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2010年8月

2010年8月31日 (火)

瀬田の唐橋、色論争の現場を行く

022_2018 クリーム色かな、朱色かな…それとも木造りのままかな?今、瀬田の唐橋の欄干塗り替えで、まさに色んな色の意見が出ている。一旦、現在のクリーム色を提示した工事施工者の滋賀県は地元の反対意見を考慮して、有識者らで検討委員会を作って、再考中である。

 唐橋近くの知人宅へお見舞いに行ったおり、デジカメ撮影しながら、どんな具合か現場を見た。日本一の琵琶湖から流れ出るたった一つの川、瀬田川に架かる橋だ。橋が出ると、すぐ端から端までと洒落て…、西側の小橋は51㍍、大橋171㍍だ。家康の名言~瀬田の唐橋を制すものは、天下を制す~があり、関ヶ原に勝利した家康は傍に膳所城を造った。

 橋の上、処暑から大分経つのに入道雲だ。木造橋からコンクリート橋へ30年、所々で欄干のクリーム色が剥げ落ちている。石山縁起絵巻の唐橋は朱色だと、復活を主張する地元観光協会…、いやそれはケバい!の声もある。木造橋の意見も出る。空はカンカン照り、議論は侃侃諤々だ。西から東へ歩いて、別称どおりの瀬田の長橋。俵藤太の百足退治、瀬田の夕照…歴史の中の橋、さて県はどう結論だすのか。<急がば回れ!瀬田の唐橋>かな。 

 

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2010年8月30日 (月)

秋刀魚のお造りと塩焼と

005022 造り、造り、塩焼き…、昼食は3日連続で、秋刀魚になった。今年は不漁で、うんと高値になった秋刀魚である。大津市菱屋町商店街の魚屋<摩季詩>のトロ箱は造り用一匹600円の値札がついている。「釧路の秋刀魚、脂がのっているよ」のひと声が始まりだった。

 落語会案内に掲載の5千円広告依頼を兼ねて、昼ご飯だ。青いビニールを敷いたトロ箱に銀色に光った秋刀魚がいる。包丁一本の女性店長が2匹を比較して言う。~頭から背中にかけて盛り上がっている秋刀魚に脂がのっています。ほれ、こっちです~と。よく太った秋刀魚だ。20㌢くらい?と聞くと、手幅を2回示して~25㌢あります~と実測する。

 まな板で3枚におろした秋刀魚が出てきた。ごはんと魚の赤出汁と漬物、800円の秋刀魚のお造り定食だ。造り1枚、2枚、サンマどころではない。甘みがあって、脂がのって、そう10枚はある。声だして、うまい!うまい!。広告依頼の件、店長さんはどうぞ!と承諾だ。翌日もまたお造り、三日目は勧められるままに塩焼きだ。カボス付き、これまたおいしい。猫が跨ぐほど美しく食べた。夏の終わり、秋に少し早いサマータイムだった。?

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2010年8月29日 (日)

キヨスクの傘に洒落る朝

013017 傘を見て、熱暑のせいか、なぜかカサブランカ・ダンディーだ。JR山科駅改札の東隣りのキヨスクである。パッと見本用の折り畳み傘が開いて、色んな傘を販売している。カサ・ブラントとした傘が沢山だ。傘の上に傘、それで<重ねがさね>。巧い洒落、◎だ。

 沢田研二が歌ったカサブランカ・ダンディー。歌詞は♪~ききわけのない女の頬を 一つ二つはりたおして~♪、いやあ、格好いいなあ。やってみたい。いえいえ…そんな怖い話ではない。キヨスクにある傘を見て思う洒落のことだ。隣りのスタバで朝のコーヒー飲んで、改札へ向かうおり、洒落が傘こそカサコソと出て来るのだ。うん、これも◎だろう。

キヨスクは新聞、ペットボトル、お握り…と何やかやと、ガサガサ売っている中の、傘だ。これは、もう二つかな。売っている傘は3種類で、一つは柄がエッと思うほど長い。婦人長傘だ。もう一つはドット柄のビニール傘。あまり洒落ると、疲れがドッと来る~のドット柄で、どんな柄かと言うと、デザイン豊かなええ柄だそうな。ここの柄は<え>と読まず<がら>と読む。嵩にかかって洒落てきて、税込み1本530円。ああ、しんど!

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2010年8月28日 (土)

世界遺産・古都京都の文化財、17社寺どこかな

052057 JR京都駅中央改札前に<おこしやす京都 世界遺産案内図>がある。足早に通り過ぎると見過ごしてしまう。地下構内、ポルタへの降り口の所、北側と東側にバス停があるところだ。正式には<世界遺産 古都京都の文化財>で、17社寺が一括登録されている。

滋賀県・大津市所在の延暦寺は<京都の~>と限定するに疑問もありそうだが、案内図には左京区込みで出ている。縦は2㍍と少し、横は歩幅で3㍍くらいだ。表示は日本語、英語、韓国語、中国語の説明付きだ。社寺紹介の英語はテンプ?テンプルと思ったら二条城はキャッスル、上賀茂、下鴨、宇治上神社はシリンだった。全部、テンプルでなかった。?

 京都検定なら常識だろうが、17社寺はどこか?ーと問われると…さてだ。案内図は<平安京造営に際し国家鎮護のため…空海が…>と簡潔に説明、3カ国語で訳してある。これ、教王護国寺、通称東寺だ。賀茂別雷神社、正式に何と読むか。<かもわけ・いかずちじんじゃ>で上賀茂神社のことだ。本願寺はお西さんの登録、東本願寺は入っていない。立ち止まり勉強だ。お茶漬け過多、太田胃酸も必要だが、古都京都の遺産も大事なり。??

