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2010年11月

2010年11月30日 (火)

赤こんにゃく料理の色々

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鳥の店に入って、赤こんにゃく…、これ、如何にこんにゃく?である。JR大津駅からすぐ、県庁側へ歩いて2、3分だ。今年6月に開店した「鳥楽」だ。店名下に<TORIRAKU>と出て、流行りの和英コラボである。チエーン店、鶏料理と近江軍鶏が売りだ。

 大津の駅前、日祝日の夜となると、お店はまるで開いていない。勤労感謝の日の祝日、「鳥楽」だけが開店していて、仕事帰り3人で入った。足が入る掘りごたつ式のテーブルが三つか四つだ。お客?誰もいない。刈り上げの若い店主とちょっとキンキン声のこれまた若い女性店員だ。今夜は2客目とか。メニュー、鶏より好物の赤こんにゃくが目に入った。

 赤こん煮、赤こん天麩羅、鶏と赤こんの玉子炒め、赤こんの海草サラダ…、店は混んでないけど、赤こんメニューはこんでいる?。久々、決まったかな。突き出しで赤こん煮が出ていて、天麩羅とサラダ頼んで、3人で鳥の店で取り分けした。また、決まった。クックックッ…好調だ。手すきの店長さんに赤こん解説をお願いする。差別化と郷土性の料理という。仕入れは赤こん本場の近江八幡だ。赤こん天麩羅、予想より◎だ。また、来んと?。

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2010年11月29日 (月)

むべなるかなの、むべ

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むべを食べた天智天皇が「これは、むべなるかな」と言ったという。それから、むべはずっとむべになったと言う。これ、ホントのホントだ。むべはアケビ科の常緑低木で、弦がツルツル伸びて、春に白い花、秋に赤い実を結ぶ。漢字で書くと、なぜか郁子という。

JR近江八幡駅の南口に大きなむべの棚がある。地元の緑の少年団が平成14年に結成10周年を記念して植樹したようだ。駅から徒歩3分、県立男女共同参画センターで開催の県文学会の文芸講演会へ行くおり、見つけた。弦が出た棚は長さ20㍍、高さ3㍍ほどだ。赤い実はなく、説明板にイラスト絵があり、~むべなるかな~の由来が書いてあった。

天智天皇が蒲生野へ狩に出たおりだった。子どもが8人もいる元気な老夫婦に出会った。長寿の秘密を尋ねると、赤い実を差し出し、~この地で獲れる無病長寿の霊果です~と言ったという。それを一つ口にした天皇の感想が~うーん、これは誠にむべなるかな~と。今風に訳せば、<もっともであるな>というほどの意味合いだ。このむべ、今も近江八幡市奥島山の自然休養林に自生しているという。赤い実、何時の日か、むべなるかな??。

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2010年11月28日 (日)

湯豆腐とボージョレヌーボ1人1本

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何と言っても11度の、ボージョレの、ヌーボである。ボオッとヌーボでなく、新しいのがヌーボだ。~フランスはブルゴーニュ地方のボジョレー地区で今年獲れた葡萄を短期間発酵させたワイン~。毎年11月第3木曜午前零時、ウイウイ、ヨイヨイと解禁になる。

葡萄はガメと言う品種らしい。日本流に言えば、まあ、灘の生一本。ボージョレか、ボジョレーか、言いようは二つあるようだが、兎も角もヌーボを頂戴した。解禁から4日後だった。湯豆腐始めて50年という南禅寺の順正の宴席で出た。東京に勤務経験ある京都人の会で、出席22人のお膳に11本出た。それもそうは手に入らない赤ワインという。

ボジョレーに住むサンカン家の長男フランクさんが仲間と一緒に生産したワイン。お膳のチラシにフランクさんが写っていて、そう書いてある。幹事のNHさん(5?)が~農家生産の直輸入、もう品切れで、値段も云千円、豆腐料理とコラボして下さい~と言う。11本、自分でコルクを抜き、自分でグラスに注いで飲む。田楽でて、湯豆腐でて、目の前のワイの?ワインをお隣さんとウイッと雑談して、まるで1本だ。それはもうヨイヨイ?。

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2010年11月27日 (土)

お多福さん100人遊びの図

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 囲碁あり、双六あり、お絵書きあり…、長い巻物みたいな絵が額に入っている。長さにして5、6㍍はありそうだ。京料理の老舗・西陣魚新の中広間に飾ってある<百福図>で、落款はあるけど作者はよくわからないらしい。下から見上げて、見れば見るほど面白い。

白と赤の着物、女官姿のお多福さんたちだ。端から端まで、誠に福々しい。百福図と言うからには百人かなーとお店の女中さんに聞くと、それが全部で87人なんですと言う。本当は百人だったのが、右端の方が欠けたみたいですと。それにしても女官さんたちの髪の毛の長いこと、長いこと。同席の書店経営のHさんに~髪、長いですよ~と声をかけた。

~何で私に言うです?~と、自分の頭に手をやったHさん、テーブルから立ちあがって、見に来た。もう71歳、今更ながら気になるのだろうか。絵の女官さん、ほおがふっくらとお多福、お多福している。Hさんと一緒に見上げ、遊びぶりを点検した。生け花に書道に、鬼さんこちら…もある。一グループは5人から7人ほどだ。カラオケはないが、琵琶に三味線はある。何時の時代か、1、2、3…87人。よく数えたものである。ベンベン。

