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2010年6月

2010年6月30日 (水)

トロみたないイワシ

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 大体20㌢以上の、大きなイワシを大羽イワシと言うそうだ。流し網に4月頃から掛り、脂がよくのっているという。大羽イワシ、大津市菱屋町商店街の海鮮市場「摩季詩」のトロ箱にいた。氷浸け、背びれ艶々している。<お造りできます>と書いてあり、即頼んだ。

 店主は見知った中村千代子さん(51)だ。仕入れて、さばいて、この道10年以上という。調理台の横、デジカメ構えて、イワシが造りになる様子を見た。頭がなくなった。首から真横へ包丁が入る。中村さん、左手を添え、ゆっくり、ゆっくりだ。手首に数珠2つ、殺生への仏心?、ファッション?。親指には絆創膏?。そんなことイワシないな!か。

 この洒落、なぜか出て来る。癖になっている。身が半分になって、包丁が毛抜きに変わった。丁寧に小骨をとる。仕上げは皮を剥がして、片身を3枚におろし、皿盛りだ。鮮やかなさばきぶりだ。手元が狂っては―と話しかけず、何もイワシないように見ていたが、中村さんが喋った。~脂がトロみたいで、こんなイワシ初めてです。お客さん、2度も3度も来ます~と。テーブルで、1切れ、2切れ…、舌にトロっと、もう何もイワシないな。

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2010年6月29日 (火)

今、ここが面白い

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 今、何だって石川遼で、W杯で、3Dだ。それに、携帯進化の、アイフォーンにアイパッドもある。JR京都駅正面から西へ伊勢丹、もう一つ西へ行くと、ビッグカメラである。社会を知る、世相を知る、ITを知る…。今はここが面白い。休日の午後、知りに行った。

 エスカレータですぐ2階へ上がる。テレビまたテレビだ。天井から吊るした看板が目に入る。赤文字で<あと13カ月>と出ている。テレビがアナログから地上デジタルへ完全移行する来年7月24日までの歳月だ。次の時代はもうそこだ。一挙に4階、マックのお試しコーナー、ipad3台。大人に子ども…、思い思い、変わりべんたんに触りまくる。

 人差し指で伸ばす、親指と開く…、習うより慣れろかな。車のカーレース、ヤフー検索、読書…、手垢また手垢だ。今は買うより慣れろ…。また2階へ戻って、3Dテレビだ。パナソニックはスポンサー契約の石川遼だ。特価42万円の液晶ビエラ、眼鏡の向こう、遼君がバンカーショットだ。ワアッ、砂だ。そんなことスナ!だ。後ろはソニーの新商品ブラビア。こっちはW杯の3D体感だ。蹴ったあ、入ったあ!。日曜サンデ―、ここにあり。?

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2010年6月28日 (月)

特別公開、半夏生の庭園を見た

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思わずハハ~ンと洒落たくなる妙な葉だ。ドクダミ科の多年草で、「ハンゲショウ」と読む「半夏生」だ。どう妙か?、夏至から11日目、72候の暦日「半夏生の日」に向かって、葉が半分だんだん白くなって行くからだ。別名の「半化粧」「片白草」がわかりやすい。

元上司の葬儀へ出たシトシト雨の降る日だった。シト知れず?いや人知れず、建仁寺の塔頭、両足院へ行った。葬儀帰りの五条坂近くで、半夏生の庭園特別公開のポスターを見たからだ。特別なので拝観料は600円。両足院で、有難く両足の靴を脱いで、シニアガイドさんの説明も聞いて、書院前の池泉式回遊庭園へ行った。池の回りが白い。半夏生だ!。

人知れず?だったが、書院で鑑賞中の大津の知人夫妻に会った。また両足に靴履いて一緒に庭へ出た。白いクチナシが咲いている。なぜか、俳優渡哲也を思い出した。甘い匂いだ。今度は書院へ向かって、池を見た。雨はシトシト、絶え間なく小さな波紋。茶券がないと、池の前まではいけない。見張りのお坊さんに聞くと、半夏生は600株、今年はNHKが放送して鑑賞者が多いと。特別公開3年目で、世話は大変だが、後悔していないと。?

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2010年6月27日 (日)

ナイスショット地蔵

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お地蔵さんがゴルフのクラブを持っている。ヘッドの大きなドライバーだ。まっすぐ右手で立てて、ヘッドはお顔まで届いている。左の掌は、薬師如来ならお薬だが、このお地蔵はゴルフボールである。全国に地蔵さん数々あれど、これは?これは?のお地蔵さんだ。

 南丹市のるり渓GCである。京都縦貫道の亀岡で降り、山道をぐねぐね40分ほど走って着く。梅雨空の休日だ。標高700㍍近く、一緒に回ったメンバーさんは夏場涼しくて…と言う。お地蔵さんは西コース1番ホールの脇にあった。石造り、立ったお姿は40㌢少し。メンバーさん、知らなかったそうだ。ドライバーをお供えの如く置く所を撮った。

