ほんとうの宝を探すヒントを書いたポスターを見つけた。詩人谷川俊太郎さん(81)は~思いがけない所に隠れている~と言う。

 電車は人が線路に入ったとかで、遅れていた。大津から京都へ、風が強く、ホームに上がるには寒い。地下通路で待っていたおり、掲示板の端っこにアミンチュてれびBBCのポスターが出ていた。毎月第3土曜に放送の「豊かさのものさし」~湖の宝さがし~という番組の宣伝だ。滋賀大の金牧実花さんが描く春らんまんの絵に谷川俊太郎さんの詩作だ。

 谷川さんはほんとうの宝を探すには、手と足がいり、何より、あなた自身の感じる心と考える頭がいるという。ほんとうの宝はみんなのもので、力を合わせて、見つけて、つくるものという。水や木や、人との出会いがそうだという。暮らしの中、四季のめぐりの中、ほんとうの宝は気持ちの中に生まれるという。電車がやっと来て、京都へ10分で着いた。宝くじ売場で本当の宝は、ろとにあるのだろう。駅で、ろとか、ろとか?とロト6買った。

 ※ アミンチュてれびBBCは街おこし会社・藤井組がBBCと一緒につくる番組で、アミンチュは淡海人の意味とか。知ったかぶりのかいつぶり、野洲のおっさんのゆるキャラは人気がある。

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2012年4月 7日 (土)

タンザニアのティンガティンガ

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カタカナ、カタカナしすぎるけど、紹介する。タンザニアから来たオマリ・アブドラ・ムワンドゥアラさん(28)が描くアフリカンアートのティンガティンガのアンティローブである。このカタカナ綴り、どうでしょうか、おわかりでしょうか。ナカナカかな??。

 左端の写真が絵を描いたオマリさんだ。滋賀県近江八幡市在住の女性と結婚、来日2年目で、ついこの間、長男誕生という。アブドラはお父さんの名前、ムワンドゥアラは姓だが、こちらではオマリだ。日本語は、~いま、ちょっとね~と勉強中だそうだ。タンザニアはケニアに接し、キリマンジャロの頂上はタンザニア領と、まんじゃらでもなさそうだ?。

 オマリさんとは、びわ湖ホールで開催のアートフェスティバルの展示販売中に出会った。右端の写真が購入したポストカードだ。この絵のことをティンガティンガという。タンザニア独立直後、この絵を創り出した人の名前で、ペンキで象やキリンなどの動物、生活風景を描く。ほのやかで楽しい絵だ。カードの動物はタンザニアにいるお腹の白いカラスと、牛の仲間でアンティローブという。あんじょう、ティンガティンガと説明できたかなあ?。

 ※ タンザニアの独立は1961年 ※ 絵を始めたエドワード・ティンガティンガ氏は1972年に不慮の事故で死亡したが、絵の構図は引き継がれ、新しいティンガティンガが生まれているという。

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2012年4月 6日 (金)

ちゅんの定食ボリュームは史上最高か

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話には聞いてはいたが、尋常じゃない。出てきた定食の量、びっくり仰天なのだ。これほどのボリューム、かつて出会ったことがない。大袈裟に言えば、定食史上で過去最高ではないか。山科三条通りの中国料理店「ちゅん」だ。食べて、何ちゅうことか、と思った?。

 驚きの量と品数、何はともあれ紹介しよう。最初はワカメと玉子スープ、これはまあ尋常だ。ご飯はお茶碗に山盛りだ。おかずの数々、何処から箸をつけるか。仕分けした金の皿、手前に甘酢の肉団子だ。何個?1、2、3…5個だ。天麩羅がメインか、どれもこれも大きい。鯖は半身一つ、太った海老2尾、鶏肉はもも肉沢山だ。小鉢は鮪の煮たもん…。

