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2010年12月

2010年12月31日 (金)

神戸の花時計のメイメイ傘観賞

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 暮れに行く神戸花時計の観賞、何時ごろからだろうか。年に何回か植え替えがあるが、この時期は決まって、来年の干支が図柄だ。確か、ネズミは知っている。いや、猪の牙も印象にある。そうだとすると、牛、寅と来て、ウサギの卯だから、もう5年連続の観賞だ。

 神戸の叔母を訪ねて、一緒に食事してから一人で行く。JR灘駅から三の宮までは一駅だ。高架橋を超えて、そごう前を通って、神戸市役所2号館の前だ。信号待ち込みで7、8分ぐらいだ。道筋に変わりはないが、去年なかった<路上喫煙禁止地区>の垂れ幕が街灯に下がっている。過料は1000円―、もう喫煙はせんへん?と約束さす料金規定だ。

 花時計は、ジャンプする卯年のウサギだ。何時も通り、赤と白の葉ボタン1200株ずつで描いている。盛り土は直径6㍍、高さ2.25㍍だ。何枚か写真撮った頃、~ここや、ここや~と若いアベックが来た。急に降りだした雨なのに相合傘でない。1人1本のメイメイ傘だ。羊年ならピッタシカンカン…だ。どういう関係で、何処から来たのか。花時計は午後2時15分を示す。女性の携帯写真、傘を合わせて確認している。やっとアイアイ?。

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2010年12月30日 (木)

長浜市役所の座せる男の裸像

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左膝を立てて、どっかと座り込んでいる。胸元で両腕をグッと組み、じっと前を見つめている。真っ裸、筋骨隆々だ。長浜市役所の本館1階ホールにある彫像。玄関ドアが開くと、最初に対面する。師走に入り、仕事で市役所へ行くこと2度、像を仔細に点検した。

 何時頃、建った庁舎だろうか。市長執務室がある3階建て本館にEVはない。滋賀県内19市町で最も古い庁舎だという。市長選でも庁舎問題が争点になり、24年度の庁舎移転がやっと決まったという。彫像のある大理石は後ろ側の角っこが欠けている。受け付けで設置年を聞いたが、~ずっと前から座っていますけど…~と首を捻る。要は、古いのだ。

作品名は<座せる男像>だ。確かに座っている。作者は中澤安雄氏で、大理石の台石の所にプレートが張り付けてある。<中澤安雄 彫刻>とネット検索した。~情報は見つかりません~だ。彫像は台から高さ2㍍以上だ。3階まで吹き抜けのホール中央にあり、後ろからに加えて階上の2、3階から見える。一番上の3階まで行ってデジカメ突き出して、覗きこんで撮った。高度恐怖症のせいもあって、小さくなった像に足元がゾウっとした?。

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2010年12月29日 (水)

彦根のしる万で知るウナギせいろ

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最初から注文は決まっていたようだ。ウナギのせいろ蒸しが重々しく出てきた。肝吸い、ごま豆腐、蛸の酢おろし、漬物も一緒だ。木蓋を開けると、ふわっと湯気が上がった。向かいに座った同僚が言う。~このご飯がおいしいんです~と。ご飯?、まるでウナギ色だ。

同僚は伊吹山の麓、山東町に住むNMさん(5?)だ。下戸の典型、その代わり食通である。年の瀬、大津から長浜市へ所要があり、案内をお願いした。昼前にJR彦根で降りてーと言われて行ったのが「しる万 浜店」だった。駅から車で5分、秋にTV局の鳥人間コンテストの会場になる松原水泳場のすぐそばだ。琵琶湖が見える畳座敷に上がった。

何度も来ているのだろう。Nさん、~少し時間かかりますけど~と店に代わって断りを言う。大津から一緒のTKさん(5?)ともども雑談暫し…、店名のしる万由来は、しるは出汁、万は万年までの意味らしい。せいろが1700円らしく豪華にテーブルに乗った。三人一緒にセイノウとせいろを杓文字で掬う。味も色も、ご飯がウナギと同化している。一膳、二膳、三膳…角っこも掬って四膳…、Nさんの食通ぶり、改めてしる万で知る?。

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2010年12月28日 (火)

近江神宮駅に万葉の額田王

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 誰を見ているのだろう。横を向いた先、誰かがいる。天智天皇か、大海人皇子(天武天皇)か。絵は女流歌人、額田王である。真っ赤な紅葉の中、色っぽく佇んでいる。~茜さす

 紫野行き 標野(しめの)行き 野守は見ずや 君が袖振る~、その君は誰なのだろう。

 京阪石坂線近江神宮前駅だ。額田王の絵は、無人改札を通って、坂本行きホームの板塀に掛かっていた。幅1㍍、高さ2㍍、左側に黒字に白抜きで<大津京への道>と書いてある。右下に<靖>の落款だ。壬申の乱、白村江の戦い、大津京造営を描いた全国展開の大壁画・大津京逍遥事業など、万葉画家と言われる日本画家・鈴木靖将さん(6?)の作品だ。

 師走のあの日、近江神宮駅止まりの電車に乗ってしまった。行き先は坂本駅。いったん降り、次の電車を待つおり、絵に気付いた。絵柄は万葉カレンダーなどで、知っていたが、ここに額田王(ぬかたおおきみ)とは、ぬかっていた?。天智天皇の大津京は西暦667年から壬申の乱まで5年間だ。駅周辺に遺跡多く、絵は大津京への道と誘う。ここで返歌一つ。~額田見て 万葉思う ひと時の 袖振りあうも 多少の縁?~、失礼しました。