 ※ 案内図の順番による17社寺は以下のとおり。①賀茂別雷神社(上賀茂神社)②賀茂御祖神社(かも・もおやじんじゃ=下鴨神社)③教王護国寺(東寺)④清水寺⑤延暦寺⑥醍醐寺⑦仁和寺⑧平等院⑨宇治上神社⑩高山寺⑪西芳寺(苔寺)⑫天龍寺⑬鹿苑寺(金閣寺)⑭慈照寺(銀閣寺)⑮龍安寺⑯本願寺(西本願寺)⑰二条城

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2010年8月27日 (金)

朝のキタム・コーヒー

008009 あの朝のコーヒー選びは、アフリカ・キタムか、スマトラか-だった。毎朝、大津行きのJRに乗る前に入る山科駅前のスターバックである。店員さんは朝昼夕と交代していても、もう4、5年は通っている。名前までは兎も角、だいたいのところ、お顔はわかる。 

 あの日も顔見知りの女子店員さん。毎日、店が選んで出すのは2種類だ。どちらにするか、こだわりはなく、何時も適当に頼んでいる。あの朝もそうだったが、キタム!と注文して、つい、洒落てしまった。~ミナミ向いてもキタム?~と。店員さん、笑ってくれるかどうか、ここがポイントだ。ハアッ?と首でもかしげられたら、それほど辛いことない。

 勘の働く店員さんかどうか、一か八かの勝負だった。もう一度、~ミナミでもキタム?~と言った。店員さんがニィッと笑った。良かった!ハナマルだ。ヒガシ向きだったが、今度は反対にキタムって、どういう意味?と問いかけた。これは真面目な質問だ。~アフリカ言語で、おいしい!です~と言う。さらにどこの言語?と問い重ねると、~スワヒリ語~と。店員さん、明晰な回答だ。一杯290円のコーヒー、朝からキタムキタムだった。?

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2010年8月26日 (木)

赤いシャツの顔文字を解読する

004007 さてさて、顔文字読めますか?。赤い半袖のトレーニングシャツだ。ローマ字の8文字である。前からゴメンと写真を撮って、考えた。(^v^)(^v^)…みんな笑っているけど、ポーズが違う。うーんと唸っていたら回答が出た。<RITSUMEI>だった。

 ちょっと関わりがあって、立命館大学びわ湖キャンパスにあるグラウンドへ行った。酷暑、炎暑、残暑の中、陸上部が合同練習をしている。すり鉢の底のグラウンドだ。跳躍、短距離、投てき…パートごと熱い汗を流している。着ているシャツはそれぞれだ。前にも後ろにも色々と書き込んである。顔文字の赤シャツは、女子部の今年のデザインだそうだ。

もう一度、顔文字<RITSUMEI>を見た。Rは腰に腕、Iは直立、Tは両手を広げ、Sは足を曲げて、Uは両手両足を上げて…だ。Mはどうか、3人で一文字だ。先頭の一人に2人が肩かけている。Eは親子で、Iで再び直立だ。隣りの女子部員は青いシャツ、去年のデザインと言う。背中に~♪どんな小さなつぼみでも凍える冬をこえれば、ほら春が…♪~、人気歌手・コブクロの歌だ。練習見たのか、シャツ見たのか、嗚呼、暑かった。

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2010年8月25日 (水)

工事塀の幕末ストーリー

 

008010

見ごたえのある工事塀に出会った。懐手の龍馬と短銃の龍馬、つれあいのお龍に黒船に勝海舟…幕末のイラストが並んでいる。龍馬の~日本を今一度洗濯いたし申し候~文面も添えてある。地下鉄東西線の京都市役所前で降りて、京都ホテル側へ出て、徒歩1分だ。

 高瀬川一の舟入り近くの料理店「桃屋」へ、約束の時間より早かった。地下鉄出口から遠回りして御池木屋町から行った。角っこにある広東料理「新ハマムラ」が消えていて、工事塀で囲んである。新しく何が出来るかーと思いつ、塀の描かれたイラストにヘエッと見とれた。西側は長州藩邸があった京都ホテルだ。京都一の高さ60㍍、夕闇の中に建つ。

 幕末を描いた塀は御池通りから木屋町へ。高瀬川の上に高杉晋作、吉田松陰、桂小五郎と長州藩トリオ。向かい側は小五郎を匿った幾松、今は屋号そのまま料理店だ。鴨川納涼提灯と玄関先の水打ち…京の粋だ。右側は西郷隆盛VS山岡鉄舟と勝海舟。無血開城の江戸城は3人の真ん中だ。一番端っこ、岩崎弥太郎と中岡慎太郎は垂れ下った柳の中で、少し見えにくい。柳は移植した銀座の柳だ。塀の中の幕末の志士たちの時代、シシと感じた。?