 昼から回った東コースは5番ホールが森の石松だ。森の中、赤松が石を穿ち育っていて、立て札に森の石松と命名してある。るり渓GC、それだけでも珍しいのに…だ。マスター室で聞くと、ナイスショット地蔵と言うそうだ。開場して5年目ころ、昭和から平成にかけ、繁栄祈願で置いたと。東コースと中コース、7番ショートHにもあるという。バブルの頃、お賽銭も多かったけど、今はナイスショットも、お賽銭はチョット?と。時代かな。

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2010年6月26日 (土)

急げ!青い空に赤い雲

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早く早く…、小走りにかけた。県庁前の滋賀会館を出た所で、~今、青い空に真っ赤な雲が出ている~と携帯がかかった。帰りがけ、京都からの情報だ。見上げた大津の空、赤く染まっている。時刻は午後7時20分。JR大津駅から琵琶湖岸へ、踵を急いで返した。

真っ青な空と赤い雲、ファンタジーだ。右腰に常時提げているデジカメ、右手に持って、湖岸!、湖岸!と急いだ。JR大津駅前から真っ直ぐ湖岸へ伸びる30㍍道路、赤信号を二度、無視して渡った。浜大津の湖岸から撮りたい。湖と山と空と…、刻一刻、空の色が変わる。早く早く…、琵琶湖ホテル前の島ノ関西、京阪石坂線の遮断機が降りた。嗚呼!

カンカンカン…、何と長いことか。遮断機上がった。空の青さは大方、消えてしまった。もう待ったなしだ。湖岸通りの中央車線上、1枚、2枚と撮った。琵琶湖ホテルとアーカスが影絵のようだ。車のライト点灯、陽は沈んだ。上の写真2枚、プロバティで確認すると、左は19時31分だ。山際が真っ赤に写った右の写真は、3分後の19時34分だ。夏至から3日後、参議院選と県知事選が始まった梅雨の晴れ間の、24日の夕景だった。

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2010年6月25日 (金)

天声人語、夏至にタチアオイ書く

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夏至の日の朝刊、朝日新聞の「天声人語」にタチアオイのことが出ていた。その前の土曜に府立植物園で写真を撮ってきた所だった。<~タチアオイは梅雨どきの花だ。今の時期、主役がアジサイなら、この花は気っぷのいい脇役の趣がある。茎は~>と書いてある。

 植物園で見たタチアオイ、思い出しつつ興味深く読んだ。<~茎はまっすぐ大人の胸ほど伸び、下の方から薄紅や紫に咲き始める。日に日に咲き昇り、一番上が開くころ梅雨があける~>云々だ。荒垣、疋田、深代…、代々、朝日の名文記者が書く天声人語、さすがに人後に落ちない?~日に日に咲き昇り~の表現、タチアオイにぴったりだ。◎が三つだ。

 あの日、梅雨の主役、アジサイを撮りに行った。、植物園北山口の受付で聞くと、今年は梅雨入りが遅く、まだ少し早いと言う。産経新聞の記事切り抜きも貼ってあり、低温など影響、開花遅れる-と出ている。仕方ないなあーと園内散策で、最初に見たのが脇役のタチアオイだった。白、黄色、ピンク…、どうだろう一番高いのは写真のとおり2㍍近くあった。思い出して一句。<夏至の日に 朝日を読んで タチアオイ>? もう一つかなあ。

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2010年6月24日 (木)

ムルアカさんの2㍍9㌢講演

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 演台の台を抜いての講演だ。直接床から立って、マイクを握った。ベルトの位置は水差しが置いてある演台の上だ。司会が講師の身長を披露する。なんとなんと…2㍍9㌢と言う。来日25年、日本国籍を持つ国際政治評論家、J・M・ムルアカさん(49)さんだ。 

ピンクのシャツ、ブルーのネクタイだ。背の高さにプラスして目立つ。アフリカ・コンゴ生まれで工学博士。外務省に強い鈴木宗男代議士の私設秘書などを務め、よくTVにも出るムルアカさんだ。琵琶湖ホテルでの講演会、政界とアフリカ~日本外交の問題点と出して喋った。時折り、ゼスチャーで高く上げる右手、後ろの席から見ていてもグローブだ。

最初に喋り出したら止まらないという。以前、6時間喋り続けたことがあるらしい。~ペルー事件の青木さんはサムライだ…、日本人は喉元過ぎれば熱さ忘れる…、政治家は国民のこと、日本のこと考えない~政治家の名前もふんだんに出す。睡魔は襲ってこず、話に淀みはない。つの発音が苦手か、「ついつい」が「チュイチュイ」となるのは、まあ愛嬌か。制限時間付きの2時間講演、<原点は心です>と締めた。チュイチュイ?聞き惚れた。

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2010年6月23日 (水)

ラーメン通の宝屋ランキング

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何時以来か、人気のラーメン屋「宝屋」へ行った。JR京都駅ビル10階の拉麺小路の中だ。東京、札幌、徳島…全国の7店舗が競っていて、地元・京都の宝屋がどの店より人の列が平均して長い。店自慢の一品は麺に程よくスープが絡む宝ラーメン650円という。

あの日は並ばず入店できた。それも一人なのに2人掛けテーブル席だ。半熟、葱、しな竹、チャーシュー、昆布がのる。どんなスープ?と、はやる舌を制して、まず写真撮影だ。店の前の見本と寸分の狂いもない。撮影は2枚にとどめ、スープから麺へと入った。いい味、うまかあ。スープは醤油の豚骨、確かに麺との相性がいい。何事もバランスが大事だ。