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2010年12月27日 (月)

土山の田村神社はいま仮殿

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 何と背の高い杉木立だろう。本殿へ向かう参道、高さ10㍍もの杉が鬱蒼として、昼間でも陽を遮る。鬱―、字画数が多く、書けない漢字も晴れて、常用漢字入りした。閑話休題で、書き方を披露する。~リンカーン大統領ワ、アメリカンコーヒーを三杯飲んだ~だ。

 解説すると、木二つの間に缶を書く。これがリンカーンだ。その下にワだ。アメリカンは※で現し、コーヒーで囲う。三倍は髭印が三つだ。書けたかな。話を元に戻す。近くのダイヤモンド滋賀のラウンド、早く終わり、道の駅・あいの土山で車を停め、坂上田村麻呂を祀る田村神社へ初めて行った。国道1号沿い、田村神社と書いた石柱と鳥居が目立つ。

 蝦夷地へ出征、武勲の田村麻呂は各地に縁のある神社がある。土山は田村麻呂が鈴鹿の悪鬼を退治した伝説があり、それにちなむ厄落しの福豆で有名だ。鬱蒼とした参道をゴルフ成績振るわず、ひとり鬱々と歩き、第二、第三の鳥居をくぐり境内へ入った。本殿は2年後、田村麻呂を祀って1200年記念の修復中で、拝殿に仮殿の貼り紙がある。本殿の銅板奉納は一枚三千円だ。気持ちこめた二拝二拍一拝は、拝殿の仮殿でんねん?…でした。

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2010年12月26日 (日)

川の中、ゴイサギは動かず

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 どういうつもりか、何を考えているのか、川の中、じっとしている。少し後ろ足を浮かせ、目はしっかり開けている。黒い頭、灰色の羽根-、ずんぐりしたゴイサギだ。円山公園の瓢箪池や鴨川で良く見かけており、すぐわかった。所謂、沈思黙考のポーズだ。

 ポカポカ陽気の日曜だった。地下鉄東山駅を降りて、京都国立近代美術館へ行く何時もの道筋だ。疏水との分水界から流れ出ている白川の中だ。川幅は5㍍足らず、そこの底は浅くて、小魚がみえるほどよく透き通っている。そこの底?わかってもらえただろうか。川を眺めて歩くのに気持ちの良い道だ。岡崎界隈への行き帰り、人が増えている。

ゴイサギは川の中で動かない。写真の撮りやすい鳥だ。最後のトリではない。このあたり、少しレベルが高いかなあ。同じ姿勢とって、どれぐらい経つのだろう。道行く人は立ち止まって、見下ろしたり、屈みこんだり…。距離にして2、3㍍しかない。若い女性が携帯カメラを突きだす。写真撮影1枚2枚3枚、目と目があっている。ゴイサギ君、~ちょっとコイ、ちょっとコイ~に油断したらあかんよ。これ、○かな×かな。?

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2010年12月25日 (土)

松園展でみた松園さんの絶筆

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 両手で団扇持って、蛍を見ている。振り向いて、あらっと、急に気がついたような仕草だ。色白、細い目、おチョボ口…、それはもう別嬪さんだ。団扇は薄い緑、着物は淡い紺、帯は羽根を広げた鶴だ。生涯美人画を描いた上村松園の絶筆<初夏の夕>=写真右=だ。

 松園展、東京近美から京都近美へ、28万人が鑑賞したという。京近美の最終日、京都新聞の招待券で観に行った。人生の花、待月、花がたみ、序の舞…、どの作品も美人のほどにうっとりする。透きとおる如く肌の白さ、紅をさす小さな唇…、いや、別嬪さんだ。展示作品は88点だ。明治、大正、昭和と画業生活60年余、絶筆展示は88番目だった。

 奈良で逝去した昭和24年、74歳の時だ。松坂屋芸大美術巨匠展に出品した作品という。女流画家として初めて文化勲章を受章した翌年でもある。ギャラリーで、重くて、値のはる図録購入は諦め、新潮日本美術文庫・上村松園を買った。筆者の美術評論家・草薙奈津子さんは絶筆作品をこう書いている。~絶筆と思うせいか、どことなく寂しげな気がする~と。そう思って、作品をみると、松園さん~しょうええ~と、言っているような?。

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2010年12月24日 (金)

大名おろしそばのえび天

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大名おろしそば?―答えは最初から出ていた。カッコ付きで~えび天を乗せたおろしそば~と注釈がついていたからだ。大名おろしのえび天、どんなんかナと、頼んだ。創業280年の老舗「鶴喜そば」だ。京阪坂本駅から徒歩5分、ここが本家本元の鶴喜だという。

日吉大社写生大会の表彰式へ行ったおり、時間があったので寄った。師走入りの日曜、寒いのに冷たいおろしそばだ。減量対策を意識したこともあったが、ここは大名を名乗るえび天とは、如何なるか、見定めて見たかった。何せ本家筋の老舗店である。紅がら格子のたたずまいに加え、店内には<坂本名物><宮家御用達>などの額が沢山、掛っている。