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2010年8月24日 (火)

七味焼きそばと生姜入り鯖寿司

040042 一軒は~まあ、嗅いでみなはれ~と言い、お隣は~まあ、食べてみなはれ~と言う。JR京都伊勢丹地下2階、週替わりの<諸国うまいもの>コーナーである。あの週は東京の焼き豚、三重の鰻おこわ、京都の焼きそば、和歌山の浜ずし、名古屋のちび鯛焼きだった。

 もう閉店の10分前だ。諸国コーナーぐるっとひと回りして、2周目の京都祇園の七味焼きそばだ。壁みたいな背中のお兄ちゃんが皿に盛った七味をさし出す。~これ嗅いで下さい。この七味をまぶした焼きそば、祇園の名物です~と。値段は1パック681円が割引で500円と言う。兄ちゃん、さあ、500円!と連呼する。香ばしい匂い…、買った。

すぐ隣りは和歌山・有田の寿司屋さん。さば寿司にサンマ寿司、鮭寿司…青いバンダナのお姉さんが試食用に1個出す。さば寿司、生姜が入っている。立って味わっていたら、もう一つどうぞ!と言う。さばに生姜、風味が出て、いい取り合わせだ。1本1260円、安くなる?と聞くと、野菜チルドで3日間持つのでダメです…と言う。食いねえ、食いねえーで、3個目の試食がすんだあとだ。生姜入りでも、しょうがない。思い切って?買った。

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2010年8月23日 (月)

ふり向いた眺望ゲート

018027 ふり向けば…人の足だ。速い足も、遅い足も、一瞬にして通り過ぎて行く。右から左へ、左から右へ、人あり足あり…。JR京都駅の西改札口から伊勢丹側へ曲がり、眺望ゲートの階段を上がって、ふり向いた光景だ。最初の踊り場から真下へ、思わぬ足アングルだ。

 眺望ゲートの階段は2、3度上がっている。右側の壁にイラスト付きで、眺望ポイントへ誘いが階段の段数入りで示してある。ステージのある南広場87段、幕末写真展開催中の空中径路は235段、一番上の大空広場286段だ。年を重ねると、だんだん、えらくなる段だ。普通は真っ直ぐ上がるのに、あの時、よっこらしょ!と何となく振り返った。

 上がってきたゲートの入り口が見える。階段は暗く、通路は明るい。コントラストのせいか、人の行き来が動画のようだ。一人で行く人、語り行く男女、キャリーバッグの旅行者…、駅構内の南北自由通路を歩く人たちだ。階段上に伊勢丹通用口。勤務帰りの店員さんが1人、2人と降りて来る。ふと、芭蕉の奥の細道が浮かんできた。~月日は百代の過客にして行き交う人もまた旅人なり~。あの人、この足、ここは人生の振り向きのゲート?。

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2010年8月22日 (日)

王子動物園のフラミンゴ観察

064013一体、何羽いるのだろう。1、2、3…金網越しに数え出したら親子連れの声がした。~何羽?、日本野鳥の会ならすぐだ~と。NHK紅白歌合戦の一瞬の集計ぶり、思いだして、目勘定は諦めた。神戸市王子動物園のフラミンゴだ。園に聞くと、200羽だという。

 阪急王子公園駅近くの叔母宅を訪ねたおり、行った。パンダ観賞以来だ。入場料は大人600円。小銭入れが重たく、百円玉5枚と10円玉10枚を自販機に入れていた。後ろで子どもが親に聞いている。~何で10円玉で買わはるの~と。言い訳出来ない。待たして、ゴメンね。振り返らずにフラミンゴ園舎へ。紅色、白色…、足は長く、首は長く…だ。

 

世界に6種類のうち、ベニイロフラミンゴとヨーロッパフラミンゴを飼育しているという。鳴き様、ガアガア、ギイギイと聞こえる。<ヒナただいま12羽>の表示も出ている。デジカメを網目の中へ入れて観察だ。顔を右に左にリズムよく振っているのや、嘴を上と下で重ねているのや、寝そべって水を飲んでいるのや…だ。時おり広げた羽根は大きく、内側は黒い。首を捻じり、中州で1本足立ち…、おおっ!、世界の王はフラミンゴ打法?。

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2010年8月21日 (土)

中核都市・大津の大津城を思う

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どこがどう大津城だったのか?、よく思う。関ヶ原の戦いは1600年、あれから510年だ。大津城主・京極高次は籠城して、西軍の攻撃に耐えに耐え、東軍勝利に貢献した城だ。来年の大河ドラマ、浅井3姉妹の<お江>では、二女・お初の居城として登場する。

 信長の妹・お市の方は、浅井長政に嫁ぎ3人の娘を産む。浅井は<あざい>と濁って読み、茶々、初、江の3姉妹の大河の主役・お江は<おごう>とまた濁る。歴史の数奇さ、二女のお初は京極高次に嫁ぎ、豊臣の姉・茶々と徳川の妹・お江の間で、悶々とする。さて、大津城である。本丸は湖岸通りの北、現在の浜大津バスターミナルにあったという。

関ヶ原の後、大津城の本丸は彦根城に移築している。今、大津城で何が残っているのか。調べると、丸屋町商店街の大津祭曳山展示館の東側に石垣が現存するという。本丸跡からだと、南東へ6、7百㍍もある。濠のある大きな城だったのだ。写真の通り、石垣はあったが、なんと廃材置き場になっている。浜町のバス停に石垣の模型、湖岸通りの跨線橋に石碑があるにはあるが…だ。人口33万、中核都市・大津の大津城跡を今更ながらに思う。

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2010年8月20日 (金)

京阪神の洋食に掲載のサンチョ

014007 どうサンチョかと言うとラテン語のペットだという。手作りドレッシングとこだわり野菜の洋食屋「サラダの店サンチョ」だ。イッチョ、ニチョ…のサンチョではない。みんなに好かれるペットのサンチョという。店は新京極から四条通りへ細く抜ける裏寺町にある。

