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2011年12月

2011年12月31日 (土)

年の瀬恒例、神戸の花時計を見に行く

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 神戸の花時計、来年の干支の辰はどんな絵柄かなあと行った。年末恒例、JR灘駅近くの叔母宅挨拶をすませ、JR三ノ宮駅へひと駅だ。日本で初めての花時計は、神戸市役所北側にある。駅の改札を出て、高架橋を渡って、そごう百貨店側へ降りて、3、4分だ。

 駅から市役所へ、フラワー道路が続く。道路わき、各企業協賛の花壇があって、センターラインの街路灯には、その年に神戸市が一番アピールしたいシンボルフ旗が翻っている。縦長の赤い旗に~神戸に広がる平清盛の夢~と染め抜いてある。来年のNHK大河ドラマは、ご当地ご縁の清盛なのだ。そうか、へえっ?平氏の清盛か?と見ながら花時計到着だ。

 冬の花は葉ボタンだ。赤と白1200株ずつで、ヒゲつきで辰を浮かびあがらせている。去年は兎、その前年は寅…、毎年見ているが、二色だけで図案化なのに見事なもんだ。直径6㍍、高さ2.25㍍、傾斜角度15度だ。デジカメ撮影と思った所へ、男の子2人連れのご夫婦が、ニコンの一眼レフを出して、これでお願いしますと。干支の辰を背景に家族4人の年賀状用という。付けるキャプション。~辰年に 葉ボタン家族 初笑い~かな。

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2011年12月30日 (金)

気仙沼港の大漁旗は???

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カツオかな、マグロかな…と聞いて回った。浜大津の旧大津公会堂で3ヶ月に一度開く<わらげん寄席>を飾る宮城県気仙沼の大漁旗に描いてある魚だ。旗のまん中、まるまる太って、波間から飛び跳ねている。気仙沼はカツオの漁獲量多く、マグロの基地でもある。

 魚を描いた大きな旗は何時も会場の入り口だ。東日本震災お見舞いカンパ箱の隣である。旗には<感謝>と<大漁>の文字に加えて、黒字で<福幸>と染めてある。わらげん寄席の世話人、日本画家・鈴木靖将さんが3年前、漁師旗を制作する気仙沼港の菊田染工場に寄席のノボリ旗を依頼したご縁で、募金活動を行っており、お礼で頂戴した大漁旗である。

 震災復興の<復興>に掛けた<福幸>の漢字がいいなあと感じ入って?、元気な魚もいいなあ、何かなあと思った。JR山科駅前の大丸食料品売り場で、解体ショーに出ていたマグロと似ている。買いたい?とは考えず、見ただけだったが、デジカメで撮った旗の魚写真を持って、カツオか、マグロか、尋ね歩いた。職場で、立ち飲みスタンドで、はた迷惑?と知りつつ聞いた結果、カツオが主流を占めた。震災福幸、これできっとカツオ!だ。

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2011年12月29日 (木)

山本五十六の顔の変遷

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山本五十六さんの顔って?である。真珠湾攻撃から70年、連合艦隊指令長官だった五十六さんの顔だ。ノンフィクション作家、工藤美代子さんは著書「山本五十六の生涯」で、~山本五十六の顔は普通の人とは違う。写真は別人かと思うほど変化が激しい~と書く。

 どこがそんなに違うのか、興味がわいた。文庫本に載っている五十六さんのモノクロ写真を見比べた。表紙の白い海軍服の五十六さん、スリムで、優しそう。ページを捲って、軍艦「長門」で双眼鏡を持つ艦上の五十六さん。ふっくらして、顔つきも表紙とは変化している。もう一ページ捲ると、9歳、挙式、駅頭と3枚の組み写真…、みんな美男子だ。

 工藤さんは、新潟の五十六記念館が、業者に写真を沢山渡して、五十六さんの蝋人形製作を依頼したが、どうしても似ず、展示を断念した裏話を著書で紹介している。~写真から蝋人形を製作できないほどの顔貌を持つ男とは、どんな人生を送ったのか~と書きだしている。父親、56歳の時に生まれて、59歳で没した五十六さん。映画化で話題になっているが、顔が多様すぎて、蝋人形もならなかったとは…、、天国でろうしているだろう?。

 ※ 昭和史を書く作家、半藤一利さんの<連合艦隊司令長官 山本五十六>が原作本で映画になり、12月23日に封切り、いま上映中である。俳優、役所広司さん(55)が山本五十六を演じている。

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2011年12月28日 (水)

鍋焼き中の鍋焼き

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あの鍋焼き、ひょっとして、鍋焼き中の鍋焼きかもしれない。蓋をとって、ふわっと湯気があがる鍋焼き、寒いおりの一番メニューだ。あの鍋焼き…、と書いた鍋焼きは、うどん、出汁もだが、具の一品一品がよく吟味されていて、舌がポンポンと鼓を打った??。

 街はもしもし?のifの夕方だった。ifはXマスイブ、違ったかな?。兎も角、北区の民家であった<學ぶに游ぶ>という妙な会合に出て帰りだった。Xマス寒波、勢いマスマスで、冷えていた。四条河原町西行のバス停前、蕎麦の老舗、尾張屋さんの地階へ降りた。店内はイブのせいか、聖歌もケーキも唐揚げもなく、カラカラだ。しゃれ過ぎたかな??。

