パウル・クレー展へ行く
細い線描や○や□や数字や記号や…、難解さは承知の上だった。京近美で開催中の<パウル・クレ―展>へ行った。サブテーマの「おわらないアトリエ」からして、???である。鑑賞に行ったのは、土曜の昼下がりだった。夕暮れ?ではない。これも難解かなあ。
展覧会パンフも凝ってある。真ん中から縦に観音開きになって、作品を紹介している。クレ―はスイス生まれの画家で、ピカソやカンジンスキーと同じ年代だ。パンフによると、日本人に愛され、幾度となく、クレ―芸術の魅力を伝える展覧会があった。今回はこれまでの展覧会成果を踏まえて、クレ―作品が物理的にどう作られたかが、テーマだという。
物理的にねえ…と思って、展示会場へ上がった。少しは理解したいと欲も出て、音声ガイドを耳に会場を回る。作品が小さいせいか、仕切り板多く、迷路の如くだ。展示順、あっちかな、こっちなと、巡回して、クレ―が作品をどうつくったか。<写して塗って写して><切って分けて貼って>など…なのだ。音声ガイドがクレ―語録を話す。~見えるものをそのままでなく、見えないものを描く~と。いやあ、南海ホークスだ。古いかな??。
※ 右上の写真、ギャラリーで買った「パウル・クレ―のたくらみ」(新潮社)の中の載っていた1939年の作品・墓地。この風景画が、90度回転して見ると、少女に。
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