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2012年3月

2012年3月31日 (土)

たい風ラーメンって?

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渦巻き雲に<たい風>の文字が乗っている。雲の下は<TAIFUU>のローマ字だ。<たい風>という名の博多ラーメン店である。JR米原駅西口から歩いて、平和堂をすぎて3、4分だ。職場の同僚が米原にたい風ラーメンがあって、美味しいというので行った。

 米原の文産会館には仕事絡みで、よく行くが、知らなかった。何たって、店名がユニークである。どうして、たい風かナ?と興味が沸く。入店したのは平日夕、午後5時半ごろだった。店を発見して、ここだ、ここだ!と入った。長いカウンター、4人掛けテーブル4つ、広い店だ。もう女性客2人が入店中だ。店内見回し、奥の奥のテーブルに座った。

 カウンターの上、風神雷神のイラスト絵だ。なるほど、たい風イメージだ。店員さんに何が一番か?と聞くと、当たり前の如くに~豚骨のたい風ラーメン~と言うので、当たり前の如くに頼んだ。葱とモヤシ、細麺でゴマ入り。焼き豚2枚は渦が巻いて、天気予報の台風みたいだ。スープは割りに薄味だ。食べ終わって、レジで600円支払いだ。どうして店名が<たい風>か、聞くときが来た。~ああそれ、意味ありません~、進路はそれた?。

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2012年3月30日 (金)

京ことばのはんなりの意味

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そうか、そうなのか…である。京ことばの<はんなり>の意味だ。街歩きに出て、五条大橋近くにある京都中央信金東五条支店に掲示のポスターに目がいった。京ことばシリーズの<はんなり偏>である。読むほどにフムフム、うんうんで、はんなりすんなりなのだ。

はんなりは、「花あり」の音便変化で、世阿弥が理想とした「花の心」を暮らしに採り入れた京都の生活哲学という。人を温かく包み、幸せな気分にさせる優しさを持つ人を「はんなりした人」と言うらしい。バスケットBJリーグの京都チームは「ハンナリーズ」だし、祇園のビルに<はんなり横丁>が誕生したけど、関係の有無、そう、はんなりしない?。

掲示ポスター、着物の父と娘が京都弁で<はんなり>について、語り合っている。父~今日はやつして、どうしたんや~、娘~春やし、はんなりと~、父~意味を知ってるんか~。娘~華やかで、かいらしいこと?~、父~見た目だけでのうて、人の身になって、言葉もふるまいもできる人や~、娘~人格が問われるんやね~、父~そうや、周りの人を幸せな気分にさせる人や~という具合だ。なるほどと熟読していたら、もう3時はんなり??。

※ やつす=美しく着飾る ※ かいらしい=可愛い ※ のうて=なくて

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2012年3月29日 (木)

長浜のおかず工房に食勘あり

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 食勘というのだろうか。看板は<おかず/うどん>と書いてあるだけど、なんかピピ ンと感じる。看板の隣りにまた小さな看板。~あったかいお母さん達がこしらえたお惣菜が出来上がりました。お昼や晩のおかずに…~。墨書き、薄くなって、破れ目が出来ている。

 同僚と仕事で長浜市内へ行って、昼どきだった。JR長浜駅から徒歩8分、黒壁スクエアに近い商店街の中だ。同僚に有無を言わさず入った。土間にテーブル三つ、その一つにおかずが並ぶ。ちらし300円、おひたし、エビ豆各160円、白和え140円などあり、ぜんまい煮210円と大根なます140円を選び、イナリ3個ときつねうどんを頼んだ。

 エプロン姿のお母さんの賄いだ。お店はプラチナプラザおかず工房という。地元のお年寄りが出資、空き店舗を利用して、営業している。なんでプラチナか、錆びないからだそうだ。ご近所には野菜工房、リサイクル工房、井戸端道場があるという。町おこし高齢者事業の取り組みなのだ。イナリは同僚2個で、先輩なので1個だ。2人で3個の配分は難しい。ぜんまい煮は全然ぜんまい、なますは黙ってなます?。おふくろ味、食勘はぴたり。

 ※ プラチナプラザおかず工房は長浜市元浜町13番地、ゆう壱番街商店街内、0749-63-8899(組合事務所)

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2012年3月28日 (水)

足任せ鴨川ウオーク

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彼岸入りの日、五条大橋から鴨川東岸を歩いた。鴨川は水源から桂川まで33㌔、京都市内を流れる。土手の上を流れに沿って行った。シダレヤナギが芽吹いて、若葉が垂直に垂れ下っている。五条大橋を背景に写真撮って、歌う映画スター、高田浩吉を思い出した。

大江戸出世小唄だ。♪~土手の柳は風まかせ 好きなあの娘は口まかせ えーえーえーしょんがいな~だ。こりゃあまた、古い歌だ。そりゃあ仕方がない。故人の浩吉氏、去年が生誕100年だ。京大農学部のグラウンド上、北白川に高田邸あって、トラックから見えていた。これまた、懐かしい。シダレヤナギの次は背の低い沈丁花だ。いい香りがする。

平安建都1200年記念の京の花の回廊整備、5年かけ完成だった。春にはソメイヨシノ、秋にはイロハモミジだ。今は葉まかせの端境期だ。松原橋辺り、石碑に「ひとひらの 花をみながら たたずめば 加茂の河原に みやこどり舞う」(村上静代)と公募短歌の刻み。いい句だ。はっと見上げるとの群れだ。西岸から川を渡り東側の電線へ。これ、ホンマ。京阪電車は七条駅を<シチじょう>と言う七条大橋へゴール。えーえー、足まかせ。

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2012年3月27日 (火)