 あの日は土曜の夕方だった。四条通りの大型書店ジュンク堂へ寄って、新京極へ出て、ジクザク歩いて、店の前に人が並んでいるサンチョに出会った。ドアを開け、入店を通告すると、一人ならとカウンターの左端への案内だ。奥に3つあるテーブルは満席だ。店前の看板に出ていた照り焼きステーキサラダ1200円を頼んだ。別注のライスもつけた。

長いコック帽3人、忙しそうだ。右隣りの男性客は一人、京都新聞を読んでいる。常連さんのようだ。後ろのラック、京阪神の洋食-という雑誌が入っている。表紙にサンチョ紹介113頁とマジック書きしてあり、開けた。~アクをしっかり抜いた野菜に2種の和風ドレッシングの山盛りサラダ…~と出ている。隣り客も注文は照り焼き、ほぼ同時に出て来た。雑誌通り、サラダは山盛りだ。ステーキ、写真のとおり、サンチョでなかった。??

 

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2010年8月19日 (木)

ミナト神戸の汽笛時計

101104 ボオッ、ボオッ…、遊覧船の出港かなあ。それにしてもよく鳴る。何度も何度もだ。もう夕方が近い酷暑の夏である。時刻は午後4時、ボオッとする時間帯だ?。神戸ハーバーランドのモザイクからメリケンパークへ、シャツにベトつきを感じて歩いていた時だった。

 芝生の広場、横を通って、音の主がわかった。船をイメージしたモニュメント、汽笛時計だった。広場の中、折り紙みたいな船はツートンカラーだ。赤と黄色、小さなてっぺんに3本の煙突、鉄柵に救命用の浮輪もある。神戸市と神戸港振興協会などが「KOBE2001みなとフェスタ」のおり、神戸港の震災復興を記念して設置、もう10年になる。

 さすがミナト神戸だ。行くとこ行くとこフネフネしている。サザエさんのお母さんの故郷??。三菱か川崎か、ドックに造船中の潜水艦だ。思わずワン!違った。犬はドッグ、濁点がつく。海賊の遊覧船が湾内を巡り、桟橋は長崎大学の海洋観測船・長崎丸が停泊中だ。ホテル前は、客船・ルミナス神戸…。話を気笛時計に戻す。気笛は水蒸気と一緒に1時間ごとに鳴る。鼓型のポートタワーが見える。神戸のシンボルだ。ボオッと出来ない。?

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2010年8月18日 (水)

カルメニのキリンさん

077_3087_3 当然のように首は長いが、4本の脚がまた長~い。それはもう、見るからにキリンキリンしている。JR神戸駅から徒歩5分、神戸新聞が入っている18階建てビルの正面だ。2008年にリニュアルして、飲食店8店舗も入居、なぜかカルメニという名前がつく。

ハーバーランドはもうそこだ。休日散策で行って、久々にキリン像をじっくり見た。鋼鉄製だろうか、高さは8㍍という。別称は蒼天の塔というらしい。何で、そうねん?と見上げると、首が反り返って天を仰いでいる。体全体は鉄板でモザイクのようにつないである。脚は腰というか、胴まで3㍍近くだ。いや、長い。棒振りに不利な我が脚を思う。?

キリンの真下に<カルメニ・キリン伝説>の銘板が嵌め込んである。読むと、古来中国では霊獣という麒麟は、オスが麒、メスは麟で、男と女が一つになって麒麟と書いてある。それで、ここで待ち合わすと、不思議と恋が叶うという。脚に削り込んだ落書きが二つ。~マキを一生はなさない とし~、~としについていくね マキ~、いや、カルメニご馳走さま。このキリンさん、麒かな、麟かなと見上げた。何もなかった。麟として♀かなあ。?

 

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2010年8月17日 (火)

五山送り火の「妙と法」

070085 行く夏-、京都五山の送り火の「妙と法」を見た。最初の「大」が午後8時に点って、10分後だった。宝が池自動車教習所から観賞した「妙」は、一瞬、山ごと灯りがついた如く、くっきり「妙」を描きだした。メラメラと点で燃えて、まさに絶妙の「妙」だった。

 京都新聞電子版の大文字特集「ここからよくみえる」をクリックして行った。地下鉄松ケ崎駅北出口2番を上がった。情報は宝が池球技場付近ーとなっていたが、浴衣の列について行くと、宝が池自動車教習所だった。地元民対策か、全コース全面開放している。<指定速度35普通・二輪>の看板から進み、監視台下で、点火を待った。500人以上だ。

午後8時、監視台付近の人が東南方向を振り返った。ビルの合間に東山・如意ケ岳の「大」だ。小さくても大は大だ~い。吉田山、京都御苑と3年連続の観賞だい?。山が低く、微妙と思った「妙」、真ん前で大きく点って満足の「妙」だ。今度は西の山で同時点灯の「法」だ。点灯30分足らず、北山通りを西へ。「法」から「妙」の人とすれ違い、歩道は混んでいる。急いで急いで汗かいて10分…、点りがやや薄くなった「法」に間にあい、ホオッ。?

