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2011年5月

2011年5月31日 (火)

京阪電車に<あさ、いくぞう>氏のポスター

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 名前の読み方も色々あるものだ。浅井久三さんの読みである。姓はあさい、名はくぞうーと普通に読んでしまうが、正しくは?姓はあさ、名はいくぞうーだという。このお方、戦国武将の一人で、モーターボートレースでは、かなり名の知れた朝メンの達人だそうだ。

 京阪京津線の山科駅から浜大津行きに乗って、ドア近くの1人掛けに座った。朝一番とまでは行かないが、土曜午前7時半ごろで、4両編成の一番後ろの車両、乗客は2,3人だ。見上げたポスター、上る朝陽を背にした武将の浅井久三さんだ。何かなと、よく見ると、ボートレースのPRで~戦いの極意を学べ!武将列伝その壱~のタイトルが出ている。

 壱で登場が朝メンの達人、浅井久三さんなのだ。名前の読みは<あさ、いくぞう>だ。ボートレースの選手は一日二度出走することがあり、朝のメンバーの戦いを見極めておくことが午後のレースを有利に運ぶコツだという。武将の極意は早朝にあり!だ。NHK大河、今年は~戦国の姫たち・お江~、ポスターは武将、浅井長政にあやかる。朝電の終着、浜大津にびわこボート場あり。朝氏の家紋はボートだ。朝からボオッとしていられない??。

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2011年5月30日 (月)

比叡山」延暦寺の武覚超師、最澄を語る

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そうは聴けない高邁な講演である。天台宗総本山延暦寺執行、武覚超師(63)が日本仏教の祖である伝教大師・最澄について話した。最澄がどういう人であって、どんな考えを持っていたか、さいちょ?、いや、最初から最後まで、黒板使い1時間半、話し続けた。

 覚超師の格調の高い講演なのに<さいちょ=最澄>とは、洒落癖は困ったものだ。洒落もTPOなのに…だ。覚超師で格調…、実はこれもだった。申し訳ない。陳謝だ。<しぎょう>と読む執行は、選挙で選ばれる延暦寺各寺院の代表、まあ社長だ。覚超師は権大僧正、仏教学初の博士号も持つ。叡山学院の教授で、天台を語り、最澄を語るにはこの人だ。

 講演は近江歴史回廊大学後期講座の一こまだ。覚超師は3枚のA3用紙の最初に最澄と書いて、<一、出自 二、比叡山を開く 三、入唐求法の旅 四、天台宗を開く…>の順で話す。会場は最澄出生の坂本の公民館だ。話す覚超師もまた坂本生まれというご縁である。最澄は俗姓・三津、幼名・広野で、父は百枝、母は藤子と。百枝なのに父?と思うが、現存の神社もある。得度に受戒、加えて戒律の履歴は国宝と。そう戒、そう戒と聞く?。

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2011年5月29日 (日)

東華菜館で昼食に一人炒飯

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鴨川の流れ、ザー、ザーと聞こえる。降り続いた雨で勢いを増しているようだ。四条大橋西南角、北京料理の東華菜館だ。3階の店内、中国の宮廷飾り、仙人の壁画がある。窓の向こうは南座に焼肉の天壇、パチンコのF1、その後ろは東山連峰、初夏の山並みだ。

 どれだけテーブルあるだろう。広い店内だ。6人掛け…2、30席はある。北京料理を楽しみ、ミニ講演を聞く年2回春秋会の会場で、百人以上集まる。昼と夕の間の午後3時半、アベック客1組だけだ。昼食抜き、午後1時からの病院帰り、待って、待って、診察と支払いに2時間かかって遅い昼食だ。病院近くの食堂、昼看板降り、バスで四条へ来た。

この時間、東華菜館の一人入店は初めて。入り口で、いいの?と聞くと、どうぞ!と、蛇腹のEVで3階だ。さて、何を食べるか。ラーメンは?と尋ねると麺はないという。ここで、ごめん!と洒落が出れば花○だ。中国人の女性店員、片言まじり日本語では、無理というものだ。堅い表紙のメニュー捲って、単品の炒飯740円に玉子と野菜スープ750円に。観光のアベック客も出て、我れ一人の昼食だ。さすが本場の炒飯、ちゃんちゃん!。

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2011年5月28日 (土)

近江牛はMOOだ!

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店の名前は、牛のモ―で、MOOだ。牛一頭仕入れて、肉料理店を始めた食事処「ダイニングMOO」だ。近江牛と地元野菜が売りだ。JR大津駅から湖岸へ5分、京阪石坂線踏み切り手前、4月23日に開店した。もう…2度行った?。わかってもらったかなあ。

 MOOのロゴ、牛みたいだ。OOが目玉みたい。Mも牛が動いているようだ。儲かるモーか、ツキを呼ぶお月さまのムーか、いずれにせよ、面白いデザインだ。琵琶湖ホテルへ講演の聴講で歩いていて、見つけた店だ。野菜色の緑のれんに白抜きの<ダイニングMOO>である。自称、食べ物屋さん探検家?としては、興味津々だ。ランチで入店2度だ。

 カウンター席、背中側が店内だ。厨房も店も見えない。注文、最初の入店は980円の近江牛しゃぶサラダランチ。様子見だったが、肉が柔らかい。野菜もサクサクしている。いわゆる◎三つだ。2度目は1280円の近江牛焼き肉ランチ=写真=。やはり、それはモー柔らかい肉だ。なぜか、ほうじ茶が出て、食前酢が出て…どれもこれも<うれしが、おいしが>の滋賀産ブランドという。こだわりは1級…、モーそろそろ滋賀の時代かな??。

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2011年5月27日 (金)