お品書きもそうだ。ざるそば890円、ざる大盛1100円、とろろそば1190円、おろしそば1000円…と出ていて、それが<口代>という。お品書き、メニューでよいのに<くちだい>だ。けったいや!とクチクチ言っても、お店にすれば、~昔から、そうだい!~と言うのでは…。おろしそばのえび天、写真のような大名だった。お値段の1050円、単品と比較して割安だ。なぜかな、エビターだから?。これ、意味不明、反省!。

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2010年12月23日 (木)

京都駅前で見た音楽噴水

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 あっ、あれは、何だ!-、噴水が色鮮やかにシュッ、シュッ…と見える。真っすぐ型、

カーブ型、アーチ型、煙幕型…色々だ。京都駅の地下鉄改札から京都タワー口を出て、烏丸塩小路の交差点に上がったおりだ。駅正面のバスターミナル前あたり、30㍍ほど先だ。

 日曜の夕、午後6時を少し回った頃だ。タワーホテルの懇談会まで20分ほどある。横断歩道渡って、真ん前まで見に行った。噴水はメロディー合わせて、上がっている。~タンタカ、タンタン、タカ、タンタン~、カルメン組曲1番の闘牛士だ。祇園囃子にXマスソングも流れる。通りがかりの聴く蔵さんと観る造さん?、立ち止まり観客が増えていく。

 何時頃から始まったのか、駅構内で営業する京都ポルタの演出だ。正式名称は音楽噴水<AQUA FANTASY>で、<アクア ファンタジー>と読む。ネットで調べるとユーチューブで音楽噴水の再現が出る。真偽はわからないが、篤志家の2億円が財源とー出ていた。噴水はポルタの地上口設定だ。毎夕、1回に20分計4回公演という。あの夜、♪~おもちゃのチャチャチャ~♪の音楽に合わせ、時間気にして、チャッチャッと撮った?。

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2010年12月22日 (水)

空撮と地撮のコントラスト比較

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 諺の<木を見て森を見ず>だった。あの日の朝日新聞滋賀県版、今も思い出す。見出しは<コントラスト 黄と緑鮮やか 大津の30㍍道路>だ。記事はベタ、写真は縦長2段で、大きな扱いではない。同じ所で3日前に写真撮り、<黄色を見て緑を見ず>だった?。

記事はこうだ。~JR大津駅前から琵琶湖に一直線に伸びる中央大通り(通称「30㍍道路」、約600㍍)の63本のイチョウ並木が色づき、常緑樹のクスノキを両脇に挟んで黄と緑のコントラストをみせている~だ。上空どれくらいか、ヘリを使っての空撮だ。晩秋のスケッチ写真、ヘリを飛ばして、俯瞰している。さりげなく県版扱い、さすが朝日だ。

職場を出て昼食へ、よく通称30㍍道路を超えて行く。イチョウ並木は11月半ば頃から色づき、分離帯は落葉で黄色く染まっていた。道路両側のクスノキはいつも緑なので、対比の美に気づかなかった。朝日見て、そうかと写真を撮り直しに行った。地上からのアングル、クスノキをどう撮り込むか…だ。あっち、こっちと、移動して撮った一枚が右だ。朝日の写真は左だ。空対地-、写真対比どうだろう。今は落葉、剪定の冬、木と木だ?。

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2010年12月21日 (火)

天下一品ラーメンの正しい努力

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こうも、ああも…書くものかと、店内見回して、待った。祇園会館斜め向かい、ラーメンの天下一品だ。話は少し遡るが、清水寺の紅葉ライトアップ観賞へ行ったおり、一人で入った。こってりとあっさりの中間という昭和48年当時の屋台の味スープを頼んでいた。

 店内はテーブル5つ、20人で満員だろうか。午後7時過ぎだった。真ん中の席に座った。左側に中年の男女客4人だ。餃子にラーメンにビール。~それは、あんたが悪い~と女性の大きな声だ。酔っているのか、諭しているのか。耳と目が店内を彷徨し、目は「正しい努力 木村勉」を見た。創業者・木村さんの一筆だ。正しい努力?、どんなと思う。

 貼り紙、ポスター、壁に隙はない。京都新聞記事の拡大コピー、木村さんのインタビュー。秘伝のスープは三つ巴、あっさり、こってり、屋台だ。「くせになる味一筋、天下一品」の謂れが出ている。~昭和46年、銀閣寺の近くの屋台が始まり。初日の11杯に一念発起、3年9カ月かけて今のスープに。お客さんが納得なら毎日でも来る~という。<正しい努力>が次第に見えてきた。お待たせ!と出てきた努力のスープ、これ、天下一品なり。

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2010年12月20日 (月)

三日月代議士のポスターと講演

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三日月が浮かぶ、あのポスターを見て1カ月半だ。滋賀県第3区選出の衆議院議員、三日月大造氏の講演を聞いた。琵琶湖ホテルであった時事通信主催の内外調査会。坊っちゃん風の頭髪、40歳の政治家・三日月氏が登壇した。けれんみのない爽やか話しぶりだ。

あのポスター、守山市民病院へ知人のお見舞いに行って、帰り道で見た。アッと思わすポスターだ。お名前の三日月がブルーの空に輝いて~日々、コツコツ、満月めざして~と出ている。満月に点々の印がついている。三日月から満月へー名前を最大限利用した、キャッチコピーだ。政治家のポスター、ふつうはチラリズムだが、立ち止まってしまった。

