なんてったってタラが出た
トロ箱に魚がいる、貝がいる。たたきにそんなに並んで、いいかい?と言うほど、色々いる。ノドグロ、ハタハタ、サザエ、つぶ貝…と出て、この間はタラ(鱈)まで出た。出鱈目でなく、ちゃんと出た。大津市菱屋町商店街の鮮魚販売・魚料理の「摩季詩」である。
女店主の中村千代子さん(51)はタラをトロ箱に入れて出したら、来る客来る客みんなが、なんという魚かと聞くと言う。お腹がボコッと出て、上目づかいに目をむいて、トロ箱にがっぽり入っている。箱の横に赤字でオス4.2㌔と書いてある。でっかいタラありゃしない。名古屋の仕入れで、オスなのでお腹に白子(精巣)が入っているという。
タラにも色々あるのでは?たらたら聞くと、スケソウダラ、コマイがいて、これはマダラ(真鱈)だそうだ。身体に斑点でマダラ?白子、そんなこと知らこ?と、洒落てみたが、余り通じずだ。真面目な所では、マダラは北半球の寒帯に分布して、日本では北海道の漁獲が60㌫という。この大きさで1万円、今なら刺身でもいけるが、時間をおくと切り身にするという。身は淡白で、冬場はタラチリ鍋一番である。汗もタラタラだ。これ◎だ。
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