初めて知ったバガボンド

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知らぬこととはいえ…である。売れて、売れて、6千万部突破という漫画「バカボンド」の著者、井上雄彦さんのことだ。親鸞聖人の750年遠忌で、東本願寺の屏風に親鸞を描き、大きな話題になっている。それなのに…マンガ世代に遥か遠く、まるで知らずだった。

 最初はJR大津駅の立ち飲みスタンドだった。隣り合わせたSZさん(5?)が東本願寺の職員で、公開中の親鸞屏風が、えらい人気だという。明日で終わりで、連絡もらえれば、案内すると言ってもらったが、平日の水曜で、行けなかった。それが日曜の夕方、京都タワーホテルでの会合には早く、東本願寺まで歩いて、催事案内の看板で写真の井上さんに出会った。

頭は丸く、精悍なお顔だ。屏風の公開、次回は未定という。どんな漫画か、タワーの本屋へ行った。店員さんに井上たかおさんの本?と聞くと、首をかしげる。本の名前は?と言うので、バカボンかな?と答えた。店員さん、わかったようだ。お名前はたけひこさん、本は放浪を意味するバガボンドだった。うろ覚えはいけない。宮本武蔵を描くシリーズ。一こまごと、ひきずり込まれる迫力だ。お詫びかねて、2冊買った。私がバカボンだった?。

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2011年5月26日 (木)

坂本駅にみたことのない作品?

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005あれっ?何っ?、へえっ?と思う好奇心、これが芸術家としての出発点だという。造形作家で、成安造形大の今井祝雄教授(いまい・のりお、65)は、学生インタヴューで、そう答えている。京阪電車石坂線終点、坂本駅ホーム東端で、初めて今井作品と出会った。

 最近、講演を聴きに坂本駅へ行のが続いた。今井作品はホームへ降りて、改札へそのまま歩くと気づかない。来た方向を振り返って、駅員さんが首をかしげる反対へ行くと、ある。真ん中に穴が開いて、両横が尖がって、ちょっと扁平なラグビーボールのような彫刻だ。1997年の制作、作品名は「軌条形態-ENSW」で、東西南北が意味してある。

 今井教授が51歳、14年前の作品だ。解説によると、未来に向け回転するイメージを象徴してあり、両端は琵琶湖と比叡山、穴は坂本と浜大津を結んでいるという。彫刻素材は京阪開業時の天満―五条間で敷かれていたレールだそうだ。大阪市出身の前衛作家で、成安造形大開学と同時に招かれている。再び、学生インタヴュー。座右の銘は、師事した吉原治良先生の「見たことないものをつくれ」とか。なるほど、これはみたことはない??。

 ※ 今井教授、25年以上も自分の写真を撮り続け、2005年、大学の公開講座で9000枚近い写真をコマ撮りした映像作品が公開している。アートは自由な時間、心の余裕の上にあるという。奥さんはノンフィクション作家の今井美沙子さん。

 

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2011年5月25日 (水)

坂本の隠れ飯やー拾穂庵

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 釜飯の炊き上がりを待って、大津絵を見て、社家の庭園を散策して…である。京阪石坂線終点の坂本駅から徒歩5分、軽食と喫茶の「拾穂庵」(しゅうほあん)だ。お代はしじみの釜飯950円である。白洲正子さんは近江を隠れ里と言ったけど、ここ隠れ飯や-かな。

 坂本公民館で近江歴史回廊大学の講演へ行った。開講の午後1時半まで時間がある。土曜の午後、蕎麦の鶴喜は混雑していそうだし…と、日吉さんまで歩きかけて、釜飯の看板が目についた。最澄さん出生の生源院から西北だ。玄関口、御用向きは鈴か鐘を鳴らして…という。大津絵は鬼の寒念仏の板絵も飾ってある。鐘を…と思ったら主人が出てきた。

 釜飯の炊き上がりに30分と言う。開講までちょうどいい。主人は話す。江戸末期の建物で、日吉さんの神主さんの居宅だった。神戸の会社を定年、山中越えで京都・熊野から30分で、毎日通う。何もしないより、庭いじって、お客さんと雑談して…と、7年前から始めた。大津絵は近くの森遊雪の作品で、店に似合うと置いてある。客間に所狭しだ。スリッパで苔の庭を歩き、主人の話を聞いて、ずっと1人切りだった。儲け、いいのかな。

 ※ 軽食と喫茶の「拾穂庵」は大津市坂本五丁目24-7、日吉の馬場鳥居北へ80㍍で、電話090-7093-3488 ※ 営業時間は午前11時~午後4時半 毎週木曜休み

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2011年5月24日 (火)

山科駅前の餃子店に思う

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 夜も10時を回ると、シャッターが下りる店が多い。シマッタアと気づいても、遅い時間では遅い。久しぶり、意味のない洒落から入ってシマッタ…?。河内の八尾へお通夜にお参りして、近鉄大阪線から大和西大寺駅で乗り換え、急行で京都駅へ戻っての店探しだ。

 京都駅の南北自由通路、ガラガラとシャッターおり、営業中から準備中に看板掛け替えだ。探せばーとも思うが、やはりホームグラウンドだ。ひと駅5分のJR山科駅。駅からすぐ、牛めし240円の松屋は2日前に行ったばかりだ。お隣の餃子の珉珉。駅前開発前からある老舗だ。手書きのメニュー紙を見て、とりネギ塩ラーメンと、餃子1人前にした。