大津宮発掘の林さん、現場に立つ

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 現場に立って、もう何度も何度もなのだろう。大津宮遺跡を発掘した滋賀県立大名誉教授・林博通氏(66)である。滋賀県教委文化財保護課の技師だった昭和49年、民家新築に先だつ発掘調査で幻の宮遺跡の発見だった。あれから38年、人生は大津宮と共にである。

 遺跡跡は、大津市の北西の住宅街、錦織だ。島根県松江市出身の世界的テニスププレーヤー、錦織圭選手は<にしこり>と読むが、ここは<にしこおり>だ。まずは、読み方にこりこおり?せずに、だ。近江歴史回廊大学の現地研修で、林さんは住宅地の中をスイスイと回って、~正殿跡です、南門跡です、内裏跡です~と、思い出の現場で、説明する。

 研修は寒い日だった。大津京シンボル緑地で、回廊跡など全体のこと喋って、もう、かいろう?だった。次々週の火曜、NHKのEテレで、少しだけ出ますので、良かったら見て下さい~と言う。春分の日の20日夜、さかのぼり日本史だった。天智天皇が築いた667年から5年間の都、近江大津宮の紹介だ。TV録画撮りして見た。林さんは比叡山を抜け、京都へ抜ける崇福寺跡に立って、1分足らずの登場だった。林さん、宮みやした??。

 ※ 錦織は機織りの仕事をしていた帰化人が住んでいた所と言われる。 ※ 大津宮は唐・新羅との白村江の戦いに敗れた倭国が国の守りを固めるのに飛鳥から遷都したが、天智天王が死亡後、後継巡って壬申の乱が起き、わずか5年で再び都は飛鳥に戻った。 ※ 大津京(都)としての中核が大津宮で、その宮を囲むように崇福寺などが建っている。

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2012年3月26日 (月)

安野さんの描いた清水寺の場所

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 ああ、あの場所から描いている。桜が手前にフワフワと咲き、その向こうに木組みの大きな舞台と朱色の本堂と三重の塔だ。よく写真を撮り行く清水寺の全景スポットだ。山科の自宅から徒歩30分、裏門から入って、いま修復中の重文・子安塔のある高台あたりだ。

島根県津和野出身で、水彩風景画を得意とする安野光雅さん(86)が描いた春の清水寺だ。去年5月から月1回、産経新聞朝刊1面に京都の風景が文章とともに洛中洛外シリーズとして連載中だ。嵐山法輪寺、二年坂、平等院鳳凰堂、祇園祭、嵯峨野、伏見酒蔵…などを描き、3月4日付け朝刊が清水寺だった。京都高島屋でも展覧会の開催があった。

安野さん、<やすの>でなく<あんの>さんと読む。東京で美術教師、絵本作家、エッセイ―など多彩に活躍してきた。展覧会は京都新聞も主催、招待券で2度行った。入り口看板に白髪で優しい眼差しの安野さんの写真、あんのう写っている?。挨拶文の断片<東京はアメリカ、京都はイギリス><共通語は文明、方言は文化><京都で文化を描きたかった>と書く。現場へも確認に行った。安野さんが見た清水寺、春はもうそこまでだった。

※ 京都高島屋で開催していた安光雅が描く洛中洛外展は19日で終了した。産経新聞の連載はまだ続いており、次回の4月1日付け第12回は八坂の塔?。

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2012年3月25日 (日)

駄洒落たお造り

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皿に乗った造りが多彩だ。ひげく髭伸びる甘海老、値段は高うないか蛸、まごうことなく鮪、そう慌てずに鮑、うじうじせず雲丹、これは如何にも烏賊、縦でも横でも平目…、鮑の糞もある。ふ~ん。まだあったかい!。トリ貝あった。これ、駄洒落お造り偏なり。

 魚料理専門の「よこちょう」だ。地下鉄三条京阪降り、川端通りを北へ、二条通りを東へ行く。トボトボでない徒歩5~6分だ。なぜか店名は、横丁でないのに「よこちょう」だ。大津時代の仲間の異業種交流、今も2、3カ月に1度あり、この間は4人が集まった。予約を入れて注文しておく造りは、4人前と言ったら4人前、男前でも3人前でもない??。

 始まりはポテトサラダ、終わりは鯖寿司1巻と決まっている。やや遅れて行くと、誰が頼んだのか、ナマコの3杯酢が2つ出ている。シコシコしているけど、4個ではない。7、8個はある。3杯酢って?と聞くと、醤油と味醂と酢、2杯酢は醤油と酢だと。食べるだけではないのだ。若竹と若布が出た。旬の食材、いいオーダーである。わかめ?!とはいえない。腹グロじゃあない高級ノドグロ、ヤマ場に登場だ。団欒、だんだん更けていく?。

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2012年3月24日 (土)

彦根城のいろは松はいま何本

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そうか、いろはにほへと…と数えて、47本だったのか。それで、頭の三文字をとって<いろは松>か。国宝彦根城の中堀に沿って植わる松並木、名前の由来である。JR彦根駅降りて、改札を出た所の彦根みどころマップの案内板を見て、そうか!そうか!だった。

 

 案内板は~現在もお堀を眺めるように立ち並んでいます~とある。~今、何本、植わっているか、数えてみよう~とも出ている。松は2代目藩主・井伊直孝公の時代からあり、時を経て、ずいぶん減ったようだ。駅前で近江ちゃんぽん、ちゃんぽんと食べ、確認に行った。<祝選抜出場・近江高校>の垂れ幕が下がる駅前お城通りを真っ直ぐ7、8分だ。