食べ終わって、不思議な満足感がある。どうして、そうなのか、ラーメン通のともちゃんに聞いた。ラーメン、たこ焼き専科でHP作って10年、もう45万アクセスという「ともちゃんの部屋」の、ともちゃんこと金子知拓さんだ。急に携帯かけたのに気軽に~食べやすいラーメンです~と即答えが出た。あっちこっちで、200店以上は食べ歩いたともちゃんによる味ランキング、宝屋は20番以内とか。持つべきはラーメンのとも?ちゃん。

   ともちゃん、本名出してすみません。アクセス数、凄いですね。

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2010年6月22日 (火)

消える筆記具、販売累計2億本

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 時代は多種多様、変化また変化だ。メーカーもまた日々様々に…商品開発だ。万年筆のパイロットが消える筆記具フリクションを30年かけて開発、世界で累計2億万本を売り切ったという。イオンモールKYOTOへ行ったおり、販売促進中のコーナーを覗いた。

かえで館2階の本屋さん・大垣書店の中だった。販促用のテーブルが出て、幟が2本立ち<パイロットのいち押し>と染め抜いてある。ちょっとした人だかりだ。~消えますよ、消えますよ~と、おじさんぽい中堅社員2人が呼び込み中だ。親しみ覚えて、足が向いた。人懐こそうな社員さんの一人が~これ、消えますよ、消しカス出ません~と寄って来た。

紙と黒いボールペンを渡された。ホントに消える筆記具かどうか、少し危惧?して、書いて、反対側でコシコシ…、こすった。社員さんが~そうそう、その要領です。うまい、うまい~と言う。ほめ方もうまい。さすがにおじさん社員だ。大阪の支社から2日間の来店と言う。地図やら辞書やら出して、こうして使えば便利-と説明する。消える商品、蛍光ペン含め、太さ、色の種類など多数である。一瞬一瞬、消え行く人生思いつつ…買った。

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2010年6月21日 (月)

植物園の生き物とデッサン

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 池の中、オタマジャクシだ。随分と大きいやつだ。殿さまガエルになるのなあ。水面すれすれ、小さな魚も泳いでいる。メダカだろうか。アッ、アメンボウが来た。水上スケートみたい。屈んで見ていて、面白くなり、座り込んだ。池面観察、デジカメでいけるかな。?

 池の生き物、じっくり見ていると、随分といる。小さなオタマが時折り、プクプクと上がってくる。昼はすんでいるのにヒルもいる。ブーメランみたいで、頭も尾っぽもわからない。何度もシャッター切った。水中はレンズ届かず、水面は生き物の動きが早い。撮影あきらめ、顔をあげて池の反対側を見た。若い女性だ。スケッチブック、何か描いている。

 向かい側へ回って、デジカメと一緒に覗き込んだ。花のない蓮の葉のデッサン。携帯椅子に腰かけ、何を聞いているのか、耳にイヤホンだ。布袋の中は、爽健美茶150mlボトルだ。持ち替え用の鉛筆を左手に持ち、右手の鉛筆を動かしている。画面いっぱい、大きなタッチだ。明日ある美大生だろうか、誰が覗こうと無心だ。スケッチの蓮、池のはすでなく、真ん前だ。京都府立植物園・宿根草園の池回り、梅雨空の土曜夕方の出来事なり。

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2010年6月20日 (日)

近江米でしがしが

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しゃりっとして、ほんわかしている。おくどさんで炊いた近江米コシヒカリだ。おくどさん?わかるかなあ。かまど(竈)と言い換えると、どうかなあ。要するに今の炊飯器だ。おくどさん=竈に薪を入れて、ご飯を炊くと、おこげも出来て、滋賀でおいしが…なのだ。

 浜大津アーカスの<湖の駅>へ行った。琵琶湖汽船の経営で、昼食は2度目だ。メニューは滋賀にこだわっている。その一つがおくどさんセットだ。値段は千円で先払い、2番札で、店全体が見える席で待った。右の端、最初に行ったおり座った席で年配客が携帯燃料のしじみ釜飯の炊き上がりを待っている。あの時もそうだったと、しみじみ思い出した。

おくどさんセット、2番札と引き換えで来た。ごはんのお代わりは自由です…という。お茶碗は信楽焼き、一品のお皿もそうだ。店内掲示のポスター、<おいしが、うれしが>である。焼き魚は鯛、豚肉のカイワレ巻、小鮎の南蛮漬け…、9点もある。ポテサラ、葉っぱ煮浸し、味噌汁、お漬物…だ。ご飯が先行、おかずが余って、お代わりは半分だ。おくどご飯、保温器からよそってもらった。近江米、しがしがと噛めば、まさにおいしが…。?