 カウンター席に客一人だ。女性店員さんが新聞どうぞ!という。何人の客が手にしたか、くしゃくしゃした京都新聞朝刊だ。真ん前、餃子のタレ作り方が書いてある。醤油3、酢7で、ラー油少々という。新聞持ちながら、ふと思った。自宅近くの大石街道、今も餃子の王将の本社と工場がある。隣りに珉珉の工場も前にあった。大石街道、一力通いの内蔵助に由来する道だ。餃子と言えば宇都宮だけど、山科でも餃子…、誇るべきなのだろうか。

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2011年5月23日 (月)

河内山本駅で、今東光和尚と朝吉さん

 

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大津から河内の八尾へ行った。京阪、JR、近鉄…乗り換えること5度だ。職場の同僚母堂のお通夜参列だった。パソコンの駅ナビ・プリントで到着した駅は、近鉄大阪線の河内山本駅だ。葛城山のツツジが満開という布施駅で、名張方面へ乗り換え、7,8分だ。

 葬儀会場への地図見て、桜並木で有名という玉串川沿いを歩いて、今東光和尚と天台院という案内板を見た。映画悪名シリーズ、八尾の朝吉を思い出した。勝新演じた朝吉は直木賞作家、今東光の作品だ。横浜生まれの和尚は延暦寺の末寺、天台院住職として、24年暮らしたという。そのお寺が駅から西へ200㍍にあるという。お参り帰り、行った。

河内の八尾―、地名は知っていても、初めての土地だ。駅名は山本だ。今勤めている職場にも山元含め、やまもと姓は6人も。お参りすみ、暗がりの中、歩くと、山本また山本だ。山本高校、山本天満宮、山本交番…、町名も西山本、東山本…。海苔の町かと思うほど山本山だ?。今天台院の所在、夜店で綿菓子を売るアンちゃんに聞いて見た。一見、朝吉さん。~知らんなあ、そこの交番で聞きいな~、生みの親、今東光和尚も過去の人かな?。

 

 ※ 全国で山本の駅名、阪急宝塚線、JR九州の佐賀唐津などにも。 ※ 天台院の所在は八尾市西山本町2丁目5、紫雲山天台院で、駅前交番から西へ100㍍に。 

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2011年5月22日 (日)

日本に帰化した石平さん、中国を切る

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喋る、喋る…、テンポ良く、よく喋る。講演の持ち時間は1時間45分。壇上の中央へ白板を置いて、マジックで書きながらも喋る。けれんみなく、母国・中国をバッサ、バッサ、だ。席上配布のA4で1枚のレジュメ、あれだけ喋ったのに最後まで届かなかった。

 中国四川省生まれ、石平さん(49)だ。琵琶湖ホテルであった講演会の講師だ。肩書きは評論家、拓殖大学客員教授で、お名前は日本語読みで<せきへい>さんだ。登壇しての自己紹介。~私、パンダの四川省生まれで、このごろ、顔も似てきたと言われます~と言う。ここで笑うべきかどうかだが、背低く、顔が丸く、目は細く…はそのとおりである。

 石平さん、名前がせきへい…でも、喋って赤面していない?。堂々たるものだ。天安門事件に衝撃を受け、中国と「精神的決別」したという。北京大卒、神戸大留学、既に日本国籍取得だ。講演は<中国の政治経済情勢と今後の行方>がテーマだ。今、中国は無理した高度成長のツケが出ている。元濫発のインフレ、不動産バブル、貧富差の拡大…、暴動の社会不安も…と数字を示し、危ない国だという。日本は深入り禁物と、パンダと締めた?。

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2011年5月21日 (土)

240円の牛めし、食べた

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松屋の牛めしが今、240円だという。えっと思うような値段で、反対から読んで、これぞ、しめしめだ。お店はJR山科駅前だ。大津からの職場帰り、旧三条通りの居酒屋「てっぺん」で食事、そのままバスに乗ればよいのに、240円の牛めしに好奇心が沸いた。

 てっぺんでは野菜てんぷらと豚ともやし炒めと生小だ。そうお腹が膨れたという感じでもない。240円の牛めしならそんなに量もーという思いも重なって入った。夜8時を回って、コの字型のカウンター、入れ替わり立ち代りだ。ジャージ姿の若者もネクタイの中年も、やはり、しめしめなのだろうか。自販機の牛めし、小盛200円、並盛240円だ。

 これに加え、大盛340円、特盛440円もある。どれもこれも、盛り方次第の値段の設定なのだろう。並盛の券を渡し、自販機近くの空いた席で待った。カウンターの中はバイトの女性店員3人は分業、よく動く。待つこと、2、3分で、出てきた。何とまあ味噌汁付きだ。どんぶりの牛めしも、牛肉が1枚、2枚、3枚…10枚は…。ご飯も並み並み盛り、たっぷりだ。さっきの居酒屋1400円なのに、ここは240円、ウッシッシッだ。

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2011年5月20日 (金)

山科は「べんがら」のジンギスカン

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京都で3軒あるお店の一つで、開店から6年目という。炭火で焼くジンギスカン専門店「べんがら」である。店名の「べんがら」は、子羊肉仕入れの北海道とも、モンゴルとも、関りはなく、京都の紅柄格子に由来という。店内そう見ると、壁も柱もべんがらの色調だ。

 山科京極から三条通りの信号を渡ってすぐだ。赤い提灯、派手なメニュー看板の店だ。どんなんかナと店前を行き来して、ガラッと引き戸を開けた。先手をうって~一人です~と言う。店内は月曜の夜、男の3人連れだけだ。バイトの女性店員か、どうぞ!と案内があり、奥の足入れテーブル席だ。注文は看板の<野菜付き特上たれ焼きジンギスカン>だ。