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2010年8月16日 (月)

阪急電車、乗客の足元を撮る

002_3005まあ、見て下さい足元を!。座席の前も、両隣も、通路の向こうもサンダルだ。阪急電車新開地行き特急の車内である。叔母宅へのお盆のお参り、四条河原町から十三で乗り換え、王子公園までの道中だ。西宮北口駅あたりから急に乗客のサンダルが気になり出した。

 車内は超満員ではないが、まあ混んでいた。夙川から乗って来た女性が座席の前に立った。桃色縞の毛糸帽、白いノースリーブ、ジーンズ風の半ズボン…、可愛い娘さんだ。足元は素足にピンクのサンダルだ。爪は赤のマニュキュアだ。一つ一つ、丁寧に塗ってある。あれっ、足の指に銀色のリンクだ。手なら薬指の小指の隣りの指、右足だけにはめている。

既婚、未婚…右足の指輪、どういう意味だろう。街角スケッチのNさんが行き交う人の足元を描いて、「変化があって面白い」と言っていたのを思い出した。斜め右側、欧州系の外国人女性の足元はスリッパみたいな黒のサンダルだ。左の足首に金のリンクを巻いている。足もファッションの時代なのだ。向かいの男性二人は草履みたいなサンダルだ。車内は大体、靴派の乗客3割に対し、サンダル派が7割か。時代は嗚呼!サンタルチ-ア。??

※ 車内で足元写真、断りなく撮りました。サンダル履きのた皆さん、ご容赦下さい。

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2010年8月15日 (日)

初めての冷奴定食

018019 メニューに<冷奴定食>と出ている。午前のラウンドあがって、クラブハウスでの昼食である。冷奴、単品のならだが、定食だという。甲賀市水口町のベアズバウジャパンCCだ。朝から暑かった。ロングの9番、アゴの高いバンカーで12も叩き、アゴが出ていた。

 昼からのラウンドへ、何をメニューから選ぶか。体力回復で鰻か、縁起担いでカツか、好物の坦々麺か…、だ。悩んだ末、頭も身体も冷やそうと、思いきって1300円の冷奴定食にした。ちなみに同伴メンバーは、午前中41で回ったKさんが坦々麺だ。プレーも淡々としていた。Yさんはオムライス、Tさんはささめうどん。あっさりした注文である。

 冷奴定食どんなんかなあ…、旅館の朝ご飯みたいに海苔と味噌汁付きかなあ。同伴メンバーで冷奴の定食談義暫し、結論は珍しい…だった。出て来た冷奴定食、写真のとおりだ。意表をつく品揃えである。豆腐はまるごと1丁、もずくと山芋とろろ、これに何と豚の串カツ2本だ。注目の冷奴?葱、生姜をまぜ、口に入れた。ヒヤッ…冷たくて、トロっとして、口触りがいい。甲賀産大豆、明治40年創業の地元豆腐店、こだわりの冷奴だった。

 ※ Kさんの午後42でグロス83、Yさんさん、Tさん、筆者???でした。

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2010年8月14日 (土)

菩提樹PAの顔だし狸

004010  夫婦かな?、兄妹かな?、顔出し看板の狸さんだ。右手にマル八印しの徳利、左手にツケが効く通い帖をさげている。大きな徳利、ドッドッ、ドッドッ…と1升はとっくり?入りそうだ。隣り、信楽焼の親子狸がいる。名神高速上り線の菩提樹PAの狸さんたちだ。

 お盆渋滞、意外と混んでいない。京都東インターから乗って、スイスイ走って「ぼちぼち、休憩しませんか」の看板が目に入った。菩提樹PAの手前だ。伊藤忠経営のベアーズバウには早すぎる。いいタイミングの看板だ。PA、まだ午前7時過ぎなのにマイカーがぼんぼん入って来る。やはり、おだ?。時間に余裕、ゆっくりと狸の顔出し看板を見た。

左側は旦那さんか、お兄ちゃん。太鼓腹の下、ちょびっと見えている。そう大きくはない?。いいんかなあ。右は奥さんかな、娘さんかな。菅笠の下、頭に蝶ちょ結びの赤いリボン。お腹はどうかな。あっ、隠している。大きな葉っぱがお腹を覆いきっている。顔を出しに来るお客さん、少ない。葉っぱ64?、無視しているのだろうか。後ろの信楽狸の子どもをデジカメで顔出しにした。夢見るような眼差し、ポンポコポンのスッポンポン。?

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2010年8月13日 (金)

地下鉄の電車は、ここから入った!

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クレーンが緑色の電車を吊り下げている。右端、黄色ヘルメットの作業員が5人、オーライ、オーライ~の声が聞こえてきそうだ。JR京都駅構内ポルタで開催中の「京都市営地下鉄30年の歴史展」に展示の写真である。電車を地上から地下へ搬入している所だ。

 職場帰り、京都まで出て、展示写真に出会った。写真の右下、~北大路駅から地下へ搬入される烏丸線車両~と、説明があり、夫婦漫才の春日三球・照代さんを思い出した。「地下鉄の電車は、どこから入れたの?それを考えると一晩中眠れない」と当時、大ウケした台詞がある。1970年当時、営団地下鉄に何で?何で?と問い合わせが相次いだという。

写真は昭和56年、京都―北大路間の開業時だ。地上の竪穴から電車を入れている。平成9年は醍醐―二条間の東西線開業で、右の写真は醍醐車庫へ同じ方法で搬入している。ネットで調べると、地下鉄車両の搬入は二つ方法があるという。竪穴の京都市方式と、地上露出の線路からの地上式だ。京都の烏丸線も地上駅の竹田まで延伸、今は後者になっており、竪穴式は全国でも稀という。寝不足の三球さん、この写真みれば、サンキュウかな?。

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2010年8月12日 (木)