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2010年6月19日 (土)

写真とボクー植田正治

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058  写真は世界が認める<植田調>だという。モノクロで、何となくというか、素朴でさりげないポーズの芸術写真の数々である。それが世界の写真家に受けて「uedatyo」と称された、しょうだ。写真家植田正治の没後10年、初の巡回展「写真とボク」を見た。

 植田正治は写真家土門拳さんが認め、世に出した写真家。主催する京都新聞の招待券があり、会場のJR京都伊勢丹へ行った。生まれ故郷の鳥取から離れず、じっくり腰を据えて、撮り続けた写真だ。正直、思っていた以上だ。砂丘をステージに…、午後3時の太陽をライトに…、家族のみんなをモデルに…、まるでイラストを描くような構図、見惚れた。

 どんな人か?、ギャラリーで、植田さんを紹介した平凡社の本を買った。植田調を知る10のキーワードがあるという。ローカルカラ-、アマチュア精神、オブジェ志向…などだ。植田調がちょうか!とわかる気がする。本の証言コーナー、女優司葉子が書く。同じ境港市生まれ、家が近い。植田さん家は履物屋さんだった、奥さんは美人だった…と紹介して、植田さんは謙虚さ、忍耐強さ、負けん気の人と。読んで、もう一度、ちょうかと。??

   植田写真展の会期は5月21日から6月13日まででした。平凡社の本はコロナブックス「植田正治の世界」1600円でした。

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2010年6月18日 (金)

梅の日は6月6日

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 和歌山県みなべ町役場に<うめ課>があるという。JR京都駅西側、京都中郵前で和歌山の梅生産農家の青年たちが~6月6日は梅の日~とPRしていた。もう3週間前のことだ。その時のパンフの発行が<うめ課>だった。以下、梅の話を書く。うめく書けるかな。?

 どうして、6月6日が梅の日か?と思った。法被の青年に聞いた。~昔、五穀豊穣を祈り、下鴨神社、上賀茂神社に梅を献上した日です~と言う。行政、梅干組合などでつくる「紀州梅の会」が故事にあやかり、平成18年に6月6日を梅の日に制定した。当日は平安装束の時代行列で両神社へ紀州梅干を献上するという。数字合わせの6でない話だった。

 和歌山の梅生産は6万トンで、日本の生産量の半分という。役場に<うめ課>があるみなべ町はその中心で、南高梅は梅干中の梅干だ。南高梅は「なんこううめ」と読み、食べ出すと、なんこう?でも…と?。幟テントの中、特別販売中で、話を聞いた序でに買った。最初は2箱1000円が和歌山へ帰る終わりがけで4箱1000円に。<うめ課>のパンフ。胃障害のピロリ菌退治に良し、血糖値抑制に良しーと梅ニュースがうめく出ていた。?

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2010年6月17日 (木)

今に生きる沢村栄治像

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 右手のボールの握りはストレートだろうか。左足を高く上げた独特のフォームだ。等身大のブロンズ像、下から見上げた。西日が射るように木立に差す土曜の夕だ。日米野球でベーブルースを三振に仕留めた不世出の投手・沢村栄治像が見たくて、京都学園へ行った。

JR京都駅の改札から嵯峨野線ホームへ行く所で、京都学園案内に沢村像の写真がよく出ている。平成15年(2003年)11月、学園創立80周年記念で完成披露のおり、像を制作した京教大教授、谷口淳一さんの家族から案内貰って、除幕式に出た思い出があり、駅の写真を見るたび懐かしかった。本物の沢村像との対面はあれ以来、7年ぶりだ。

正門から坂道を下って、東側だ。学校の時計は午後4時半、校内に人影はない。緑の森の中、27歳の若さで戦地に散った沢村投手と二人きりだ。目は細く、顔立ちは明日を見る優しさだ。打者に立ち向かう目ではない。野外彫刻の本を書いた香川・四国新聞元編集局長、田中茂晴さん(6?)は谷口さんに取材して、作者の制作意図をこう書いている。~目は未来を見据え、人間沢村を表現している~と。そうか、沢村は今も生きているのか。

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2010年6月16日 (水)

ノーベル賞晩さん会のシャンパン

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 シャンパンは仏のシャンバニュー地方が産地である。パン!パン!パン!と音が出す発泡ワイン、目出たい宴の始まりに出る。ノーベル賞の晩さん会に決まって出るというシャンパンを見た。物理学賞の益川敏英さん、化学賞の田中耕一さんらが飲んだシャンパンだ。

 関西の有力企業の役員に昇格したSRさん(5?)のお祝い会だった。一か月一度行く川端二条東の魚料理「よこちょう」で会があって、本人を含め、フルメンバーにプラスアルファ―の7人が集まった。お祝いの記念品がノーベル賞に出る、そのシャンパンだった。写真がそうである。企画は元ホテル社長で、ワイン通のYKさん(6?)が取り寄せた。

 記念品持参のYKさんとNS(5?)は先着、ジョッキの中は減っている。先乗り、先飲みが癖に…困ったものだ。主賓が6番目に来て、真ん中の席に座った。紫色の紙で包んだお祝いのシャンパンが姿を現した。出席者の名前が白マジックで書いてある。後の割り勘で、シャンパン値段は人数分×1000円少しだ。ソムリエに染まりえ?へかけてきたYKさんが謂れを講釈する。SRさん、お祝いのノーベル賞シャンパン、どこでノーベル。?

