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2011年9月

2011年9月30日 (金)

海と空の、にんじんしりしり~

 

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お店は丸ごと沖縄オキナワしている。ちゅらら、琉球泡盛、シークワァーサ…、店飾りはシーサー、写真はハイビスカス…、メニューは当然の如くゴーヤ、ゴーヤしている。京都四条大橋西南、東華菜館隣りのビル3階、海と空だ。どこを切っても<ザ・沖縄>だ。

 歌の文句に~1週間に3度来い~とあるけど、2度行った。減量中、ゴーヤ料理ならカロリーもそう高くないだろうーの選択だ。EVはない。急勾配の階段、ヨッコラショとあがって、すぐカウンターだ。メニューに、この店の人気ベスト10が出ている。①角煮②海ぶどう③ソーキそば…、あれっ、ゴーヤチャンプルは?と聞くと~殿堂入りなんです~。

 マンゴーのお酒、島ナポリタン…、カウンターの真ん前の壁、隅から隅までお絵かき貼り紙だ。その中に<にんじんしりしり>と出ている。貼り紙を読むと、沖縄の家庭料理の定番で、人参の千切りにミンチの炒め煮と言う。人参はわかるけど、しりしり…は何がしりしり?か、バイト女店員さん聞くと、名刺を持って、宮古島出身のママ、小高(旧姓宮里)照代さんが出て来た。人参を千切りにする道具だと言う。それで、やっとしりしり??。

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2011年9月29日 (木)

近江ちゃんぽん、通の食べ方

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 半分食べた頃、酢をスウッと入れるのが、通ちゅうもんだそうだ。昭和38年創業、ちゃんぽん亭の近江ちゃんぽん食べ方指南だ。ちゃんぽんと言えば、長崎が通り相場だが、このところ人口増が続く滋賀・近江は、ちゃんぽんでも名前がちゃんぽんと出てきた?。

 3連休の夕、JR二条駅から地下鉄へ乗り換えたおり、近江ちゃんぽん店が何時からか、ちゃんと出来ていた。通勤途上、国道1号の山科西野に1年前に開店しているのは知っていたが、ここは初めてだ。JR高架下の店、窓に簾、レール式の開き戸、白い暖簾…、レトロぽく見せている。只今、減量中である。近江ちゃんぽん、何より野菜がたっぷりだ。

 お店、よく流行っている。カウンター客、右に左に…。赤シャツの若い店員さん5人も、だ。ちゃんぽん亭は彦根発祥で、本社店は今も駅前という。本場近江、滋賀県内のお店が多いが、京都、愛知、大阪、静岡にも進出、もう40店舗以上だ。老舗・長崎に挑む近江ちゃんぽんは、酢がキーワードだ。食べ方指南書に酢の投入法が①②③と出ている。野菜引き上げ、底が見えだした頃、酢なのだ。今一度混ぜてのスープの味、スースーだった?。

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2011年9月28日 (水)

熊本城下で馬肉の溶岩焼

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 馬肉の溶岩焼?うん、ナニ?…、帰らないといけないのに、また舌の好奇心が沸いて出てきた。熊本2日目の夕、携帯のバッテリー量も落ちている。駅からの新幹線時間も確認していない。馬肉の溶岩焼は、店の人気NO1メニューで名物だという。急いで入店した。

 お店は「阿蘇庭・山見茶屋」だ。阿蘇の大自然を味わうーという看板が掛っている。熊本城下に今年誕生、開業半年で売り上げ8億円という観光施設「桜の小路」23店舗の一つである。加藤清正が築城、日本三大名城に数えられる熊本城の真下だ。時間が無いので、天守閣を見上げるだけで、上がらなかったのに、馬肉がうまいか?舌が確かめたいと言う。

 さくら膳1800円のメーンが馬肉の溶岩焼だ。熊本の郷土料理か、だご汁に生あげも一緒に出てきた。綺麗な赤身と青いニラ、彩りがいい。カルデラ火山・阿蘇の溶岩だろうか、肉を乗せジュウジュウ…、時間がないのは、じゅうじゅう知っている。肉は焼くと縮んで細切れだ。特製という透きとおった出汁につけて、口へ入れる。甘みがじわっと…来る。舌がこの馬肉、さくらじゃなく?ウマいと言う。城下の舌?、時を忘れて感激である。

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2011年9月27日 (火)

大津の鯉の物語

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これは♪~大津の鯉の物語~♪である。作詞=釣り人、作曲=魚屋さん、歌手=裕次郎ばりに足の長い客??かな。ここまで冗談みたいに書いたけど、ここからは、ホントの鯉の物語である。その鯉、大きく、黒々して、歌謡曲みたいに♪~鯉は素敵~♪…であった。

 落語広告協賛のお礼で昼食に通う大津市の魚屋さん「魔季詩」だ。前はサメがいた水槽、いま鯉がいる。店主の中村千代子さんが、ちょっと来い?、いや、ちょっと見て…と言うので、覗くと、いた。大きさ80㌢ぐらいか。水槽の中、フナとブルーギルと同居して、じっとしている。~鯉はこの人が釣らはったんや~、テーブルの男性客が話しかけてきた。

 当のこの人、ウンウン頷いている。何処で?何時?と聞くと、この人と言われた男性は、喉にマイクをあて、途切れ途切れに話した。大津プリンスホテル沖の琵琶湖で、連休前に釣った。餌は大きな団子で、鯉釣り7、8年、今までで一番でかい。大和鯉だという。水槽のある、この魚屋さんを思い出して持ち込んだという。水槽の中の鯉、故意に撮影した?。泥を吐きだした鯉、何時まな板の上か。鯉こくか、鯉の洗いか? 恋はいつも辛い??。

