安土城址へ行く
戦国小説を書く和田竜(41)は安土城の見どころをこう表現する。「本丸へ一直線に続くかのような大手道の異様な姿でしょう」と。標高199mの安土山を丸ごと城にしたという安土城である。信長、天下布武の城だ。暮れの30日、お葬式帰りに初めて登った。
JR安土駅前で自転車を借りた。2時間以内なら500円、荷物置き賃200円だ。少し座高の高いサイクリング車、チリンチリンと城跡まで10分だ。信長ゆかりの総見寺が管理していて、最近になり拝観券500円が要るようになった。自販機で買い、関所窓口を通ると、真ん前は、和田さんが言う天主までズドーンと突き刺さるような大手道である。
案内の木札に頂上天主閣まで405段と出ている。両側高い石垣、幅は6㍍もあり、ドンと来い!と信長が言っているようだ。焼け跡発掘の仏石、それに天主までの道筋に利家、秀吉、蘭丸…屋敷跡の表示がある。中腹に信長菩提寺の総見寺。入らず、そうけん!と上へ上へ。ゆっくりで20分、天主閣跡に着いた。地下1階地上6階の柱石が整然と並ぶ。立った場所は地下1階だ。何というスケール…琵琶湖が見えた、空が見えた、天下が見えた。嗚呼、信長!
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コメント
日の出の件プリンスホテルから瀬田川方向へ近江大橋の見えるところまで移動しカメラをセット6:30~7:30までが空の色変化あり素晴らしい出会いを期待いたします。
投稿: tujikawa mikio | 2010年1月 6日 (水) 19時59分