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2010年6月15日 (火)

蕎麦屋・凡亭のうどん

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 蕎麦屋さんに行って、何時もの天なん定食!と注文した。すみません!蕎麦がないんですと言う。蕎麦屋さんに蕎麦がないとは-これ如何に?である。少々というか、かなり驚いた。昼、そう遅くはない。午後12時40分頃だ。うどんなら何でも出来ます…と言う。

 鶴喜そば凡亭だ。時に思い出して行く。所在は、箸がきによると、大津市中央2丁目6-13である。ビル2階に淡淡美術館とカフェ・ボンテがある。雑誌平凡の編集長だった故清水達夫さんの娘さんが大津に嫁いで、もう20年来経営している。凡亭は清水さんの俳号で、店内に作句が額入りだ。~天上大風 緋鯉真鯉の 競うかな~、かなりの秀作だ。

 坂本の鶴喜そばの商標があるが、蕎麦は別仕入れという。腰ある蕎麦で、かやくご飯と天麩羅、おいしい。この日は滅多に来ないお客さんが沢山来て、蕎麦はすべてなくなったという。蕎麦の出ない蕎麦屋さん。帰るか、うどんに変えるか…まあいいかと、おすすめの冷やしおろしうどんの単品にした。刻み海苔、カツオに辛目の大根おろし。なぜかそば湯もついた。うどん?コシコシ…シコシコして花マルだ。凡亭さん、さすがに平凡でない。

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2010年6月14日 (月)

天の川で光の舞踏会

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 いる、いる…、ポオッ、ポオッ…、暗闇に淡い光が点滅する。滋賀県米原市東部、市町合併の前の山東町だ。そこで生まれ育って家の中まで蛍が飛びこんで来るという地元のNさん(5?)の案内で、群れ飛ぶ蛍を見に行った。写るかな?、何時ものデジカメ持参だ。

 写真家今森光彦さん著作の文庫本「里山の少年」(新潮社)に山東町の蛍のことが書いてあった。少年の頃、そこで蛍を見た感激を綴っている。~静かな川面に映るおびただしい数の蛍光を目撃した。それは音のない光だけの舞踏会だった~と。伊吹山の沢から湧く清流を琵琶湖に運ぶ天野川あたりで夜を迎えた時だったという。その蛍光の現場に来ている。

 暑くて風がないなら蛍は出ますとNさんは言う。気温30度、真夏日の夜だ。夕涼みか近在の人々…、蛍より多いとNさん。関西は2秒間隔、関東は4秒間隔で光るという蛍にデジカメ向けた。撮っても、撮っても画面は真っ暗だ。脚立がないと、とっても?無理だ。Nさん、人少なく蛍多い穴場へ。撮影は断念して、ポオッと見とれた。偶然か、13日付け朝日新聞に山東蛍写真が朝刊1面に出た。6分間の露出撮影、光の舞踏会が写っていた。

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2010年6月13日 (日)

写真でみる居酒屋はなさき

※ 登さん、裕子さん。カウンター席から無断写真撮影すみません。

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 左の写真2枚、まあ見て下さい。じっくり見ると、お店のことが凝縮されている。お店の御夫婦がいる。一品のしらすミョウガも知らず写っている。少し凝りだした何処でもワインも出ている。もう一品、山椒ふりかけるイカの生姜焼きもある。しょうか、しょうか。?

お店?JR山科駅前、旧三条通り角の居酒屋「はなさき」だ。肩触れ合い、袖すりあい、客同士が一見で語り合う店だ。大家の「はなさき」さんから名前ごと借りて、夫婦経営は7年になる。ピンクの着物にタスキ掛けが奥さんで、裕子さんという。そんな裕子に惚れた旦那さんは登さん。一応、脱サラで、名前そのままに登山が好き、ジャズ通でもある。

登さん、写真左は写真の中だ。お客さんが野外宴会で撮った一枚。「え~か、よ~く聞きや」ときつく誰かを諭している。写真右は美人妻の裕子さんの隣り、自然と笑顔がこぼれる。そうそう、写真には梅入りの焼酎も写っている。しょっちゅう来るお客さんらしい。正面の黒板、今日の一品メニューだ。まあ250円だ。願いましては=2千円越えることはまずない。今夜もバス待ちの居酒屋。♪~花咲き花散る宵も~行くはわが一人~♪だ。

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2010年6月12日 (土)

御室の二王門は三大門

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020 御室・仁和寺の二王門は、京都の三大門の一つという。あと二つは山門か三門か、何時も悶々とする知恩院と南禅寺の門だ。開業100年の京福・嵐電、無人の御室駅を降りると、まっすぐ参道で、正面が二王門だ。中学、高校時代の思い出がセピア色で甦ってくる。

 あれは区間何㌔だったかなあ。中学の校内駅伝の2区、二王門前でタスキ渡しての、区間賞だった。それで高校で陸上部に入り、冬場は二王門から御室88か所を上って下って走った。もう半世紀、大学から社会人、退職…、滅多に行くことはなかったのに三大門の一つと知って、妙に気になっていた。どこまで乗っても200円の嵐電で御室へ行った。

 日本でトップのIT企業、オムロンは御室が創業の地、それでオムロンだ。境内で出会った修学旅行生を案内のTX運転手さん、それ言わない。企業名秘話?、おむろいと思うけどなあ。仁和寺は西暦888年の仁和4年、宇多天皇の創建で、今や世界遺産の指定だ。8並びの創建、これも旅行生には覚えやすい。道路の向かい側から仁王門でない二王門見上げた。左右の金剛力士像は、口を開けた阿形と口閉ざす吽形…、二つでアウンの呼吸だ。

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2010年6月11日 (金)

マノスは伊語の手作り

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094 隣りは右も左も…だ。前の席も、その先も…若い女性たちだ。禁煙の一人席から改めて店名を確認したら「MANOS‘CAFE」と。マノス?どういう意味かなと、回りを見た。男、おじさん、1人…、どうも場違いのようだ。もう注文してしまった。しまったア!