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2011年9月26日 (月)

肥後どこさの狸は今も…

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 いや、行って見るものだ。熊本滞在2日目、おてもやんから船場山の狸だ。~あんたがたどこさ 肥後さ 肥後どこさ 熊本さ 熊本どこさ 船場さ 船場山には狸がおってさ~の狸だ。路面電車で聞いて行った洗馬橋駅前、手まりを持つ子狸の手を引く親狸がいた。

 船場山がどうして洗場橋になったのか、詮索しても<船が洗>で変わらず、煎じつめることはない?。~それを猟師鉄砲で撃ってさ 煮てさ 焼いてさ 食ってさ~と、手まり唄は歌うが、狸はちゃんといた。駅の向かい、文具屋さんには白い狸だ。すぐ近くの熊本中央郵便局、ポストの上にも、だ。唄のとおり、今も~船場山には狸がおってさ~だ。

 加藤清正が7年の歳月をかけて築いた熊本城が見える。城から南東で、かつて関所や貯木の船場があり、川沿いにつくった小高い土居が<船場山>と呼ばれていたーと駒札に出ている。駅前のふれあい親子狸像は、肥後手まり顕彰会の建立だ。▽頭をなでれば学運▽お腹をなでれば安産▽珍珍なでれば子宝▽金の玉なでれば金運―などと、書いてある。~それを木の葉でちょいと隠(かぶ)せ~かなと思った時、路面電車が来た。チンチン!。

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2011年9月25日 (日)

南阿蘇村のおばあちゃんポスター

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 日本国中にポスターごまんとあれど…だ。この、おばあちゃんの笑顔、何とも最高じゃけん。細い目と小さな口元が、額のシワシワと一緒になって笑っている。藍染か絞りの農作業着、深い編み笠、身体を支えるように鍬を持つ両手…、見ていると、ホッとして和む。

おばあちゃん、熊本県は南阿蘇村のポスターに登場している。熊本1泊2日、帰る日の午後、おてもやんの像を探しに行って、市内中心部の交通センターの案内所で見つけた。おばあちゃんは~ただのいなかじゃーなかよ~と、我が村をPRしている。ポスターの背景は、阿蘇山だ。その麓、人口1万2千人の村で~あそのみなみのみなみあそ~が売りだ。

あっ!そう…。ちょっと洒落てみたくなる。平成17年、長陽村・白水村・久木野村の三村が合併、新しく生まれた村だ。村が群がって?、また村の誕生―は、全国で初めてという。HPを開くと<世界一のカルデラの村>だ。観光協会へ跳ぶと、最初におばあちゃんポスターが出てきた。お名前は、岡本モトエさん、85歳だ。村には阿蘇赤牛あり、名水あり、温泉あり…、ばあちゃん、南阿蘇はよかばってんじゃっなあ!。

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2011年9月24日 (土)

熊本山都町の通潤橋放水

 

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これこれ、この放水迫力…、見て下さい。熊本県は旧矢部町、合併で山都町の重文石橋の通潤橋です。川から高さ20㍍、長さ75㍍、幅6㍍のアーチ型です。これ、今も棚田を潤す水道管で、ペリーの黒船が来た頃、地元の庄屋さんらが考え考え、つくったんです。

 通潤橋(つうじゅんきょう)の由来は、中国の古典からです。「澤在山下 其気上通 潤及草木百物」で、人と人をつなぎ、心を潤して水を運ぶーと意味だそうです。九州中央部、山また山の町で、農業用水、飲み水にも難渋していましたが、この橋の完成で町が生き返りました。水道管の土砂を除去する放水は、観光化しており、時間を調べ行ってきました。

橋から5、6百㍍に道の駅・通潤橋があり、沢山の人が放水を待っていました。日曜の正午、橋の真ん中の栓が外されました。ドドドド…、大きな音とともに水が吹き出ました。ドドドド…、あの音は今も耳に-です。棚田と畦に咲いてい彼岸花一本をアングルに写真撮って、アーチ橋の上まであがり、対岸へ渡りました。シャワーのような水しぶき、心地よしです。欄干のない橋上、足がすくみました。放水20分、心と命の洗濯ができました。

※ 通潤橋はかつて滋賀会館で開催の全国の石橋展で知りました。石橋の価値を問う東近江市の森野秀三さんが今も石橋を調べ、全国巡回しています。最近、石橋探偵のブログを開設、色んな石橋が詳しく書いてあります。 ※ 通潤橋へは熊本市内の交通センター4番乗り場から馬見原行きバスで1時間30分、浜町中央下車です。

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2011年9月23日 (金)

熊本県山都町の、おちかラーメン

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 もう二度と…と思うと、あのラーメンの思い出、感慨が深い。熊本県山都町の<おちかラーメン>である。合併で平成17年に誕生した町の中だ。県東部で、宮崎県と接している。人口1万8千、標高9百㍍、<さんとちょう>と読む。重文の石橋・通潤橋が有名だ。

 熊本交通バスに乗って1時間半、料金1230円で降りた。正午からの通潤橋の放水を見たさにはるばる来たぜ山都町だった。観光案内所で一服したおり、案内所のお姉さんに聞いたのが、人気絶頂という<おちかラーメン>だった。郵便局の角を曲がった所、昼どきはすぐ満員になると言う。町の観光パンフ、中国語版にも出ていて、町お墨付きである。

