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2008年8月

2008年8月31日 (日)

魔女の谷

Img_8015 Img_8017 キャディーさんが言う。「左は駄目です。右へ打ってください」と。瀬田GCの北コース、イン14番、パー4だ。距離は白マークより少し長いオレンジマークから打って、370ヤードである。左は深~い、深~い「魔女の谷」がある。名物ホールだ。

 グリーン上に派手な看板が出ている。漫画家ちばてつやさんが魔女を描いている。長い茶髪の若い女性が左手でピンクのドレスの裾を持ちあげ、「おいで、おいで」と右手で招く。女性に足はない。ゴルファーの一人がイソイソと近づこうとしている。仲間3人が「あかん、あかん」と止めている。名作・あしたのジョーの、ちばさんの漫画、さすがに面白~い。

 最初に飛ばしやのYFさん(5?)が打った。当たりは良く、ボールは左へ消えた。キャディーさんが「入りましたかねえ」と言う。谷まで236ヤードだ。あと3人はとても届かず右へ右へ打って、みんなで谷まで行った。YFさんのボール、淵ギリギリで止まっていた。良かった!。漫画のとおり、仲間の魔女止めが効いたようだ。ここで救われたYFさん、勢いに乗り、念願の100を切った。98、拍手!

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2008年8月30日 (土)

京文博の紫式部

Img_7966 Img_7970  京都文化博物館へ行くと、1階のエレベーター前に何時も紫式部がいる。今年は源氏物語千年紀の年なので、気になる。この間も美術史家・辻惟夫さん監修の「KAZARI」展を見に行ったおり、まじまじと見た。前から横から斜めから…写真も撮った。  

おでこが出て、賢そうだ。まだどこか、あどけないけど、才女を感じさす。十二単衣を着て、髪は肩まである。筆を立てるように持って、一筆したためている。乾漆の、等身大の像で、金箔が塗ってある。台座の左側に制作者の名前があった。日展評議員の故杉村尚氏の制作で、社団法人現代教育研究会が創立20周年記念で寄贈したという。  

 文博総務部に知人がいるので電話した。式部像の寄贈は今から18年ほど前で、館が出来て2、3年あとだったという。千年紀でモテているのでは?と聞くと、そうでもないと言う。大入りの千年紀展でも普段どおりで、特別扱いはしなかったと。式部に似ている?像かと、そおっと聞いた。作者の杉村さんが紫式部研究の第一人者だった故角田文兵衛さんに取材されていたけど、似ているかどうか、そんなこと紫式部!と。???

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2008年8月29日 (金)

一人でおばんざいバイキング

Img_7739 Img_7747 テーブル台、おかずの一品が数々並ぶ。皿に少し、また、少し。ぶり大根、鰯の梅煮、おくらの胡麻和え、筑前煮…などなど。皿盛りは三度豆のこんにゃく浸しがあっても、一度ですます。???。京都ならではの、おばんざいバイキングである。

 河原町三条下ルのホテルユニゾ2階。「KYOTO DINING 優食かなめ」という。この間、昼をかなり回って、ドアをそっと開けた。客は1人、どうかなと思ったが、まあ、いいかと入った。時間限定のおばんざい、大人1400円という。最初にメーン料理4点から一つ選び、ビール、ワインのドリンクも一つOKという。

 メーンはサーモンソティーにする。おばんざいは12種も。かやくご飯、野菜サラダ、味噌汁…。一人いた客も帰り、広い店内で一人に。若い店員さんに店内事情を聞いていたら、手がすいた賄いの女性登場。「料理は好きだけど、おばんざいはぶり大根はじめ味付けが難しい」と。開店から1年、昼はおばんざい、夜は居酒屋。「営業は厳しいけど頑張っている」と。遅い一人昼食、店との対話が進み、おお、ばんざ~い。???。

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2008年8月28日 (木)

名神大津のゆるキャラ投票

Img_8024 Img_8023 表彰台の真ん中は、ひこにゃんだ。彦根築城400年祭の人気キャラクター。赤兜をかぶって、両手を広げ、得意そうだ。左隣の2位は6月開通・新名神のしんめちゃん、右側の3位は大ナマズのキャフィー。全国スポレク祭滋賀大会のマスコットだ。