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2010年11月26日 (金)

駅伝応援で見た琵琶湖の空

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 何という空だろう。雲がモコモコしている。綿雲か、羊雲か、車窓から見上げて、ずっとデジカメ構えて、琵琶湖西岸を南へ南へ走った。どこでどう撮ったかわからない。プロパティを点検して、撮影時間がわかるだけだ。晩秋、11月20日午前の琵琶湖の上空だ。

 午前8時、長浜市西浅井支所前で号砲は鳴った。東の箱根駅伝のようにーとの思いで始まったびわ湖大学駅伝だ。読売新聞が主催し、滋賀県もお金を出して力を入れている。関西プラス九州の大学も招待、西日本地域の大会だ。京都から午前6時、後輩のKT君(5?)の車で出た。朝の外気温は7度から8度だ。大津市の膳所城公園まで8区間86㌔である。

 スタートを見て、裏道から先回りしての沿道応援だ。後部座席で雲に気付いたのは、応援の母校が首位から脱落してからだ。安曇川から北小松へ、さらに木戸あたりだ。とりあえず、馬車に乗っているようにバシャ、バシャと撮った。パソコンに移し替え点検すると20枚以上もあった。灰色の重い雲、白く明るい雲…、松林にススキの穂、琵琶湖の沖島、雲間から落ちる光…時速4、50㌔からの車窓撮影だ。写真も駅伝も瞬間瞬間の明暗なり?。

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2010年11月25日 (木)

京料理の老舗で見た鉄斎の書額

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 どう読むのかなあ。お座敷に架かった額入りの書体、わからないと知りたくなる。大体、何処へ行ってもそうで、京料理の老舗「魚新」1階の中広間に<福星開寿域>と出ていた。落款のある左端に鉄斎の二字が見え、明治の文人画家・富岡鉄斎がしたためだ書のようだ。

 高校の同窓会長の傘寿を祝う打ち合わせだ。20畳の間にテーブル、座った席から正面に額が見える。着物姿の若女将に聞くと、さすがスラスラである。~はい、ふくせいじゅいきをひらく、どす。幸福を司る星が照らす地域には幸せが…と言うんどっせ~と言う。為書といい、鉄斎がこの店の為に書いたらしい。一筆一筆、墨たっぷりと書き込んである。

 鉄斎らしい味わい深い筆体だ。わからないまでも、何かそう感じさす。「茶の間」冬号に魚新の紹介が載り、若女将の写真が登場している。お名前は寺田ひとみさん(??)で、<福星開寿域>の額のことも書いてあった。創業170年、7代目の若女将で、宇治からここへ嫁いでもう20年になるという。紫の着物、帯は赤い椿だ。大方、打ち合わせが終わった頃、鉄斎額の下へ行って貰い、写真を撮った。福星が照らす幸せ、ここにあり!?。

 ※ 西陣魚新は、有職京料理、創業安政2年。所在は京都市上京区中筋通浄福寺西入ル。

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2010年11月24日 (水)

フランス料理、こんにちわ

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 ソムリエ3人に会った料理店ウイズユー主催の会、もう一度書く。テーブルにお箸はない。ナイフ、スプーン、フォークが全部で12本、右に左に前にある。山高帽の料理長が今日のメニューを説明しているおり、数えた。もちろんオブコースの、フルコースである。

こうも小道具揃う仏料理、何年ぶりだろう。赤いナフキン、膝の上に置いた。1品目が出てきた。料理を出す側も食べる側も緊張の最初だ。どんなんかナだ。前のコース案内に<サーモンとババロアのキャビアのせ>と出ている。サーモンは柿みたいな色合い、プツプツのキャビアは頂上だ。お久しぶり、こんにちは。ナイフ、どう入れるか、サー悶々だ。

ワイングラスは背の高いの、低いの4つだ。最初の一杯、シャンパンの説明書きが長い。~淡いゴールドの色調でフローラルな香りと…~この辺で乾杯だ。料理はフォワグラのテリーヌからアボガドのフランへ。~♪フランシーヌの場合はテリーヌ♪~?だ。ワインは白白と続き、赤だ。今年の紅白はどっちかな。料理はヤマ場だ。皮を剥いだオマール海老、。ひと口で、おおっ◎だ。メインは良く煮込んだ和牛テールシチュウ、お腹?テ―ルエンド。

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2010年11月23日 (火)

紅葉と満月、写真はこうよ!