 JR京都駅地下街ポルタのレストラン街にある店だ。JR京都伊勢丹7階の写真展を見ての帰りだった。中華の四川飯店の向かい、天ぷらのハゲ天の西隣りだ。ウインドウの和風スパゲティーを見て、何気なく入った。女店員はみんな、ジーンズに運動靴、ブルーの前掛けだ。店のファッションのようだ。ワインは?と聞くと、酒類は置いていないと言う。

 和風スパ入りのディナーセットBを頼んだ。サラダ、コーヒー付き。店員さんがケーキは?と聞いて来るので、欲しくはなかったが、シフォンと。女性また女性の中、うつむき加減に待った。どの席も会話が弾んでいる。店名がマノス、注文のスパは、間(ま)のする出方だ。レジで店名由来を聞いた。イタリア語で手作りの意と。女性客は手作りケーキが魅力だったのだ。最後に食べたシフォン、おいしかったけど、店の事はシフォンかった。?

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2010年6月10日 (木)

ざ・丼店のさけとろ

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 どんぶりの店だから<ざ・丼>という。単刀直入、どんぶり、どんぶりして、わかりやすい。お店は大津市におの浜の西武百貨店7階にある。客招きの仕掛けか、大きなどんぶりの器がどんと飾ってある。レストラン街10店舗の一つ、どんと胸を叩いて昼に入った。

 一番奥のカウンター席に座った。一人入店はカウンター席が一番だ。西武百貨店の最上階、山並みが見える。琵琶湖とは反対側だ。目の前は大津高校の校舎、その向こうは今歩いてきた京阪とJRの膳所駅方面だ。捲っても捲って丼メニュー、さけとろ丼にした。単品550円、味噌汁を付けて650円だ。ねぎトロは人気1番、さけとろは定番だそうだ。

 チエーン店と推測したとおり、日本水産とダスキンの共同事業で、本社は大阪吹田だ。ちょうど、お腹もすいた…?。南米チリのアンデスの氷水で育てた養殖サーモンのさけとろ丼、朱色が美しい。合わせ醤油をかけ、まぜまぜすると、舌にとろける食感ありだ。左隣のカウンター席、女性2人が座った。席はすぐねきで、一人はねぎとろだ。もう一人は至福のいくら丼だ。値段はいくらか、メニューを覗くと1380円だ。洒落、定番かなあ?。

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2010年6月 9日 (水)

山本富士子邸宅跡の碑

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 京都の繁華街、寺町三条下ルで、山本富士子邸宅跡を見つけた。写真のとおり、洋服屋さんのビルの壁に大理石の碑で<女優 山本富士子邸宅跡>と刻まれていた。あの時、たかが碑なのに正直言って、感激もし、驚きもした。うーん、ここか、ここなのか…である。

 第1回ミス日本、大映の看板女優…、代名詞は誰もが認める天下の美女である。大阪出身、京都へ引越して、ここに住んで、京都府立第一高女、現在の鴨沂高に通っていた。作曲家古賀政男の高弟、丈晴氏と養子縁組して、ずっと山本だ。年齢は昭和6年12月生まれなので、もう78歳、ご健在である。ご本人、写真でしか、お目にかかったことはない。

 最初に見つけた時、デジカメにSDカードが入っていなかった。この間、京都市役所当たりまで行ったおり、思い出して写真を撮りに行った。向かい側は肉の三嶋亭本店と京都で一番古いバーのサンボアだ。富士子さん、肉食べて、サンボアは行ったかなあ。碑の前、自転車が2台ある。元山本邸、今は洋服屋さん<山山 WHO‘S WHO>だ。誰の自転車か、フーズフー?。店名の<山山>、やまやまなれど…だ。意味不明、そう山山?だ。

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2010年6月 8日 (火)

瓢箪池のアオサギと亀

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 右足か、左足か、1本足で立っている。羽根をバタバタさしている。一度ならず二度、三度だ。ゴイサギかと、来い!来い!と手を打ったが違う。代わりに鯉が来た?。鳥はゴイサギではなく、似ているアオサギだ。青みがかった灰色の羽根、眼元は黒縞のラインだ。

 休日散策で行った円山公園である。枝垂れ桜の前、瓢箪池に掛る太鼓橋を渡ったおり、鳥に気付いた。小さい方の池の真ん中、岩の上だ。パフォーマンスの如く、幾度も羽根をばたつかせているのだ。手前の小さい岩には亀だ。池の住人か、鳥に首をすくめている。ポカポカとした陽気である。甲羅干しの亀、こうら!と鳥に注意しても通じないふうだ。?

