京の台所、錦を撮る外国人を撮る
背中に大きなバッグ、右の腰にも鞄をさげている。身長1㍍90㌢近い。オレンジのシャツと半ズボンだ。カメラはニコンのデジカメ一眼レフだろうか。立ち止まる所、なかなか面白いアングルだ。写真センスがある。たこ焼き、うどん屋、おでん屋…、錦小路にはかつてなかった観光客目当てのお店が増えている。土曜の夕、下町の情緒感を狙っている。 後ろから見て、前へ行って、待って…、そのうち撮影ぶりを撮りたくなった。半分シャッターの閉じたすし屋さん、一眼レフを構えた。丸太のような右腕を頭の上に回す。左手でカメラをしっかり固定している。いいフォームだ。閉店準備の魚屋さんのかど履き、飾り絵扇子、漬物の糠味噌樽…だ。一人かなと思ったら一眼レフを持った仲間が2人いた。みんな若いのに頭はツルっとしている。何となく目があって、右目つむり、ボンジュール! 立ち止まっては撮る。撮っては画面を確認する。大きな外国人だ。京都の台所と言われる錦小路通りを写している。よほど気にいったのか、何枚も何枚も、だ。京都大丸北側を出て、錦小路へ入り、途中で気づいて、後になり先になり、尾行する如く、ウオッチした。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
最近のコメント