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 デジカメのズーム、一杯にひいた。買い換えて、4倍までOKだ。紅葉と満月、もう夕闇が迫っている。赤く色づいたカエデの葉の上空、琵琶湖の東側に満月だ。紅葉とのコラボ写真撮れるかな、シャッターを押した。狙った紅葉と満月-、出た、出た、やっと出た。

 今年の紅葉は最高とNHKで放送していたーと聞いた。夏の酷暑で、その反動の急な冷え込みのせいだという。びわ湖大学駅伝があった夕方だった。膳所城址公園のゴール見て、OB懇親会に出て、まだ時間がある。紅葉最高の話を思い出して、京阪石坂線で坂本まで行った。日吉大社もみじ祭とライトアップのポスター通り、山王さんへの坂道を上がった。

 石燈籠と石積みの石垣が続く。見事な石積み、あのう?と聞かずとも穴太衆の仕事だ。晩秋の夕、少しカサカサしていても、見事な紅葉だ。薄暗くなった帰り道、見上げた空に満月だ。紅葉入れての写真、デジカメを空に向けた。どっちかに焦点が合うのか、幾ら押しても失敗の連続だ。左上がやっとの1枚だった。こうなったらと、鶴喜そばで腰をおろし、おろしそばを食べライトアップ待っての1枚が左上だ。満月と紅葉の写真はこうよ!?。

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2010年11月22日 (月)

ソムリエ3人のシリアル番号

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葡萄のバッジが左胸の襟にある。金色で、よく目に付く。京都の料理店・ウイズユー主催の仏料理とワインの会だ。黒の上下に蝶ネクタイと前掛け姿…、手にワインを持つスタイルが格好いい。襟元を指し、ソムリエの印しですか?と声を掛けたのが、始まりだった。

 もう20年以上も続いている会らしい。年ごとに会場はかわって、今年は寺町通錦上ルの本店ビル開催という。社長、店長らの挨拶があって、ワインを品定め出来るソムリエ3人の紹介があった。案内パンフに写真が出ている安川さん、安田さん、瀧上さんだ。葡萄のバッジの質問は、先輩格の安川さんが白のシャルドネをグラスに注ぎに来たおりだった。

 胸バッジの写真を撮らせて貰って聞いた。バッジには日本ソムリエ協会の資格取得のシリアル番号が刻印されているという。安川さん、襟からバッジを外し、裏側を見せた。241番、若い番号だ。取得は21歳で、25年目という。あとのお二人にも尋ねた。安田さんは7年目で4200番、瀧上さんは4年目で12177番だ。キャリア順に3桁、4桁、5桁だ。右上の写真は、会場のソムリエ3人衆だ。シリアル番号がシリアル縁だった?。

 ※ 写真は左から瀧上純さん、安川哲治さん、安田親司さん。

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2010年11月21日 (日)

非公開のお寺で御本尊を撮影する

 

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あれっ、本堂の御本尊の写真を撮っている。拝観の中年男性だ。それも携帯を近づけて正面から堂々とだ。アカンのに…と思って、白い腕章を巻いた案内の学生さんに~いいの?~と聞いてみたら、あにはからんや、フラッシュ無ければ…と、お寺の許可が出ていると。

 浄土宗上徳寺である。世継ぎ地蔵があり、お参りの多いお寺さんだ。京都古文化財保存協会主催の秋の非公開寺院文化財特別公開で行った。五条通りの国道1号を渡り、富小路を南へ入ってすぐだ。非公開の特別公開、初めてという。拝観代800円は何処でも同じだが、お福分けのほうじ茶、案内パンフ、ポストカード…、お寺さん、至れり尽くせりだ。

 それに写真まで撮っていいという。おおらかなお寺さんだ。招待券を頂戴していることもあり、いつも何処かへ拝観に行くが、こんなサービスに出会ったことはない。仏像どころか借景も駄目という所が多いのに…だ。須弥壇の奥の奥、御本尊の阿弥陀如来の撮影がいいという。学生さんの解説では、御本尊は鎌倉時代の仏師・快慶の作と伝えられているとか。そうはないチャンス、撮影すること3度、4度…嗚呼、ありがたや、ありがたや。

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2010年11月20日 (土)

芸術の秋に天心さんと田中さん

033039 日本美術の祖、岡倉天心さんの像だ、そうだ?。金箔のブロンド像だ、そうだ。ぞうだ、そうだーとちょうとしつこいかな。京都造形芸術大学の階段上がって正面、人間館という本部棟の右斜めだ。衣冠装束をつけた天心さんの神々しい胸像、イカンとは言えない??。

 開設して10年、大学構内にある春秋座へ行ったおり、見つけた。大きな大理石台座の上だ。口髭がある。目を細めている。お顔はふっくら、お腹が出ている。どっしりして、今更ながら美術界の大御所と思う。天心さんを生涯の師と仰いだ彫刻家・平櫛田中さんの作品だ。文化勲章受章者である。田中の読みは~でんちゅうでござる~のでんちゅう、だ。

 胸像の下、木札にお二人の経歴がある。<岡倉天心 大正2年没 明治日本の美術教育の指導者 活動と視野は日本を超える 横山大観 菱田春草ら俊秀を育てる> <平櫛田中 昭和54年に没 人形師出身の彫刻家 高村光雲などに学ぶ 東京国立劇場の鏡獅子は代表作の一つ>と。お二人の没年を確認すると、天心さんに52歳、田中さん108歳である。時代を思い、年齢を思い、もう一度、胸像を見た。今、もの思う芸術の秋なり?。

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2010年11月19日 (金)

今日この一日を全うする

 

042_2039_3この伝道掲示板、なかなか感じる所がある。蓮光寺の<1回や2回の失敗は人生の糧だ>というのと、東側の長講寺に出ていた<今日 この一日を 全うする>である。お寺の正面、暫く立ち止まって、言葉をかみしめた。心に奥深く、染み込んでいくような教えだ。