 放水見て、帰りのバスの時間気にして、入った。カウンターあり、テーブルあり、座敷ありでも、肩擦り合うようなお店だ。安全を期して、普通のラーメン500円にした。おちかさん?厨房の中、赤いバンダナの叔母さんがそのようだ。昼もかなり過ぎているのに店内、地元の人か、代わりベンタンだ。キクラゲ、卵、葱、焼き豚…、喉にググッとくるスープ、短めの麺…、安くて美味しい。サントでも4度でも来たくなる山都町の店だった?。

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2011年9月22日 (木)

馬さしは熊本

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 熊本へ行ったからには…、馬さしだ。低カロリー、低脂肪、高ミネラルで、美容に良し、健康に良しという。全日本インカレ開催二日目の夜、OB会を兼ねた現役激励会が熊本市内の郷土料理の店であって、期待通り出た。霜降りも赤身も、それにタテガミも…出た。

 細長い宴席、OBと現役が向かいあって座った。馬さしはテーブルに3つぐらいだ。~これこれ、これが馬さしや~、霜降り一切れ、生姜醤油だ。どんな味か、少し噛んで見た。旨みと甘みが口の中でじわっと広がる。これぞ、ウマウマかー自然と洒落が出る。向かいに男子百㍍で優勝したKY君が来た。また馬さしの洒落が出た。~うまく走ったなあ~

 夜更けてさらに馬さしだ。腹ごなしの熊本ラーメン、隣り合った地元のお客さんにが新規開店の馬さし屋さん紹介だ。すぐ近くビルの2階、オーナーは野球にご縁か、店名は<一球>だ。メニューに盗塁王と一刺入魂と書いてある。走って良し、投げて良し…、攻守混合?のようだ。馬刺盛は1380円、単品は赤身780円、霜ふり980円、タテガミ580円だ。後輩2人と一緒、相場が分かり、盛にした。味?さっきと一緒でウマい?。

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2011年9月21日 (水)

世界一のふくの像を見る

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それはそれは…の世界一である。書くこと三度、下関である。唐戸市場からの帰り、巌流島へと思ったが、行っていれば、熊本の全日本インカレ男子100決勝の時間に間にあいそうにない。方針変えて、亀山八幡宮の境内に建つ<世界一のふくの像>を見学に行った。

 ここは山陽道の基点、九州渡航の起点なりーという石碑がある。真ん前、ドドンと長州藩が米仏蘭の戦艦へ砲弾を発射した、あの馬関戦争の高台だ。関門海峡を跨ぐ全長1068㍍の吊り橋が見える。歴史の今昔を思って、ふくの像だ。河豚の=ふぐ、下関では<ふく>と清音で言う。ふく銅像に~我が国最古の分類辞書で「布久」と読ます~と根拠を書く。

 唐戸市場でも町中のロゴでも、みんな<ふく>なので、もう<ふく>慣れしている。ふく=福、その方がいい。台座の上、見上げた波乗りのふく像の大きいこと、大きいこと…。口を精いっぱい開いて、ヒレ酒にすれば、云百杯かと思うヒレをヒレヒレさしている。開国からずっと後の戦時、金属拠出で初代は鉄砲玉になったらしいが、平成2年9月29日に2千万かけ46年ぶり再建されたという。再建日の2929、肉肉じゃない。フクフクだ。

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2011年9月20日 (火)

フクと言えば下関、福多し…

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 下関と言えば

<フク>と承知でも、こうも、フクフク…とは、だった。今一度、下関の唐戸市場を書く。新幹線駅小倉から在来線で、関門トンネルを潜って、門司→下関へ乗車賃270円だ。駅構内も街中もふくデザイン…、唐戸市場にもシンボル像のフクマネキンだ。

 市場の中、トロ箱が山積みの卸売り場側に大きなふく像だ。商売繁盛のフクマネキンとかで、漢字で福招金だ。おちょぼ口、小さな目をぎょろり、当然ながら身体はぼてぼてだ。はりぼて像、そうではない銅像かな?。木組みの台にヒレヒレして乗っている。トラフク…、目立って、盗りようもない。どれだけ、フク商品があるか、場内を巡回して歩いた。

 ~冷凍あるよ、干物あるよ~と、声がかかる。店頭に天然ふく刺し、一枚500円と出ている。まだ冬には早いのに冷凍モノだろうか。毎年、暮れに届く知人からの鉄皿思い出す。催促? 違う、違う。やっぱり催促かなあ。売り場のお母さん、お姉さん…、こうもフクが多いと、皆さんお多福美人に思う。ふく雑炊とフクのぶっかけソーメンは500円、ふく汁は400円、ふくコロッケとフクの唐揚げは100円…、どの店もフク多く、幸福?。

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2011年9月19日 (月)

下関・唐戸市場の寿司忘れず

 

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忘れられない味? 今すぐ行って見たい店?って、聞かれた、だ。う~ん、そうだなあ、あの、ノドグロ1巻かなあ。お店は下関市にある唐戸市場内の魚屋さんだ。ノドグロはじめ、新鮮な寿司ネタがある、ある。トロだって、まっことトロトロだし、旨いのナンノ。