智積院講堂の「布袋唐子嬉戯の図」

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 写真撮って、いいのかなあ…。どこにも撮影禁止の表示はない。鑑賞の人、同じように悩んでいる。聞く人はいない。夫婦連れのご主人か、携帯のカメラがバシャッ…。いいのだろうか。暁天講座で行った智積院講堂、使者の間にある屏風絵「布袋唐子嬉戯の図」だ。

利休好みの名勝庭園の鑑賞が最初だった。築山、泉水池を静かに見て、順序札に従って、部屋から部屋を巡って、講堂の大玄関へ来た。桔梗幕の向こう、石畳の先は東山通りだ。写真撮影で悩んだ使者の間である。大きなテーブル一つ、壁に立てかけてある屏風絵、布袋さんと子どもたち。絵は4枚、大きな袋を肩にした布袋さんは真ん中、お腹が出ている。

手前に説明板は、<ほていからこぎぎ>と振り仮名付きだ。嬉戯・ぎぎしている子どもたち、何人いるだろう。飛んで跳ねて、笛吹いて…2、30人はいる。どの顔も目元が垂れ下って、笑っている。もう一枚の説明板。~子どものにこやかな笑みを持った姿は平和のしるし~との解説だ。作者は園部生まれの月樵道人。大正元年(1912)の作品というからもう100年前である。写真撮影、1枚が2枚、2枚が4枚…、平和の使者を思って…だ。

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2010年8月11日 (水)

京山科なす、初めての串揚げ

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これが電球のような、卵のような京山科なす-だ。左側、写真撮影用に小皿に乗っている。右側はレンコンと並んで、串揚げになった京山科なすである。JR山科駅前の串屋さん「だいまるや」で、ふとしたことから出た。初めての味、噂どおりのトロトロ…だった。

勤め帰り、どうだろう。月に1度行くかどうかの店だ。最近改装して、通りから店内のカウンター席が透けて見える。店内は赤いベレー帽の店長さんとバイト店員さん、客は1組だ。入ってすぐレンコンの串揚げ、定番で頼む。茨城産、大きくて甘みがあるからだ。あの日も最初にレンコン!と言ったら、店長は~ラクト行って、買って来ます~という。

山科大丸と併設のラクトだ。道路を渡って、すぐではあるが、客の注文で買い出しとはユニークだ。留守番のバイトさん、店長の娘さんでお腹が大きく、出産直前と言う。雑談暫し、男の子だそうだ。店長、山科なすも一緒に買って戻ってきた。それで、それなら…と、初めてのなす揚げになった。山科なす、風船キャラクターでも人気だ。伝統野菜の復活…品質改良で流通に乗って来たようだ。食感まろやか、おいしいで茄子で何事もナース。?

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2010年8月10日 (火)

こだわりのきな粉氷

 139 144気温35度近い昼下がりだった。立て看板に<涼シリーズ、こだわり氷>と出ている。抹茶、きな粉、いちごの3種類。どこで、こだわるのだろう。抹茶は、ちょっと待ちや!になりそうだ。いちごは舌まで染まる。ここは、どうまぶすのか、きな粉にこだわった。

 京菓子の老舗「長生堂」が本店隣りに出す茶房「長寿庵」だ。店は北大路通りの府立植物園前である。東へ百㍍ほどの「九九ツ」で窮屈と読ますラーメン屋さんを出てすぐだった。何度も店先を通っているけど、入店は初めてだ。丸印に長の暖簾、長生堂菓舗の扁額…佇まい、さすが大正8年の創業だ。店内には客なく、静かだ。冷房がよく効いている。

 蓮の額のある壁ぎわに座った。少し抽象化した絵、福田平八郎だろうか。待って、10分近く、700円のきな粉の氷が出てきた。身体は冷房効果か、冷えてきた。氷の上の菓子蓋を取ると生クリームだ。黒蜜をしみ込ます。BGMのオルゴールが鳴っている。♪~空に星があるように、浜辺に海が…~♪、あらあ、荒木一郎だ。二口、三口…こめかみがキューだ。下からくず羊羹を凍らせた氷の塊、カリッと噛む、冷た~い。こおりごおり?だ。

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2010年8月 9日 (月)

居酒屋チョボ看板の意味?

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 通勤の毎朝、居酒屋「チョボ」の前を通る。ケーキ屋「グリム」と焼肉屋「モ~モ~ハウス」の隣りである。何で「チョボ」を取り上げるかと言うと、お店の名前もそうだが、看板に何か?を感じるからだ。所は京都市山科区、大石内蔵助が祇園に通った大石道だ。

 眼鏡の店長さんのイラスト看板である。両腕を真っすぐ脇につけて、頭を下げている。何に謝っているのだろうか。<わからんことあるさかい 人生やめられん!>の言葉が添えてある。イラスト絵の意味と人生訓。この二つ、どう解釈すべきか、お店の「チョボ」前で、チョボッと考える。今日一日は何があるのか、人生の未知を道で思う通勤の朝だ。

 もう一つは押しピン止めのメニュー表示だ。<海鮮1000円、地鶏1200円、豚900円…>と鍋料理を紹介してある。これが、炎暑なのだ。赤字で<熱ツ、熱ツ>…、二重丸で<辛>、それに<炎>がえんえんと並んでいる。とどめは<激辛>だ。デザインは店名の「チョボ」そのままなのか?。火の玉みたいだし、句読点のチョンの<ゝ>みたいだし…。意味?何かなあ。やはり<わからんことあるさかい 人生やめられん!>??。

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2010年8月 8日 (日)

宿場町・土山のモニュメントは常夜灯

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それはそれは大きな常夜灯だ。高さは10m㍍近く、自然石では日本一だという。市町合併で甲賀市の支所になった旧土山町役場の西側だ。~坂は照る照る~で知られた東海道50番目の宿場町である。じょうや!と言わんばかり常夜灯である。この洒落、じょうや!