 秋の京都非公開文化財特別公開で社寺を見て歩いていた。今年初公開という佛光寺と大行寺で、秘仏を拝み、三つ目の世継ぎ地蔵の上徳寺を出て、暫くして出会った。四条通りから南へ、仏光寺通りから西へ、富小路を下って、信号で五条通りを渡って、歩いて、歩いて…だ。ウオーキング兼ねた社寺の特別拝観、京都ならではで…心は清く、足は軽くだ。

二つのお寺、河原町通り六条西側にあった。観光寺院ではないが、駒札読むと、由緒がある。蓮光寺は浄土宗のお寺で、境内に戦国武将の一人、長曾我部盛親の墓だ。本尊は快慶作だ。掲示板は羅漢イラストで「敗者復活」の札を持つ。幻一(まぼろしはじめ)さんの筆だ。網野にお住まい、お元気かな。長講寺は平安時代に院政をしいた後白川法皇ゆかりの念仏寺である。大きな掲示板に達筆の貼り紙だった。~あの日あの一日を全うしたかな~。

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2010年11月18日 (木)

伊勢で初めての手こね寿司

166167手をこまねいている手こねではない?。獲れ獲れの鰹を千切りにして、醤油のタレに漬けて、アツアツのご飯と混ぜ混ぜにして、食べる手こねである。鰹漁で忙しい漁師さんが考え出した漁の合間の食事の方法だ。これが始まりでいつの間にか、伊勢の名物になった。

 大学駅伝で伊勢へ行ったおり、帰りがけに手こねを知った。母校の総監督、ST先輩(84)が~うまいもん食わすから、ついて来なさい~と。近鉄宇治山田駅、京都行き特急まで1時間ある。駅構内の和食店「待月」へ、もう一人の後輩と3人で入った。ST先輩が注文のうまいもん?それが手こね寿司だった。先輩は伊勢へ来るたび、食べて帰ると言う。

前に自宅の京都山科まで持ち帰ったが、味が落ちたと話す。やっぱり漁師の食事、現場が一番という。手をこまねいて待つうち、漆塗りのお椀で手こね寿司が出てきた。刻み海苔がいっぱい、吸い物もついている。魚は赤みだ。先輩はすぐ~これ、鮪やがな。鰹は無かったんかいなあ~と不服のようだ。鰹の代役の鮪ならどうなのか、初めての手こねだ。ご飯と一緒に口に入れた。醤油のタレ、よく染みている。代役効果十分、手こねありだ?。

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2010年11月17日 (水)

京都駅の乗り場案内

046061 富山行き特急サンダーバードが停車中だ。JR京都駅中央改札前、0番線ホームだ。地下鉄乗り場のある東口から上がって、同じホームで一番西側の嵯峨野線(山陰線)へ向かう時だ。ホーム案内の電光掲示板<←0と↑30~33>を見あげて、好奇心が沸いた。

京都駅のホーム番号は幾つあるのだろう。どうして0番ホームなんかなあ。新幹線のホームは別なんかなあ。京都駅全体のホーム案内が出ている中央改札口へ行った。いよいよ紅葉シーズン入りだ。土曜の夕方、荷物を持った観光客が次から次へ、改札を出入りしている。向こうに京都タワーが見える。発光ダイオードの案内表示は長く、10㍍近くある。

構内側から見て、右側は新幹線の案内だ。東京行き11、12番、福岡行13、14番だ。新幹線は別扱いではなかった。0番は北陸線、2番~5番は東海道線。奈良線は8、9、10番線で、関西空港線は30番、山陰線31~33番である。これがホーム全容で、1番線と20番台がなかった。京都駅だけと思った0番線、これは全国の駅で40か所あるそうな。芭蕉の奥の細道は<月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也>と?。

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2010年11月16日 (火)

新京極で見たウーパール―パー

021022 皆さん、腰を屈めて覗きこんでいる。何かなあ?、同じように上から覗きこんだ。水槽の中、白いのと、黒いのと2匹いる。熱帯魚ではなさそうだ。白いのは、小さな黒目で、エラが3本ある。フワフワして、羽根みたいなエラだ。洒落るなら、えらいやっちゃ?。

新京極商店街の中、四条通りから50㍍あたりだ。ゲームセンターの客寄せか、店から電気コードをひいて、路上に水槽を出している。女の子の一人が「黒いのは珍しいんよ」と言う。良く知っているようだ。何?と聞くと、こちらに顔をあげて、ウーパール―パーだという。ウーパール―パー??…、名前は聞いたことあるけど、本物の観賞は初めてだ。

黒いの、グロテスクだ。まあ、オタマジャクシの大型版だ。足があるのに、飼われた身か、水槽の中、じっとしている。調べると、メキシコが原産国で、正式にはアホロートルとかメキシコ・サラマンダーと言う。サラマンダーは山椒魚の訳だが、アホロートル?これはイカン!。メキシコの湖などに生息しているようで、開発と水質汚濁で激減しているとか。日本では、日清焼きそばのCMなどに登場、それからずうっ~と、ウーパール―パー!。

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2010年11月15日 (月)

るり渓ゴルフコースで晩秋を見た

 