一二度、お会いしているが、講演は初めてだ。膳所高から一橋大出て、JR西日本へ入り、運転士やって、松下政経塾を経て、代議士は3期目。~今でもJR時代を思い出し、ブレーキ操作を夢に見る。国会議員722人、電車を運転できるのは私だけだ~と笑わす。持ち時間いっぱい、国政の非常識を話し、データで、子供手当て、尖閣、TPPと見解を述べ、<日本は国を開き、人を動かすこと>と結んだ。満月の如く?、輝いた講演だった。

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2010年12月19日 (日)

駆け込んで、値引きのうなぎ弁当

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 京都駅着、伊勢丹閉店まで携帯の時計はあと4分だ。いそいそと改札を出て、駅2階の南北通路側から入って、エスカレータ-で地下2階だ。久々の週替わり諸国うまいものコーナー、間にあった。店内閉店アナウンスが聞こえる。あと2分、諸国をぐるっと回った。

 長崎の鯨カツ弁当、東京の鯛焼き、京都の焼肉弁当…と回って、大阪のうなぎ弁当で足がとまった。お店が大阪中央市場近くにあっても遠野商店だ?。1折り1890円のうなぎ弁当は一気に500円引きだ。店員さんが~今だけよ~という。隣りのう巻き弁当1050円が200円引きにも心が動いたが、もう4つしか残っていないうなぎ弁当にした。

 EVで10階の拉麺小路へ上がって、うなぎイラストの弁当開いた。持ち込み禁止なので、値引き500円分でえびすビール購入だ。弁当は醤油色、タレがよく染み込んでいる。写真、真上から撮った。開いたうなぎ2匹、覆い尽くしている。ご飯は下に少ししか見えない。生姜のピンクが鮮やか。さてさて、どんなうなぎ味か。包装紙には<元祖 京風味 とおの>と出ている。う~ん!タレはこってり、タレが食べても、大阪ふうの京風味かナ。

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2010年12月18日 (土)

紅葉回顧のベスト2写真

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 どれにしよう? 今年の紅葉写真だ。ベスト2を選ぶとすれば…で、デジカメで撮りためたパソコン開けた。アングルで選ぶか、色調重視かー、自分で撮った写真を自分で審査だ。パソコンのマウス、進めたり戻したり…、目の前で光彩放った一瞬の輝きを探した。

 山科の毘沙門堂、ライトアップの清水寺、三井寺の法明院、坂本の日吉大社などで撮った。撮影日別に取り込んである。同じ所で何枚も何枚も撮っていて、どうだろう、軽く200枚近くある。それを一枚一枚、クリックして、焦点が合わないのや、とりあえず撮っただけの写真は削除だ。どんどんゴミ箱に移して、一次予選に通過したのは30枚近くだ。

 二次で15枚、三次で10枚…、最終的な自薦入賞は4枚だ。日曜の朝、ここまで1時間かかった。ベスト2枚、これがまた悶々だ。こっちも良い、あっちも捨てがたい。誰にも2枚限定と言われていないけど、自分のル―ルは自分で守る…だ。清水の舞台から撮った写真、幻影的で芸術性がある。色調の美でもう一枚だ。毘沙門堂の階段降りる時の写真だ。青色と赤色、色の重なりが美しい。なかなか、こうよ!と決めかねた紅葉写真だった。

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2010年12月17日 (金)

フェノロサの墓、講演と検証

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 百聞は一見にしかず…である。成安造形大学の近江学講座で、三井寺の福家俊彦執事長に<フェノロサと近江>と題する講演を聞いた。日本美術の恩人と言われるアーネスト・フェノロサのお墓は三井寺の塔頭、法明院にある。講演を聞いて、実地検証で行って見た。

 フェノロサは55歳の時、ロンドンで急逝した。遺言により、火葬された遺骨がシベリア鉄道で1年がかりで、受戒得度の法明院に埋葬された。福家さんによると、受戒で諦信となったのが明治18年、心筋梗塞で亡くなったのが明治41年、遺骨の法明院埋葬が明治42年で、~それがどういう縁か、すべて9月21日なんです~と、不思議そうに話す。

そんな日付の奇縁を聞いて、大学のあるJR湖西線おごと温泉駅から大津京駅で降り、皇子山から墓地まで行った。ずっと上り坂、ぼちぼち歩いた。小春日和、振り返ると、琵琶湖は凪いでいる。落ち葉踏み、苔むした庵をくぐり20分で着いた。本堂の左手、入園料100円を木箱に入れ、墓は杉木立の中だ。墓碑は「THE STONE~」と横文字表示、立て札は「米の哲学者…、日本美術の真価を…」云々だ。今まさに一見にしかずなり。

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2010年12月16日 (木)

自販機は愛のコーヒー、ルンバ

 

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どういう仕掛けになっているのだろう。チャリンとお金をと入れると、ルンバだ。~♪昔アラブの偉いお坊さんが…♪~、西田佐知子が歌った、あのコーヒールンバのメロディーが流れて、映像は生中継、ライブだ。画面はコーヒー豆を挽いて、ドロップしている。

 ♪~コンガマラカス、楽しいルンバのリズム~♪、1番から2番へ、♪~みんな陽気に飲んで踊ろう 愛のコーヒー・ルンバ~♪…。愛のコーヒー?映像を見ながら、身体がクネクネ、思わず口ずさみそうになる。いやまあ、面白いというか、派手な自動販売機である。世界初という<ミル挽き珈琲アドマイヤ>だ。ブラック200円、踊ろう!ルンバだ。

