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2011年4月13日 (水)

法然さんと親鸞さん

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 さてさて、法然さんと親鸞さん、どっちがどっちだろう。お二人の遠忌記念の特別展が今、京都市内で開催中だ。会場は法然さんが京都国立博物館、親鸞さんが京都市美術館である。上の写真は会場で販売のポストカードで、軸絵と坐像だ。さすがに高僧、神々しい。

 法然さんは浄土宗の宗祖、本山は知恩院だ。西暦では1133年に生まれ、1212年に亡くなった。何とも覚えやすい生没年だ。今年は2012年なので、没後800年になり、遠忌を<おんき>と読む法要を震災で春から秋に延ばし営む。親鸞さんは教行信証を著した浄土真宗の宗祖。東西本願寺が本山で、1262年に亡くなっており750年経つ。

 親鸞さんの真宗は、同じ遠忌でも読みは<えんき>だ。御影堂も浄土宗は<みえいどう>だが、真宗は<ごえいどう>だ。宗派の差、読み人知らずだ。さて、今一度、お二人比較である。法然さんは没年79歳、親鸞さんは90歳で、お年は法然さんが40歳も年上だ。さあ、どっちがどっち、おわかりでしょうか。親鸞さんの軸絵は国宝なり。真宗の皆さん、知らんとは言えない。法然さんのヒント、ちょっとどっしりかな。お答えをどうぞ!

 【正解】※ 法然上人像は京都・二尊院所蔵の重文。鎌倉時代の作で、法然画像では最古と言われる。写真左の左。 ※ 親鸞聖人・安城御影は西本願寺所蔵で国宝。写真左の右。 ※ 坐像写真は左が法然、右が親鸞。

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