014017 思わず、声をあげそうになった。昼からのラウンドで、中コースの2番から3番へ来た時だ。楓の木が1本、真っ赤だ。ススキの穂が風にそよいでいる。谷の向こうの山の斜面、陽ざしが照っている。晩秋、今まさにここに…だ。山の中、ラウンド中の思わぬ出会いだ。

名勝指定のるり渓自然公園の近く、阪急が経営するるり渓ゴルフクラブだ。南丹市園部町大河内で、標高650㍍ある。京都市内から1時間10分、通勤ラッシュになる前に自宅を出て、無料になった京都縦貫道の亀岡ICを降り、湯の花温泉から行った。市内ではまだ紅葉に早い11月初旬の平日だ。冷えていて、セーター1枚着て、東から中へ回った。

メンバーのMSさん(6?)によると、コースには紅葉の見所はないと言う。それが予想に反して、この見事さだ。東コース9番でも、燃える楓が1本、2本、3本と続いて、昼からの中コースで、このコラボ景色である。打つ順番、幸い?4番目になっていたので、この間を利用して、ホールを離れた。急斜面を少し降り、アングル探してデジカメ撮影だった。写真のプロパティを見ると、11月9日午後12時46分。またとない秋一瞬だ。

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2010年11月14日 (日)

世界の山ちゃんの手羽先

 

048056どこの山ちゃんかと言うと、世界の山ちゃんだという。写真のとおり<山ちゃん>看板の大きなこと、何とも目立つ。名古屋の夜、道路の反対側を歩いていて、勝手に目に入ってきた。看板~今夜も幻の手羽先が呼んでいる~だ。名古屋名物の、何だっテバ…なのだ。

 看板のイラスト、鳥人間だ。足は鶏、顔は山ちゃん、右手はVサイン、腕はバタバタ飛べる手羽で、左手に赤い幟を持っている。車の来ないのを確かめて、道路を渡った。世界の山ちゃん錦中店だ。何でも揃う居酒屋さんだ。お手軽コース、満腹鍋コース、お得だよコース…どのコースにも、手羽先はオブコース?だ。どんな幻の手羽先か、試しに入った。

 何人様ですか?と聞かれて、指1本立てた。奥の奥のカウンターだ。4人テーブル、8人座敷…土曜の夜のせいか、満席だ。宴会帰りでお腹は膨れている。ご注文は?と聞かれて、なんたっ手羽だけだ。店員さん忙しそうだ。手羽先の皿持って、バタバタしている。1人前5本400円だ。胡椒が決め手というとおり、ピリピリしている。1本、2本…食べ癖がつくいい味だ。帰りのレジ。何で山ちゃん?~会長が山本重雄で、山ちゃんです~。 

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2010年11月13日 (土)

名銀の裸婦像は微風

029035 この彫刻、どう見たらいいのだろう。題名は「微風」とついている。右手を挙げ、風を感じているのだろうか。大理石台座の上、横向きの裸婦像だ。左手で何かを掴み、眼はつむっている。日本を代表する彫刻家・佐藤忠良氏(98)の1963年の制作作品である。

名古屋の夜、繁華街の栄町を歩いていて気づいた。名古屋銀行本店営業部ロビーの中、灯りが煌々としている。ガラス越しに裸婦像が見えた。ATMコーナーが併設してあり、夜間でも出入り自由である。どんな裸婦像か、デジカメ構えて入った。立たせたら3㍍はあるような、大きな彫刻だ。佐藤さん51歳、高村光太郎賞を受賞して3年後の制作だ。

佐藤さんの故郷、仙台の宮城県美術館や、滋賀県守山市の佐川急便美術館などで、作品は見ており、<制作・佐藤忠良>と出ていると、親しみを感じる。佐藤作品のモチーフは、子ども、裸婦、帽子…などだ。人の一瞬の表情をよくみていて、優しくて温もりがある。大きな台座の周り、何度も回った。裸婦のお顔、下から見上げた。鼻筋の通った美しい女性だ。展示品には触らないで下さい-の断りがないからか。乳房はテカテカしていた。??

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2010年11月12日 (金)

熱田神宮で本場のひつまぶし

013015 一人でこんな贅沢いいのかなあ。黒と朱塗りのお櫃、蓋を開けた。こんがりした大きなウナギの蒲焼だ。召し上がり方ガイドは~お杓文字でお櫃を十字に区切り、四等分して下さい~と書いてある。1杯目そのまま、2杯目薬味添えて、3杯目お茶づけで…、という。

 名古屋名物、本場のひつまぶしだ。お茶わんの4杯目は、それまでの3回で一番おいしかった食べ方でどうぞーという。広い店内、午後3時半という半端な時間のせいか、客は一人だけだ。晴れた日の土曜、ガラス窓の向こうは熱田神宮の森だ。名鉄神宮前駅から徒歩1分、創業70余年というひつまぶしの「弁天」だ。食べ方指南も、代わりべんたんだ?。

 大学駅伝応援の前日、名古屋入りした。グルメ通の電通社長が名古屋に来ると、熱田神宮近くのひつまぶしの店に必ず寄る-と何時か聞いたことあった。どこの店かはっきりしなかったけど、それが弁天と想定して入った。ビル丸ごと弁天で、お店は3階だった。ウナギは静岡県大井川産、お米は会津のこしひかり、たれはたれに聞かずとも、名古屋独特のたまり醤油、吸い物は肝吸いだ。熱田にあった2580円のひつまぶし、思いは叶った。