護国神社からすぐ左、キャッスルホテルの前だ。堀端のお土産屋さんのテープは♪~ひこにゃん、ひこにゃん、ひこニャンニャン~♪だ。苔むす石垣と深い緑の堀と松並木…、にゃんとも見事だ。大きな松、若い松、1本、2本、3本…と数え歩いた。15本目あたりに説明板。~この松は土佐松と言い、根が地上に張らず往来の邪魔にならない。高知からの移植です~と。さらに末の松山?へ歩いて、彦根でも終わりの松?まで、33本なり。

※ 末の松山(百人一首) 契りきな かたみに袖をしぼりつつ 末の松山 波越さじとは (清原元輔) ※ 末の松山は宮城県多賀城にあり、3・11の大津波でも奇跡的に波は越さなかった。

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2012年3月23日 (金)

JR彦根駅前本店の近江ちゃんぽん

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 それはもう、ちゃんぽん、ちゃんぽん…している。JR彦根駅降りて西口から徒歩1分、ちゃんぽん亭総本家の駅前本店である。店先、滋賀県B級グルメの決定版!の幟が立っている。創業昭和38年、麺類「をかべ」で始まり、今や彦根名物から近江の名物になった。

チエーン店、大津から京都へ広がっている。JR能登川駅近くの所用終わって、新快速だとひと駅なので、駅前本店へ行って見た。あんかけ、味噌、ちげ、…それに新メニューの豆乳スープのホワイト…、みんなちゃんぽんだ。注文はB級グルメ代表、730円の近江ちゃんぽんだ。豚肉とキャベツ、葱、モヤシ、人参、木耳…野菜たっぷりの和風である。

女子店員さん、みんな赤シャツだ。そうか、ここ彦根は井伊の殿さん、赤揃えなのだ。昼どき、にゃんとも忙しそうだ。彦にゃん人気のせいかな?。テーブルに500ml入りの酢のボトル。店内ポスター、酢の効能はグエン酸で血液サラサラ、疲労回復、食欲増進と。キャベツの効能、葱の効能を書いたポスターもある。こうも、効能、効能とあると、オオ!ノウ??だ。半分食べて指南どおり、酢を入れた。ちょっと入れ過ぎたか。味、スースー?。

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2012年3月22日 (木)

今年もびわこボートの武将列伝ポスター

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 出た!、出た!~お月さんではない。びわこボートレースの武将列伝ポスター6人目は石田三成だ。いま、歴女さんに大モテ武将の登場である。ボートレースの戦いの極意は、1、2、3の3連単で当てること!と、石田三連<いしだ・みつらなり>が申している。

 武将名の洒落名付け、振り返ると、だ。最初は信長を敵に回して浅井長政だった。朝一番のレースを勧め、浅井久三で<あさ・いくぞう>と洒落た。確か、昨年の春先に見たのが始まりだ。あれから柴田勝家は56勝負で柴田五六、羽柴秀吉はモンキー乗りで羽柴猿吉…。去年暮れはジャンボ宝くじにひっかけ、万券狙いで千宗易を万宗易に改名していた。

 ポスターは京阪電車京津線で見る。びわこ競艇場が終点の浜大津から湖岸通りを歩いて10分だ。水色車体の電車は4両編成<よつらなり>だ。石田三連の<みつらなり>ポスターは、一人座席に座って、見上げて発見だった。武将列伝シリーズは去年の万宗易で終了と思っていたら、今年も登場だ。3連単の知恵者、三成改め三連がおでこを光らせ~勝負は頭脳戦じゃ~と冷徹に叫んでいる。ボートレースは、ぼおっとしていては勝てないのじゃ?。

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2012年3月21日 (水)

老舗・一平茶屋の額文字

 

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どう書いてあるのだろう。かぶら蒸しが名物の老舗「一平茶屋」の2階に掛っている額である。南座から川端通りを南へ100㍍、創業から100年余のお店だ。元勤め先の知人が定年退職する慰労の会だった。床の間側にあって、墨の色も落ちて、かなり古そうだ。

会の始まり、みなさんが解読を試みる。右端の「何」と、落款替わりの左の達磨はわかるが、残り2文字はああや、こうやだ。嫁がいても、読めない。いや、失礼しました。名物のかぶら蒸しが出た頃、4代目の女将さんだろうか、聞いてみた。~ハイ、何苦想と書いてあります。なにくそーの当て字です~という。なるほど「苦」と「想」を崩した字だ。

かぶら蒸し、あんかけ汁が優しく、とろとろだ。鰻に鶏肉、しいたけ…、汁を吸いきって、また聞いた。誰の書体ですかと。出席7人は所帯持ち、送別の主役だけが60歳の単身だ。書体違いで脱線したが、高田雷音さんの筆で、2代目が戦争へ行く前に書いてもらい、無事に戻って来たので、表装して、ずっと飾ってあるという。達磨も七転八起の意味だ。改めて、額を見上げた。そうか、人生はなにくそ……。単身で退職のYさん、頑張れ!

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2012年3月20日 (火)

山口さんの湖沼山河展見る

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 塗って塗って…湖に沼に山に河だ。こうまで思いを込めて、描けるものなのか。油彩画家山口賛治さん(7?)の個展「湖沼山河」だ。大津市在住の美術史家石丸正運さんから封書入りの案内が届き、大津市歴博へ行った。どの作品も、それはそれは、緑々している。

 会場入り口すぐ北海道滝川の雨竜沼を描いた作品だ。縦2㍍、横4㍍の大作である。山口さんが一番気に入っている沼という。鑑賞は平日昼過ぎ、受付で~石丸先生の案内です~と話すと、山口さんが展示会場で、直々の解説だ。京都市内のお生まれ、今は嵯峨にお住まいで、かつては日展系光風会に所属していて、いまは無所属という。画歴は50年だ。

