暁天講座の芋粥
行くか、止める-迷ったら行く。何事も…である。、朝6時からの知恩院の第43回暁天講座だ。山門前の大看板、以前に通行中に見ていて、日程は知っていた。あまりに朝が早いので悩んだが、TAXで行った。入場無料で芋粥の接待がある。3日目の29日だ。
会場は国宝の御影堂だ。僧侶の読経の中、お堂に上がった。大畳みの上、胡坐をかいて、講談師の5代目一龍斎貞花さん(69)の話を聴いた。愛知県生まれ、サラリーマンから転進だという。話の前段は、手を合わせることの幸せ-実例を挙げて喋り、後段が本業の講談になった。これは花丸だ。講談は会場にぴったりの「法然上人ご一代記」である。
身振り手振りの講談が終わった。さあ、本命の芋粥だ。どこへ行くのかと、皆さんを見ていると、向かい側のお茶処泰平亭へ移動している。ついて行って、後ろに並んで、赤いお椀の芋粥を頂戴した。お粥、お椀に3分の1だ。お芋は一つ、サツマイモか。甘く、くりくりしている。姿勢をただし、手を合わせ、静かにすすった。味は薄め、心は妙に落ち着いた。聞き手が少なかったのか、お代わりも-という。いや2杯も、いや、ありがたや。
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