 たれ焼き?、だれが焼くのかと思ったら、兜みたいなジンギスカン鍋が炭火と一緒に出て、自分で焼くのだという。右側の壁の子羊のイラストの貼り紙。ラム肉はビタミンと鉄分あり、低コレストロールという。メニュー表に<ラム肉のユッケ735円>とある。今、噂のユッケ。この店ではどうか、厨房の主人がどうユッケか聞いた。~保健所から指導があり、今は出していないんです~と、ユッケだった。ジンギスカ~ンもハハ~ンのようだ?。

 ※ 右の写真は追加注文の厚切り塩カルビ焼き790円、主人のおすすめ

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2011年5月19日 (木)

九州新幹線のポスター二題

 

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033 通勤の行き帰り、いま気になる駅貼りポスターと言えば…だ。九州新幹線ポスターの~自由になったら、自分になれた~のフレーズだろう。解釈が難しい。指宿の砂むし風呂、身体を埋める女性が写っている。~自由になったら、自分になれた~女性らなのだろうか?。

ポスターはえっ、ナニナニ?と思わすことが一番である。言葉がおかしくても、意味がわからずでも…だ。JR大津駅の上り線ホームから改札口、階段へ降りる地下通路の正面に3枚ポスターが並んでいる。~自由になったら、自分になれた~は、囲みの中で、さりげなく綴ってある。九州新幹線が全線開業し、新大阪から鹿児島中央へ3時間45分だ。

 超快速の「みずほ」で行くか、そこそこ快速の「さくら」で行くか。九州まで全線開通の出発は、東日本大震災の翌日3月12日だった。その影響あって、手ぐすねひいてのPRはトーンダウンしたが、2ヶ月経って、いま仕切り直しだ。折々寄るJR京都駅、東側の5番ホーム辺りの地下通路、見上げる大画面は鹿児島一色だ。何回も桜島、芋焼酎、屋久島が映って、ポスターは、とこ豚、鹿児島!だ。鹿児島の黒豚、とこ豚…、うまかあ!。

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2011年5月18日 (水)

何たってワインのテスティング

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どう楽なのか、新しく四条烏丸に出来た商業ビルは「ラクエ」という。前に銀行があった西北かどだ。京都の洛に京都弁を合わせて、~らくえ~で、仏語のLAQUEは漆の意という。ビルのコンセプトは「美人な、より道」とかで、この間、男一人で寄り道した。

 ビル誕生から1年足らず、地下街へ降りるのは3度目だ。進々堂ベーカリーカフェと海鮮食堂・鮮や一夜と、今日寄り道したワインの<ヴィノスやまざき>だ。店内それは、それは、ワインワインしている。女性店員に聞くと、世界12カ国の蔵出しワイン直輸入が600種類、在庫で軽く1万本くらいあって、本社は静岡市で、京都が関西初出店という。

 店前のチョーク書きの黒板は<週替わりで12種類のワインがTastingできます!>だ。Tasting=テスティング、前からやりたかった。カウンターは6席、真ん中に座った。正面の棚、今週の12種類のワインが番号順に並ぶ。誰のワインか、わいのワインか?、何たって、テスティングだ。7番スペイン産の赤はコクあり、5番仏シャルドネの白すっきり、12番チリ産の赤は1杯750円…、これは財布に効果的?だった。

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2011年5月17日 (火)

JR大津駅になぞなぞコーナー

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 駅の掲示物、様々あれど、これはこれは…だ。JR大津駅の改札入り口の<なぞなぞコーナー>だ。縦1㍍、横60㌢、足付き黒板が立て掛けてあり、緑と赤のマジック書きのなぞなぞである。県都のJR駅、エスカレーターがないのもだが、これまた、ユニークだ。

 ではでは、そのなぞなぞ問題とやら考えて見よう。なぞなぞ、その1。<二つの食べ物をくっつけたら食べられなくなった。何と何をくっつけたかなあ>と、緑マジック書きだ。答えは黒板の下に白い紙が張り付けてあり、駅員さんイラスト絵で、ここをめくってね!と書いてある。さて、答えは??だ。めくりはあとにして、なぞなぞ、その2も読もう。

 こちらは緑マジック使用だ。<9を見るという飲み物は何だろう>という。「9」の数字を見ながら女性がストローで何かを飲んでいるイラスト付きだ。う~ん、???、草津駅の電車がもう来る。屈みこんで、白旗上げず白紙を捲った。答えは①フライ・パン②ミルク(見る9)。草津帰り、駅事務所で聞くと、1カ月前から男子駅員がなぞなぞ参考書みながら乗車御礼の黒板使って、始めたという。なぞなぞ、その3。<その動機、反響は?>

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2011年5月16日 (月)

錦の老舗、川魚のと与西店の鰻どんぶり

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074赤い→は階段を示して<営業しています>と出ている。~うなぎ丼、その他いろいろあります~。錦小路、川魚の老舗「のと与西店」だ。アイドントノット?のと与ではない。この店のうなぎは、よう知っている。夕方の錦ぶらり、思わずトントンと2階へ上がった。

 鮒ずし、モロコ…川魚全般、それは何でもあるけど、ここで食べるならうなぎだ。お店のロゴは、イラストの鰻が<味彩>というキャッチフレーズを○で囲んでいる。よく見ないと○でわからない。よく、みさい?-なのだ。さて、鰻の注文だ。「1本のせ・味彩うなぎ御膳」は3200円…、う~ん。丸ごと鰻が1本、いいけど値段も…、今日はどんぶり。

 細長い店内、客は斜め後ろのテーブル席に年配の男女1組だ。観光の夫婦だろうか、食べているのは、日曜午後なのに御膳のうなぎだ?。どんぶりはメニュー表で一番廉価でも1500円、これに肝吸い400円だ。これが、ツウちゅうもんだ。客の筋を見たのか、サービスです!と湯葉と椎茸の一品付きだ。鰻は豊橋産、備長炭で焼きあげ、?が始めたのか創業明治45年、秘伝のタレ?だ。かりっと香ばしくて、アイドントノトヨ??。