 どうして湖沼なんですかーと聞くと、水に生かされている人間、そして、美しさですと言う。自然への畏敬だ。おっとりした話し様、画家さんとは思えない。石丸先生が推薦文で、一見して山口さんの作品とわかる特異な画境だと紹介してあったので、それを聞くと、下地から塗り重ね、ナイフで削って、また塗って、仕上げて行くという。確かに一度見たら忘れ得ない湖沼山河だ。題材は湖沼も、性格はこしょこしょせず、我が道を行くだ??。

 ※ 展覧会は3月6日から始まり、11日で終了している。 ※ 受賞歴は浅井忠記念賞展、上野の森美術館大賞展など。2012年の京都美術工芸ビエンナーレでは大賞を受賞している。画集「湖沼賛歌」発刊。

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2012年3月19日 (月)

大津宮跡と千年の宴と釜飯と

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 ~携帯燃料が消えてから5分待って下さい~と言う。テーブルに<浅利の深川めし風釜飯609円>が出てきた。青い火がちょろちょろ燃えている。お茶碗、杓文字、漬け物なども一緒だ。水菜のシャキシャキサラダはしゃき食べて、本を読み、炊きあがりを待った。

 JR大津駅すぐの居酒屋チエーン店「千年の宴」である。天智天皇の造営した大津宮跡見学研修の帰り、日曜の夜だった。大津宮は671年から壬申の乱までの4年間の都で、軽く千年以上経っている。県都大津のJR駅へ来て千年の宴だ。江戸の深川めしに心が動いたとはいえ、合縁奇縁である。1杯250円の白ワイン飲みつつ、千の千に感慨ありだ。

 お店にもう一つ感慨がある。個室に席料105円、小鉢のお通しに315円…。魚民、笑笑、白木屋、全国どこでもの系列店の商法か、入店前に覚悟が必要だ。釜飯の青い火、まだ消えない。向かい側の個室は家族連れ、お子さんの誕生日のようだ。もう1杯ワイン飲んで、やっと火が消え、待って5分…、釜の蓋を開けた。大きな浅利が1、2、3…9つかな。混ぜて掬って、1膳、2膳…、3膳目のの底はお焦げだ。かまわず?カリカリ。

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2012年3月18日 (日)

伊吹は伊夫気も伊富貴も、いぶき…

 

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そんなに色んな<いぶき姓>があるのか。近江歴史回廊大学の現地研修で、伊吹山麓の伊夫伎神社へ行ったおりだ。地元の案内人、米原市教委に勤める高橋順之さんが、~この地域にはこの神社の伊夫伎同様、3文字の様々ないぶき姓があるんです~と話題にした。

 もう随分前に県会議員で、滋賀県体育協会副会長だった伊夫貴さんを思い出しながら聞いた。山の神を祀る神社の石の鳥居の前だった。高橋さんは~伊冨気、伊夫貴、伊夫喜、伊富伎など7つぐらいの<いぶき姓>があります…~と話して、参道から境内へ入った。石灯籠が本殿前に並んでいた。何となく、奉納者名を見ると、高橋さんが言ういぶき姓だ。

 伊夫気俊太郎さんと英さん、昭和52年11月吉日建立で金婚記念という。隣りの伊富貴豊さんと登代さんは、昭和54年春建立の奉納と刻んである。豊さんも登代さんも、読めば<とよ>だ。姓の<いぶき>と合わせ、夫婦して<いぶきとよさん>かな?と思う。伊夫伎直一さんは神社と同じ名前で、昭和2年4月建立、寄進だ。ほかにも気、貴、伎、喜を様々な組み合わせの<いぶき姓>だ。伊吹山麓、春の息吹もそろそろのようである?。

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2012年3月17日 (土)

伊吹山の麓の集落、小田は何と読む

 

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 全国に難読の地名は数々あれど…である。滋賀県米原市、伊吹山の麓の集落にある<小田>の難読ぶりは、普通ではない。チャンピオンクラスだ。ここで暮らす人らはわかるとしても、全国に数ある小田姓の小田さんだって、読み方を知ったらオタオタするだろう?。

 さて、何と読むか、まあ、慌てずに…である。じらすつもりはないが、知った強み…である。近江歴史回廊大学の近江の祭り現地研修で伊吹山文化資料館へ行っての発見だった。講義が終わり、雨乞いの祭りを奉納する三ノ宮神社へ出発するまでの館内見学で、資料室に関ヶ原から木之本までの北国街道を示す絵地図が貼ってあり、そこに小田地名があった。

 資料館のある所在も春照と書いて、<すいじょう>と読み、これも難読だし、その隣町にある神戸も、こうべでなく<ごうど>と言うらしいし、へえっ、へえっと驚いて、極めつけが小田だった。何と<やないだ>と読むという。姉川上流で灌漑取水して、分流する地点でもある。何で<やないだ>と聞くと、講師の先生曰く。元はちゃんとした<梁>だったが、鼠が<梁>の文書の上を齧って、<小>だけが残ったからと。しょうなのかあ?。

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2012年3月16日 (金)

親子丼は鮭にもあり

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そうか、そうか!親子丼は鮭にもあったんや。京都タワー地下1階、京料理「伏水」の日替わり、AかBの選択で、鮭親子丼がBだった。赤魚の煮付けのAを避け、鮭の親子のBを選んだ。トレ―に乗って出てきた鮭の親子、トレトレと見た。何とも、美しい親子だ。

 色合い見ただけで、唾がでそうだ。鮭はフレークになっていて薄いピンク、イクラは赤く透きとおり、ブツブツ、いや、粒々と光っている。黄色の錦糸玉子、黒の刻み海苔、緑の青葉…、色の鮮やかなこと。丼の器が黒、これがまた食材を際立たせる。板さん、なかなか、やりますねえ。食べつつ、サーモンイクラ丼思い出した。あれも、鮭の親子丼やと。