名神大津SAは今、ゆるキャラ6点の人気投票を行っている。毎週、集計して、模造紙の表彰台に1、2、3位を乗せている。この間、下り線の大津SA案内所で見つけた。係りの女性に話を聞く。夏休み限定の子ども向け企画で、大津エリアで話題のゆるキャラ6点を選んだという。投票協力者には、ゆるキャラの切り絵などをプレゼントしている。

投票は一日平均15人くらいで、結果はだいたい同じと言う。知名度抜群のひこにゃんは、ずっと1位だが、2位の「しんめちゃん」は番狂わせとか。双葉の新芽(しんめ)を新名神とかけて洒落ている。図柄は色合い単純で可愛い。表彰台以下は、④位はETCのスピーディーくん、⑤位は水の妖精・うぉーたん。最下位の⑥位は源氏物語千年紀in湖都で売り出し中の、おおつ光ルくん。今が旬の光ルくん、意外と光らず。???

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2008年8月27日 (水)

加茂七石の庭

Img_7991 Img_7983  七条通りを東へ歩いると、何処からかボコボコと音がする。こんな所に水が湧き出ている。七条大和大路東北角だ。よく見ると、叢の中に幅30㌢ほどの小さな、小さな川が流れている。川の両側に石があり、小さな木札に名前が書いてある。

 一番大きな石は鞍馬石だ。つるっとして、すべすべしている。真ん中あたり、サルスベリの花弁が散り落ちているのは、紅加茂石だ。紅い斑点が所々、浮き出ている。川の長さは10㍍あまり。石に地名の付いた紫貴船石、雲ケ畑石、八瀬真黒石、それに漢字読みが難しい畚下(ふごおろし)石と賎機糸掛(しずはたいとかけ)石だ。

 東端に立派な立て札があった。「加茂七石庭」とある。平安建都千二百年を記念して、平家一門の栄華を偲ぶ六波羅第跡の、この場所に加茂七石の庭をつくり、京文化の心を形に現わしたーと書いてある。そうか、そうだったのか。石も石なら場所も場所だった。南側は三十三軒堂、道路の向こう東側は大仏前交番、京都国立博物館だ。歩いて、ふと立ち止まって気付く歴史は千二百年。小さな庭みて、感慨がにわかに…。???。

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2008年8月26日 (火)

カレーライスはA5ランク

Img_7881 Img_7869 近江牛A5ランクの肉を使ったカレーライスという。値段は9が三つ並んで、税込み999円だ。どこか高級そうで、安そうなので、どんなんかナーと飛び込んだ。JR大津駅構内2階のレストラン「トランドール」である。

若い店員さんが注文を聞きに来たので「A5ランクって?どれくらい」と質問した。「そうですね。ちょっと待って下さい」と姿を消して、代わって出てきた店主が「肉質の等級でして、A5は最高です。まあ、食べて下さい」という。手間をかけたのか、やや時間たって出てきた。A5の肉をさがした。カレールーの中、サイコロ状で6個あった。

最初の一つ、取り出した。歯で噛んだら舌にとろけた。これが、近江牛A5の味!かと、初めて知った。看板書きの「9」は○に棒1本、数字に値段に味がある。支払いで、何で999と聞くと、「気持ちです」と言う。千円出して、お釣りの1円が出たので、もうトランドール???と冗談を言ったら、「それなら1万円出してトランドールと言って…」と。トランドールは駅構内の意。1万円で釣り出なかったら、もうこうない。???。

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2008年8月25日 (月)

快慶の大日如来坐像

Img_7921 Img_7923  そのうちに―と思っていたら会期まであと一日という。石山寺の仏像展のポスターに出ている、あの仏像を見たくて、慌てて、開催中の大津市歴史博物館へ行った。鎌倉の仏師・快慶初期の作品で、重文の木造大日如来坐像である。そうはない特別出展だ。

 大日如来さんは金剛密教界の中心。会場でも真ん中展示だった。高さ2㍍、幅1㍍のガラスケースの中、グルグル回って鑑賞した。石山寺の多宝塔(国宝)のご本尊。いつもは高い位置におられる。「屈んで見てください」の鑑賞心得。下から仰ぐと、大きく見える。目じりが光って、まるで上から包み込まれるようだ。思わず、南無阿弥陀仏!。