 ~唐戸市場のお寿司、あそこは、凄く安くて、美味しいのよ~…、何時頃だったか、県庁前の滋賀会館にある喫茶室での会話、聞き耳で残っていた。陸上の全日本インカレで、後輩の応援に熊本へ。途中の小倉で降り、在来線で下関へ行き、TAXで市場乗り着けた。関門海峡が見える。ポンポンポンポン…船が行く。土曜の昼、旨い所は、大変な賑わいだ。

 市場内、ぐるっと回った。なんと広い。創立から60年余り、ふくの水揚げ中心に年間92億の売り上げという。聞いていた寿司屋さん、海峡側だ。食いねえ、食いねえ…と何軒も出ている。プラスチックの皿と鋏を持って、寿司バイキングだ。法被の寿司姉さんズラリ、伊勢でなくても威勢がいい?。写真は海峡見て食べた、懐かしの握り4巻だ。人気のノドグロ、大トロ、サーモン、新サンマ…、下関は唐戸市場の、忘れじのブルースシ??。

 ※ 写真は左からトロサーモン、大トロ、ノドグロ、新サンマで、値段は大トロ500円のほか、300円なり。穴子、鰻などは100円~200円。

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2011年9月18日 (日)

初めての、いちじく餅

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落語家、故柳亭痴楽さんの綴り方教室、ご存知だろうか。~お餅も入って、ベタベタと~という、あのフレーズだ。店先で丸ごといちじくをお餅で包んだ饅頭を見て、痴楽フレーズがよぎった。~いちじくが入って、ジクジクと~だ。この洒落、じくしているかな?。

 昼の食事のおり、店の前を通る饅頭屋さんだ。大津市中央2丁目、JR大津駅から琵琶湖岸へ徒歩10分、御饅頭処「餅兵」だ。旧東海道、大津宿時代からで、創業250年という。現当主の梅村眞司さん(3?)は8代目だ。いつも店先をちらっと覗いて通るけど<いちじく餅>は、初めてだ。ケースの中、饅頭を半分に切り、イチジクっと見せている。

どんな味かなあ…と、もちっと店頭へ近づいた。1個280円。~新鮮な完熟いちじくを1個丸ごと、道明寺餅で包んでいますーとの説明だ。店内に梅村さんがいたので聞いてみた。~栗東市のいちじくで、この夏、初めて創作して、評判が良い~と言う。間食は体重増の遠因だけど、聞いた手前、2個買った。要冷蔵、早めにーとある。職場でまん中切りしてイチジクっと、分けた。果肉とろけ、果汁甘く…、の中でも、勿論イチジクっ?。

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2011年9月17日 (土)

御領葱焼で青年店長と以心伝心

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商売熱心というか、好青年というか…、笑顔絶えず、受け答えもハキハキしている。店任されて1カ月、宮本啓吾さん、27歳である。JR京都伊勢丹10階、拉麺小路内に出店しているお好み焼き兼たこ焼き<ミヤコ>の店長さんだ。初めての出会い、好感触である。

 最初の注文はお好み焼きの豚肉だった。テークアウトコーナーに持参の本と上着を置いて、もう一度、店先をウオッチした。おやっ、御領葱焼?珍しいメニューだ。最初は気づかず、こっちがいいなあーと思ったおり、宮本店長から声がかかった。~変えましょうか~という。客の表情を読みこんだのか、以心伝心である。それが、会話の始まりになった。

 ~御領葱焼きは、京都の御前七条の地名です~と切り出し、~一銭洋食のベタ焼きとは違います。商標登録もしています~と、まるで立て板に水だ。出来上がり、待っていると、また声がかかった。~鉄板からの写真撮りますか?~と。またも以心伝心…、明治維新かと思うほどだ?。客の心を見抜く店長、たいしたもんだ。3両ではない御領葱、沢山、葱がはさんである。距離感?、葱葱だ。支払い、宮本店長の頑張り思って、値切らずなり??。

 

 

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2011年9月16日 (金)

おてもんやんと対面する

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いた!、いた!。熊本民謡で有名な<おてもやん>だ。両手を着物のと一緒に持ちあげて、踊っている。♪~おてもやん あんたこの頃嫁入りしたではないかいな~♪と歌われて、浮かれているようだ。頭にかんざし、頬を赤くそめて、~ちょいな、ちょいな~だ。

 おてもやんとの対面は、熊本から帰る日だった。市の中心部、交通センターの所と聞いていたけど、行ったセンターは広い。バス乗り場が30以上、東か西か、さっぱりわからず、熊本名物いきなり団子の売店で、いきなり聞いて分かった。センターを抜けて、県民百貨店の前だった。台座の上、わらじ履きだ。♪~嫁入りしたこつぁしたばってん~♪だ。

熊本弁で、御亭主が<ぐじゃっぺだるけん>と言う。訳すと、疱瘡なので、<まあだ杯はせんだった>そうだ。タスキ掛け、等身大の銅像。鼻筋とおって、目元ばっちり、可愛い。銅像は熊本民謡会が昭和60年に創立25年周年を記念、市に寄贈したという。<おても>は肥後の若い女性の通称、<やん>は呼び方のちゃんだ。熊本に来たからには…のおてもやん。♪~ピーチクパーチク雲雀の子 げんぱく茄子のいがいがどん~♪、銅像よかばってん?。

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2011年9月15日 (木)

大津の地名由来、今一度

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知っているつもりが…である。大津歴史博物館の<藤太くんのれきはくクイズ>に出題の大津の地名、読み方と由来だ。実は5問中、1勝4敗だった。正解だと、的に当たる俵の藤太くんの矢が、外れまた外れ…。大津勤め10年来なのに、何とも、お恥ずかしい…。

