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2010年1月22日 (金)

両足院の伊藤若沖

020 031 話を聞いて、そうか…と見直した。建仁寺の塔頭、両足院が所蔵する伊若沖の軸絵「雪梅雄鶏図」だ。ガイドの女性がこまごまと解説する。赤い花の名、虫食い葉、萎れた水仙…、ついつい見逃してしまう箇所だ。絵師・若沖の写実力と描写力、ここにあり-と話す。

 両足院が元日から開催した新春特別公開だ。京に縁のある二人の絵師と題して、所蔵の作品を展覧した。最終日の17日、拝観料600円払い、両足院の玄関で両足の?靴を脱いで上がった。もう一人の絵師は没後400年、東京国博で記念展開催の長谷川等伯だ。両足院は七賢図屏風など2点の公開だ。庭園はおよそ3000坪、要所要所で説明がある。

 若沖の作品は書院の床の間だ。縦長の軸絵、畳に胡坐をかいて見た。庭園説明すんだガイド女性、若沖を語り始めた。京都・錦小路の青物商の長男で…、鶏の絵師と言われた…と若沖は得意の分野らしい。あの赤い花は椿か、山茶花か…と問う。~花びらが一枚一枚、落ちていたら山茶花ですが…。葉は虫食いのあとまで描いて、さすがですね。左端の隅っこ、水仙が萎れていますね~。解説は仔細、絵も微細、こちらの眼元も細目に…だ。?

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