 鍋焼き単品を頼んですぐ、女性3人が入ってきた。真ん前の席、会話から東京のお客さんらしい。晦日そば、持ち帰りをオーダーしている。さすが尾張屋、今年も終わりや?。アツアツ…と、出てきた鍋焼き。出汁は京都らしく薄く、麺はツルツル…。蒲鉾、薄からず厚からず、茨木屋さんかな。鶏、名古屋コーチンか、コリコリだ。ほうれん草、緑々している。半熟卵、黄身は固まらず、流れず…だ。これぞ鍋焼き!、値段は1575円なり。

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2011年12月27日 (火)

京都駅ストリートギャラリーの大津絵展

 

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いや、あるもんだ。JR京都駅地下通路に展示の大津絵だ。代表作の寒念仏、藤娘はもちろん、奴さん、猿さん、来年の縁起・辰さん…、屏風あり、色紙あり、木版ありで、様々に大津絵が描いてある。大津市無形文化財の4代目高橋松山さん門下生の作品展である。

東改札を出て、地下道を真っすぐ北へ、京都タワー、ヨドバシカメラの入り口を超えて、両サイドに壁面ブースが並ぶストリートギャラリーだ。烏丸高辻のホテルである金婚式会場へ、まだ早いと歩行中、偶然の出会いだ。作品展、師走恒例で10年来続いていて、4日から始まり、あの18日が最終日だったという。我が職場は大津、乙な?巡り合わせだ。

鑑賞、行って戻って、また行った。西側の始まり、大津絵の説明だ。今から400年前の寛永年間、昔の東海道、今は国道1号の追分、大谷で旅人のお土産で人気があったという。展示作品の一つに風刺画の槍持ち奴。添えてある流麗文字は~ふる人も ふらせる人も 人は人 心とりげの すえでわかるる~と親切に読み方付きだ。それでも、槍振る人の奴は理解できたけど、あとがさっぱり、わかるるない?。寒念仏さん、かんねんや??。

※ 写真の大津絵は2曲屏風。右が槍持ち奴、真ん中は釣鐘弁慶、左は鍋冠(なべかんむり)で、作者は一連さん、旅のイメージで仕上げてあるという。

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2011年12月26日 (月)

初めての胡麻の鯖焼き

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 どうさばこうが、サバには目がない。好みの一番は鯖寿司だが、鯖なら煮てよし、焼いてよしだ。西できずし、東でしめ鯖と言う酢でしめる鯖もよい。南蛮漬け、竜田揚げになっても、食趣は動く。だから鯖料理は、大概食べているのに鯖の胡麻焼きは初めてだった。

 京都タワー地下の京料理「伏水」で出た。年末ジャンボ発売締め切り前日、水曜の日替わりメニューだった。職場の大津からJR定期で京都駅へ行って、ジャンボよりもロト6だ。舌足らずで洒落て、~ロトで買ってもロト、当たればロトに迷わない~。駅構内でそのロト買って、A定食かB定食か、二つで一つを選択する800円の「伏水」日替わりだ。

 鯖の胡麻焼きは、デザートと唐揚げ付きのBだった。Aが、何だったか、えかったかどうも覚えていない。目のない好物の鯖、胡麻で焼いてあるという。何時も座るカウンター、奥の角で待った。映画になった半藤一利著「連合艦隊司令長官 山本五十六」を開いて、真珠湾攻撃の頁で、鯖が急襲だ。九州の鯖だろうか?。頭から尾まで、鯖が判別できないほど胡麻だ。あの開戦から70年、本を閉じて、今は鯖た。胡麻をどうサバイバルするか?。

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2011年12月25日 (日)

地下鉄階段の消費カロリー表示

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階段を上がるごとにカロリー減という。1段で-0.1kcal、10段で-1kcal、ハアハアと50段で-5kcalだ。京都市地下鉄階段で展開中の消費カロリー表示の燃え燃えプロジェクトだ。減量作戦、イチニィサン、イチニィサン、いいアイデアだ

 JR山科駅から地下鉄乗り換えのおり、気がついた。エスカレーターと隣り合わせの階段、地下ホームから見上げた。下から↑の表示、3段目-0.3kcalの所に<山科は忠臣蔵で有名な大石内蔵助ゆかりの地です>と出ていて、興味をそそる。6段目<階段上がれば、あら楽し…>12段目<あなたの脂肪が燃えて行く>…、上る気にさすコピーだ。

地下鉄1日5万人の増客を目指す京都市若手職員の企画という。女学生キャラ、萌ちゃんをポスターに起用して~階段を使う人って、素敵っ!~と言わす。萌ちゃんの名前、脂肪の燃え燃えからだ。~エコを意識するなら階段~とも言う。エコ&健康の萌ちゃん…、エエコ?だ。山科駅の地下鉄階段、表示を読みつつ上がって、15段目に~やっぱり今日も階段だ~と出ているけど、足は重くなって、きたんだんだん…。足も、洒落も、苦しい?。

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2011年12月24日 (土)

植物園の噴水と夕陽

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夕陽に光る噴水、嗚呼!、何と神秘的なことか。西山に傾き始めた夕陽が黒い雲間が切れて、出てきた。京都府立植物園バラ園東側の噴水広場である。園内から人影が消えた冬の夕暮れだ。赤い陽ざしが一直線に伸びて、同じリズムで吹き上げる噴水を照らし始めた。

 日航プリンセスホテルの金婚式に出た日だ。撮った写真のプロパティは12月18日午後4時15分だ。仏料理のフルコース、ご馳走だった。まだ帰るには早いと思って、腹ごなしに行った植物園だ。北山の入り口付近、葉ボタンがハート型に飾ってある。式出席の余韻、70歳と71歳夫婦の金婚式、学生結婚だったのか?と思いつつ、園内を歩いた。