 地名、これは読めるので、致命的ではない。洒落的にピタりかな。それもどこか教養が出ている。由来は後にして、5問の地名を紹介する。①坂本②札の辻③錦織④膳所⑤仰木だ。読みは、スラスラスイスイ…スイ、咳払いひとつ、エッヘン…である。③の「錦織」は京阪電車石坂線に駅があり<にしこおり>と読む。渡来人が来て機を織っていたからだ。

錦織もそうだが、膳所の読みも難しい。駅名、高校などにもあり、滋賀に縁ある方ならゼゼの有無に関わらず、ぜぜーとわかるが、全国的には難度が高い。その由来は、朝廷に魚介を献上したからという。①の坂本は比叡山の麓にあるからで②札の辻は幕府の決まりを伝える高札があったからーという。みんな3択だけど、頭に入っていないと、迷う。⑤の仰木は横川の霊木をあおぎ見る所だ。これ、書いて復讐の復習なり。ジャン、ジャン?。

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2011年9月14日 (水)

中秋の明月、一本松を照らす

 

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時に心を打つ新聞写真がある。朝日新聞と中日新聞の13日付け1面写真がそうだった。旧暦8月15日にあたる12日は「中秋の名月」である。毎年、どこでどんな名月を狙うか、各新聞、各カメラマンの競演になる。この日の朝刊、この2紙の満月が心に響いた。

 狙いは朝日も中日も一緒だった。岩手県陸前高田市の景勝地、高田松原の1本松を照らす満月写真を撮っている。あの大震災、あの日の大津波に耐え1本だけ残った松だ。朝日は「月光に浮かびあがった奇跡の1本松」と書く。中日は~海岸沿いの松の後方に満月が昇り、建物がなくなった真っ暗な市街地と、おだやかな海を照らしていた~と綴っている。

 中日の写真段数、1、2、3…、なんと縦長に6段の扱いだ。満月と1本松と海と市街地…、見出しは<名月 被災地照らす>だ。午後6時9分、星野大輔撮影とある。朝日の見出し<満月のエール>。6文字が優しい。写真は森井英二郎さん撮影、記事は山西厚記者で~復興のシンボル松だが、衰弱が進んでいる~と、心配そう書いている。震災で根が傷み、猛暑に適応出来ず、新芽が枯れ、葉が茶色になっているという。頑張れ、1本松!

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2011年9月13日 (火)

洋食の小宝で、噂のオムライス

 

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メニュー帖を見ながら聞いた。~この店、やっぱりオムライス?~と。女店員さん、~ハイ、でもご飯類なら~と言う。卒のない答えだ。何時からオムライスが評判になったのか、洋食の老舗「グリル小宝」だ。日曜夕、まだ5時すぎなのに店内はもういっぱいだ。

 京都市美と府立図書館へ行っての帰りだ。北東へ歩いて5分、平安神宮の東側、洋画家・浅井忠が起こした関西美術院の北側だ。店内に入り、一人!と言うと、7人掛けの真ん中テーブル席ならと、即案内があった。相席の若い女性2人はオムライスを分け分けしている。左端の女性もそうだ。値段は900円、見回して、やはり多そうだ。仲間入りした。

 メニュー帖の後ろ、1961年開店時の広告が出ている。~御注文はロケット出前、洋食の味ならグリル小宝~のコピーと宝船が描いてある。創業から50年、今では昼に夜に行列ができる。ウワサ確認のオムライスが出てきた。真ん中に色濃いケチャップだ。右端から黄色い山を崩した。席二つ隣りの女性は左端からだ。スプーンの入れ方、様々だ。玉ねぎ味、効いている。皆で食べると…だ。小さな牛肉、真ん中の山が崩れた頃…、小宝や。

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2011年9月12日 (月)

薬のことなら…便秘なら寒天

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ある、ある…、どれもこれも、思い当たる。薬屋さんの店先、外側の壁、扉の内外…、病気のことなら何でも広告してある。掲示板、貼り紙、ノボリ旗…、病気対策の満艦飾だ。「くすりのやまじ」さんだ。JR大津駅から30㍍道路を琵琶湖へ、まっすぐ徒歩7分だ。

大きな銀杏がある角っこ、華階寺のところだ。職場から昼食の行き帰りに通る。表示みては、ドキッ、ドキッ…だ。~集中力、記憶力が落ちている方、ご相談ください~。相談したいけど…、まだ認知症までは?。ピンクの貼り紙は<かくれ脳梗塞>だ。どこで脳梗塞が隠れているのだろう。明日はわが身…、嫌や、嫌や。目の飛蚊症-、この間飛んだ。

どこをどうみても、気になることばかり…。掲示板にはダイエット情報だ。メタボパパに寒天ぞうすいのお勧めだ。横浜市大医学部の先生の指導で、毎日1食、3ヶ月間食した結果、体重は5.8㌔減り、内臓脂肪率33.9㌢下がったという。さらにさらに…である。1日2㌘の寒天麺で、便の回数は2.15回、便の量も3.85個に増え、便秘が解消したという。寒天で、満点なのだ?。それにしても、便をどう計ったのか、べんべん?。

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2011年9月11日 (日)

フェルメールの手紙、絵解きする

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絵解き-という言葉がある。絵の手紙は誰から?壁の絵は?…、作者の思いは?…、青い色は?光具合は?描かれている人物は?…、一枚の絵を解きほぐす鑑賞だ。京都市美で開催中のフェルメール展へ行った。人気の展覧会である。絵の解読と展示、奥の奥で見た?。