歌って、踊って、飲んでの自販機、名神高速上り線の菩提寺SAにあった。職場コンペの集合時間には早く、竜王インターまですぐだ。ちょっと寄って、♪~南の国の情熱のアロマ~♪の虜になった。ここで洒落一つ、あらまあ!だ。♪~それは素敵な飲み物 コーヒー モカマタリ~♪と続いて、画面の仕上げ待って3分余り。モカっと紙コップが出て、画面CMは<コーヒーは句読点。身体と心を温めてくれる>-、ご丁寧にありがとう!。

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2010年12月15日 (水)

米原でお初にお目にかかります

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お初が手紙を書いて<お初にお目にかかります…>という。なかなか、しゃれた洒落だ。<拝啓、京極高次様…>に始まり、<…それでは米原於候。かしく>で終わる。JR米原駅改札前、10㍍近い手紙の横断幕だ。ハッと初を見て、終いはおかしくだ。洒落返しだ。

 近くの県立文化産業会館へ行っての帰りだ。朝は急いでいたせいか、気づかずだったが、帰りは大津行きの新快速発車まで時間があり、ゆっくり見た。来年は湖北が舞台になる浅井3姉妹のNHK大河ドラマだ。長浜ではガラス細工の黒壁など3会場で1年間かけて、三姉妹博覧会がある。米原は米原で<浅井3姉妹を紐解く鍵は米原に眠る>とPRする。

 北陸線と東海道線の乗り換え駅、米原は「まいばら」とも「まいはら」とも読む。高速道路は「まいはら」で、鉄道は「まいばら」だ。昔は葦が多く、迷い原が訛って米原にとか。この知識、参ったか?。ここに関ヶ原の戦いで徳川方に付き、大津城で耐えた高次らの京極家代々を祀る徳源院がある。塔の中、誰にか?、陀羅尼経を納めた宝篋印塔が並び、国の史跡の指定されている。浅井三姉妹のお初、初登場で米原の京極家、ここに甦るなり。

 

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2010年12月14日 (火)

長浜で秋田のかりんとう

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どこでどう話が展開したのか、会食の席で、琵琶湖汽船のNHさん(6?)が~長浜の平和堂で秋田のかりんとう売っていた。何で秋田か、驚いた~と言いだした。秋田へ行って、暫くした頃だ。秋田のかりんとう? きりたんぽや稲庭うどん、ならわかるが…だ。

秋田の知人に即、携帯かけて聞いたが、わからず調べておくという。翌日だったか、メールで連絡が入った。~秋田はすっかり枯れ葉色の季節です。ところで秋田のかりんとうです。「秋田県角館のかりんとう」で検索したところ「黒糖」「落葉」「ピリ辛」など名物かりんとうが…。通販もあるようです。ご覧ください~と。小京都・角館の名物だったのだ。

長浜行ったらJR駅前の平和堂で、NHさんの言う通か、確認しようと思っていて、やっと実現した。フロア1階真ん中あたり、お菓子売り場だ。なぜか、地元特撰品コーナーの中だ。<角館駄菓子 落葉かりんとう>と袋に表示、、黒糖とそうでないのとだ。通販仕入れか、7本入りを二つ買って、大津の職場で食べてみた。1本ずつ、木の葉が舞い落ちるが如く、ひねりを加えてある。噛むと、かたくて、カリンという。それで、かりんとう??。

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2010年12月13日 (月)

長浜で市兵衛さんの手打ちうどん

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 昼になって、どこをどう走ったか、運転の同僚がここです!と手打ちうどん<市兵衛>の駐車場に入った。助手席に乗っていて、わからないままだった。米原にいる職場勤めの知人情報で、長浜で昼食するなら~と推奨の店だという。正午、満車状態、店内は満席だ。

 囲炉裏づくりのカウンター席、3人で座って、揃って980円の味噌煮込みうどんを注文した。どのあたり?運転の同僚に聞くと、JR長浜駅から車で7、8分、湖岸から国道37号へ少し入った所という。深い土鍋入りの味噌煮込み、蓋をとった。湯気がふわっと上がって来る。そこからうどんを引っ張り出す。幅1㌢、厚さ5㍉…太くて、コシありだ。

 具、人参が大胆に切ってある。甘い椎茸、葱、玉子…、大きな鶏肉…、グッと来る具沢山だ。底にあったうどん、焦げ目が付いている。アツツアツツ、フーフー、食べても食べても熱いままだ。誰の筆か、店内に<無上 妙品>の書がある。手打ちうどん、しょのとおりだ?。飲食店許可証では、経営者は<林清春>となっているのに店名は<市兵衛>だ。疑念は質すにしかり。支払いレジで聞くと、ご先祖様が<市兵衛>と。しょうだったのか?。

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2010年12月12日 (日)

スターの店頭オムライスとの比較研究

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 それはもうでっかいのナンノ…。新京極スターの店頭に飾ってあるオムライスだ。商品展示ウインドウの上、階段の2階あたりだ。長さにして2㍍、赤いケチャップがたっぷりかかっている。客寄せか、目印か、これほど目立つ飾りは、新京極商店街でもそうはない。