 赤茶けたメタセコイヤを仰ぎ、大芝生地を横切って、沈床花壇へ来た。噴水が夕陽に染まっている。何度も植物園には来ているが、こんな出会いは初めてだ。噴水の東側からデジカメ構えた。夕陽はヒマラヤ杉の左側に出ている。半径5㍍はある大きな噴水池、シュシュシュと音たてながら、水しぶきが高く高く吹き上がっている。水滴、夕陽と同化して、どうかしている?。ここで、1句。<暮れる冬 夕陽に染まり 水あがる>…、どうかな?。

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2011年12月23日 (金)

長~い名前の白ワイン

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最初のひと口、ふくむように飲んでみた。口の中、シュワッとしみ込む。濃さをぐっと感じる。日航プリンセスホテルであった金婚式で出た白ワインである。ワインはツーでなく、フォーぐらいだけど、最近の宴席はワイン派と決め込み、赤よりも白から入っている。

 辛口が好みだが、今日の白は、甘辛判断以上に、濃厚なのだ。金婚式の司会を兼ねるホテルのソムリエさんに聞くと、~大変、力のあるワインです~と言う。胸バッジのソムリエ番号は300番台とか。資格取得、新しい人は5桁台だからベテランのソムリエさん。品定めは間違いない。グラスの白ワインはイエロー調、かいでみるとアーモンドの香りだ。

 ボトルの写真を撮った。仏ワインで、銘柄はアルザス地方の<ドメーヌ・マルク・テンペ・ピノ・プラン・ツェレンベルグ2008>という。京都銀行評判のCM「長~い おつきあい」が出来そうだ。どういう意味か、またソムリエさんに聞いた。ドメーヌは酒蔵、マルク・テンペは生産者、ピノ・プランは品種、ツェレンベルグは畑という。白ワイン回った頃にスピーチ。~金婚式、キンコンカンと鐘が鳴る~、舌もよく回るワインだった。

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2011年12月22日 (木)

幻の大津城、CG復元

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 そうか、そうか…、なるほど、なるほど…である。歴史の中に消えていた幻の大津城が復元した。その昔、城があったという浜大津の琵琶湖汽船旅客ターミナルで、成安造形大が制作した1分20秒のコンピューターグラフィック、所謂CGをシージーと目凝らした。

NHK大河ドラマ、戦国の姫たちの主役・お江のお姉さん、お初が嫁いだお城である。関ヶ原の戦い、4代目城主の旦那さん・京極高次は東軍の家康か、西軍の三成か、悩み抜いて、東軍につき、お城に籠り、西軍1万5千の兵を釘づけにした。家康にとって殊勲の城である。天守閣などは彦根城に移築されたが、戦いすんで廃城、歴史の中に消えていた。

イメージであっても、およそ400年ぶり再現だ。朝日、読売、京都など各紙が次々に取り上げた。CG公開の旅客ターミナルへ見に行った。イラストかいい、音楽がいい、文章がいい…、彦根城の修復図面でイメージ復元したという4層5階の天守閣もいい…。湖岸にせり出し、今のマンションや複合ビルまで描いてリアリティがある。浜大津観光協会など国の予算1千万のプロジェクト。あの世で城主・京極高次さん、高くつくなあ!かな。

※ 幻の大津城CGは成安造形大のHP、ユーチューブで見られる。

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2011年12月21日 (水)

五目そばとチャンポン

 

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 また、妙な好奇心が沸いた。チャンポンんと五目そばの違いだ。昼にたぬき!、たぬき!とうどんを食べ歩いて、あんかけの京都・大津と、天かすの東京・大阪という地域差を知り、今度はちゃんぽんと五目そばの研究である。そんな毎日、いいのかナ?と思いつつだ。

 京都タワー地階の中華料理なら何でもの「塔苑」へ行った。メニューにチャンポンがなく、若い女性店員さんに聞くと、それは五目そばですと言う。チャンポンも中華料理では?と思いながら、仕方がない。五目そばを注文した。麺は細目、ネギ、白菜、人参、豚肉、イカ…具が沢山で、グーだ。チョキやパーではないグーだ?。お腹が鳴った時もグーだ。

 ぐだぐだ言っている場合ではない。京都駅八条口側のイオン4階フードコーナーに長崎チャンポンの店があった。麺サイズ、野菜量など色々あって、女性受けして流行っている。麺200g、野菜250gの普通メニュー550円で点検した。麺太く、具10種類、しっかり入っている。さて、その違いである。五目そばはラーメンの上に具を乗せて、チャンポンは最初から一緒に煮込んであるという。う~ん、どっちがどっち、チャンポンだ?。

 ※ 写真左は五目そば、右は長崎チャンポン。

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2011年12月20日 (火)

びわ湖ホールへ行く湖岸の景観

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 冬らしく、ぐっと冷えたあの日、滋賀県庁前の職場からびわ湖ホールへ歩いた。滋賀県が世界に誇る芸術劇場へ向かって、京阪石坂線の島の関駅を越え、湖岸へ出て、打出浜の渚を行く。風強く、気温は1、2度、首筋が自然と縮む。晴れて曇って、空色よく変わる。

 来年で3回目を迎えるラ・フォールジュルネ開催の推進会議である。レベルの高い音楽を安く…と造船不況の港湾都市、フランスのナント市で始まった音楽祭の日本開催だ。東京で始まり、金沢、新潟、大津と広まり、来年は佐賀・鳥栖でもだ。定番に洒落て、ナント何と…だ。モーツアルトからベートベン、来年はサクリ・リュス、ロシアの祭典という。