 副題は~オランダ絵画から読み解くメッセージ~だ。生涯、30点余りしか描かなかったフェルメール。その中から手紙を書く女性2点、読む女性1点のラブレター3点だ。作品はどこか、1室、2室…、ずっと進んで、出口直前の部屋だ。監視員が1点1人で見張っている。手紙3点の絵解き…ちゃんと書いてあるかな。まさか、変しい変しい…では?。

 大人1500円の臨時チケット窓口4つ、雨でも列だ。入場は20分待ち。音声ガイドはタイガース一筋のABC放送、道上洋三アナの登場、美術展解説とは、まさかのアナだ。<手紙を読む青衣の女性>―、描かれて3百年の修復展示だ。青衣にラピスラズリ(天然の青)が甦り、日本で最初の公開はアムステルダム王立美術館の誠意?。鎖国中にオランダだけ開国したお返しかナ。メールもフェルメール人気でフエル?。これ、深読みかな?。

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2011年9月10日 (土)

JR京都駅に重陽の節句飾り

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 桃の節句、端午の節句…、節句には色々あって、9月9日は重陽の節句である。JR京都駅2階の南北自由通路、北側の展示コーナーは今、節句のお祝いをしている宮中の女官さんが飾ってある。重陽の節句は、蝶よ花と育ったわけではないが、我が生まれ日である。

 伊勢丹側の大階段を降りて、2階改札へ行くおり、発見である。映画、TVで撮影用の小道具を貸し出す高津商会の展示、9月1日から11日までだ。節句だからと言って、帰りをせっくことはない。暫し、足をとめて、バースデー記念にしっかり見た。菊の花に真綿が被せてある。不老長寿と若返りに効くという「菊被綿」だ。菊だから効くのだろうか?。

「菊被綿」は<きくのきせわた>と読む。重陽の日の朝、菊の香りと夜露がしみ込んだ真綿で、顔や体をふくと、それはそれは…若返るそうだ。中国では奇数は縁起の良い陽の数で、最大の数である9が重なる9月9日は、誠に縁起良しだ。十何年も前か、北京の故宮へ行ったおり、階段は9つごと踊り場、門の鋲も9並びだった。日本では、桜田淳子のデビュー曲、♪~クッククック…クッククック~♪は、掛けて81であり、青い鳥でもある?。

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2011年9月 9日 (金)

散策中、重文の牛塔に出会う

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 あの夕方、思わぬ出会いがあった。長等公園神社庁である音楽劇・大津京物語の鑑賞へ行った日だ。京阪京津線上栄町で降り、まだ時間がある。散策兼ねて、台風余波で枯れ葉が落ちる細い山道を歩いた。夏の終わり、ツクツクボウシが鳴いている。人気は全くない。

細い道沿いに野仏が幾つも。時折り手を合わせ、歩き続けて、お寺が出てきた。西国三十三カ所の一つ、長安寺という。木立に囲まれ、鬱蒼としている。裏山から来たようだ。住職の自宅だろうか、玄関を改修してある。ひっそりしている。境内、供養塔が並ぶ。小野小町、一遍聖人、超一房、玉姫龍神、百体地蔵…、なかなか由緒のあるお寺のようだ。

本堂はそう大きくない。宗派は変遷あって、今は時宗のようだ。お賽銭箱の前になぜか、牛の石像だ。デジカメを向けたら、急にジイージイーだ。蝉ではなく、人が近づくとなる防犯サイレン?。怪しい者ではないーと言いたいが、誰もいない。急いで本堂前の階段を降りた。そこで壷みたいな石塔があった。駒札は鎌倉時代、お寺再建に功のあった牛の霊を祀る牛塔と書く。日本を代表する石造の宝塔で、重文という。ほうとうなもののようだ?。

※ 長安寺は大津市逢坂二丁目で、牛塔は高さ3・3㍍、角形の基礎石に壷型の塔身、笠石まである。この一帯にあった関寺の復興を助けた霊牛の言い伝えがある。  

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2011年9月 8日 (木)

交通マナーの鷹の爪集団、大津駅で頑張る

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秘密結社「鷹の爪集団」はいま、絶好調である。今年からJR西日本交通マナー広告に登場、旅に出る度にヒットを飛ばしている。この分では、世界制覇もそう遠くないかもしれない。吉田君、レオナルド博士を巧み起用する赤マントの総統さん、相当な統率力だ。

JR大津駅地下構内に「鷹の爪集団」の交通マナー広告が全部揃っている。県都の駅なのにエスカレーターがないのは寂しいけど、ポスター広告4種類すべて、展覧会みたいに並んでいる。企業広告が少ないのか、せっかくの掲示板、お金になっていないようだけど、乗客マナー向上には、貢献度が高い。「鷹の爪集団」サマサマであり、たいしたもんだ?。

赤マスクの吉田君が~キャリーバッグはそばに~と言う。頭にザルそばが乗っている。ゴロゴロ、引っ張るキャリーバッグはソバでないと危ない。もう一枚、吉田君はイカの衣装をつけて~大騒ぎはイカン!~と諭す。果物のナシを頭に被る熊のレオナルド博士。イヤホンの乗客に~音漏れはナシで!~と言う。掲示板右は新作だ。レオナルド博士、今度は岡山名物・マスカットのお面を被って~席つめてくれマスカ~。ズズッと、参りました。