 ※ 電通社長の行った店は「あつた蓬莱軒」の可能性大。こちらが有名店のよう。

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2010年11月11日 (木)

舞台美術家・朝倉摂さんは88歳現役

 

014016 文化功労賞の朝倉摂さんにお会いした。日本の舞台美術の草分け、今年88歳、今も現役である。髪を赤っぽく染め、眼鏡は縁の太いフエンディ。首に長いストールを二重巻きして、両足ぴったりのスラックス。左手を腰、右手にマイク…何とかっこいいことだろう。

 朝倉さんが舞台美術を担当した岸田國士小品選の公演がしが県立芸術創造館であった。公演前日の沖縄料理店と公演日のワークショップでお目にかかった。公演をプロデュースした衛紀生さんと一緒に初めての草津へ12日の旅だ。沖縄料理店の会食では、缶ビール、ゴーヤチャンプル、豚の角煮を平らげ、歓談中、待ち受け画面の愛猫写真も披露した。

 ロックフェラー財団の招きで渡米、そこで舞台美術を学び、これまでに500本もの芝居舞台を作りあげてきた。世界を駆け巡っても時差を感じないし、昼は出歩いて、仕事は夜中に3時間すると言う。岸田公演のワークショップ1時間半。昭和初期の家を作った舞台上でマイクを持った=写真=。日本画家の経験か、舞台美術は絵が描けることが大事だと話す。よく通る声だ。~仕事は愛情と楽しさだ~とも。88歳、現役真っただ中である。

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2010年11月10日 (水)

ラーメン店とカレー店と…

046048 今、思えば、店は2つで一つか、それとも一つで2つだったか。草津市野路の国道1号にあるラーメン店だ。入り口は一つだけど、左側の看板はラーメンの<どんたく>、右側はカレーハウスの<インドのとなり>だ。食べ終わり、店をデジカメ撮影して気がついた。

 しが県民芸術創造館の公演前に職場の仲間と入った。公演は岸田國士小品選で、<私の彼は左利き>がヒット、今は女優の麻丘めぐみが出演する。午前、舞台美術家・朝倉摂さん88歳のワークショップがすみ、公演までの時間だった。最初は得得うどんへ行くつもりだったが、移り気な秋の空、東隣の派手なラーメン看板見て、気が変わってしまった。

 ガラスの引き戸開けて、正面にお店の人気メニューランキング、ベスト5が表示してある。一番は当店の冠ラーメンというカツカレーラーメン、2番は具たっぷりの角玉ラーメン、3番は迷ったときの牛すじねぎカレーラーメン…の順だ。ここは一番人気を選んで、どんなんかナ…だ。カツはお鉢に丸ごと、ラーメンはカレールーで見えない。カロリー過多、カツ衣を外して思った。どこがどんたく?、どうインドのとなり?、今もわからない。

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2010年11月 9日 (火)

白洲正子が見たグンダリーニ

009019 なんと大きな像だろう。洒落るならゾッとする象?だ。滋賀近代美術館の展示会場、頭の冠がもう天井へ届きそうだ。白洲正子・生誕100年特別展の内覧会へ行ったおり見た。栗東市の金勝寺にある軍茶利明王立像で、重要文化財という。高さ?4㍍近くはありそうだ。

 軍茶利は梵語「クンダリーニ」で<ぐんだり>と読む。像はぐんなりも、げんなりもしていない。目をかっと見開いて、怖い顔だ。手は前に組んだ2本と背中の6本で、合わせて8本ある。首からは長い袈裟だ。解説によると、平安時代の一木造で、五大明王の南方尊として祀られることが多いが、この像はその大きさから独尊安置の可能性が高いという。

 普段は非公開らしいが、白洲正子は近江を旅して、この像を見ている。著書「かくれ里」の中でこう記述している。~朽ちかかった本堂の中には、釈迦如来が端座し、横手のお堂には、巨大な軍茶利明王が、腕を組み、物凄い形相で見下ろしている~と。白洲正子が見た軍茶利明王を会場で見上げた。どうして、会場へ運び入れたのか?と思う。この像、密教では宝生如来の転身で、様々な障がいを取り除く力があるとか。それなら納得である。

 

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2010年11月 8日 (月)

大学駅伝観戦、伊勢へ行く

087110 走る、走る…、ランナーを追いかけて、車も色々と走る。テレビ中継する車、大会運営の車、白バイ、報道バス、応援マイカー…、車の列が延々と続く。出発の熱田神宮から決勝の伊勢神宮へ8区間106㌔、全日本大学駅伝だ。初のレース観戦、1泊2日で行った。

 後輩運転の車、助手席に乗った。どう走るのか、どう観戦するのか、後輩任せだ。号砲より先に出て、カーTVでレース見ながらだ。1区はハイペース、優勝候補・早大が遅れ、東洋大が出て、京産大も頑張っている。ローソン駐車場、車降りての最初の沿道観戦だ。同床異夢か、応援マイカー次から次だ。一時のローソン人気、購買はない。申し訳ない。