 

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2011年5月15日 (日)

長刀鉾のからくり時計とちらし配り

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あと15分か、もう少しだなあ…と待った。野村證券京都支店前にある祇園祭り長刀鉾からくり時計だ。四条通り堺町北西角にあり、北側歩道の通りがかりに何度か見ているけど、写真は撮ったことがない。見るのも、このところ時間のタイミングが合わず、久々だ。

 からくり時計は一日に7回動く。午前9時、11時、午後1時、3時、5時、7時の奇数時間だ。待ったあの日は午後5時だった。付近をぶらっとか、じっと待つか、15分とはいえ、待つには長い。四条通りで中央コンタクトレンズのチラシ配りだ。黄シャツの女性、~お願いします~と差し出しても、差し出しても、空振り。バイトでも気の毒に思う。

 火炎太鼓を模った時計の短針5、長針が12に近づき、赤いマークの点滅が始まった。ぴったり5時、時計ケースが上がって、長刀鉾がコンニチワと出てきた。いや~コンチキチン~と鳴って、だ。囃し方、お稚児さん、曳き手さん、一つ一つ精巧に動く。~チキチン、チキチン~と鳴り続け、興行は1分、チキに終わった。初の写真撮影は成功だ。帰り際、チラシを受け取りに行った。バイト譲、ありがとうございます!と、嬉しそうだった。

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2011年5月14日 (土)

琵琶湖庄やのシジミとチジミ

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ちょっと疲れる会議が終わって、ご苦労さん会である。どういうわけか、会議は午後4時からで、最初から次が予測できる時間設定になっている。宴会場は?と思うが、誰彼となく、何時も行く、庄屋にしょうや!となる。浜大津の電車道にある「琵琶湖庄や」だ。

 しょうや!と洒落て書いたが、このところは予約を入れた「琵琶湖庄や」が定番の会場だ。参加は自由だが、いつも10人から15人は集まる。飲んで食べてのフリートーキング、会議以上に盛り上がる。注文は思い思い、てんでばらばらだ。刺身5種盛り、インデアンポテト、出し巻き、一口餃子…、誰が何をどう頼むのか、テーブル一杯に出て来る。

その中でも、この間の圧巻は、シジミ山椒煮とキムチチジミだ。シジミ山椒はメニューの珍味欄に出ていたので、どんな味かなあ!と言うと、向かい席のNTさん(6?)が~ほんな、それ三つ!~と頼んだ。同じ向かい側に座る大御所、KMさん(7?)~私はシジミより、チジミやなあ~と言う。隣の席も、わしも!と声がして、チジミも三つになった。テーブルに日本料理のシジミと韓国料理のチジミだ。交代交代、しみじみと味わった?。

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2011年5月13日 (金)

立命館朱雀キャンパスの孟子像

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立命館朱雀キャンパスに孟子(紀元前372年?~289年)の等身大の石像がある。孔子と並ぶ中国戦国時代の儒学者だ。小さく髷のある頭、大きな筆のような顎鬚…、優しい眼差しは、はるか遠くを見るようである。前に立ち、もうし、もうし…呼びかけみた?。

JR二条駅降り、千本通りから徒歩2分だ。図書館のある1階ロビー、明治2年に学祖・西園寺公望の私塾として始まり、学生人口3万人の今に至る「立命館のあゆみ」が記された円形ホールの中だ。もうし、もうし…と読んでも返事のない孟子像、中国政府の寄贈で、「立命」が~身を修め…、命を立つる所以なり~の孟子の古典に由来する縁からという。

 会議の時間を間違え、早く着きすぎて、キャンパス散策で見つけた。台座の上、右手を胸元にあて、左手は何か書物を持っている。2004年、中国の訪日代表団が立命に来て、大学名が孟子の古典・の盡心章(じんしんしょう)の一節からーと知って、感激しての寄贈という。孟子の出身地、山東省の石材を使い、山東省の工房で作成されたーと。孟子さんは~人間の命は天命による。生ある間は勉強して、天命を待つが本分~と申される??。

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2011年5月12日 (木)

松栄堂が育成する九輪草

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 花輪が段状に一輪、二輪、三輪…と下から上がっている。花びらはピンク、ラッパみたいに可憐に開いている。花は九輪草でクリンソウと読む。サクラソウ科に属するソウだ?。お寺の塔に高く伸びている九輪に見えるからで、クリントン前米大統領とは関係がない?。

 クリントン、今なら奥さんの国務大臣かなあ。あまりに脈絡のない洒落、やめようと思っても出てしまう。困ったものだ。九輪草の<ソウ>でも、~ソウだと引っ張ってしまって、しまった、だ。もう一つ、そうだに掛け<そうだ!京都へ行こう>のJR東海キャンペーンも閃いた。駄洒落、このあたりにして、花言葉は物覚えの良さという九輪草に戻る。

 この九輪草、お香の松栄堂入り口に展示してあった。烏丸夷川下ル、京都新聞社南側で、お線香を購入に行って見つけた。鉢植えしてあり、茎がひょろ長く40㌢ほど伸びて、上へ上へ花輪を咲かせていた。京都府の絶滅危惧種で、希少植物の保護育成に取り組む松栄堂が愛宕山に自生している花を実生で増やしているという。社長の畑正高さんはお香屋さんらしく、HPで薫薫語録を書く。肖って、九輪草をクンクン嗅ぐと、フンフンしていた??。