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2011年9月 7日 (水)

カエルの合唱団が解散の危機

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 えらいこっちゃ…、カエル合唱団が解散の危機を迎えているという。地球環境の悪化で、カエルが絶滅危惧種になっているというのだ。帰ろうが、帰るまいが、カエルはカエルだ。絶滅すれば、古池や…の芭蕉さんも、やせ蛙…の一茶さんも困る。えらいこっちゃと思う。

 JR京都駅中央コンコースに出ている堀場製作所の企業広告だ。正面改札の西側、190段もの名物大階段へ行くエスカレータの壁面に掛っている。緑の画面にカエルが1、2、3、4…7匹いる。漫画のケロヨンみたいなカエルだ。アオガエルだろうか、目玉を向いて、白い喉を膨らませて歌っている。童謡・カエルの合唱…、♪~かえるのうたが…♪だ。

 創業66年、年商1千億のハイテク企業、堀場製作所はカエルの危機を訴える。~絶滅危惧種の言葉は知られても、カエルまで…とは知られていない。あの名曲が本物のカエルの声で聴き続けられるように地球保全を~という。いや、そうだ、そうだ。今夏、通勤のバス停でオタマジャクシはいたが、孵化したカエルは見なかった。都会の田んぼ、水辺…、♪~クヮクヮクヮクヮ、ケケケケ、ケケケケ、クヮクヮクヮ~♪…聞いたかな、心配だ

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2011年9月 6日 (火)

会席料理の宴席に出る

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 会席料理、どう楽しむかーである。懐石か、会席かー料理の違いを解析するとなると、大層である。ここは単純に出てきた献立を順次、デジカメで撮影しながら食べ進んだ。8月末、残暑の日曜、一人8千円の宴席だ。京料理・こい茶屋、料理長は橋本光弘さんだ。

 椅子のテーブル席、庭が見える。ちょっと来いではなく、恋でもない。川魚卸しの料理屋さんで、鯉の鯉だった。京都・嵯峨の奥座敷、大覚寺からまだ北西へだ。ホテル業の幹事さんが~今日は京野菜のコラボです~と言う。特別料理なのだ。パソコン書きの御献立、先付けは胡麻豆腐だ。先付け…麻雀が脳裏に浮かぶ。いいのかなあ。これ、ごまかせない?。

 次に出た八寸…、八寸四方の杉の盆に海のモノ、山のモノを出すと言う。テーブルに出た八寸の器はガラス皿だったが、海は蛸と川海老で、山は芋栗と白瓜だ。八品?上品に五品だ。京野菜が油物で出てきた。賀茂茄子と伏見唐辛子=写真右=、純京都産と幹事さんが言う。なるほど、感じだ?。土瓶蒸しに松茸だ。丹波松茸?それはちょっとマッタケとか。向付、焼物、蒸物、止椀、御飯、デザート…数々の会席料理にそうかい、そうかい?。

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2011年9月 5日 (月)

マッカーサーが見開き広告に

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005 広告はあっと驚かせて、ナンボである。2011年9月2日の新聞広告がそうだった。自宅で見た朝日、職場で見開いた読売、毎日、産経、日経の各紙…、仕切りのない紙面の真ん中で、パイプをくわえ、サングラス姿でタラップを降りる、あのマッカーサーである。

終戦、日本占領…厚木飛行場だ。キャッチコピーは<いい国つくろう、何度でも>と出ている。欄外表示は【全頁広告】である。紙面右下、そう大きくなく宝島社(東京都千代田区一番町25番地)とだけだ。女性向け中心に各種マガジン発行の雑誌社で、別冊宝島は書店で見て知っている。広告の意図、いといとあるのかなあ…自宅で、職場で考えた。

 紙面の真ん中ページを利用した観音開き広告だ。この日の朝日新聞朝刊36頁で、マッカーサー写真は18、19面ぶち抜きだ。職場でなんで?と疑問を投げかけたら、カンのよい職員さんが、紙面見て、すぐ分かったと言う。2011年9月2日で数字合わせで<いいくに>では…と。なるほど!、野田新内閣、組閣の日だ。日本史の年表覚え、1192(建久3年)鎌倉幕府節も出て、これはいとおかし…。兎も角、何でマッカーサー、サア?だ。

 ※ 広告制作はアサツーディケー。広告意図は~敗戦や災害など、これまで幾度となく苦境に直面してきた日本。 日本人はそのつど、不屈の精神と協調性を武器に国を建て直してきた歴史がある。世界のどこを見ても、これほどしぶとく、強い生命力を秘めた国民は存在しないのではないか。そんな気さえする。「いい国つくろう、何度でも。」この投げかけを通じて、日本人が本来持っている力を呼び覚ましてみたいと考えた~と。

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2011年9月 4日 (日)

石垣島のヤドカリ、大津に滞在

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待てよーと戻った。店先のポリ容器にヤドカリさんがいた。~私は石垣生まれでーす~と書いてあり、ヤドカリさんの飼い主だろうか、屈み込んで容器を陽気そうに?覗いていた。一度は通り過ぎたが、気になった。遠出の昼をすませ、急いで職場へ帰る道筋だった。

 大津市中央1丁目、京阪電車京津線に近い丸屋町商店街だ。どうして大津に石垣島のヤドカリなんだろう。飼い主は写真屋さんらしい。ウインドウに第49回県写真展の特選写真が展示してある。昨年の受賞作で、お名前は井原進さんだ。写真屋さん兼カメラマンだ。もう店内に入っていた井原さんに声を掛けて見た。~あのう、写真撮っていいですか~。