 昼に時々行く大津の魚料理店「摩季詩」にメニューがある。お店は京阪京津線の線路を渡ってすぐ、菱屋町商店街の中だ。値段は千円、注文して、~これって、鮭の親子丼やねえ~と確認した。包丁を持つ女性店主は~そう言えば、そうですねえ~と。どんな鮭か、さあ?と出たサーモン。脂が乗ってピンク色だ。はるばるオーストラリアのタスマニア島からという。イクラは幾らか、北海道生まれという。丼もドンドン、国際交流している?。

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2012年3月15日 (木)

元祖つけ麺、拉麺小路に

 

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元祖という<つけ麺>がカウンターの上から出てきた。最初にスープの入った鉢だ。手元へ降ろそうと持ったらアツツ、アツツだ。思わず、もう一度置いて、気持ちを熱いぞ!熱いぞ!モードに切り替えて、持った。中太の麺は黄色く、艶々だ。麺の鉢は熱くはない。

減量策が効いて、このあたりでいいかと、拉麺小路だ。久々にJR京都駅ビル10階内、リニュアルしてあり、店も入れ替わっている。東京から大勝軒だ。入り口表の右側に<つけ麺誕生秘話がここに>と、中国語、日本語、Engllshの3カ国語で、大勝軒らしくたいしょうに出ている。自販機メニュー、ICOCAでピッとやって、さあ!イコカだ。

つけ秘話は、店員さんが残った麺を集めて、スープの入った湯のみで、ざるそばみたいに食べたのが始まり。昭和30年4月にメニュー化して、元祖になったという。自販機で買ったつけ麺並は750円、やはり当店一番の人気らしい。麺の茹であげ9分の通告があり、待って出てきたつけ麺、つけつけ、ツルツル食べた。残ったスープを出汁で割るスープ割りも出来るというので、やって見た。レンゲで掬った汁、わりい味ではないと知る??。

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2012年3月14日 (水)

堆肥舎の40㍍壁画との出会い

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空は青く青く澄み、田畑も森も木々も緑が重なりあっている。濃く、薄く、何処までも緑が続いている。堆肥舎の壁面はぐるっと1周40㍍、よく描きも描いたり、である。日曜朝のTV番組、元プロ野球監督の故大沢さんなら即座に~あっぱれ、あっぱれ~だろう。

 朝から雨が強く、ゴルフは中止かなと、甲賀市水口のベアズパウ・ジャパンCCへ行った日だ。やはり延期になっての帰り道だった。<壁画は→>の小さな看板が目に入って、一度は行きすぎたが、引き返して、矢印→のままに走って、見つけた。地元の農事法人「春日営農組合」の堆肥舎に描かれた壁面だ。鉄柵の脇に車を停め、ぬかるみ避け、近づいた。

 完熟牛糞堆肥の作業場だ。傘さし、そろり、そろりと歩いて、壁面を鑑賞した。白い雲がわき、牛が畑を耕し、野仏地蔵で農作業の人が一服している。遥か家々も見える。この辺りの風景だろうか、夏の絵だ。ちょっと臭うトタン屋根の中、作業中のお年寄りに誰の絵?と聞いた。地元に住む市会議員の娘さんで、画家野田幸江さん(34)が2カ月かけて描いたと言う。広がる緑、心がやすまる。思わぬ壁画鑑賞、匂い立つ安息デ-になった。

 ※ ネット検索で調べると、野田さんは地元の春日生まれ。東京短大卒でイラストレーター、NYで絵を勉強、帰国後に個展などを開く。堆肥舎の壁画は09年に完成、居住地の春日を壁画の町にしたいという。壁画は既に野菜直営所など集落4カ所に。 ※ 野田さん写真はネットから転載。

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2012年3月13日 (火)

義経元服、ここにあり

 

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そうか、これが…、義経元服の池か。鞍馬から下りた牛若丸が東下りの途中、盥に水を汲み、前髪を切り、烏帽子をつけた所という。その当時は東山道と書いて<とうざんどう>と言い、江戸時代で中山道、今は国道8号で、所在は近くに道の駅がある竜王町鏡だ。

 国道の表示は西へ向かって、栗東へ12㌔、大津へ29㌔の地点だ。大河ドラマの清盛絡み、どう宣伝しているかなと、三井アウトレット竜王から名神に乗らず、所謂、下の道を20分ほど走って、道の駅でマイカーを停めた。竜王町観光案内板「ここは近江牛のふるさと」という。そう言えば、牧場が点在して、牛若丸とご縁がありそうな、なさそうな?。

 道の駅のマスコットは<うし丸>君だ。近江牛の牛若丸で、これこそ、ウッシシだ。一石二鳥か、二牛か…、洒落はモウ?よいかな。元服の池、国道を渡った所だ。大河ドラマ見越して、観光協会が去年1月に新調した鉄製の駒札が立つ。<源義経 東下りの途(承安4年3月3日)当鏡の宿にて元服加冠の儀を行う その時に使いし水の池なり>と、格調高い。烏帽子掛け松、宿泊の白木屋跡も。時は1174年、義経いいなよーと覚えたり。

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2012年3月12日 (月)

中トロの筋目と菜の花の昆布〆

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 中トロがくるくる回っていた。カウンターの中の厨房、板長さんだろうか、隣にいた若い板前さんに声を掛けた。~これ、筋目が違うよ~と。赤なまこの軍艦から入り、好みの煮穴子もお腹の中だ。さて、三皿目は?と目をさらにして見ていたおりの中トロだった。