 びわ湖ホールまで湖岸散策兼ね10分で行ける。浜大津側、外国みたいなマンション林立をみて、浮城の別称ある休館中の琵琶湖文化館を過ぎて、明智左馬之助湖水渡りの石碑通って、びわ湖ホールだ。紫式部が北陸へ船旅したという打出浜にある。なぎさ公園、大津市制百年記念の句碑は~掬えば 貝となる 手のひら~だ。句碑に悔いはないかな。びわ湖ホールと赤茶けたメタセコイヤ紅葉と青い空と白い雲…、こらあ、コラボ撮り、◎だ。

 ※ 写真は12月16日午後3時17分ごろ写す。

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2011年12月19日 (月)

定位置で貝柱を外す

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 もう定位置になって来た。職場帰りに行くスタンド林屋だ。JR大津駅まで徒歩1分、晩ごはん兼ね三日にあげずである。暖簾が掛って、内からも外からも足だけ見える引き戸を開けて、奥へまっすぐ隅っこ席だ。真ん前は調理場、左が背もたれ、店全体が見渡せる。

 オーナーの林さん、この前も書いたが、見方によっては、一見イケメン風である。我が定位置の前、板前兼ねるオーナーがいて、喋る機会は多い。毎日の店長おすすめメニュー、以前はイタリア料理のカタカナメニューが溢れていたが、最近は対話の成果か、年配客向けに平仮名も増えてきた。いいことだ。この間、それを褒めて、ハマグリの酒蒸しにした。

 酒蒸しハマグリ10個出て、貝柱の取り方が話題になった。開店以来の女性店員さんが取り方知らないというので、貝柱の付いている反対側をカイカイしたらよいと伝授した。さすがオーナーは知っている。自らスプーンでカイカイカイ…、貝柱をぽろりと外し、自分の口へパクリ。ああっ、それ我が注文のハマグリやっ!と思ったが、時すでに…だ。要は、こすって摩擦を起こせば…外れる。これ、貝の怪の話である?。そうかい、そうかい!。

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2011年12月18日 (日)

看板見て海住山寺へ

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これは確か、有名なお寺やーと、字面を見て、思った。京都府南部、和束町の山間を走っていて、道沿いにあった「海住山寺」の案内板である。せっかくだ。道順どおり、軽のアクセルを踏み、坂道を上った。人気のない駐車場、人ひとりいない境内、黄昏が近い。 

かなりの高台、はるか平野が見渡せる。あとで知ったが、かつて恭仁京があった瓶原(みかのはら)を見下ろす山の中腹だった。参道、陶器の茄子こしかけがある。銘板に茄子は何事も<成す>で、努力は報われるので願いを込めてお座り下さい―と。座りかけたら、本堂から~お参りですか~と声が飛んできた。受け付け窓口、住職さんの奥さんのようだ。

境内散策100円、お堂拝観400円と言う。お寺は真言宗智山派で、成田山と一緒だ。境内に国宝・五重塔だ。高さ17㍍、鎌倉時代の作で、厳かに建っている。奥さん、一番下に裳階(もこし)があるので、六重に見えるでしょうと話す。もこしよく見ると、確かに?だ。堂内を巡って、お釈迦様のお弟子さん、なで仏のびんずるさまだ。ツルツル、ガリガリの仏様、なでか?。そうそう寺名は、ウオッと叫んで~かいじゅうせんじ~と読む。

※ 海住山寺は、山号は補陀洛山(ふだらくさん)、本尊は十一面観音。聖武天皇が東大寺大仏造立工事の無事を祈るために建てたと伝わる。寺伝では天平7年(735年)、良弁を開山として開創したが、全山焼失し、承元2年(1208年)、貞慶により中興という。 

※ ~みかの原 わきて流るる いづみ川 いつ見きとてか 恋しかるらむ~の百人一首は、この地をさす。

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2011年12月17日 (土)

柿木坂の家の柿タワワ

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これは、これは…の柿の木である。赤い実があまりにタワワ、タワワなのだ。驚きと木の語呂合わせで<驚き 桃の木 山椒の木>と、驚愕する例えがあるが、これは~驚き 柿の木 山椒の木~だ。京都タワーのゆるキャラ、たわわちゃんも、タワワタワワだろう?。

京都南部の山間の町、和束町内で出会った柿の木だ。国道163号へ抜けようとマイカーで走っていて、上りから下りへ坂道だった。前方、フロントガラスに葉が落ちた柿の木が1本、2本、3本…と見えた。赤い実をいっぱい付けた柿の木だ。写真が撮りたくなり、ブレーキを踏んだ。坂道、何軒か家がある。青木光一さんの? 柿の木坂の家だろうか。

作詞石本美由紀、作曲船村徹だ。♪~春には柿の花が咲き 秋には柿に実が熟れる…~である。何と言う柿だろう、もう冬なので富有柿?。う~ん、そう実が大きくないので、違うなあ。鳥も敬遠する渋柿かなあ。幾ら成り年と言っても、この成りようは普通ではない。枝の先から先へ、点々とついている。デジカメをズームに数えてみた。百個どころじゃない。どうだろうか、千個以上だ。このままだと、♪~冬には柿の実が落ちる~♪?。

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2011年12月16日 (金)

茶源郷・和束町の茶畑景観

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和束町は<わづか>と読む。京都府南部、人口はわずか?4677人、茶どころで知られる山あい町である。茶の栽培面積、京都府の40㌫を占め、わずか?ではない。隣り町の木津川市にある加茂CCであったコンペ帰り、町の中へハンドルを切って入ってみた。