 胸の前で「智拳印」(ちけんいん)を結んでいる。左手の人差し指を立て、右手で握っている。忍者が真似たドロン変身の姿だ。聞くと、宇宙すべてに光を投げかける術、いや印だという。左手の人差し指、1本突き出して、真似てみた。どうもぎこちない。人生この方、 修養まだまだを思う。会場出て千円の図録を買った。表紙の表裏で大日如来さんの前と後を重ねて撮ってみた=写真右=。肩の線柔らかく、見事な二等辺三角形だ。これぞ快慶!。

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2008年8月24日 (日)

ヒレかつ人生訓

Img_7713 Img_7706 ただただ、黙々とゴマを摺る。クルクルクル…、ゴリゴリゴリ…。左手で小さな鉢を抑え、すりこ木を右手に持って、摺る。JR山科駅前の大丸と併設のラクトー4階の「かつ屋」である。ヒレかつ850円。摺って食べて、お茶飲んで人生振り返った…。

 底の深いお湯呑み茶碗がテーブルに一つ。つらつらと、人生訓が書いてある。ゴマを掏って、ヒレかつ口にしながら読む。苦しいこともあるだろう…、言いたいことも…、不満のことも…、腹のたつことも…、泣きたいこともあるだろう。お湯呑み、くるくる回して、最後の言葉。「これらをじっとこらえてゆくのが人生の修行である」と-。

 たかが湯呑み茶碗、されど湯呑み茶碗である。一言、一言、思いあたる。そうやなあ―、人生この方、泣きたいこと沢山あったなあ。朝起きて、枕が涙でぬれていたことあったなあ。何でまた、100切れんかったんか。あのダブり何でやったんや。でもまあ、耐えることかなあ。擦ったゴマにかけたドロっとしたソースの味、たどりし人生にも似て、一味、一味、お腹へしみていく。ゴマ摺って、お茶飲んで、人生にかつや

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2008年8月23日 (土)

通りがかりの床屋さん

Img_7731 Img_7728 どうかなーと思ったけど、兎も角、入った。河原町荒神口下ルの西側、店の名前は「BAR BER キヨラカ」という。通りがかりの入店だ。近所の理髪店が閉まって、頭髪?がだいぶ伸びて、気になっていた。客のいない散髪台、店内に3台並んでいた。

 年配の主人が「はい、いらっしゃい」と言う。白髪、年配の散髪屋さんだ。自ら口にマスクをかけて、真ん中の散髪台へ誘った。「どうしましょう」と聞いてくる。そう髪形に拘りなく、「そこそこで」と答える。店内、これぞ、昔の床屋さんだ。耳の横からバリカンが入り、今度は櫛と鋏だ。チョッキンな、チョッキンな。まだ髪はある、ある。???

客が話しかけ、床屋さんが答える。店は何年すか?70年以上という。2代目ですか?姉がやっていましてーと。屋号のキヨラカは?姉の名前が清子だったんでーと。刈り進むほどに会話が弾む。・京都にはもっと古い床屋さんがある・年配客が多くて、まだ頑張れる・床屋家業は好きで、生き甲斐になっている…、喋りながら顔剃り、頭洗いのフルコース。仕上がり、鏡に映す。さすが手に職、おお!ハンサム、おお!3500円。

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2008年8月22日 (金)

区民の誇りはサルスベリ

Img_7764 Img_7766 こんなにサルスベリが…である。京都国立博物館西側の大和大路通りだ。ずっとサルスベリの木が続いている。およそ150㍍くらいだろうか、。赤あり、白あり、ピンクあり…、夏の空に向かって、彩り豊かに列を連ねて、燃えるように咲いている。

京博の展覧会観賞で、よく通るのに知らなかった。並木の真ん中あたりに「区民の誇りの木」の立て札もある。向かいの博物館側から見渡して、20本以上はあろうか。実にお見事である。これだけ揃えば、確かに誇れる。道路脇の側溝、散り落ちた花弁が溜まっている。色とりどり、右の写真の通り、まるで宝石箱みたいだ。これまた、見事だ。