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2011年5月11日 (水)

大津事件120年の現場

 

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沿道警備の巡査がロシアのニコライ皇太子を切りつけた現場へ行った。明治24年(1891年)5月11日、大津市京町2丁目の旧東海道だ。大国ロシアと憲法発布して2年の日本。どうなるのか、国中を震撼させた「大津事件」、あれから120年の現場に立った。

 ヤマハを扱う初音屋という楽器屋さんの前、石碑が立つ。高さ1・5㍍、<此付近露国皇太子遭難之地>とだけ書いてある。板塀に碑の説明が貼ってあるが、そう目立たない。天皇陛下、総理大臣がお見舞いにかけつけ、巡査を捕まえ、皇太子を助けた二人の車夫は報奨金を貰い、プロマイドにまでなったという大事件の現場、いかにもひっそりしている。

 板塀の説明に当時の現場写真があった。通りの家々に皇太子歓迎の幔幕が貼ってある。大津歴博で開催中のミニ企画展資料によると、写真は事件後にロシアが現場検証にきて、再現撮影したという。家々はもう一度、幔幕を張るのをイエイエと言えなかった?。ニコライが傷の手当てを受けた呉服屋さんなど、事件を語る民家は引っ越して、一軒もないという。司法の中立、日露戦争、ロシア革命ニコライ処刑…現場で過ぎし120年を思った。

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2011年5月10日 (火)

坂本で穴太衆の石積み講演

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~石の声を聞いて、積むんです~と言う。そう話すのは、大津市坂本に居を構える穴太の石工第14代、粟田純司さん(70)である。今、粟田建設会長で、平成12年に現代の名工、17年には黄綬褒章を授賞している。坂本の旧竹林院で、穴太衆積の講演を聴いた。

 穴太はANOOで<あのお>と読む。起源は朝鮮系の渡来人?と言われていて、<あなた>とか<あなふと>と良く言われるそうだ。国指定の名勝庭園が見える座敷、雨に濡れたスギ苔が美しい。白髪が目立つ粟田さん、座布団に座って、喋りだした。~あのおっ、安土城、江戸城、伊賀上野城など国内80㌫近くは穴太衆が積んだお城なんです~と言う。

粟田さん、口癖か、喋り出しは大体~あのおっ~だ。近大卒業、江戸の享保年代から続く稼業に入り10年経って、石の声が聞こえ出したという。50人ほどの会場から~あのおっ、どんな声?~と質問が出た。粟田さんは答える。~集石場で見回っていて、妙に気になる石があるんです。その石が積んで!と言っているんです~と。石の声なき声だと話す。講演がすみ、今度は小雨煙る石積みの現場案内。しっかりした意思を持った人だった?。

 ※ 粟田建設の所在は、大津市坂本3丁目で、城郭、社寺などの石垣工事、修復など行う。平成17年に有限会社から株式会社になり、純司さんの15代目の長男純徳さんが社長に就任している。

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2011年5月 9日 (月)

立ち飲みスタンドの瀬田しじみ料理

 

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あるかな、ないかなーと気になり出したのは、何時頃からだろう。JR大津駅前の立ち飲みスタンド・林屋の<本日のおすすめ>メニューである。お客さんのNさんが持ち込む瀬田しじみを使った店長のオリジナル料理だ。Nさんの入店次第、いつもいつもではない。

黒かばんから瀬田しじみを出したNさんのこと、前に書いた。仕事帰り、店に来て、漁獲が減った瀬田しじみ復活を訴えており、しじみ汁をご馳走になった。身体の中まで染み込んでいくようないい味だった。林屋の店長Hさん、フランス料理の修行は10年以上だ。週2度は通って、腕のほどはよくわかっている。しじみと店長の腕、それがコラボ化した。

進化したしじみ料理、<本日のおすすめ>に二度、登場している。最初はしじみ豆腐=写真左=だ。フライパンで炒ったしじみと葱が紫の汁の中、豆腐に乗っている。貝の蓋を開いて、一つ一つ実を取り出す甲斐?あって、すぐ品切れになってしまう。二度目は瀬田しじみが和風グラタン=同右=だ。ねっとりして、牛乳ぽいグラタンをスプーンですくうと、しじみが幾つも出て来る。プチプチして、しみじみとNさん来店思うしじみの味だ?。

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2011年5月 8日 (日)

鯖おぼろの網野名物・ばら寿司

 

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全国広し-と言えども、ここだけという。そう言われると、口がつい緩み、財布も緩む。JR京都伊勢丹地下2階に出店していた網野名物・ばら寿司である。丹後の風土が生んだ隠れた逸品という。会席料理・寿司「とり松」さんだ。1人前840円、買った。

 週替わりの出店、何か珍しいものは?あるかなと、寄り癖がついている。あの夜もそうだった。職場の帰り、自宅駅の山科で降りず、大津から2駅の京都駅だ。午後8時の閉店間際である。全国の<寿司と弁当>シリーズで、京都の地元からは「まつぶた」と呼ばれる木箱入りばら寿司だ。丹後地方では、お祭り、祝い事によく作られるという。

 売り子の女性に聞くと、伊勢丹出店はもう何度も、だそうだ。よく行くわりには、初めての出会いだ。閉店前であと5分、安くなる?と聞いたが、いいえ-と言う。値引きご法度、自信作なのだ。翌日になっても、チンすれば大丈夫で、どんする?ことはないという。持ち帰って、木箱を開けた。椎茸、干瓢、たけのこ、蒲鉾、錦糸玉子入りと、焼いた鯖の身をほぐし、甘辛く炊き上げた鯖そぼろだ。ゆっくり、そぼろそぼろ食べた?。

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2011年5月 7日 (土)