 新名神の甲賀土山インターで降り、国道1号を東へ3分ほどだ。年に2、3度行くゴルフ場が近くにあり、早朝プレーで早めに自宅を出て、新名神効果で40分足らずで来た。常夜灯の隣りの石碑、<平成万人灯>と彫り込んである。これまた大きく、平静で見ていられない。もう一つかな。平成3年、宿場町・土山のモニュメントとして建ったという。

いつも通過するだけだが、時間に余裕があり、車を近くに停め、傍まで行って見上げた。 小さな広場になっている。擬宝珠、笠、火袋…常夜灯の構造解説の図入り説明石がある。岐阜県産の御影石で、重さは156㌧だそうだ。読むまでトンと…だ。嵌め込みの銅版は、広重の浮世絵。鈴鹿馬子唄の~あいの土山 雨が降る~の場面を思い出す東海道53次、土山‐春の雨だ。畑の方からみ見た石の彫り込み<往来安全>。そろそろ、発車オーライ。?

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2010年8月 7日 (土)

びわ湖花火、電車で見た

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 来た来た、電車が来たあ!。~ドカドカドカ、ババババーン~、花火もフィナーレを迎えている。~おお~つ、おお~つ~、姫路行き新快速が大津駅のホームに入って来た。パンタグラフの向こう、夜空がバカバカバカッツと明るくなった。大音響、スターマインだ。

 びわ湖大花火大会、電車で乗り降りして見た。京阪石坂線の島の関から三井寺まで行って、琵琶湖疏水の取り入れ口で始まりを見た。午後7時半、プロローグは3号玉、パア~ンパア~ン。ボクシングでいうジャブだ。今年のテーマはNHK大河の浅井3姉妹の末娘<お江の生涯>という。しょうや!、今度は浜大津へ戻って、琵琶湖庄屋前からの鑑賞だ。

打ち上げは10号玉か、ドカ~ンの音がでかい。ここは15分間だけだ。JR大津駅でフィナーレを見て、来た電車で待たずに帰宅のシナリオなのだ。JRに乗り換えの京阪石山駅へ、急げ!。窓越しに花火が、ド~ンド~ンドンと鳴っている。車窓鑑賞、是好しだ。大津駅到着、間にあった。ホーム東端で10分間のヤマ場だ。終了は午後8時34分、右上の写真が乗車前に撮った最後の1枚、◎だ。初の<花火DE電車>、作戦的中の巻なり。

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2010年8月 6日 (金)

朝顔展、本日の銘花

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 色合いは紫だ。少し白がまじって、鉢いっぱいにふんわり咲いている。これ、よしず囲いの特別席に展示の「本日の銘花」である。短冊に花の種類を示す秋楽、出品者の寺澤と書いてある。京都府立植物園の第51回朝顔展だ。8月入りした日曜、三日目に行った。

 展示会場は正面入り口から北東のけやき並木である。会期5日間に延べ1500鉢の出品があるという。白布を被せた陳列台、上下2段にピンク、紫、ブルー…、色とりどり鉢植えが並んでいる。毎朝毎朝、京都朝顔半日会の役員さんが審査している。持ち込みの鉢は一日平均300鉢という。秀逸を何点か選び、その中の頂点が「本日の銘花」である。

確か、去年行ったおりの「本日の銘花」も寺澤さん?。この朝も秀逸4点中、銘花含め3点も寺澤さんだ。会場にいた役員さんに声をかけ、審査の基準を聞いた。~鉢からこぼれず、真ん中に沢山、大きく、品よく、バランスよく~という。葉っぱの形も大事だそうだ。そう聞いて、もう一度、寺澤さんの鉢を見に行った。上の写真、左の紫が「本日の銘花」で、右のピンクが秀逸の一つ。なるほど、基準に合致している。銘花、めいったか。???

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2010年8月 5日 (木)

らー麺屋さんは「九九ツ」

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 白壁に赤文字で「らー麺」とある。目立つように縁取りしてある。隣り、黒字で「九九ツ」と出ている。店名らしいが、どう読むのだろう。北大路通り、府立植物園バス停から6、70㍍あたりだ。誕生日が9月9日だ。通りがかりだったが、かなり、気になった。

ラーメン通のKさんから「いいちょ」という有名店が北大路の下鴨本通りにあると聞いていた。初めて行くところだった。「九九ツ」…、どうしよう。一日にラーメン二回はきつい。ガラス越しに覗くと、カウンターの細長い店だ。昼、誰も入っていない。味は?どうかな…と躊躇したが、やはり店名が知りたい。「いいちょ」はまた!と決めて、入った。

引き戸開けて、真ん中から奥へ進むと、~こっちは暑いです。入り口がいいです~と。若い兄ちゃん、親切だ。ラーメンは中の550円にした。味より店名だ。即聞いた。~ハイ、きゅうくつです。九と九の語呂合わせです~と即回答だ。なんで?と聞くと、~ハイ、ご覧のとおり、窮屈な店です~と。窮屈な店に親子連れが入ってきた。常連さんのようだ。もやし入り細麺、スープ飲み切った。味、◎だ。誕生日の告白、クックック81だった。???