 どうぞ!と井原さんが出てきた。ヤドカリは容器の中、陽気にニョロニョロ動いている。~石垣島行かれたんですか~と聞くと、8月7日に家族と初めて行って、台風で沖縄本土に渡れず、5日間滞在した。その時のヤドカリで、20匹ほどという。餌はクッキーのくず粉、たまに塩水混ぜて、もう1ヶ月、生きていると言う。青い海と空、赤いハイビスカス、白い雲―写真も展示だ。題は美(ちゅ)ら海。夏の思い出、ヤドカリとともに…だ。

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2011年9月 3日 (土)

訳ありクーヘンあり

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 どういう訳なのか、<訳あり><訳あり>という。1個500円の訳あり、1個380円の訳あり、ありだ。表示もパソコンのワード書きあり、手書きあり、だ。店内いたる所に<訳あり>あり、である。一体全体、どういう訳があるのか、その訳を仔細に聞いた。

 今年2月からカメラ屋さんに代わって、出店のお菓子屋さんで、店名は「ザ・シーズン・スイーツ」だ。JR京都駅ポルタの北東フロアだ。本屋さんの南、珈琲屋さんの前にある。~和菓子・洋菓子のジャンルにとらわれず、シーズンごとに話題のお菓子を入れ替えて届けるという。それがいま、バームクーヘンで、それが<訳あり>で、話題のお菓子という。

 バームクーヘン、<訳あり>で沢山積んである。平台に3段重ねだ。呼び込み向けか、大人気―とも表示してある。店内は若い男子店員さんが一人だ。先客の女性の注文済んだおり、どう訳ありなの?とストレートに尋ねた。店員さん、1個300円のクーヘンを指で示して、~はい、ここが欠けていますでしょ~という。質問慣れか、自信を持って答えている。今や、個性の時代なのだ。不揃いの魅力、クーヘンにあり。そんな訳ありだった。

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2011年9月 2日 (金)

大相撲、4横綱時代の手形

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うーん、これは千代の富士!、こっちは旭富士や。左端と三番目は、誰かな?、誰かな?…である。座敷に掛っている大相撲の力士手形だ。表装した横長の額は左右2枚、力士4人の手形が押してある。皆さんが揃わず、会席料理出るまで力士のサイン解析が始まった。

 右の額は伊之助の<力>、左は庄之助の<寿>の文字が中央にある。何代目の立行司か、この2人の字は読める。行司らしく、手形を二つずつ仕切るが如くだ。力士の手形は墨たっぷりつけて、黒々と押してある。部屋のまん中、これに墨のサインが重なり合って、力士名がわからない。正解をオーナーに聞くと、何とこれが、隅に置けない手形だった?。

 右から北勝海、千代の富士、大之国、旭富士だという。北海道出身の4横綱である。話によると、お店の親戚筋に、ももみあげ大関で知られた北葉山がいて、千代の富士が引退のおり、届いた額という。北葉山の紫地の化粧回し、別の部屋にあり、話は確かだ。相撲界も変遷激しく、今や一人横綱、モンゴル横綱…。そう思うと、日本人の4横綱時代が懐かしい。大正期の太刀山らに始まり、かつて15度あった4横綱時代、今いずこ?である。

 ※ 【参考】 その1)力士の手形額は、京都市右京区嵯峨観空寺岡崎町23-1、大覚寺北西500㍍にある会席料理「こい茶庵」の座敷に掛かっている。 その2)北勝海、千代の富士、大之国、旭富士が第14次4横綱時代で、平成2年9月から千代の富士引退の平成3年5月まで続いた。

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2011年9月 1日 (木)

その草の名はヒマ

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061イガみたいな実が下がっている。赤い実が、沢山なので、目をひいた。枝ぶりはひょろっとして、高さは1㍍くらいだ。葉っぱ、顔をおおうほどで、八つ手だ。何と言う花だとう。いや草かもしれない。道路わきから畑地に一歩、足を踏み込んで、デジカメ撮影だ。

 東京出店の京都企業が集う京伸会OB有志の昼食懇親会の帰りだった。大覚寺の北西にある「こい茶屋」という料理屋さんを出て、見つけた。群れ飛ぶ赤とんぼ、頭を垂れ始めた稲穂…、鄙びた田舎道が続いていた。撮影中、幹事のNHさん(59)が後ろから来たので、聞いたが、やはりわからない。話し声を耳にしてか、農家からご主人が出てきた。

 聞くと、ヒマや!と言う。分かり難く、もう一度、尋ねると、またヒマやがな!と言う。暇なのでなく、草の名前がヒマなのだ。解毒効果があり、昔はよく栽培された。葉も赤くなり、枝はもっと大きくなる-と話す。正式には多年草のトウゴマ(唐胡麻)で、種子はひまし油になり、毒タンパク質がある薬草のヒマだった。ご存知だろうか、TV草創期の<日真名氏飛び出す>という番組。農家の主人、ひょっとして日真名氏?。いや、すみません。

 ※ ウイキペディアによると、日真名氏飛び出す(ひまなしとびだす)は、昭和30年4月から昭和37年まで現TBS系で放送された連続ドラマ。素人探偵日真名氏と助手の泡手大介が事件を解決していくアクション。70%前後の高視聴率を誇り、久保保夫が主役を演じた。

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