 和束・茶源の郷の立て看板がでている。山あいの道筋、茶また茶の畑が続く。なぜか、浅井3姉妹の長女、茶々を思い出す?。細長いプロぺラ扇風機が茶畑に林立している。風力発電にしては…だ。後で季刊誌を編集している職場の知人に聞くと、あれは霜除けの風おこしという。やはり、モシモシと聞かないと霜除けとわからない?。これ、どうかな?。

 わずかな時間、少しだけと入った和束町、面積の75㌫が山林という。茶畑は山を背にして広がっている。こんもり、緑々して、デザイン絵画みたいだ。町の木は過ぎたるは…の杉?、町の鳥は鳴かずば…のキジ、そして、町の花は基幹産業の茶の花だ。道筋、何度か車を停め、写真を撮った。人里離れた静かな山あい、ひとり立ちつくす。成績不振の棒振り、うっとり忘却だ?。京都府はこの景観、文化的資産に登録だ。ちゃっかりしている?。

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2011年12月15日 (木)

京懐石で出た栴檀の実

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 京懐石を出す料理屋さんだ。お膳を運んで来た仲居さんが~稲穂はいいですが、青い実の栴檀(せんだん)は食べられません~と言う。栴檀?、幼いことから才あり―という諺を意味する「栴檀は双葉より芳(かんば)し」の栴檀だろうか。宴席話題、栴檀になった。

 滋賀県庁から北西へ5、6分、旧東海道沿いの大津魚忠さん。日露戦争の最中、4年がかりで建築の商家で、国の登録文化財という。象形文字の<魚>暖簾を入り、右奥の部屋だった。小さな床の間、これが商家の佇まい?、しょうか!と思う。知人の画家さんら3人との懇談会だった。話題の栴檀はお膳の飾りという。数珠みたいな小さな実が三つだ。

 日本画家で、元大学教員のTさん(7?)が~栴檀の木は家の庭にある~と話す。樹高は10㍍ほど、5月の終わり頃、薄紫の花が咲くという。秋が深まって、お膳に出ているような実になるらしい。諺の栴檀は、香りが芳しい白檀(びゃくだん)の木のことで、この栴檀は葉が落ちると枝に連なる様子が数珠のようなので「センダマ」(千珠)と言われたからとか。会話が進んで、数珠あり、百檀ありの栴檀のこと…、だんだんとわかってきた?。

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2011年12月14日 (水)

ポスターは千さん改め万宗易さん

 

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近江戦国シリーズ、戦いの舞台は第5戦へ入っている。びわこボートレスを戦国武将に洒落て、面白おかくしく誘う、あのポスターだ。浅井長政を第1レースで浅井久三、柴田勝家を舟券の56で柴田五六、羽柴秀吉をモンキー乗りで羽柴猿吉…、妙に表現してきた。

 ポスターを見るのは、いつも京阪電車内だ。琵琶湖ホテルであった滋賀県文化賞を受賞した写真家寿福滋さんのお祝い会があっての帰り、浜大津から四の宮駅止まりの電車に乗った。山科駅一つ手前、京阪電車の車庫駅で、ひと駅歩きを覚悟して、座席に腰をかけると武将列伝はその5<万宗易>のポスターだった。茶人千宗易を文字どおり茶化している。

 大河ドラマ、戦国の姫たち~お江~に肖ったびわこボートのシリーズポスター、久々に拝見である。千さんを万さんに変えて、年末レースは一期一会の大穴狙い!という。イラストは茶人帽の宗易さん。イラストに~万が一ですな~とマンガぽく語っている。何点買うのか、南天の実も描いてある。~一期一会の心で、これぞという大穴を見出す、それが道を極める者の…~と宗易さん。年末ジャンボも一期一会で、万より奥の億を極めたい?。

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2011年12月13日 (火)

たぬきうどんの研究

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 昼食は、うどん屋さんか、蕎麦屋さんに入り、~たぬき、たぬき~と言って、うどんを食べてきた。師走入りしてこの方である。テーブルにたぬきうどんが乗ると、写真を撮って、地方出身者にたぬきうどんとは…と聞いて、ちょっとした、たぬきうどん研究である。

 きっかけ、カロリー減対策だった。暖かい冬と言っても、師走は師走だ。それまではおろし蕎麦だったが、冬場は身体が温まるうどんがいい。そう思って、揚げに餡かけにおろし生姜のたぬきうどんが、低カロリーと考えたからだ。それと、お店により、たぬきうどんはどう違うかも知って見たかった。おろし蕎麦は店次第でこうも…と思ったことがある。

 パソコンに取り込んだたぬきの食歴がある。▽2日、大津の凡亭▽3日、近江八幡イオン・竹とんぼ▽4日、京都三条神宮道・おふく▽6日、山科駅・千成亭▽8日、山科ラクトー・木船である。結果、そう差はなかった。葱の有無と揚げの大小ぐらいだ。聞き取り調査、餡かけたぬきはどうも京都と大津だけで、関東も大阪でさえも、天かす入りがたぬきうどんの本命のようだ。研究は緒についたばかり、いま暫く、たぬき抜きでは語れない?。

 ※ 写真のたぬきうどんは、左から凡亭、おふく、千成亭。

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2011年12月12日 (月)

鮒ずしのご飯はいい?

