正月銭湯、初風呂気分
頭に手ぬぐい、首までごっぽり…だ。目をつむって、一~つ、二~つ…、身体の芯までヌクヌクである。初詣で帰りの2日、京阪五条駅で降り北東へ歩いて5、6分、旭湯という暖簾のかかる銭湯を見つけた。正月恒例の初風呂、朝風呂営業中、手ぶらで入った。
番台はお兄さんだ。貸しタオル30円込み440円払って、何時からと聞くと、昭和の初め頃からという。旭湯さん住居兼の3階建てビルだ。お兄さんは30歳代、二代目だろうか。下駄箱17番、脱衣箱2番…どの番号に?と思うところから懐かしい。裸のお客さんは2人だ。高い天窓、東隣りの女湯から「おめでとうさんどす」の声、新年の挨拶だ。
深い湯舟にアツアツと足をつける。41、2度か、いい湯だ。ジエット湯、電気湯、水風呂、サウナ…緑色のよもぎ湯もある。あっちへじゃぶり、こっちへじゃぶりだ。洗い場の鏡は広告入り。中華のほうらい、渡辺葬儀所、タカハシカメラ…脈絡はない。裸のおじいちゃん、あばらの背中をこすっている。ずっとである。長風呂だ。湯冷め警戒、そこそこで上がって100円ラムネ。昔も今もスウッ~とだ。ゆ~ゆ~銭湯、ゆ~ゆ~正月なり。
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