札幌ラーメンのどんぶりの底
スープを飲み干すと、丼の底に演出あり―と書いてある。JR京都駅ビル10階、拉麺小路のフロアガイド・ビデオである。フロアには全国の有名ラーメンが7店舗入っている。その一つ、札幌ラーメン「すみれ」が、丼の底を見て下さい―という。
それならと、「すみれ」へ、底を見に行った。食券自販機の前で、ラーメンは塩か、醤油か、味噌かー考えていたら店員さんが「すみれは味噌が代名詞」と言うので、900円の味噌にした。カウンターの端に座り、店内見渡した。立派な今の札幌本店と、昭和39年創業時の小さな店と出前姿の店主・村中伸宣さんの写真が貼ってある。原点忘れず、だ。
「熱いのでお気をつけて」と味噌が出てきた。最初にレンゲでスープをすすった。アツツ…!店員さん、言うとおりだ。葱、メンマが入り、焼き豚はサイコロみたいに角切りだ。麺は中太で、短いが腰は強い。表面が油のラードのせいで、スープは掬っても掬っても熱々だ。一人でなぜかフーフー食べて、そこそこに底が見えて来た。丼を傾けて、見たら漢字が出た。「感謝」だ。いや、こちらこそ、そこここにない味噌味に感謝!。
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