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 酸味がすうっと口の中を走る。お腹の中まで染み込む。近江名産、鮒ずしのご飯を使った天麩羅団子だ。このご飯のことを<いい>と言う。鮒と一緒になって発酵、ペースト状になったご飯のことである。このご飯、つまり<いい>が、少しややこしいが、いい味だ。

 居酒屋「利やん」で、馴染み客のTUさん(6?)が店主に~いい、あるか~と頼むと出る料理だ。いいも悪いもない。高級焼酎・兼八をキープしてあり、お店には10数年来の上得意だ。鮒ずしもご飯の<いい>も持ちこんである。TUさんがキープする焼酎の瓶には本人と一緒の仲間で撮った写真カードが、重たくなるほどかけてある。いい客なのだ。

お店はJR大津駅前か歩いて3分、昔からある寺町商店街の中だ。肩寄せ合う本店と宴会用の別店ありだ。先週も携帯あって、一緒させてもらった。後から若い記者さんも来て、この天麩羅団子の<いい料理>と鮒ずしが出た。酸っぱさ抑えか、ケチャップつきだ。団子に加え、鮒ずしの尾っぽもあるか?とTUさん。~これがうまいんや~と、さすが自宅で毎年漬けているという鮒ずしツウだ。尾っぽとご飯、まさに異なもの味なもの…である。

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2011年12月11日 (日)

当店イチ押しで、新登場!にオリジナル!

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誘いはキャッチコピーありき…だ。JR京都駅新幹線、八条口側レストラン街にある麺処「あしかり」の看板だ。あしかりの名で足が軽るう?というわけではないが、看板に新登場!にオリジナル!と出ていて、どんなんかナ?と、フラフラっと、入ってしまった。

 勤労感謝の日だった。近江八幡市で文芸講演会があり、JRでの帰りに自宅のある山科駅で降りず、京都駅まで乗った。カロリー控えめ、経費千円キープの夕食大会だ。駅構内、紅葉まだこ~ない??だったけど観光客でごった返していた。東側地下ホームから八条口へ出て、麺処「あしかり」だった。新登場!「冬野菜あんかけうどん」が目に飛びこんだ。

 夕方、ちょっと冷え出しきた。あんかけ、身体が温もりそうだ。冬野菜、カロリーが低そうだ。値段780円、千円以内だ。真ん中のカウンター席へ座った。メニューのコピー、当店のいち押しときて、店長おすすめメニューあり、当店看板メニューあり…だ。写真で見せて、目移りするが、ここは最初に決めた、あんかけの時次郎、いや、あんかけのうどん。葱、人参、しめじ、ブロッコリー、焼き豆腐…、これに冬来る!の餅、もちのロン!。

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2011年12月10日 (土)

おかんのコロッケ

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手をぱっと開いた大きさだ。なんともでっかい。わらじみたいなコロッケだ。浜大津の琵琶湖庄屋さんの名物メニューか、大勢の会食宴会になると、誰が頼むのか、必ず出てくる。メニュー欄に<おかんの大きなコロッケ>と書いてある。やはり、大きさが売りなのだ。

 ついこの間もそうだ。毎月第2木曜に午後4時からびわ湖ホール研修室で会合があって、前にも書いた気がするが、終わると、京阪石坂線で石場→島の関→浜大津と直行、会食宴会になる。会合があれば、懇親会ありーと決まっているので、出席率は高い。幹事がどんな感じで選択するのか、造りがでて、串がでて、唐揚げが出て…、大きなコロッケが出る。

全体にカロリー過多みたいなので、大根サラダも頼んでもらう。宴会ごと大根によるジアスターゼ効果、体重はへえっと思うほど減ってきた。出てきた大きなコロッケは、写真撮るだけで食べないが、皆さんは4つに切って、分けあっている。値段は550円、高くもなく、安くもなく…だろう。お店に聞くと、名前の最初がおばんコロッケ、次がおふくろコロッケで、今がおかんコロッケという。さすがにコロッケ、ころっ、ころっ…とだ。

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2011年12月 9日 (金)

京都御苑で気に入りモミジの一興

 

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 京都新聞の1面コラム、凡語子が書いていた。~広い御苑を歩き、気に入りのモミジを探してみるのも一興だ~と。7日付けの朝刊だ。~京都御苑に足を踏み入れると、師走というのに名残の秋が息づいている。暖かな日が続き、色づきが遅く、今が見ごろ~という。

 大津の職場を抜けだし、その日、一興をやって見た。JR大津駅から京都駅へ、京都市地下鉄で丸太町駅へ…、乗り継ぎがスムーズだと20分で着く。御苑は外回り4㌔余り、内回り3・8㌔だ。学生時代、駅伝練習で何度も走っている。前の職場も近くだ。昼休み、春に秋に、何度も足を運んだ馴染みの御苑だ。デジカメ持ち、目をモミジにして歩いた。

 気温15度ぐらいだろうか。凡語子おススメのとおり、気に入るモミジを探した。中立売南休憩所当たりの1本、木ごと枝ごと燃えている。紅葉ぶり、拍手したくなるほどだ。梅林付近のイロハモミジは黄色のグラデーションだ。冬日差しこむごとに七変化していく。もう、うっとりだ。御苑南西の宗像神社近く、芝地は緑と黄と赤が重なる。凡語子さんも見たイチョウと松とモミジか。コントラスト、誠に鮮やかだ。御苑内、まだ冬見えずだ。

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2011年12月 8日 (木)

スポーツ紙、1面の顔で売る!