行きつけの散髪屋さんに話を聞いて、その足で行った。日曜の午後だった。整髪帰り、お腹プラス頭もスースーだ。サラダはレタスにキャベツとハム1枚、これにリンゴと胡瓜和えだ。事前に散髪屋さんに量が凄いと聞いていたので、どれだけ品数があるか、一品一品メモを取った。口に運んでも、運んでも…量が減らない。ああ、しんど…、ああ、しんだ。これで日曜料金の840円。店名どおり、白發中の「ちゅん」で、お腹はポンだ?。

※ お店は山科区御陵中内町、三条通りの京都薬科大学前にある。JR山科駅から徒歩10分。電話は075-593-9204で、木曜休み。

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2012年4月 5日 (木)

新聞広告のふたりは若い

 

009006広告とはいえ…である。いや、まあ、びっくりだ。会社社長で64歳の陽田幸作さんと、女優で62歳の小鹿みきさんだ。お二人の写真が朝日新聞全頁カラーに載った。年齢みて、写真の若さぶり、これは、これは…、恐れ入りやの鬼子母神である。まっこと、たまげた。

 全頁広告の狙いは、どうして、そんなにお若いの?である。美容飲料ビタコラを販売する株式会社ロアコスモの新聞広告だ。若さの秘密、コラーゲン20,000mgの配合であり、去年のモンドセレクションで金賞受賞の賞品という。コラーゲンでコラコラ効果というべきか、これは、これは…の驚きだ。天下の朝日新聞がお墨付き掲載、信頼度は高い。

 紙面で年齢を超えて、お二人が対談している。陽田さんは広告を出す株式会社ロアコスモの社長だ。自ら会社の商品飲んでの若さ?社員さんもそうかなあ。神戸市出身の小鹿さん、19歳でNHKオーディションに合格して、芸能生活43年という。小鹿さんが~社長は30歳若く見えます~と言えば、陽田社長は~小鹿さん、お綺麗ですよ。とても62歳のお肌とは…~と返す。北原謙二が歌う♪~若い若い 若い二人のことだもの~♪かな。

 ※ 掲載広告は朝日新聞3月23日付け33面。 ※ 北原謙二の「若いふたり」は1960年代のヒット曲。

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2012年4月 4日 (水)

ガイアは土田先生の彫像だった

 

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 見た瞬間、ドキッとする彫像だ。両腕、切り取られてない。身体はくの字に曲がり、極端な前屈みだ。両足、踏ん張って立っている。髪の毛の長い女性の裸体像だ。長浜市元浜町、信号のある交差点角だ。大理石の台座には<Gaia 大地 土田隆生作>とある。

 土田隆生さん、白髪で口髭の先生だ。滋賀県展の立体部門の委員、お目にかかっている。京都女子大名誉教授の先生だ。これが、あの先生の作品か、と親しみを覚える。同僚の車が信号待ちのおり、助手席から降りた。正面、斜目、後ろと写真を撮った。雨がしきりに降り続く日だった。旧長浜戸長役場跡の碑もある。軒先でも雨が当たって、どぼぬれだ。

 先生に会えば…と思っていたら、機会は早くきた。大津歴史博物館主催の協議会、真ん前が先生だった。もう20年前に制作したブロンズで、長野・美ヶ原の彫刻の森にある作品の部分だそうだ。地元の商店街の要望で、長浜市が設置しているという。先生は長浜市出身で、滋賀大卒、京都芸大で学び、ロダン大賞展など数多く受賞歴がある。ガイアはギリシャ神話で最初に誕生する大地創造の女神である。外野からの鑑賞、意義ありだった?。

 ※ 土田先生、会議のおりにデジカメ撮らせて頂きました。断らずにすみません。

 

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2012年4月 3日 (火)

選べるうどんセット、今期最安値

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 どう安いたって、これほどとは…である。お腹がふくれ、ゆっくり出来て、安いのだ。平和堂米原店の中のフードコーナーである。お店は2軒、めん屋一福(いっぷく)とマクドナルドだ。ここで、竹の子ご飯と讃岐うどんに珈琲で、願いましては、480円なのだ。