 金沢で評判の本格回転寿司「もりもり寿司」竜王店でのことだ。三井アウトレットパーク滋賀竜王2階にあり、雨の月曜昼で、ガラっとしていた。土日は最後尾札が出る人気店、カウンターの左端に座り、回る回るだった。筋目の違い?何かなと、~その中トロ下さい~と注文して、聞いた。~包丁の切り身で筋目が出ます。片方が裏だったので…~と言う。

 板長さん、切り身の表はこっち、裏はこれ…と親切だ。白い筋目が出ているのが表、赤身だけは裏だ。表は肉の霜降りみたいで、高級感がでる。筋目を勉強して、トロトロだ。単品の四皿目は春を思い、菜の花昆布〆にぎりだ。板長さんに直接オーダーしたら~板前さん、いい仕事しているねえ~と、〆方を褒める。どこが?と、また聞くと、昆布の酢具合で、菜の花の緑色が鮮やかだと言う。雛あられも乗って、美しく、極致のシメシメなり??。

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2012年3月11日 (日)

フランスの人気画家、アイズピリさんのお顔

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 パソコン検索、クリック、クリック、やっと出てきた。フランスの現代画家で当代第一、人気のポール・アイズピリさんの顔だ。1919年パリ生まれ、93歳だ。白髪、ふっくらして、腕を組んでいる。優しそうな眼差しだ。もうご高齢だし、拝顔しておきたかった。

 鮮やかな色づかい、線描の軽快なタッチ…。静物画、風景画、人物画…、東京銀座の画廊や大阪のホテルオオタニで、何度か、いいな、いいなと作品を見てきた。京都では、進々堂御池店にリトグラフ(石版)の少年像が掛っている。創業90年のパン屋さんで、御池店は珈琲がおかわり自由のベーカリカフェになっていて、読書とアイズピリ鑑賞が出来る。

 御池通りを歩くと、アイズピリ見たさで、よく入る。セルフでコーヒ運んで、御池通りを背にして、真ん中の大きなテーブルに坐ると、真っ正面だ。目が大きく、赤い帽子の少年像だ。小さな作品だけど、太い線で目、鼻、口が描いてある。自宅に戻ってアイズピリさんって、どんなんかな?とパソコン検索だった。探して、探して、日本でアイズピリ作品一番の広島尾道のナカタ美術館に出ていた。右上、会いたかったアイズピリさんである。

※ ポール・アイズピリ氏はパリ美術大学に学び,1946年にはパリの登竜門として名高い「青年絵画賞」を受賞。 1951年にはナショナル大賞を受け、現代仏画壇における確固たる地位を築く。パリ画壇の具象系派ポピュラー作家の一人。パリ作品は、ルーマン美術館、アルビ美術館、キャストゥル美術館、ヒアレン美術館などに収蔵されている。

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2012年3月10日 (土)

絵と踊りと音楽の同時ライブ

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女性が踊っている。男性が絵を描いている。トランペットが鳴っている。電子音楽も流れている。京都市役所の地下街、ゼスト御池・河原町広場だ。何処をどう見て、どう聞いたらいいのだろう。雨の日曜、通りがかって、何かな?何かな?とついつい見てしまった。

 絵画と舞踊と音楽の同時進行ライブだ。主役はベニヤ板に向かい絵筆を走らすヴァルドーさんだ。会場に<只今のステージ ライブ ペインティング>と出ている。長身のヴァルドーさん、ブラジル生まれだ。仏の王立美術学校で学び、人間と自然の共存テーマに芸術表現の活動を続けているという。青い空と一本の大木…、筆が進んで、絵が見えてきた。

 立ち見から椅子席へ。踊り手は日本人女性、裸足でとりつかれた如くクネクネだ。ヴァルドーさん、時折り、女性の顔にも描いて、ヒゲだ。狐かな、踊りはコーン!と跳ねた?。米国人のトランペッタ―は、筆の動きと踊りに合わせて吹いている。20分、30分…、ベニヤ板に貼った模造紙に絵が出来た。青い地球、鳥も人間も、獣も…、即席の大作だ。人が自然と共にどう生きるのか。大震災から1年、東北の春をイメージしたライブだった。

 ※ ライブは御池ワールドミュージックフェスティバル実行委員会主催。 ※ 仏王立美術学校で修士号を得たヴァルドーさんは、アマゾン保護を訴え、NY、モロッコ、東京など世界10カ国以上で活動している。

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2012年3月 9日 (金)

日経夕刊に出たカボチャ

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 職場で日経夕刊を見ていたら、終面の夕刊文化欄にカボチャが出ている。美術史家で、京大准教授、高階絵里加さんが前衛芸術家・草間彌生の作品<大いなる巨大な南瓜>を紹介していた。大阪・国立国際美術館の草間展~永遠の永遠の永遠~に出ていたカボチャだ。

 あのカボチャのオブジェは初公開で、地下2階フロアで特別展示だった。写真撮影の許可が出ていて、入場者がカボチャと一緒に記念撮影していたのを思い出す。黒の水玉入り黄色いカボチャ。高階さんは西洋美術史の大家、高階秀爾氏(大原美術館長)の娘さん。執筆の日経コラムは「美術逍遥」で、~草間彌生のカボチャが好きだ~の書き出しだった。

展覧会は新春1月7日から3ヶ月間のロングラン開催。大阪本社ビルまで水玉に染めて力を入れている主催の朝日新聞によると、すでに入場者10万人を記録したという。開幕して2日目に見に行ったカボチャが上の写真だ。高階さんは、どうして好きか、理由を書いている。~巨大で、どっしりとして、たのもしく、静かに落ち着いていて、重々しく、そこにあるだけで、心をなぐさめてくる~と、ベタベタだ。もうベタカボチャに違いない?。

※ 展覧会は4月2日までで、このあと埼玉、松本、新潟へ巡回する。 ※ 高階さんの日経夕刊コラム「美術逍遥」は2月27日付け。

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2012年3月 8日 (木)