 

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スポーツ紙は1面の顔で売る。6日は各紙の顔がわかれた。サンスポは榎田、スポニチは内柴、ニッカンは梨田、報知は中畑、デイリーは桧山だ。シーズンオフ、これといったトピックニュースのない1面づくり、各紙それぞれにどの顔で売るか、苦心の顔である。

 JR京都駅の各ホーム、スポーツ紙の自動販売機がある。どんなネタ、どんな見出しで、1面を魅せるか、各紙1面担当整理マンの腕次第だ。スポーツ紙は宅配より、駅売りのウエートが高い。毎日毎朝、通勤客にどうハッと思わせ、購買に結びつけるか、である。6日、職場の大津から所用で京都駅に降りて、自販機を見た。サンスポとデイリーは虎だ。

サンスポは新人投手・榎田の契約更改、1900万アップで年棒3400万。これが1面?なのかと思いつつ、羨ましい。デイリーは代打の神様・桧山。手術、開幕OKと。この程度で1面、なっとらん?。スポニチは柔道の内柴が性的暴行。けしからん。報知は新球団・横浜DeNAの監督に中畑氏と特ダネだ。ニッカンは、日ハム監督辞めた梨田さん。5年ぶりで評論家に就任して、阪神監督説の舞台裏真相を~ここだけのハナシダ~と??。

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2011年12月 7日 (水)

カリンとの出会い

 

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あらあ!またカリンやあ。滋賀県庁前の職場、階下の喫茶室に近所の方が庭木に実ったカリンを持参、お客さんにどうぞーと置いて帰った。それから二、三日あとだった。府立植物園園の植物園会館テーブルにまたカリンだ。偶然…、カリンなる出来事が続いた?。

 カリンとは、漢字で榠樝とも花梨とも書く。原産は中国東部で、バラ科の落葉高木だ。春すぎて白かピンクの花が咲き、秋にリンゴか梨みたいな実が成るという。喫茶室のカリン一つ、職場に持ち帰って、執務中だったが、これ、何?と皆さんに問いかけた。梨にリンゴに山形のラ・フランスが出て、最後に正解がカリンと出た。

 植物園会館のカリンは、さすがに解説付きだ。~果実は秋、黄熟し、芳香が強い。砂糖漬けなどして食用にする。干したものは咳止めの薬とする~と書いてある。カッコ内は~持ち帰りはできません~とある。何もカリンカリンすることはない。貴重なるカリン、入園者みんなで観賞である。カリン偶然のご縁だ。テーブル真ん前に座り、デジカメで記念撮影だ。縦に横に置き換えて10回、カリンとうと撮った?。

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2011年12月 6日 (火)

植物園のドーム菊

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半円形にまあ~るく、盛りあがっている。高さにして5、60㌢、半円の大きさは3、40㌢ぐらいだ。色は黄色、オレンジ、橙、ピンク…色々である。京都府立植物園の北山門にあった菊の鉢植えだ。誰に聞くこともなく、何と言う菊だろうと、鉢を覗きこんだ。

 赤い鉢に名札の棒が差し込んであった。<ドーム菊>という。こりゃ、どうも?…である。つい、歴史作家・童門冬二(8?)を思い出した。上杉鷹山、高杉晋作ら多数の著書がある童門さんは講演で、~下手な話でした。どうもん、すみません~と自らの名前で締めて、笑いを誘う。ドーム菊さん、いや、初めまして…、ドーム、ドームとなってしまう。

菊の咲きよう、大輪の厚物、管物、小菊に懸崖…様々あれどである。このドーム菊も見事な咲きようだ。屈んで見ると、枝1本から伸びて、こんもり広がっている。紅葉観賞で行って、帰るおりに気づいた。菊の鉢、八個ではない。門の周辺に合わせて、15、6個はある。どうむして?、こんなふうに咲かすのか、菊の花言葉どおり、思慮深く、まじまじとみた。久々にここで一句。~目を丸めドームドームと菊をみる~、こりゃまた失礼!

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2011年12月 5日 (月)

長浜市の割烹能登で天然かも焼き

 

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湖北の長浜市内にお店があって、割烹能登という。どうしてか、アイドントノット?だ。長浜市役所へ行った帰り、後輩(56)と一緒に入った。長浜で単身赴任2ヶ月の後輩、職場の行き帰り、店の前を通っているけれど初めてと言う。ちょっと高級そう…ではある。

 玄関、暖簾の隣りに大きな信楽狸だ。夕方6時を回り、お客はカウンターに一人だ。まん中をあけ、反対側に座った。お絞りが出て、さて、何を頼むかである。毎日が自炊という後輩に何でも!と、注文を促した。財布に1万5千円しかないけど、先輩だ。生中二つ、メバル煮付け、秋野菜天麩羅、烏賊刺身…、若女将がこれはどうですか…と言ってきた。

 長浜と言えば、鴨鍋だ。女将が勧めたのは鴨料理で、天然のカモ焼きだ。どれもこれも値段表示はないけど、先輩だ。後ろポケットの財布に手をやり、じゃあ!。塩胡椒で焼いたカモ、やはり…、葱をしょっている。帰りの電車を気にしつつ1時間、2時間…、店内ほぐれてきた。何で能登か?先代が富山の氷見の板長で、長浜に帰って店開きしたからとわかった。後輩、生中お代わりにお結びにシジミ汁…。値段?1万2千円、よかったあ!。

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2011年12月 4日 (日)

ご当地丼2位の近江牛ひつまぶし膳

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どんなんかな…、待っていて、ドキドキ感がある。名神高速道路の大津SA上り線で営業する叶匠寿庵の新メニュー、近江牛ひつまぶし膳だ。西日本高速道路のサービスエリアで営業のお店が競いあった<ご当地丼決定戦>で準グランプリ、一躍有名になった丼だ。