サルスベリの花言葉は、雄弁で潔白という。久保田万太郎の一句がある。「夕空の まったく澄めり さるすべり」と。夕空を背にして、浮かぶように咲くサルスベリを詠んでいる。描写力、さすがプロである。我が駄作も2句。「ツルツルと 猿もすべりて サルスベリ」「百日紅 百日咲くから 百日紅」???―、さすが素人である。暑ければ暑いほど赤く咲くというサルスベリ。残暑に向かって、さらに赤くだろうか。

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2008年8月21日 (木)

没後10年のパンリアル美術協会

Img_7530 Img_7802 火星のクレーターのような穴が浮き出ている。ポコポコポコ…板絵かなあ。説明読むと、紙粘土で描いているという。題名は、月明を翔(ゆ)くシリーズの「衛」だ。これ、日本画の花鳥風月に抵抗した日本画で、パンリアル美術協会の前衛絵画という。

京近美で開催中の「没後10年・下村良之介展」である。ややこしいかなあ、どんな絵かなあーと鑑賞に行った。3階会場への入り口、下村画伯の両眼写真だ。最初の展示は、羽を大きく広げた梟である。縦1㍍、横5㍍の長方形で、看板みたいな絵だ。初期の作品から絶筆までの130点という。会場を歩いて、うーん、難産だ。

何度も解説を読む。鳥を描いてあるのではないという。「天空を切っ裂いて飛ぶ鳥の気韻」のようなものという。叢から鳥がパッと飛び上がったあとの空気の感じとか。そうか、気韻ねえ?―と、また絵を見る。作品は鳥が多く、月も出ている。赤いジャージ、パイプ持って中央に座る変な自画像も。何しろ京都画壇が生んだ異端の画家だ。日本画再考のパンリアル理解と、売店で2300円の本人のエッセイ集「単眼複眼」パンと買った。???

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2008年8月20日 (水)

突然の入道雲

Img_7400 Img_7602 入道雲はクモクモとモクモク沸く??。気象用語で積乱雲。どれも筋骨隆々、モコモコしていて、昼下がりか、夕方、ヌッと出てくる。青い空のキャンパスに白一色の大きな入道を描く。クモったことに、いや、困ったことに大概、突然のように登場する。

今年の夏、何度か見て、ハッと気づいて、パッと撮った。三島池から見た伊吹山がそうだった。夕方、急に現われて、山全体を襲った。瀬田GC東コース6番の起伏のあるロングホール。ナイスショット、真っすっぐ高く上がったボールの先にもっこり出ていた=写真左=。午後1時半、暑さも暑し、夏の昼下がり―???である。

 右の写真は、JR嵯峨野線(山陰線)の車窓から撮った。丹波口駅を過ぎて、終点の京都駅へ。ぼんやり座っていたら窓の向こうに出ている。思わず席を立って、反対側のドアの窓へ。夕方5時ころだ。満員の電車は高架を走っていた。♪~家も飛ぶ飛ぶ~田や畑…ではない。家並みだ、ビル群だ、電線だ。1枚、2枚、3枚…慌ててシャッター切った。入道雲ははるか東山三十六峰の向こう、どっしりと笑っていた。

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2008年8月19日 (火)

甲子園の赤星ラーメン

Img_7486 Img_7478  赤かぶらを星型にくり抜いてある。星の端をかぶったら甘酸っぱい。聞くと、酢漬けしてあるという。チャーシューに煮玉子にメンマにネギ入り。スープはあっさりの塩味だ。麺は細い。これ、阪神タイガースの赤星憲弘選手がプロデュースしたラーメンだ。

 甲子園球場のスコアボードの真下だった。外野スタンド裏の通路を歩いていて見つけた。ユニホーム姿の赤星選手が麺をすすっている写真看板が出て、名づけて「赤星ラーメン」という。650円だ。カウンターの店内、冷房はない。昼食はすんでおり、お腹は減っていない。暑いのに熱いラーメン。どうしようと思ったが、食べた。記念食事?。

 店内に赤星ラーメンを書いたトラ番記者の新聞記事が貼ってある。売り出しは平成174月からでだ。味噌カツの名古屋生まれだが、両親が熊本出身で、お母さんの料理は身体に良いからと、薄味だったという。それで赤星選手も薄味の塩ラーメンにこだわったとか。開店当初、50㍍の列が続き、一日1000食も。今ではスーパーでも販売しているそうだ。お盆最中、聞こえる歓声は熱闘甲子園。すすった赤星ラーメンは三ツ星。