利やんの鯛頭唐揚げ

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 次の一品は何にしようと、利やんメニューを捲って<鯛頭唐揚げ550円>が目に入った。JR大津駅から徒歩3分、寺町商店街の入り口近くの路地の中だ。店名の利やん、客は「り~やん」とも「としやん」とも好きに言うが、店主の名前で「としやん」が正解だ。

 琵琶湖ホテルで第67回びわ湖マラソンの前夜祭があった夜だ。立食の会場、白ワイングラスを持って、テーブルを回っているうち、中締めになって、空腹感じて、利やんだった。最初のおまかせおでん3点に続いて、メニュー選択の鯛頭の唐揚げだ。あら炊きのかぶと煮は食べているが、唐揚げは初めてだ。びわ湖マラソンのプログラム見ながら待った。

 飲むのは小さいボトルの白ワイン、銘柄は平仮名でやわらぎだ。南無阿弥陀仏でお供えの安らぎみたいなやわらぎだ。まだかいなーと思ったおり、レタスに乗って、黒こげの真鯛の頭が出てきた。明石鯛?と厨房の利やんに問うと、真鯛という。もう一度確かめると、ホンマダイという。骨の間をほじって、身をポン酢につけて、やわらぎワイン飲んで…の繰り返し。大方、骨骨になった頃、こんなもんかと利やんに聞くと~成仏できますタイ~。

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2012年3月 7日 (水)

旨酒の世界を聞く

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~人生にぬくもりと創造を求めて~、お酒に学ぶという。副題はお酒への思いとその考察だ。不定期開催の「學ぶに游ぶ」の第7回の講師は、名酒館タキモトの副社長で、利き酒師の肩書きもある瀧本洋一さんだ。震災復興を思い、東北の名酒が出た席で旨酒の話だ。

テーブルに瀧本さんが選んだお酒が3本並んだ。陸奥の八仙、福島の天明、宮城の冬華である。酔う前にちょいと洒落るなら、むっつでも八仙?、天明の店名は?、冬華の味はどうか?かな。飲んでからか聞くか、聞いてから飲むか?。世話人さんの貼り紙スケジュールは聞いてからで、白髪の瀧本さんは旨酒の世界をグイグイと飲むが如く巧みに話した。

お酒の神様、坂口謹一郎から始まり、良寛さんが出て、歌人の大伴旅人に李白に芭蕉に山頭火だ。お酒の最初は濁り、つまりどぶろく、清酒は室町時代より後という。映画監督、小津野安二郎は酒なくして秀作なしだったとも。晩年の理想の酒は、山をみつめ、海をみつめて、チビリチビリ。これは日経夕刊に「食あれば、楽あり」のコラムを書く文筆家、小泉武夫氏の説とか。旨酒を聞いて、一句。~ワイン党のわいも、避けずに酒~かな。

※ 名酒館タキモトは京都市下京区六条通高倉東入る ※ 瀧本洋一さんの著書に扶桑社出版で~酒屋のおやじが薦める 旨酒186蔵~がある。

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2012年3月 6日 (火)

路線バス、乗客1人の贅沢運行

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 近江鉄道バス、JR野洲駅前から乗った。日曜の午後、希望が丘西スポーツゾーン経由花緑公園行きの始発だ。車両の前は西武ライオンズの白いライオン「レオ」マーク入りだ。近江鉄道の路線バスは、西武系列グループなのだ。赤と青と緑のライン、大きなバスだ。

 希望が丘西スポーツゾーンへ仕事で行くおりは、駅から車で迎えに来てもらっていて、路線バスの乗車は初めてだった。バス乗り場前は、これから行く希望が丘公園の案内板と、市そのものが~おいでやす~と洒落てPRする野洲市観光案内図だ。近江富士と言われる標高432㍍の三上山中心の町だ。バスは始発5分ほど前に来て、乗った。一人だけだ。

 車内は観光バスみたいだ。どこに座ろうか、悩んで、後部の二人掛けだ。土曜は雪が降ったが、晴れた日曜である。スポーツゾーンか、花緑公園へ、そのうちに乗客が…と思ったが、誰もなく、一人だけ乗せて動きだした。運転手と乗客一人、贅沢な出発だ。市役所前、関電前…、野洲中、辻町…、どの停留所からも乗客はない。銅鐸博物館前でもどうたくしたか?、客はないまま、スポーツゾーンに着いた。運賃300円、良かったのかなあ!。

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2012年3月 5日 (月)

オーラの出る政治家

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よく~あの人、オーラがある~と言う。どんな人にオーラがあって、どこからどう出るのだろう。その答えの一つだろうか、琵琶湖ホテルの講演会で、早大学大学院教授の川村享夫さん(60)が示した。右手を頭の後ろにやり、~この辺からでるんです~と言う。

講演テーマは「日米関係と米政権の行方」だった。時事通信社が主催する内外情勢調査会の講演だ。講師の川村さんは銀行マンから国際法を学び、国連本部に入り、事務総長室で10年近く勤務した経験を持つ。国内外の首脳を身近に見て来て、オーラの出る人、出ない人だ。~今の政治家、出る人は少ないです~と言って、出ていた人の名前を挙げた。

講演は1時間半、小気味よく、遠慮のない話しぶりだ。福岡県出身だが、父方の祖父が近江商人だと、滋賀との縁から話を始め、テーマの日米関係から脱線して、野田首相は二つの眼が寄っていればストレスがたまっている証拠と、ドジョウ総理の見方など、好きに喋って、オーラの人だった。日本では田中角栄と小沢一郎、国外では英国のサッチャー、米国のレーガン、クリントンだという。オラア、そんなことトンと、クリントンだった??。