 アオサギ、嘴ごと広げた羽根に突っ込んでいる。散策ウオーク、時間はある。立ち止まって、観察兼ねた写真撮影だ。長い首をクニャと曲げ、下から羽根をつつく瞬間、3倍ズームで狙った。ピントが合った途端、ばたつき終了だ。1本足立ち、どうも右足を畳んで、左足だ。世界の王と一緒だ。今度は右足が出て、尖がった爪先で眼のあたりをカイカイする。落ち着きのない鳥だ。首を伸ばして亀が言う。<いいかめんにして!>、ホンマかな。

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2010年6月 7日 (月)

繭の絵は林泉だった

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再び、有職京料理店「西陣魚新」である。高校体操教師の偲ぶ会で行った創業160年の料理屋さんだ。2階大広間の書額は橋本関雪の<花香落酒杯>と店に聞いて理解したが、玄関の上がり口にも日本画が掛かっていた。絣の着物の女性が繭を紡いでいる、いい絵だ。

帰り際、玄関先で靴を履く前に写真を撮った。何という画家かと?左端下の落款を見た。<林?>の、?の字がよくわからない。後で確認しようと、そこだけアップで撮っておいた。戻って、?が<叢>みたいなので、<日本画家 林叢>とネット検索してみたが、画家の名前はハテナだ。何日か経って、傘を忘れて帰ったのを思い出し、お店に電話した。

~偲ぶ会で傘を忘れたんですが、ところでえ、玄関の絵なんですが…~と。大事な要件は傘より絵だ。電話口の女性も傘の有無を言わず、隣りに~あの絵、誰なの?~と聞いている。電話越しに男性の声で~りんせん~と聞こえて、オウム返しに~はい、りんせんです~と。それで<林泉>と分かったが、それでも、明治6年まで生きた江戸の日本画家・菱田来成こと<林泉>と分かるまでには、知人の力が要った。まさに臨戦態勢だった。?

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2010年6月 6日 (日)

遼くんの手相との比較

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003 遼くんの手相と、りょう?違うかなと我が右手を見た。遼くん、言わずと知れたプロゴルフファーの石川遼くん(18)である。既にして生涯獲得賞金3億円を突破、5月の中日クラウンズ最終日で世界新の1ラウンド58をマークして逆転優勝した、あの遼くんだ。

JR京都八条口から徒歩5分、イオンモールKYOTOのソフトオープンへ行った。エスカレーターで上がって、3階だった。特別価額の1050円の手相見の店だ。人寄せか、遼くんの右手の手相看板が出ている。これぞ<一業を極めて成功タイプ><趣味を仕事にして極める=成功のキーワード>の手相という。遼くんのだ。そら、良だ、間違いはない。

占い師が診断して、ゴルフダイジェストに掲載した手相だ。看板写真、デジカメで撮った。右は我が手だ。JR山科駅前のスタバで撮った手、出勤前にじっくり見比べた。遼くんの太陽線は、生命線の内側からだ。年上の異性キラー。我が右手、途中切れだ。ポイントは知能線だ。遼くん、途中で急カーブしている。趣味を仕事にする才能ありだ。我が手はどうだ。あっ、急カーブしている。才能はある…のにだ。今年の100切り、まだだ。

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2010年6月 5日 (土)

山村美紗のミステリー解説

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そうか、そんなに…だったのか。文庫本の解説を読んで、改めて女性推理作家、山村美紗の実績を知った。文庫本は<京都西大路通り殺人事件>だ。JR京都伊勢丹であった「ミステリーの女王 山村美紗の世界」で買った。解説はH賞に輝く詩人、郷原宏氏である。

 展示は山村さんの長女で女優の紅葉さんのプロデュースだ。東京のホテルで急逝して15年、62歳の生涯だった。閉幕前日に行った会場は、真っ赤ドレス、140冊余の著書、仕事場の再現だ。女性、作家、母…、紅葉さんが、こうよ、こうよ?とビデオで喋っていた。出口で、ご主人の日本画家・魏氏の描くポストカード=写真=と一緒に本を買った。

 事件は北野神社、金閣寺…と西大路通りの社寺で次々に発生する。犯人は誰かな、誰かなーと通勤中に読んだ。祇園の舞妓・小菊と画家・沢木が犯人探しで活躍する。週刊読売長期連載の作品だ。実名・西大路が犯人だった。文庫本の最後、郷原さんが解説する。<ロマンとトリックを融合させた推理小説><京都の歴史的、文化的背景に中で、謎を解く愉快さ>と書く。事件が事件を呼び、推理が推理を膨らます山村ミステリー、健在なり。

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2010年6月 4日 (金)

耳野聡嗣さんのお墓

 001002あの日の風は、千の風だったのだろうか。♪~お墓の中に私はいません~♪の、あのメロディが聞こえてきた。新緑の風が優しいあの日だ。娘婿のお父さんの納骨だった。本堂で法要が済んで、皆でお墓へ行ったおり、何気なく目にしたお墓の墓碑銘、あっと思った。