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2008年8月18日 (月)

池の赤とんぼ撮影

Img_7572 Img_7582 おっ、真っ赤な赤とんぼや。京都府立植物園のスイレン池、細い竹の棒の先端だ。透き通る翅をスイと広げ、赤い尾っぽをピンと立てている。頭、胴、尾―、みんな真っ赤だ。そおっと池の端からデジカメの右手を思い切り伸ばした。

 気づいた赤とんぼ、すっと舞い上がる。そう、遠くへ飛ばず、また元へ戻ってくる。ポーズは「ほ~れ、撮ってごらん」と言っているような。飛んではとまり、とまって飛んで…1回、2回、3回…。お情けか、長~くとまってもらった時、上からバシャリ。今度は逆立ちアングルとスイレン。下から狙ったら、ひょ~いと場所を移し、こっちへどうぞ。

太陽ギラギラ、蝉はジーンジーン。スイレン咲く小さな池で、一匹の赤とんぼとデジカメマンの真夏の葛藤が続く。追いかて、追いかけて―、2㍍内の距離を行ったり来たり。何とか、撮った写真の、まあベストショットが上の2枚だ。お相手の赤とんぼ、ショウジョウトンボという。メスは黄色だが、オスは成熟すると全身あざやかな赤色になるらしい。夏のトンボで、名前からして、写真撮影は、少々辛抱を―と。???

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2008年8月17日 (日)

吉田山の大文字

Img_7664 Img_7661  灯りは点々々と右下からついた。親床の真ん中で炎がメラメラと上がって、右から左へ、上から左下へ伸びて、一気に「大」になった。午後8時1分、ワアッと歓声が上がり、拍手が沸き起こった。東山連峰、如意が岳の送り火「大文字」である。

 五山の送り火、今年の観賞は点火が一番早い右の大文字に絞った。一番いい場所は?出町柳、京都御苑、京大農学部グラウンド…、色々と検討した末、吉田山を選んだ。東一条から京大時計台前を通り、節分の吉田神社参道から登って20分ほどだった。山道は暗かったが、毎年鑑賞の地元の人について行った。山頂休憩広場、200人以上だ。

 吉田山の標高、登る途中の三等三角点表示で105.12㍍だ。見上げる真っ正面の如意が岳(大文字山)は466㍍である。点灯3分、5分…、大は赤々とクッキリと、夜空に浮き立つ。「燃え盛り筆太となる大文字」(山口誓子)だ。右から左への第一画80㍍、上から第2画160㍍、第3画は120㍍で、火床は75カ所だ。周りに建物も何もない。大は全体で燃えて精霊を送っている。こんなに間近な大、最高ダイ。???

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2008年8月16日 (土)

魔女の色々

Img_7285 Img_7289  滋賀県米原市の県文産会館へ「魔女」を見に行った。魔女さん、いるいる。あっちにもこっちにもいて、マジョマジョしてしまう。映画監督宮崎駿さんがアニメ化した魔女の宅急便の原作者、角野栄子さん(73)の世界展で、魔女の絵本原画を展示している。

 玄関の自動ドアが開くと、看板がもう魔女だ。ごま塩の鉤鼻、黒の三角頭巾にマント、空を飛ぶ箒は逆さに立て、会場はあっちと指さしている=写真=。意地悪そうな定番の魔女だ。展示場はずっと奥で、入口は魔女ゲート。入場料350円。切符切り、案内係り…お手伝いは、みんなサマンサ母さんみたい、鼻ピクピクの「奥様は魔女」かな。

展示会場、角野さんの絵本が並ぶ。時計回りで見た展示の始まりは、魔女からの手紙。、角野作品に20人の画家が手紙形式で魔女を描いている。表紙は荒井良二さん=写真=。黒猫を乗せ、大空を飛ぶ可愛い魔女だ。ブルーナ、長新太、スズキコージ、…、骸骨魔女、アイドル魔女…、画家それぞれのイメージ魔女だ。会場には各世界各国の魔女人形もぶら下がり、色んな魔女がまじょっていて、どの魔女がほんとの魔女かわからない。???

