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2010年1月21日 (木)

十二段家の大海老天丼

047 045  頭からガブリといった。白身、柔らかくフガフガ、甘みがある。二かぶり、三かぶり、もう一かぶり…合わせて4度だ。尾っぽ付近にもまだ身がある。ここは皮ごと、歯でガリッと齧った。ご飯少な目、大海老の天丼だ。海老の長さは10㌢以上、それが、2匹だ。

 京都・花見小路四条下ル、十二段家の昼だ。店先に写真付きで「大えび天丼 1850円」の二つ折り看板が出ている。一力茶屋の南隣り、風格のある黒格子の店構え。日本で最初にしゃぶしゃぶを始めた十二段家である。日曜の女子駅伝観戦、早めに自宅を出た日だった。どんな大海老の天丼か、思いきって、財布の紐ゆるめて、長い暖簾を潜り入った。

 半纏の女子店員さんがテーブル席か座敷かーと聞くので、靴を脱いで左の座敷へ。奥の奥、丸い卓袱台へ一人座った。民芸調、懐かしさ甦る。大海老天丼、物静かに出て来た。吸い物は三つ葉とワカメ。いいおつゆ具合だ。好物の出汁巻きは二つもあり、フワフワだ。天ぷらの衣は出汁がしみ込み、ご飯まで通り、醤油色だ。漬物の沢庵は浅漬けで、噛むとコリコリ音がする。見た目以上に大きな海老、こちらはコリコリではない。笑み笑みだ。?

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