彩色、甦った秀吉坐像を拝顔する

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005浅井3姉妹のお江が~サル、サル~というサル顔かなあ。本人によく似ていると言われる京都・西方寺の豊臣秀吉公坐像である。目は細長く、頬はこけて、顎は尖がっている。耳、これは特に大きい。天下人らしい福耳である。腕を組み、正面から立って拝顔した。

 連休中、非公開文化財の特別公開で行った。苔寺の西芳寺でなく、東山二条バス停前の西方寺だ。芳でなく方の方だ?。本堂正面は重文の阿弥陀如来座像。座高は2・36㌢、見上げていると、ボランティアガイドの龍大生が、先輩後輩なく?光背の化仏は3千ーと説明する。束帯の秀吉さん、如来さん左に座っている。去年秋に色直し、鮮やかな彩りだ。

 座像は81㌢、ヒノキの寄せ木づくりで、秀吉没した1598年の翌年から4年かけての制作らしい。秀吉に仕えた中川という武将の縁で、400年以上も祀られていて、修復中に作者名と制作の年が分かったという。資料展示の部屋にラッピングの毎日新聞記事がある。<これぞ太閤の本当の顔!?>の見出しだ。お寺全体の紹介、DVDで映っていて、画面に登場の秀吉座像をデジカメで撮った。あれがサル顔の秀吉か…と、会場を去った??。

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2011年5月 6日 (金)

比良の暮雪浜の石碑

 

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大きな自然石に<比良 暮雪濱>とある。比良は横書き、浜は旧字の濱だ。この辺りからみた景色が、近江八景の一つ、比良の暮雪だったのだろうか。平成合併で大津市になった旧志賀町南小松の浜だ。自然石を二つ組み合わせた石碑で、骨太な流麗文字の揮毫だ。

 今年1月22日とGW中の5月4日、JR比良駅近くの<駅長さん>という店名の寿司屋さんへ、評判の鯖寿司を求めて、湖岸を歩いての出会いだ。JR志賀駅と比良駅の真ん中あたり、青柳浜の北側だ。歌川広重の八景版画には~雪ふるる 比良の高嶺の夕暮れは 花の盛りにすぐる春かな~の句がある。この5月は~黄砂ふるる 比良見えず~だ??。

石碑は誰が建て、誰が揮毫したのだろう。碑の裏側を回ると<昭和28年開拓記念トシテ建立 米田秀雄>と読める。道路を挟んで、石碑前は米田さん宅だ。写真撮影中、女性が出て来て~祖父が建てたんです~と言う。京都に住んでいるがGWなので来ていると。正面に<國務大臣 大???>の文字。戻って、昭和28年の大の大臣を調べると、京都山科の大野木秀次郎氏だ。第4次吉田茂内閣だ。米田さん、だいぶ、よね(読め)ました?。

※ <駅長さん>という寿司屋さん、鯖寿司は予約制で、大津市北比良70所在、☏077-596-1022です。1月は臨時休業で、5月の予約制わかり、いまだお預け中なり。念のためメモる。

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2011年5月 5日 (木)

豚しゃぶ鍋は今日のハイライト

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  <このボリュームで、この価額!!>の看板が出ている。客寄せキャッチコピー、なかなか秀逸だ。昼どきである。店先で足がぴたりと止まり、商品ラインナップを見た。シェフのイチ押しはジャンボチキンカツ定食590円、当店イチ押しは豚しゃぶ鍋670円だ。

 和あり、洋ありの食堂「ハイライト百万辺店」だ。交差点から東へ徒歩3分ほど、知恩寺山門のお隣で、北側も西側も京大だ。店内の雰囲気も値段もボリュームも、学生食堂ぽい。前に入った気がするが、知恩寺拝観前の腹ごしらえだ。野菜不足解消、たっぷり野菜のコピーが効いて、大きめの声で豚しゃぶ鍋!と言った。店内は満員、お客は次から次だ。

 空いている席は入り口近く、レジ隣のカウンターだ。ご飯は少しーと付け加えて、回り見て待った。やっぱり学生さんかなあ。おじさん客、浮いている気もするが、客は客だ。ここで早口言葉、~隣の客はよく柿食う客だ~、言えたかな。右隣はジャンボカツの客だ。TVに紹介されたという。誠にでっかい。豚しゃぶ鍋、これまた、沢山だ。葱、筍、白菜、人参、豆腐、それに豚肉は豚豚子豚…だ。店名どおり、今日一日のハイライトだった?。

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2011年5月 4日 (水)

熊野神社の勤皇少年隊とヤタガラス

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 どこから聞こえてくるのか、ピーヒャラドンドンだ。地下鉄東山駅でおり、東大路通りを北へ歩いていて、だんだん音が大きくなってきた。丸太町東大路の西北角にある熊野神社から何やら隊列が出発するところだ。GW初日、4月29日のちょうど午後零時である。

 この日、この時刻に毎年出発する恒例の例祭のようだ。何祭りかな?と隊列のノボリをみると<熊野勤皇少年隊>と出ている。錦の御旗、~そこのけ、そこのけの~の勤皇隊に扮した子供たちだ。長い白鉢巻きを締めて、ピーヒャラピーヒャラと歩く。本殿には、ピカッと光る金の鳳凰、まさにホオッ…の神輿が飾ってある。どこまで行くのか同行した。

 先頭は勤皇隊士衣装の園児3人、小中学生の鼓笛隊に鉄砲隊、どう意味あるのか獅子舞も行く。隊列30㍍、法螺貝出迎えの聖護院門跡まで、せいぜい400㍍、ご近所巡回だ。祭りは何時からか、勤皇だから昨日ではない。神社の職員さんに聞くと、もう80年以上続くとか。御旗に鳳輦にカラス意匠がある。神武天皇東征の道案内をした3本足の八咫烏だ。日本サッカー協会の御愛用、全国2千社と言う熊野信仰のシンボル、やったあ烏?。