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2012年3月 4日 (日)

スポニチ解説者21人の似顔絵広告

 

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神を兼ねて、~この紙はようしゃべる!~と言い、書くことを、かゆいところをかくと言う。スポーツ紙スポニチのPRポスター。よく曲がる変化球を使って、絶妙に洒落ている。野球、サッカー、大相撲…、解説者21人の似顔絵も面白く、読む前からフムフムだ。

 ヨネックスの新商品受注会帰りだった。大阪梅田の地下道を歩いていて、偶然、見つけた。顔、顔、顔…、何かなと近づいて見ると、元阪神タイガースの赤星、矢野、平田…、大相撲の貴乃花親方の似顔絵だ。サッカー界から元全日本監督の加茂周、全部で21人だ。紙を掛けた二十一福神の乗る帆船。波を切り、スポニチの帆を一杯膨らませて進んでいた。

 

 次の出会いは創刊140周年特集の毎日新聞朝刊だ。2月21日付け、喋らずにペラペラ?捲っていたら出てきた。毎日系列のスポーツ紙として、お祝いの全頁広告だ。大阪の地下道で見たあの時と同じ似顔絵だ。今度は帆船を乗り換え、大入り袋で登場だ。真ん中の似顔絵は、張本勲、豊田泰光、鈴木啓示、東尾修…九回までフル出場した球界の大物だ。休界入りして随分になる。書くことは大事だが、掻きすぎると、傷になる。注意したい?。

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2012年3月 3日 (土)

京都駅0番線で見る冬の北陸

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 行ったつもり、食べたつもり、浸かったつもり…で、見上げた。JR京都駅の0番線ホームだ。正面改札を入りすぐのホームは1番線でないゼロの0番線だ。どうしてゼロか、怪傑ゼロでも、ゾロでも、解決しそうにない?。まずは浸かったつもりで、いい湯だなダ。

 ゼロ番線は北陸へ行くサンダーバードが停まる。福井、金沢、富山方面、見上げた看板は福井県越前温泉だ。冬の北陸キャンペーンで、冬の女子旅と名付けて、日本海の露天風呂に若い女性3人が<寒い、熱い、気持ちいい>と浸かっている。ゼロ番は長野行きや柘植行きも停車する。柘植は草津線の<つげ>と読むと、告げて…?、次は食べたつもりだ。

 越前カニ、河豚の鉄皿、寒ブリの造りだ。冬の女子旅と対面の看板だ。大阪・神戸方面、大津方面から正面改札へ、エスカレータ-を降りるとき、目の前に吊り下がっている。カニの身がしゃぶしゃぶと出て来て、口が思わず開きそう。冬の北陸、サンダーバードで京都から福井は最速1時間20分、金沢で2時間4分、富山は2時間44分だ。どこの三田か?、速いな、速いな、サンダーバード。行ったつもりで♪~越前ガニだ、寒ぶりだ~♪。

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2012年3月 2日 (金)

男の手打ちそば

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 面白いというか、けったいというか、味わいがあるというか…である。まず、通りに面した看板がそうだ。<男の手打ちそば 出石名物 皿そば>と崩し字で斜めに書いてあり、上手か、××か、妙に目立っている。加えて最初の<男>がやけに大きく、男を感じさす?。

 県庁前の滋賀会館の向かい、手打ち蕎麦<やぐら>だ。旧東海道沿いのビルの2階で、店内は靴を脱いで上がる畳の部屋だ。座布団で胡坐をかくか、畳の上のテーブルに座るかの選択だ。店までの踊り場に<わかりにくいそば屋>の貼り紙がある。→の矢印付き、トントンと上がって、すぐなのに…だ。どうして、わかりにくいのか、それがわかりにくい?。

 店は職場に最も近く1分以内だ。開店からもう1年8カ月だ。日替わりメニューが始まり、野菜あんかけ蕎麦の日、馴染み客が~ようもったなあ~ときつく洒落ていたが、開店当日、待てども、待てどもーだったのを思い出す。あの頃から商いは進化だ。手打ちそば教室開催、皿そばはや食い大会、キャベツだけの~サラダはご自由に~サービス等だ。御主人の頭は、職人さんらしく手ぬぐいバンダナ。夜もやっていて、今度行くならバンダナ?。

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2012年3月 1日 (木)

確定申告帰りのキルト展

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どんなキルトかな?と会場へ入った。今年で創立60周年を迎える池坊短大(四条室町下ル)の校門からすぐ、北側のアートフォーラムだ。「日々、手仕事」の案内看板があり、片仮名でキルトとルビ付きだ。毎年、この大学である日曜の確定申告へ行っての帰りだ。

 確定申告は源泉、保険、医療費領収書などを持参、係り員の指導で、パソコン入力する。項目ごとに数字を打ちこみ、還付か、納付か、だ。結果は5万円の納付、オオ~ノ~だ。帰りがけのキルト展、無念の思いを切る…キルト鑑賞だ。受け付けで記帳して~確定申告帰りですけど…~とわざわざと断った。言わなくてもだろうが、なぜか断ってみたかった。

 ~どうぞ、どうぞ~とにこやかな言葉が返ってきた。~鑑賞後にどうぞ、係りにお渡し下さい~と紅茶とケーキ券まで出てきた。女性世界の男一人鑑賞、断って、正解だった。会場展示は、あっちもこっちも、手仕事のアパッチだ。いや、違った。布片を重ね合わせたパッチワークだ。ツリーと家々、富士山デザイン、世界のボタン…、どれもこれもアートな作品だ。布片を切って、繋いで、縫って…、どれもこれも手の込んだ手芸、スゲエ??。

 ※ 案内看板は「Quilt Early Blue作品展」で、展示は26日で終わっている。

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