子午線の街の子午煎餅
子午せんは、子午線の煎餅だ。子午線の街、明石市にある菓子店「人丸」を代表する銘菓である。1枚、四五=20円かというと、そうでもない。「人丸」はJR明石駅から南へ徒歩3分、明石銀座にあり、最初は「大丸」かと、店名よく見たら「人丸」だった。
去年暮れ、明石銀座を歩いていて、人丸ウインドウに陳列してある「子午せん」に引き込まれた。時刻はピッピッピッ、ピ~ッ…の正午をかなり過ぎていた。さすが地元を代表する銘菓店。猿の絵入り焼き菓子「刻」(こく)に海老せんでない明石の蛸せん…、色々ある。写真が撮りたくて、5枚箱入りの子午せんと「刻」一個を買って店を出た。
大きさは直径5㌢ぐらいだろうか。煎餅に白砂糖で日本列島を描き、明石の子午線が引いてある。うーん、なるほどと思う。箱に栞入り。「子午せんは明石・人丸山上を通過する東経135度の子午線にちなんだ煎餅。バターと卵をふんだんに使って、サクッとした歯ざわり」と書いてある。今年はガリレオが空へ望遠鏡を向けて400年、世界天文年という。年明け、私語せんと、静かにかじった。バリッ、ガリッ…、正午か近づいていた。


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