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2008年8月15日 (金)

甲子園の大きさ

Img_7454 Img_7469  よく、甲子園球場の〇〇倍―と言われる。大きさのイメージを出すのにわかりやすいからだろう。お盆休みの14日、その甲子園の大きさを感じに行った。正面から三塁側へ時計回りで1周して、時間を計った。長めの足で歩いて10分、歩数計で1500歩だ。

 高校野球は第3試合の大阪桐蔭VS東邦戦。昼下がり、炎暑の戦いだ。熱い歓声を聞き、汗ふきふき歩いた。正直、大きさより暑さを感じた。ゲートナンバーは1塁側アルプス席の外野寄りが1番で、右回りで24番まである。正面は6~9番だ。アナウンスが聞こえてきた。「内野席は売り切れました。左右に別れて外野席へお回りください。無料です」と。

 地元・大阪桐蔭の登場。外野も札止め?かと諦めていたので、良かった。右翼側21番ゲートから入った。前から10段目の通路側席が一つ空いていた。右上にスコアボード=写真左=。大阪桐蔭、1回から1点ずつ、4回まで4-0で東邦をリードしている。正面の銀さんの上に入道雲が出ている=同右=。♪~雲は湧き~光溢れて~天高く~純白の球~今日ぞ飛ぶ~♪―「栄冠は君に輝く」の大会歌を思い出す。そうそう、甲子園は大きく、熱く暑かった。

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2008年8月14日 (木)

卓球は中国語で乒乓

038 037  初めて見た、その時から-である。軒先から吊るされた、あの看板が忘れられない。ベニヤ板を緑色に塗って、白い文字で「卓球 pingpong 乒乓」と書いてある。よく目だって、そこを通るたびに「兵兵」でない「乒乓」が気になっていた。

 看板からすると、中国流の卓球教室なのだろう。東山三条から東へ一筋、北へ上がった、民家だ。公衆電話と丸い時計が掛かっている。表通りから内側を見ると、土間にバイクが置いてあり、卓球台はどこに?と思う。表札は「3~4階山本」となっているけど、聞きに行くのも腰がひけて、いつも「兵兵凡」?と通り過ぎている。

 中国通によると、「乒」はピ~ンと読み、「乓」はフォ~ンと読むそうだ。英語発音なら看板文字の「ping-pong」で、つまり日本のピンポンである。これに球を付けて「乒乓球」はピンポンダマと言わず「ピ~ンフォ~ンチュ~ウ」というのだそうだ。そんな話をきいて、思わず「兵」(へえっ)と感心した。真夏の北京五輪、卓球の団体戦が13日始まった。中国のお家芸競技だ。卓球日本も今は昔、中国に「兵兵」かな。

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2008年8月13日 (水)

超人気の親子丼

Img_7270_2  Img_7275ニコニコ警備のおじさんがメモ帳を見て「は~い、お二人さんとお一人さん」と呼びこむ。道路反対側の滋賀銀行長浜駅前店で待っていた客が、おじさんの交通案内で道路を渡って、お店へ入る。親子丼で超人気のJR長浜駅前の「鳥喜多」である。

 噂には聞いていた。長浜へ行ったら一度はーと思っていて、この間やっと実現した。週末の昼すぎだった。店の前まで行ったら警備のおじさんが「向かい側で待って下さい」という。向かいの銀行前、親子連れ、友達グループなど20人以上。どうしようと思ったが、ここまで来たらと、待った。20分、30分…40分耐えて、お呼びがかかった。

 店内、意外と狭い。椅子席で20人も入れば満員だ。座って、何が何でもで親子丼だ。値段570円という。今度は待って5分で出てきた。玉子で鶏肉をとじて、真ん中に生の玉子が乗っている。国松前滋賀県知事の「明るく楽しくたくましく」の色紙を見て、5分で食べた。昭和6年創業で、素朴な味わいが人気という。鶏肉柔らかい。味は普通で、それが老舗の味らしい。店を出て向かい側、また新手の客が20人だ。何でかな。

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2008年8月12日 (火)

むなしの栄養バランス定食

004 011 武蔵でも昔でもない。「めしや宮本むなし」である。JR山科駅から徒歩5分、外環三条の南東角にある山科店に入った。自販機を眺め回して、680円の「栄養バランス定食」に決めて、食券を出して、半券渡して、どんなんかなと、待った。