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2011年5月 3日 (火)

熱狂の日のびわ湖ホール・クイズラリー

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 クイズを探すクイズ…である。まあ、宝探しみたいなクイズが10問出ている。あっちへこっちへ、クイズ探して幾千里だ。びわ湖ホールであったフランス語<ラ・フォル・ジュルネ>。訳して<熱狂の日・音楽祭>に協力した大津歴博の子供向けお遊びクイズだ。

 造船不況だったフランスの小さな港町・ナントから始まった音楽祭だ。何と?一流アーティストの演奏を格安料金で一日中、気軽に見て回れるというので、世界で広まり、日本では東京、金沢、去年から新潟、大津、今年は佐賀で開催だ。今年のテーマはウイーンのベートベンで、びわ湖ホールの飲食コーナーでは、何とまあ、ベート弁の洒落弁まで出た。

 音楽祭の説明より、クイズだ。琵琶湖を見渡すホール展望台で、問題を発見した。近畿1300万人の水甕、琵琶湖が汚染されたら問題だ…の問題ではない。黄色い紙に<江戸時代、人や荷物を運び琵琶湖を行き来した船は①丸子船②千石船―どちら>と出ている。~次のクイズは中ホール近くの外の看板があやしい~と。子供向け問題、レベル高いと思いつ、探し歩いた。さて、ここで問題、10問発見できたでしょうか。ジャジャジャ~ン?。

 ※ 以下は発見した問題なり。答えはゴチックの方なり。 <問い1> 江戸時代の大津町の支配は①江戸幕府②膳所藩 <問い2> 東海道にあった京都―大津の関所は①堅田関②逢坂関 <問い3> 旅人のお土産だった藤娘や鬼念仏の絵は①街道絵②大津絵  <問い4> 難所だった逢坂越えに荷車が通り安いよう敷かれた石は①峠石②車石 <問い5> 祇園祭に似た大津の曳山は①大津祭り②大津夏まつり <問い6> 琵琶湖行く来の船は①丸子船②千石船 <問い7> びわ湖ホール近くにある常夜灯の役割は①灯台②街灯  <問い8> 湖岸の荷揚げ場の呼び名は①港②関 <問い9> びわ湖ホール近くの京阪石坂線と並ぶ道路は以前①湖岸②住宅街 <問い10> 昔からある大津名産品は①電卓②そろばん

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2011年5月 2日 (月)

百萬遍知恩寺の重文・蝦蟇鉄拐図を見る

 

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版図よりも新聞写真よりも、やはり本物だ。法然上人ご縁の百萬遍知恩寺のお宝、蝦蟇仙人と鉄拐仙人の掛け軸だ。国の重文で、いつもは京都国立博物館に寄託していて、29日からの非公開文化財の特別公開で、13年ぶりにお寺の宝物館に戻ってきての展示だ。

 京都新聞と朝日新聞の記事で読んで、これは是非と行った。京都古文化財保存協会の主催で、京都市内の各大学にある歴史サークルの学生さんが公開社寺ごとに解説を担当する。知恩寺は京都女子大生だ。拝観料800円だが、ありがたいことに知人から招待券が届いて、両手を合わせての拝観だ。御影堂前で靴を脱いで、廊下をズズッと進んで、宝物館だ。

 「蝦蟇鉄拐図」(がまてっかいず)-、軸は一つかと思ったら二幅で一つだった。向かって左は、頭にガマガエルを乗せ、左手に桃を持つ仙人図で、右側は鉄の棒をついて、青い顔して、自らの魂を口から吹きだす仙人だ。約750年前、中国・元時代の画家、顔輝(がんき)が元気に描いた作という。ここ、ちょい洒落なり。縦160㌢の淡彩画で、新聞より実物に迫力あり…。がまにだまって?、見に来て、あぶら汗だ。これも洒落、どうかな。

 ※ 右の写真は特別公開拝観の手引き(300円)から百萬遍知恩寺の頁で転写する。 ※ 特別公開は5月8日まで。

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2011年5月 1日 (日)

笑顔の花咲くくじら軒、拉麺小路に登場

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 始まりも終わりも、笑顔いっぱいの女店員さんだった。京都駅ビル10階、拉麺小路に横浜の<くじら軒>オープンと知って、職場帰りに行った。食券の自販機前、女店員さんにお勧めは何か?と聞くと、醤油ラーメンです!と即答えが返ってきた。わかりやすい。

 開店2日間、たまたま?味玉サービス中という。その味玉って?とまた聞くと、半熟玉子だっそうだ。玉からさらに?、くじら軒の店名は、どうして-と尋ねる。ハイ!ここの大将がくじらが好き…と聞いていますと、やや小声で言う。写真の商品見本に「くじら飯」と出ている。ホントにクジラ?また尋ねると、いいえ、あれトンカツなんです…と正直だ。

 醤油ラーメン700円の半券渡して、カウンター席へ。真ん前、厨房が見えて白いバンダナ、黒いお揃いのシャツ…若い男子店員さんが4人もだ。横浜の有名店のせいか、店内は満員で忙しそうだ。黒シャツの背中に<笑顔いっぱいの花を咲かそう くじら軒>と染めてある。お勧め醤油ラーメン、極細麺でスープはあっさり系だ。海苔、チャーシュウ…、◎だ。帰りの出口、女店員さんにTシャツ撮影お願いした。背中からも笑顔が見えた??。

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