 財布が空っぽではなかった。近くの文産会館で夜の公演、早めに何か食べておこうと、入った。JR米原駅西口を降り、ロータリー前の平和堂だ。もう少し行くと、前日行ったたい風ラーメンもあるが、今夜は軽目の対応だ。一福さん、今月のお得な商品は竹の子ご飯付きの選べるうどんセットという。うどんの選択は、讃岐か、きつねか、梅うどんかだ。

 讃岐うどんの単品だけだと290円だ。これに竹の子ご飯をつけて340円である。や、や…やす~いがな。食券買って、呼び出しベル3番で待って、ピッピッと鳴って、出来た。とろろ昆布、蒲鉾2枚、葱少々、麺はコシ入っている。さすが、うどん県=讃岐だ。竹の子ご飯、醤油がよく染み込んでいる。ひと口ふた口…うまいがな。お隣へ10歩のマクドで、140円の珈琲安息。時間合わせの晩御飯は500円に届かず、今期最安値をつけた。

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2012年4月 2日 (月)

長浜・大通寺の馬酔木展へ行く

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 馬酔木、さて何と読むか-である。漢字クイズでよく出て来る花の名前だ。答え一発、<あせび>と読む。ツツジ科の常緑木で、スズランに似た小さな花が房状に垂れ下がる。木の枝葉に有害成分(アセポトキン)があって、馬が食べると酔うので、馬酔木だそうだ。

 長浜にある真宗大谷派の別院、大通寺で毎年、この馬酔木展をやっている。冬から春にかけて、2カ月間の開催である。長浜へ行くたび前から一度見たいと思っていて、やっと実現した。JR長浜駅から北国街道へ行って、黒壁スクエアなど通って、10分近く歩けば着く。表参道から重文の本堂へ上がって、冥加金という名の鑑賞券500円で入った。

長浜御坊と言われる湖北最大、境内7千坪の真宗寺院である。杉戸絵、襖絵、庭園…指定文化財が多い。水曜の午後3時半頃、歩く廊下はミシミシ、ギシギシだ。門前町の老人たちが町おこしで始めた馬酔木の盆栽が、この展覧会になった。梵鐘のある庭、メーン会場だ。樹齢300年、270年、200年の盆栽が置いてある。白、ピンク、紅の3種類、順路にそって、大きな鉢、小さな鉢…だ。鑑賞はずっと一人、鉢合わせはしなかった?。

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2012年4月 1日 (日)

長浜と伊勢神楽、ナゾナゾ2題

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知らない通りで、偶然が重なった。JR長浜駅を降り、馬酔木展を開催の長浜御坊の大通寺へ行く途中だった。通りの先で♪~ピーヒャラ、ピーヒャラ~♪と、笛が鳴って、獅子舞が玄関前で踊っている。今ごろ、何かな?と、通りがかりの見る蔵で、足を運んだ。

 黒壁スクエアから先、大谷市場町だ。獅子舞の一行は獅子頭2人、胴と足2人、お囃子4人だ。あっちの家、こっちの家と回って、音に合わせて、大きな口を開けて獅子が舞う。ここでナゾナゾその1である。さて、獅子舞は何回、踊るのでしょうか。答え、おわかりですかな。正解は4×4=16回でした。聞くと、この獅子舞さんは伊勢神楽だという。

祠があるリヤカー、木札に<山本源太夫社中>とある。三重県桑名、増田神社のお神楽で、毎年春ごろ、やってくるそうだ。獅子16回の踊り参りがすんで、玄関前に出ていた奥さんに聞いて、わかった。表札は日赤特別社員、飯田順彦さん、築100年以上のお宅という。庭に奇妙な灯篭二つ、玄関の扁額は篆刻で<此中佳>だ。~この中、佳し~と読むらしい。ここでナゾナゾその2だ。灯篭3個で何と言うでしょうか。答え、トロイカ?。

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