 耳野家之霊位-と掘り込まれた墓石だ。真っ直ぐ正面から見た。新しくて、立派な大きなお墓だ。千の風のせいか、通りすぎてまた、振り返った。墓石の横側、耳野さんのフルネームが目に入った。<平成7年5月吉祥日 耳野聡嗣建之>だ。そっと小声で読んでみた。~みみの そうじ~、えっと思って、もう一度…、やはり、~みみの そうじ~だ。

 お墓の後ろに卒塔婆があった。去年、耳野家13回忌の法要だったようだ。世の中、色んなお名前の方がおられる。それこそ、年齢が知れてしまうが、ずっと昔、NHKで「私の秘密」というTV番組があり、珍名さんコーナーがあったのを思い出した。納骨終わって、再び、耳野家のお墓の横に来た。静かに手を合わせ、頭を垂れて、墓碑銘の写真を撮らせてもらった。住職に聞くと、お寺のご近所の方とか。お墓は掃除が行き届いていた。合掌。

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2010年6月 3日 (木)

清水寺音羽の滝のガイドさん

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 学力に恋愛に長寿…清水寺音羽の滝の説明だ。肩まである長い髪のガイドさんだ。よく通る声、傍を歩いていて、思わず立ち止まって、そうか…と聞いた。右手に黄色い旗とガイド用のノートを持つ。これがないと、アイドントノットなのかもしれない。久々に◎だ。

 名鉄観光バスの若いガイドさん。若くて、笑顔が可愛い。聞いているのは、みんな黄色い帽子。胸の名札から岐阜県の各務原市鵜沼小学校の修学旅行生だ。清水の舞台から降りて来て、音羽の滝の所へ来ての説明だ。~この滝は山中から涌く名水です。春夏秋冬、水の量が変わりません~と本見ながらだ。次に左手の指を三本出し、三筋の滝の謂れを喋る。

 ~手を濡らすと、願いが叶う水です。左端が学問、真ん中が恋愛、右が長生きの水です~と言う。聞いていて、恋愛!の声。大きくなったような。ガイドさん、恋愛中かな?。それは兎も角、勉強になる。今度は左手の小指1本出た。~今日はこの三つが叶うよう、小指を滝の水につけて、乾かして下さい~と言う。音羽の滝は長い列だ。子供たちは滝に小指をつけ、記念撮影だ。♪~あなたが浸けた小指がかゆい~♪いや、不謹慎、すみません。

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2010年6月 2日 (水)

食堂エンドウのまぐろ丼

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041 やみつき味のまぐろ丼だという。大阪の毎日テレビ、昼の番組<せやねん>に出た800円の丼だ。お店は清水寺三年坂石段下から50㍍ほど東へ行った所にある。一家4人暮らしの3階建て住居を兼ねた食堂「エンドウ」である。どんな、やみつき味か行って見た。

 店の壁からして、赤まぐろ色だ。ギギッと音がしそうな板戸を開けた。客は一人もいない。階下にテーブル二つ、2階は調理場兼ねたカウンターで席が5つ。食堂-という名前からして、どこか古風やなあと感じていたが、やっぱりだった。五つ玉のそろ盤、黒電話、裸電球…、店内見回していたら奥の古時計がボ~ン、ボ~ンと打った。時刻は午後2時だ。

 靴脱いで上がって、出て来た奥さん?に<TVに出た丼>と頼んだ。ぞろぞろ歩く三年坂から少しはずれなので、流行っていないのかと思ったが、よ~じやのあぶらとり紙袋の女性連れ3人、若い男性2人が入ってきた。この時間の入店、流行っているのだ。やみつき味がトレーで出て来た。さっそく、とれとれ?である。ごまタレ、ユッケふう、もみ海苔、葱…温泉卵も乗っている。漬物、味噌汁…、エンドウさん、なかなか、ええんぞう!?

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2010年6月 1日 (火)

一番真っ赤なバラはどれかな

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  108_2真っ赤に咲くバラ、一番はどの種類かなあ。米国のリンカーンは西日に赤く映えている。デンマークのバーグマンも艶やかだし、日本の花笠も宴(うたげ)も染まりがいい。いや、仏のチンチンも馬鹿に出来ない。真っ赤なバラの選定、迷ってしまって、バラバラだ。?

 夕方のそぞろ歩きサービスで、午後6時半まで開園の府立植物園へ行った。北山門から真っすぐ南へ、アジサイ園を越えたところが洋蘭園で、バラ園はその中だ。赤、ピンク、白…、一面にバラだ。思わず♪~バラが咲いた、バラが咲いた、真っ赤バラが~♪とマイクが真木になった?。旬には300種2500株のバラが咲く植物園自慢のバラ園である。

 そぞろ歩きに早い午後4時、一人行のデジカメ撮影である。回りは気にせず、バラが赤ければ、兎も角撮った。この5月25日で定年退職した名物園長・松谷茂さんが書き綴った冊子<きまぐれ園だより>を見ると、植物園会館2階の踊り場から見るバラ園は、比叡山848㍍の借景がきいていて、ビュースポット日本一という。それも忘れて、赤いの、赤いの…と行って、戻って、また行って、結果は、どれも赤くて、決めるのアカンかった。?

 写真左はミスター・リンカーン(1964年、米国作)右はつる、サラバンド(1968年、フランス作)

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