 ゴルフ帰り、竜王インターから乗って、大津SAへ入った。近江牛ひつまぶし膳は11月23日、大阪城であった丼王座決定戦で2位―と新聞に出ていた。名神を走るチャンスがあれば…と思っていたが、早くも実現した。下り線のSAで車を停め、高速道路を跨ぐ陸橋を渡り、上り線のSAだ。地産地消を旗印にお菓子の叶匠寿庵が経営のレストランだ。

 近江牛メニューの白いノボリが立つ階段を降りた。入り口で男性店員に丼で準グランプリでしたねえ!と声を掛けると、ハイ!と誇らしそうだ。注文も増加という。窓側席、暮れ行く琵琶湖が墨絵の如くだ。待ちわびた丼が出て、赤い蓋を取った。丼じゅうが、近江牛だ。白胡麻がまぶしてあり、鞘豆も、だ。お茶碗に移し、1杯目はそのまま、2杯目は葱を混ぜ、3杯目は出汁でお茶漬け…。晩秋の夕暮れ、近江牛ひつまぶし膳に前途あり??。

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2011年12月 3日 (土)

車内吊りで、リンゴのパワーアップる!

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着物姿の娘さん4人がそれぞれに手にしたリンゴを突き出している。真っ赤なリンゴの中に白抜き文字が4つはめ込んである。<パ>と<ワー>と<アップ>と、最後に<る!>だ。繋ぎ合わせて<パワーアップる!>である。弘前リンゴのキャンペーンポスターだ。

 JR新快速電車の車内吊り。野洲駅から姫路行きに乗って、腰をかけ、何となく見上げると、<パワーアップる!>だった。リンゴのアップルにパワーを冠につけ、節尾語に感嘆符入りの<る!>を送って、動詞化している。どうして?と思うより、どうして、どうして、たいしたものである。一瞬にして目をひきつけるあっ晴れなアップルポスターだ?。

 青森県弘前市はリンゴの生産量16トン、全国で20㌫を占め、日本一だ。市の木はリンゴで、夏まつりは、青森市の<ねぶた>に対し、弘前市は<ねぷた>だ。<ぶ>でない<ぷ>は、どこかアップルに通じる。りんご娘さん4人は、品種名そのままに金星、ジョナゴールド、レッドゴールド、三上ちゃんという。どうパワーアップる!するかというと、綺麗アップる、健康アップる、美味さアップる!とか。アップ、アップで、プルプルだ?。

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2011年12月 2日 (金)

東寺・観智院、武蔵の鷲図を見る

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 鷲や、鷲や…と言われても、である。どこがどう鷲なのか、目を凝らし、目を細めても、わからない。東寺の塔頭、観智院にある宮本武蔵の鷲図である。今まさに飛びかからんとする二羽の鷲だという。巌流島で、武蔵像を見たご縁である。ワシは知らんとは言えない?。

 観智院は東寺の別格本山で、客殿が国宝である。所蔵する密教書の質と量、我が国最高で格式の高いお寺という。秋期特別公開の招待券があって、初めて行った。客殿・上段の間の、床の間に鷲図という。京都スカイセンターの観光ガイドさんの説明、畳に胡坐をかいて聞いた。武蔵が22歳の時に描いた水墨画で、およそ400年…、剥落が進んでいる。

 年配のガイドさんが言う。~吉岡一門との闘いを終えた武蔵が、この寺で3年間、身を潜めて、佐々木小次郎との巌流島の決戦に向け出て行くおり、御礼で描いたのでは…~と。床の間の画を指さし~この右上の、ここが爪です。左下のここが嘴です。上と下の鷲、筆の勢いから一気に描いたのでしょう~と説明する。爪と言われても詰め切れず、嘴には嘴をはさむ余地はない?。客殿は撮影禁止であり、観智院ポストカードを買い、鷲を感ちた?。

  写真右は床の間の鷲図をアップしたポストカードの部分

 ※ 武蔵が吉岡一門と蓮台寺野・蓮華王院・一乗寺で決闘は慶長9年(1604

 ※ 観智院客殿の再建は慶長10年(1605

 ※ 佐々木小次郎との巌流島の戦いは慶長17年(1612

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2011年12月 1日 (木)

さばの一夜干しとマリアさん

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 期間限定に加え、数量も限定という。大分産のサバの一夜干しだ。大分産と言えば、豊後水道の関サバかもしれない。高級魚だ。JR京都駅前、ヨドバシカメラ京都店6階レストラン街の和食店「すみび 和くら」だ。その限定に心が動いて、今日を限定に入った?。

 店内は格子仕切りの民家風だ。メニューは牛たんに焼き魚、豚ロース生姜焼き…、一品では大根サラダ、キムチ等など…、まあ居酒屋さんだ。女性の店員さん、全員がねじり鉢巻きで、法被にジーパンだ。胸に名札、最初の席案内はみずほさん、お茶は茶髪のマリアさん…、思わずマリアさん?と聞くと、聖母の如く笑って、マリアです!。これはマリア?。

 サバの一夜干しが出た。運んで来たのは、まゆみさんだ。名札を見る癖がついてしまった。気になるマリアさんは、お隣で客の注文を聞いている。ニコニコして、なるほどマリアだ。テーブルはマリアさんでなく、サバだ。生き残りをかけた戦いはサバイバル。ちょっと言ってみたかっただけで、関係なかった。茶髪マリアさん登場から脱線気味である。お皿のサバ、炭火でよう焼かれたのか、よう焦げている。味のほど、期間限定のサンタマリア!

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