 洋食屋のスター誕生は大正14年という。始まりは京極錦天神前で、もう85年だ。店名は洋食業界のスターに…、星のごとく店を…、という思いからだそうだ。平日の夜、店頭飾りのオムライスと本物はどうかナ?と入った。階段トントンと上がって2階席は満員だ。一人の入店、少し気恥ずかくし、無言で店員さんに指1本立てると、3階へ!と言う。

さらにトントンと上がった3階、若いアベック客だけだ。回りを気にすることはない。カニコロッケ、明太子、三色ソース…店自慢のオムライスメニューが10種類以上並ぶ。飾り看板のオムライスは?と店員さんに聞くと、トマトケチャップがそうだと言う。多少の照れか、~写真撮って比べたい~と言わなくてもよい訳を言って、水菜とコーンサラダを加え、注文した。読書して待つこと8分、黄と赤のコントラスト、これぞオムライス!。

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2010年12月11日 (土)

これぞカルビ、近江牛の三角バラ

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 噛むごとにうま~い肉汁が広がっていく。ひと切れ、ひと切れ…ゆっくり、ゆっくり、うまさを確認して喉を通す。いや、誠にもって、いい肉味だ。近江牛の三角バラである。カルビ中のカルビだ。牛の肋骨あたり、一頭でたった2枚しかとれないという部分である。

 竜王の三井アウトレット、1階にある近江牛の「岡喜」だ。職場のコンペで、ベアーズバウジャパンGCへ行っての帰りだ。今年7月に誕生したアウトレット、そのうちにと思っていたので、名神に乗る前に初めて行った。土日は駐車場5千台あってもすぐ満車らしいが、月曜の夕方のせいか、玄関横付けだ。店内ぐるっと回り、晩御飯選択が「岡喜」だ。

 店前、最後尾表示の看板札が立て掛けてある。土日なら大変な列なのだろうが、店内はガランとしている。限定20食という所に赤い波線入りの黒板案内が出ている。<本日 プレミアムステーキ 三角バラ>と色チョークを駆使して、書いてある。値段?パンかライス付き2780円だ。棒振り帰り、出費がかさんでいるけど、来たからには…である。三角バラをナイフで四角バラに切って牛肉のウマウマ?だ。○△□のうち◎の三角だった?。

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2010年12月10日 (金)

謎の美女・アンテア

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どう謎なのか、謎の美女だという。謎が謎呼ぶ殺人事件ではない。ナポリ・宮廷と美「カポディモンテ美術館展」に出展の<貴婦人の肖像・アンテア>である。どんな謎なのか、展覧会開催の京都文博へ行った。看板、ポスター、チラシ、招待券…みな謎のアンテアだ。

展覧会は上野の国立西洋美術館からの巡回だ。~謎の美女アンテア、この秋、京都へ~と呼びかけ、鑑賞者をアンテナにかける作戦だ。招待券があって、閉幕前日の鑑賞だった。ウワサのアンテア…4階特別展示室の第2室だった。金の縁取りのある額だ。右肩をやや前に出して立っている。射るような澄んだ目だ。誰を見つめているのだろう。それが謎だ。

イタリアの画家・パルミジャニーノの制作という。衣装、きらびやかだ。右肩にかけている毛皮はテンという。キャプション読むまでテンと…?だ。これ、拍手かな。頭の毛留めと左手の小指にルビーにサファイア。右手はテンの鼻にかけた鎖を持ち、左手は首飾りに触れている。胸元がちらっと見える。セクシーだ。モデルの正体は誰なのだろう。作者愛人説、貴婦人説、花嫁説、高級娼婦説…イタチのテンの悪戯か、未だにテンとわからない。

※ 京都文博で開催していた展覧会は毎日新聞、TBS主催で、5日に終了した。

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2010年12月 9日 (木)

黒カバンのシジミは琵琶湖産

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 何時、何処で、何が出て来るか…である。月曜のあの夜がそうだった。JR大津駅前の立ち飲みスタンド「林屋」だ。勤務帰り、ちょっとだけのつもりで寄った。カウンター前に客が3人。空いていた真ん中に入った。いつもの白ワインと、メニュー見て肉じゃがだ。

両サイドのお客さん、背広にネクタイ。あまり見た覚えはないが、それぞれが1人客らしい。入店から10分ほど経った頃だ。左隣りのお客さん、足元の黒かばんを開けた。ビニール袋入りのシジミを取りだして、これっ!とマスターに渡した。白ワインの底がそこそこだ。舌に滑らかさが増していた。~鞄からシジミ?びっくりですがな~と声をかけた。

それがきっかけか、ちょっとがちょっとでなくなった。店と客が一体になってきた。アユの稚魚が出て、さっきの瀬田シジミも出た。琵琶湖産の食材、メニュー外である。アユの稚魚は苦みがあり、シジミはお汁が紫色になる。いい味だ。白ワイン、もう一杯。お隣さんも、一杯から2杯、3杯…だ。持ち込みのお客さん、聞くと、県の職員さんだ。水産課勤務の経験があって琵琶湖漁業に詳しい。アユにモロコにシジミ…何でも鯉だった??。

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2010年12月 8日 (水)

近江富士と讃岐富士を撮る

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近江と讃岐、二つの富士は標高も同じで、形容もよく似ている。近江富士は町が~おいでやす~と洒落る野洲市にあり、標高432㍍の三上山だ。百足退治の俵藤太の伝説を持つ。讃岐富士は讃岐七富士の一つ、標高422㍍の飯野山で、香川県の坂出と丸亀の間だ。

