京阪石坂線の青春電車
毎日毎日、青春が走っている。京阪電車石坂線、ラッピング電車だ。2両編成の車体の一つは「隣に座った君を見ず 窓に映った君を見る」だ。直接には顔を見ることが出来ない初々しい恋心である。大阪府の重本健吾君(21)の作品で、石坂洋次郎賞という。
毎年の卒業シーズン、京阪電車は石坂青春号を走らす。電車と青春と初恋を綴る21文字を全国公募している。今年の応募総数は2017点と新聞に出ていた。青春号来るまで待って、何度も乗った。最終審査員の俵万智さんが車内吊りで講評している。「~今年は若い人の健闘が目立った。携帯メールの効用か、短い言葉の表現に慣れている」と。
電車や駅は青春の舞台だという。出会いがあり、別れがあり、思い出があり…、毎日毎日、電車はドラマを乗せて走る。入選は100点だ。ラッピングは優秀作4点、入賞作20点は車内にポスター吊りしてある。石坂線と青春小説の石坂洋二郎を重ねた企画だ。青い山脈、陽の当たる坂道…、吉永小百合がいて、石原裕次郎がいる。今年の青春号は8日からで29日までの走行という。もう日がない。お早くお乗り下さい!。チンチン!
石坂賞の他の優秀作は以下のとおり。
行かないで、ドアが閉まれば言えるのに(初恋賞)
二駅を遠距離と泣いた眩しき日(さわやか賞)
電車って助手席よりもくっつける(スマイル賞)
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