 国道32号、追い越し車線でランナーを追った。鈴鹿の3区中継点、白タスキのランナーが見える。繰り上げ出発、頑張れ!。コンビニ駐車場にお世話になること、3度4度だ。トイレ借用もだ。応援の母校は遅れている。コンビニで春さめスープ購入、ホットのお湯入れ、待つこと3分、来た来た。諦めたらあかんで!。ゴールの伊勢神宮は先回りだ。優勝はやはり早大、TVインタビュー済んだ頃、母校が来た。ご苦労さん、明日があるぞ!。

 ※ 第42回大会成績 ①早大②駒大③東洋大④日大⑤東海大⑥明大⑦日体大⑧中大⑨山梨学院⑩帝京大⑪城西大⑫国士大⑬京産大⑭立命大⑮第一工大…

 

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2010年11月 7日 (日)

錦市場で1800円の鯖寿司と出会う

028002 一度通り過ぎて、あれっと思った。確か?鯖寿司1本1800円の値札だった。錦市場で、そんなに安い鯖寿司…?と、確認に引き返した。堺町から東へ2軒目、鮮魚・塩干「畠中商店」だ。五重塔の包装紙、特大で限定という。鯖寿司には目がなく、2千円出した。

 夫婦経営だろうか、奥さんが客応対中だ。口数の少なさそうな店主が出て来た。朝まで大丈夫か?と聞くと、常温で!と言う。もう少し聞きたかったが、1800円に納得して、2百円のお釣りもらって、かなり行ってから、実はまた引き返した。デジカメで写真を撮っていなかったのだ。再び、いや三度の、店前だ。応対の奥さん、写真?どうぞどうぞと。

さっき聞けなかった安さの秘密を聞く。奥さん、待ってましたと、話し出した。~この店で仕入れた鯖を息子の割烹店で握っているからです~と。息子さんの割烹屋さんは太秦にあるという。仕入れ一筋、無口なご主人に対し、奥さんはセールスマンならぬセールスメンだ。食べ物雑誌にも<安い鯖寿司づくり、親子タッグ>と紹介されたと話す。宮城県石巻の金華山沖で獲れた鯖だそうだ。持ち帰った鯖、身は太く、味良く、値段以上だった。

 

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2010年11月 6日 (土)

穴子また穴子で、焼き穴子

067070 それはもう穴子、穴子している。穴子寿司、穴子胡瓜巻、穴子巻寿司、穴子ちらし…まだある。穴子丼は香のもの付き、穴子重は赤出汁付き。それに焼穴子、穴子合え…。横長の和紙メニュー、墨字で穴子また穴子だ。穴があったら入りそうな?、穴子づくしである。

 京都の台所・錦商店街を歩いて、焼きあなご専門の「まるやた」へ行った。麩屋町通り東入ル、鮮魚店「丸弥太」の出店で、本店から東へ1軒、2軒、3軒…7軒隣だ。焼き穴子ウインドウの横をすり抜けるように入って、奥の奥、これまた長~いカウンターの端っこに座った。和紙メニュー、わしは?と穴があくほど見て、1650円の穴子丼を選んだ。

 待っているおり、本店からおお女将が入ってきた。お店は瀬田の陶器屋さんと親戚関係と知っていたので、~錦も変わりましたねえ~声をかけて見た。もう80歳代入りの、おお女将だ。~食べ歩きは行儀悪いねえ。昔のままの店は半分以下やねえ~と、少しの間だったが、嘆き節だった。朱の赤いお椀に穴子丼が出てきた。ご飯の上、行儀よく並んで、何と焼きあがりの美しいことか。穴子は泉州生まれ。味?それはそれは、もう焼き穴子!

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2010年11月 5日 (金)

流さんの彫刻はOKIBARIYASU

 

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022_2黒御影石だろうか、ツルツルした石像だ。髷に着物姿、扇を広げて持ち、帯は祇園甲部のつなぎ団子の紋入り、ここだけ赤く塗ってある。顔は細長でのっぺり、眼も口もない。鼻だけ彫り込んである。京都四条堺町角、野村証券京都店ロビーの舞妓さん彫刻である。

 前から知っていたが、じっくり見るのは初めてだ。台座をみると、ローマ字で<OKIBARI YASU>と表示してある。頑張って下さい­­-を意味する京ことばの<おきばりやす>だ。反対側に作者名が出ている。やはりローマ字で<BY MASAYUKI NAGARE>だ。世界を駆ける彫刻家、あの流政之氏である。1989年の制作という。

どうして舞妓彫刻がここにか、記入していないが、1989年は平成元年、21年前である。流氏は、いま86歳なので、65歳の時だ。長崎県出身で、立命大法学部中退して、戦後は世界を放浪して、独学で彫刻を学んだという。NYの世界貿易センターにある260トンもの巨大彫刻、神戸ハーバーランドには海を望む龍馬の海援隊彫刻…、世界各国、国内各地に流作品は名前通り流れる如く…だ。何時までも、OKIBARIYASU!。

 

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2010年11月 4日 (木)

京の台所・錦市場も今風に

062043 これが、「食の今ふう」というのだろうか。棒持って歩いて、寄って群れて…である。京の台所、錦市場を歩いた。400年の歴史を持つ京の台所だ。変わった!観光化した!と言われて、久しい。四条通りから1本北側、アーケード下の狭い通りに店舗がずらり並ぶ。