二つの富士、Time(時間)Place(場所)Occasion(場合)で写真を撮った。いわゆるTPOである。左は晴れた日の讃岐富士だ。土日千円でも、そうは渡ることのない瀬戸大橋からだ。倉敷から知人の車に乗せてもらい、助手席から撮った。最初は左に小さく、今度は右に次第に大きくだ。吊り橋が格子様に写り、讃岐富士は知る人ぞ知るシルエットだ。

近江富士は低い山だけど、県内の何処からでも見える。滋賀県面積6分の一の日本一の琵琶湖があって、遮るものがないからだ。右の近江富士は讃岐富士見て1週間後だった。JR湖西線のおごと温泉駅からバス3分の成安造形芸術大学で見た。講演を聞き終わり、校内カフェテラスからの撮影だ。小春日和、鏡のような琵琶湖のはるか向こう、尖がった富士が見える。手前は色とりどりの屋外彫刻展示だ。さすがにアートの大学、あ~と驚く。

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2010年12月 7日 (火)

ハーフ39の現地検証

妙な噂が広がっていた。「パー60のコースでは…」「パット、1㍍以上でもOKだったのでは」などなどだ。愛媛のSTさん(6?)が地元でハーフ39を記録したーという。東京勤務時代のSTさんを知る仲間が変だ!変だ!と首を傾け、とうとう現地検証になった。

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 標高500㍍、山また山の久万高原町の高原ゴルフ倶楽部だ。風の強い11月末、全国から仲間が集まった。3組12人。スタートはSTさんが6月22日に39を出した皿ケ嶺コースからだ。STさんはその後も別コースでホールインワンも達成している。前日の宴席、記念品を贈呈し、如何に39を出して、どんなホールインワンだったか、披露した。

 東京時代100が常道だったSTさんだ。お互い長足が弱点のよしみ、ゆるグリップが効果あるーと39のスコアカード写真がメールで届いていた。検証大会、正真正銘パー72だった。1組目2番目にSTさんが登場した。~左はダメじゃが~と言っていたのに左に打って0Bだ。??と思ったが、愛嬌だった。ドライバーは距離が出る。10㍍、15㍍のパットは決める…。結果はハーフ52ではあったが、検証結果は長足?の進歩だった。

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2010年12月 6日 (月)

秋山好古の墓は坂の上

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風呂上りに墓参り-なんかヘンだったけど、行った。松山の道後温泉に入って、さっぱりして、出てきたおりだった。地元のSTさん(6?)が~秋山好古の墓があるけん、行くじゃが…~という。司馬遼作品の名作<坂の上の雲>に出てくる、秋山兄弟の兄の墓だ。

 あたりは、暮れかかっている。神戸、倉敷、京都の人を従え、松山の人はどんどん先を行く。~すぐじゃけん~という割りには随分歩く。上り坂、湯冷めの心配どころか、汗が出る。ひょっとして坂の上の雲でも見に行くのかと思った頃、案内板が出た。ホテル椿館前だ。<元陸軍大将・教育者 秋山好古の墓 当館から徒歩10分>…まだ10分である。

 足長く、意欲的な松山の人が墓地入りした。遅れをとる3人、犬のようにボチボチたどり着いた。はるか松山城が見える高台だ。道後鷺谷墓地というらしい。秋山好古の墓→表示で墓石の中を分け入った。意外と見つからない。こっちじゃが、あっちじゃが…と探して抜いて、10分後に発見した。古木に日の丸が括りつけあった。ロシアのコサック騎兵を一蹴、日本騎兵の父と言われる好古氏の墓、目測ではかった1㍍足らずであった?。

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2010年12月 5日 (日)

道後温泉で思うこと

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松山まで来れば、まず道後温泉である。後でも前でも、道後だ。道半ばではない。この温泉、なぜか、洒落がフツフツ沸く。土曜の夕方、3年ぶりだ。個室の霊の湯3階は満員札止めで、2階大広間に回った。霊の湯は<たまのゆ>で、毎日来ても<たま>かなあ?。

 入浴は4区分だ。一番VIPは個室の霊の湯3階で1500円、2階霊の湯大広間1200円だ。ここはカゴに浴衣があり、風呂上りにお茶と煎餅が出る。大広間は男女共用、シャツとパンツ脱いで浴衣に着替えたら女性客が目の前でお茶飲んでいた。階下にも脱衣場…と知人が言ったけど、遅かった。女性客、気づいたか?、浴衣姿で、ゆかったかなあ。

 神の湯2階は浴衣付き800円も、1階は入浴だけ400円で、タオル持参の地元の人が来る庶民の湯。それでいて、神の湯とは、これ如何に?。皇室専用風呂は又新殿と書き、<ゆうしんでん>と読む。どうゆう?ことか、ガイド代が250円だ。湯船は香川産の庵治石で、あんじう?出来ている。3階には一六タルト店が見下ろせる坊ちゃんの間だ。夏目漱石、ボッチャンと道後温泉に入って、坊ちゃん書いた?。洒落すぎて、失礼しました。

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2010年12月 4日 (土)

