写真展の審査員講評は
滋賀県写真展の審査員、中村吉之介さん(7?)が会場で講評している。全国7都市で写真教室を主宰する芸術写真の大御所だ。滋賀近美の県展最終日、神戸の自宅から来て、自ら審査した入選作を1点ずつ解説している。居合わせた愛好者、聞き耳立てぞろぞろ歩く。
どう講評するのか、一緒に聞いて回った。中村先生、ジーパンにハンチング帽。どんな質問にも丁寧に答えている。自らの審査員出展は紅葉だ。展示会場の右端、一番展示である。赤茶けたもみじが落下、晩秋の題が付いている。光り加減は?との問いに後ろからライトをあててあるんだよーと正直だ。カメラは35ミリ使用、絞りは開かないという。
応募作品593点中の1番は中国・黄龍の石灰岩の池だ。県芸文祭賞20万円だ。透きとおるようなブルーの水、全体のバランスいいねえと言う。展示一列目の角っこは、県写真連盟賞の惜春だ。雨の中、桜が散り、仏さんの前に色とりどりのパラソルが写っている。会場にいた作者によると、坂本の日吉山王祭の撮影会で偶然出くわして撮ったという。中村さんが言う。これは人物の顔が写っていないのがいいねえと。どの講評も好評だった。?
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