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2010年8月 4日 (水)

メインディッシュは、ゴッホの「オーヴェールの家々」

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 名画のフルコースという。人を引き寄せるキャッチフレーズだ。京都市美で開催中のボストン美術館展。日曜の朝、午前9時の開館と同時に行った。さすがに待ち時間は0分だった。鑑賞者は東京の六本木ヒルズで31万、巡回中の京都展でも10万人突破という。

宗教、肖像、風景、静物…モネにピサロにコロー、47人の80点の作品だ。あれもこれものフルコースは、お腹が膨れる。メインディシュにゴッホの「オーヴェールの家々」を選んで、じっくり味わった。ゴッホ作の展示は1点だけだ。第5室、印象派の風景画コーナー。音声ガイド15番、俳優鹿賀丈史さんの渋い声が耳元に囁くように流れてきた。

 ~白い雲と木々、うねっています。ゴッホの強いタッチです。左下を見て下さい。藁ぶき屋根とタイル屋根との対比です。ゴッホは色彩の調和、複数の色の糸玉を箱に入れて、組み合わせを勉強しています~と語りかける。自ら命を絶った1980年、没年37歳の制作だ。オーヴェールは兄思いの弟テオが住まわせたパリに近い終焉の地でもある。名画のフルコース、ゴッホ選択のメインディシュ。少し賢くなって、エッヘン、ゴッホン??。

   右の写真、会場に会った図録見本の表紙から写す。 ※ 市美会期は8月29日(日)まで。

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2010年8月 3日 (火)

智積院の暁天講座へ行く

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 こんなに早く、どこから寄って来るのだろう。真言宗智山派の総本山智積院が毎夏開く暁天講座である。今年で54回という。法然さんの知恩院は第44回だった。広い本堂、履物をビニール袋に入れた人で埋まって行く。午前6時、鐘がチ-ンと鳴って始まった。

総本山智積院、全国で3千末寺がある。成田山、川崎大師も。前夜に予約のTAXで会場入りした。山科の自宅から山越え1040円だ。胡坐を組んで、竹繊維ECOタオルと一緒にもらった勤行式を読む。両隣り、前も後ろも、おじさん、おばさん。懺悔の文…皆で読む。怖くない。開経の文から般若心経へ…、チ-ン、チ-ンと何度か鳴って終わった。

講演は平成14年以来という歴史作家童門冬二さん(8?)だ。坂本龍馬が智積院の学僧見て、平和を学んだなどと1時間喋って、何時どおり「どうも…」で洒落締めした。本堂から智積院会館3階大広間へ大移動だ。長いテーブルに白布、お膳の上は梅入りの朝粥に豆腐、サクラ漬けだ。知恩院は芋粥と梅干し。見た目、どれくらいか、500人以上だ。名勝庭園の見学、長谷川等伯の国宝障壁画鑑賞も自由だ。早起きは三文以上?の得だった。 

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2010年8月 2日 (月)

父、相田みつをは詩人で書家

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つまづいたって いいじゃないか にんげんだもの~、そうやなあ、人間やもんなあ。

しあわせは いつも じぶんの こころがきめる~、そうやそうや、幸せを感じるの心しだいや。~一生勉強一生青春~、そうそう、生きている間はずっと勉強、それが青春や。

 詩人で書家、相田みつをさんである。東京有楽町の東京国際フォーラムに相田みつを美術館がある。銀座から移って3年ぐらいか。栃木県足利市出身の相田さん、19年前に脳梗塞、68歳で亡くなっている。心を打つ詩、味のある書-数々である。長男で相田みつを美術館の館長、一人さん(54)が先月28日、知恩院の暁天講座2日目に父を語った。

 御影堂内は満員、鶯張りの廊下に座った。元出版社勤務だった一人さん、話が巧みだ。演台前でパソコン操作、父の詩と書を映し、写真と映像も出す。なぜ平仮名の書だったか。優しさ、誰でも読める、感じる-からだという。書き損ねの束、生半可でない。一人さん、風呂炊きにするのが役目だったと。父親のエピソード…貧困と兄の思い出など、聞いていて、ぐっとくる。~花を支える枝 枝を支える幹 幹を支える根 根は見えねえんだなあ~。

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2010年8月 1日 (日)

ガレージの中の白昼夢

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滋賀県庁前の職場を出てすぐだった。正午を回って、昼食をとり出かけて、ガレージ内の昼寝を見た。現場の職員さんだろうか、コンクリートの上、3人が仰向けになって、気持ち良さそうに午睡だ。ガレージ内の電源から長いコードが伸びて、扇風機が回っている。

秋の大津祭りで、13基の山車が揃う天孫神社の隣りだ。朝日新聞大津総局の真ん前、3階建ての貸しビルだ。よう寝ているなあ…と、最初はチラッと見ただけだったが、猛暑の昼下がりである。あの昼寝=午睡、絵になるなあと、いたずら心も重なり、少し行って引き返した。扇風機を手前にデジカメをガレージ内にそっと向けた。3人、熟睡中である。

寝ようは、3人3様だ。布団はない。板の上、畳の上…、手前の一人は靴を履いたままだ。顔にタオル。一人は白いシャツ、眼鏡を掛けて、両手はお腹の上だ。行儀がいい。脱いだ靴、ちゃんと揃えている。ガレージ内にワゴン車、電気屋さんだ。隣りの箱、剥がした壁土が入れてある。ビル内装工事のようだ。静かに回る扇風機に手をかざした。いい風だ…。隣りの天孫神社から蝉しぐれ…だ。遊び、彼女、仕事…3人の白昼夢は続いている。

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