ウサギの驚き「えっ?」

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ユニークで妙な置物だ。ウサギが首を傾けて、裸の亀を見ている。亀は甲羅から出て、四つんばい。亀の身体は筋骨隆々だ。甲羅の抜け殻もある。題は見つめるウサギの驚きのままに「えっ?」と付いている。来年の干支は兎だ。見てウウウ…、マンボウー!である。

この干支の置物、愛媛県砥部(とべ)町の砥部焼伝統産業会館で見た。砥部焼きは230年の歴史を持ち、国の伝統工芸品指定になっている。松山インターへ向かう帰り道、マイカー運転の知人がハンドルを切り替え~せっかくだから~と誘った。途中下車の磁気鑑賞、じきに帰るつもりで入った。ロビーで砥部焼き干支展開催中、置物はその一つだった。

土造窯の制作で、窯主は坂本明三郎さん。動物を使った社会風刺の磁器づくりが得意らしい。卯年のウサギがウッと唸った亀さん、筋肉質の肉体を隠していた。坂本さんのキャプション。~そのときウサギが目にしたのは、ウサイン・ボルトもかくやという亀の眩いばかりの肉体美であった~と。作者は解説を加える。~人を外見で評価してはなりません~。ウサギさん、兎年の亀にウッカリ、ウットリ。こうら、こうら、恐れ入りました?。

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2010年12月 3日 (金)

蕎麦ツウのままかり蕎麦

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京都の<にしん蕎麦>?かな。いや、違うんです。写真は、岡山の<ままかり蕎麦>なんです。あまりにおいしいので、ご飯がなくなり、近所へままを借りに-という、あのままかりです。酢漬けか、焼きびたしが一般的ですが、蕎麦に入っていたのは甘露煮でした。

 JR岡山駅西口の2階にある和食居酒屋<旬すけ>でした。夕方、神戸へ帰る知人、OTさん(70)と一緒に入りました。今、池波正太郎の時代小説の影響で、蕎麦に凝っているというOさんがままかり蕎麦をメニューで見つけ、昼でも夜でもーというビールと一緒に即注文です。こちらも、ここは地元の味、ままかり蕎麦です。加えて、焼き銀杏です。

 池波小説、ざる蕎麦が随所に出てくるそうです。あちこちと蕎麦を食べ歩いていて、京都はどこの店が?と聞いてきます。大津なら坂本の鶴喜そばか、三井寺の開運そばですが…と答えているうち、ビールはお代わりです。旅行の話、棒振りの話…、ご当地のままかり蕎麦が出てきました。写真撮影中、Oさんは先に食べて~にしん蕎麦の味と一緒やなあ~と。食べ様も、~蕎麦ツウもんは…~と、さすがツウを感じさす箸使い、お見事でした。

 ※ Oさん、前から写真撮りました。無断掲載すみません。

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2010年12月 2日 (木)

さぬきの殿様うどん

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どこがどう<殿様うどん>か?気になった。殿様カエルなら知っているが、うどんである。目的地へ行く道筋、まだ帰る道でもない。殿様、カエル、帰る道…思いつきの洒落、色々と展開するものだ。元へ戻り、食券自販機メニューに出ていた<殿様うどん>である。

 瀬戸大橋を越えて、高松自動車道を松山へ走っていた。岡山・倉敷から分乗した知人のマイカー、昼を少し過ぎて、愛媛県境近く香川県内の豊浜SAへ入った。レストランでなくフードコーナーの自販機の前に立った。さすが、讃岐うどんの本場である。牛飯と讃岐うどん、カツ丼と讃岐うどん、豚丼と讃岐うどん…単品のかき揚げも肉も、讃岐うどんだ。

 その一つが<殿様うどん>だ。メニューNOは、偶然か、エースナンバーの18番である。値段は両隣りの17番-きつね420円、19番-肉560円を従えるかのように殿様は700円だ。カウンターから~殿様できました~と声がかかって、胸をそらして取りにいった。かき揚げ570円の知人の隣に座った。比べてどうか。温泉玉子に肉入りだ。厚切り蒲鉾も2枚だ。大きな海老が横たわっている。これが、うどんの殿様、エッヘン!?。

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2010年12月 1日 (水)

東華菜館の蛇腹のエレベーター

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エレベーターが蛇腹だ。扉が蛇のお腹の模様に似ている。自動式全盛の今、人が手動で動かし、人を乗せる。そんな蛇腹のEVはそうはない。京都の四条大橋西南角、北京料理の東華菜館のEVは、80年以上も昔からジャバラジャバラと開いて、今も動いている。

 東華菜館主催の第105回春秋会へ行って、3階の会場まで乗った。ベテランの女性店員さんの操作で、内側のノブを引っ張り上げると上昇だ。年2回の春秋会開催、もう50年続いている。中国古典研究の京都教大名誉教授、青木五郎氏(72)の講話。寒山拾得の呵呵呵は日本ではハハハの笑いだと。合間に会場を出入りして、蛇腹EVを取材した。

赤い絨毯が敷いてあり、定員は13人乗りだ。斜め上を見ると、<CAPACITY 2000 LBS>と横文字がある。LBSはポンド、キロ換算で900㌔だ。建物の完成は1926年で、建築家ヴォーリーズが設計した。EVはその前年、米国からの輸入で85年経つ。建物は戦後、洋食店から中華料理店へ変わったが、オーナーは~日本で一番古い人を運ぶエレベーター、大事にしたい~と話す。今日も蛇腹で、中華で、エンヤラヤ!?。

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