財布を求めに京都大丸へ行った帰り、高倉側から歩いた。東の新京極まで390㍍、お店は錦商店街加盟の126店舗だ。今ふう人気店はどこか、ちょっとした探検気分だ。漬けもの屋さんでない<生がきの大安>に人だかりだ。焼きがきは1ケ180円、殻をこじ開け、実を出して、即焼いて…カウンターは超がつく満員だ。三重県鳥羽産のかきという。

堺町の角は豆腐の藤野が<こんなもんじゃ>店を出す。豆乳ドーナツ250円に人が群れる。柳馬場の鮮魚木村は、イカのマリネに生マグロの漬けを1本150円の棒で売る。富小路の棒串の天麩羅は1本400円で、食べ歩きに最適と。時間を決めて餅つき実演のもちつきや、圧力釜で焼きポンの丹波の焼き栗千円…、立ち食いのおでんもあれば、ジャンボ京たこ焼き、もある。覗いて、食べて、歩いて、嗚呼!これもまた錦の御旗の錦市場?。

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2010年11月 3日 (水)

並んで買うドーナッツ

064075 並ぶ、並ぶ…何で並んでいるのだろう。京都四条烏丸の地下鉄入り口にある<コトチカ>の一角だ。コトチカ?、古都の地下をカタカナ表記してあり、10月1日からオープンした。何度か乗り降りして、何時も列が出来ている。横文字の店、店内覗くとドーナツだ。

 最後尾はこちら-立て看板まで出ている。二列縦隊で10㍍以上だ。並んで買うほどなのかなあーと思いつつ、職場土産に並んで見た。列はまあ女性、男はポツリ、ポツリだ。前の男性は携帯で、何を何個や-と誰かに聞いている。並びの請け負いなのだろう。午後4時頃だ。帰宅に早い中途半端の時間のせいか、流れは割に早く、5、6分で店前に来た。

 チーズ、アップル、クッキーバニラ…何をどう頼んでいいかわからない。こういう時はシンプル・イズ・ベストだ。この会社の原点商品らしい普通のドーナッツ1個160円を12個買って、大津の職場に持ち帰った。<Krispy Kreme>の英語、クリスピー・クリームと読み、米国ノースカロライナ州発祥の店で、今、国内でも東京中心に出店が広がり、大評判という。それにしても、これほど並ぶとは、どうなつているかなあ?。

 

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2010年11月 2日 (火)

グランプリ作品は野洲銅鐸博物館

004018 今年の第15回湖国を描く絵画展は、高島市の白井陽子さん(5?)の「古(いにしえ)の響き」がグランプリに輝いた。応募作品270点中の頂点、賞金50万円である。滋賀県内巡回の最初の展示会場、南草津の県民芸術創造館で、白井さんにインタビューした。

 表彰式終わって、すぐだった。<作品は野洲の銅鐸博物館ですね>と聞き始めた。去年初めて行ったという。滋賀県は銅鐸出土率が全国4位と知って<古代文明が栄えていたことを誇りと思って…>と作品テーマを話す。<男の子が両手を広げて、へばりついていますね>と言うと、<あの場面に弥生時代への思いを込めたんです>と、ポイントを語った。

 京都芸大の卒業という。働いていた28年間は1年に1作だったが、今は好きな時、好きなように描いていると。黒のツーピース、喜びかみしめて、淡々と話す。絵は50号の日本画だ。大きな銅鐸、小さな銅鐸…多彩な色調…絵に深みがある。筆遣いは巧みだ。岩絵の具はどれくらい?と聞くと、少し考えて、20種類以上とか。審査員の安土優さんによれば、かなり多いそうだ。展示の作品と対面で写真を撮らせて貰った。銅鐸、どうだ?。

 

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2010年11月 1日 (月)

全盲イラストレーター、エム・ナマエさん

034028 お花畑の中でお母さんが赤ちゃんを抱いている。ピンクの下地、頭の上に蝶ちょが3匹フンワリ飛んでいる。これ、全盲のイラストレーター、エム・ナマエさんの作品で、千葉県の母子手帳にも使われたという。そう、解説を聞いて、驚き、感心し、じっくり見た。

 エム・ナマエさん、名前の本名は、生江雅則さんという。昭和23年、東京生まれで、62歳だ。慶応大在学中にイラストライターとしてデビューしたが、35歳のおり糖尿病で失明した。失意の底から童話作家として執筆を続け、8年後に全盲のイラストレーターとして奇蹟的に復活したという。ピエリ守山の人権展で見た展示の5作品は、みなそうだ。

オープニング、案内があって行った。ヘレンケラー直筆の書簡、世界329カ国語の人権宣言タッチパネルを見て、エムさん作品だ。クジラ、猫、ヒツジ…子供さんが喜ぶ絵だ。どうして全盲で描けたのか。解説の学芸員によると、輪郭を描いたエムさんが、パートナーの奥さんに赤の3番とか、黄色の6番とか、色調を指示して絵具を取り出してもらい、描くそうだ。エムさんのひと言。<見えるから 見えないことがある>…確かにそうだ。

※ 21世紀の希望の人権展は創価学会の全国巡回で、ピエリ守山会場は31日で終わった。

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