 外食が多く、野菜不足と思ってーの選択だった。80円のサラダも追加した。晩ご飯にしては、少しむなしいが、店の名前が名前でもあり、健康のことを思うと、やむなし???である。メニュー表にはカロリー数は627kalと出ている。「お待たせ」と出てきた注目の栄養バランス定食、お盆に八品も乗っている。いや、凄い品数だ。

 まずは写真を撮って、よーく眺めてみると、メーンのおかずがない。どれこもれもーで、さすがバランスが取れている。ご飯はじゃこ飯だ。あえて、メーンとすれば、冷奴か、温泉卵だろう。これにヒジキにアゲ入りの味噌汁が続く。添え物の小鉢は3つ。菜の花おひたし、炊いたカボチャ二切れ、菜っ葉の漬物だ。特注サラダはキャベツの細切り。おかずの数々、あっちを少し、こっちを少し-。健康第一の夜は宮本むなし。

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2008年8月11日 (月)

伊吹山の正面撮影

Img_7334_2 Img_7349 真っ正面は伊吹山だ。山容が夕方になって、くっきりと出てきた。山を覆う白い雲が空へモクモク伸びている。伊吹山は山全体を黒く塗りつぶしたようだ。たどり着いた三島池では逆さまで映っている。岐阜と滋賀の県境、標高は1377㍍である。

 JR米原駅で東海道線に乗り換え、二つ目の近江長岡駅で降りた。伊吹山を正面から撮影できる三島池へ歩いた。夏の西日と革靴ウオーク。道中、表に出ていた山口家具の奥さんに道順を聞く。新幹線をくぐって右へ、あと2㌔はあるという。伊吹山撮影?新幹線を入れれば…とも。まず、三島池へ歩くも、いけどもいけども?で、もういけねえかと。?。

長浜へ昼ごろ入り、北陸線の車窓から見た伊吹山は山頂に雲がかかり、山も霞がかかったようだった。JR米原駅でも、近江長岡駅でも、ボオッとしていた。それがどうだ。汗ふきふきのご褒美か、30分歩いて顔をあげて見た伊吹山、稜線が絵筆でなぞったようだ。左側はガチガチして、右側はなだらかだ。三島池を入れて遠望デジカメ、池に逆さの伊吹山が写っている。帰り1時間1本のバス。待っていたら、山から雲が湧き上がった。いけて良かった。

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2008年8月10日 (日)

花火のクライマックス

Img_7222 Img_7248  あの迫力、どう表現したらいいのだろう。8日夜のびわ湖大花火大会のクライマックスだ。暗い夜空がマックスに光って、晩なのにひととき昼になった。パンパンパン…、バリバリバリ…、打ち上げ花火は雨霰のごとく、夜空がスクリーンになって、光輝いた。

 花火は午後7時半始まった。こちらは京阪浜大津駅の傍、琵琶湖庄やで午後6時から宴会だった。今年の花火は25回目で、最初にこの催しに関わった人らが10人余り「あの時は…」と集まっていた。花火の頃には宴終わっての予定だったが、座の宴は昔懐かしくか、花火より、宴が延々であり、一人抜け出した。

 京阪の電車道から大津港の方向を眺めた。パン、パン…、音が出て少し間を置いて、万華鏡のような大輪が広がる。時間とともに輪は大きく、高くーだ。時刻は8時15分、もう終わりかなと、思った瞬間、耳をつんざくような音がして、最終章を迎えた。ひつこいようだが、これぞ暗いクライマックス???。音消え、光落ちて、拍手また拍手。9日朝の京都新聞、1万発の花火が湖面を染め、観客35万人を魅了したーと。夏は行く。

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2008年8月 9日 (土)

豪のカツは豪快

003_2 002   昼も夜もカツで、豪のGOだという。昼の豪は奥さんの当番でロースかつとヒレかつのお昼ご飯だ。お代わりどうぞ―で800円。夜はご主人が出てきて、ストップ掛けるまで食べ放題の串揚げ1680円である。店の豪は文字通り豪快の意味だそうだ。

 お店の場所はJR大津駅か徒歩5分余り、寺町商店街のなかほどだ。豪看板の玄関を入ると、ずっとカウンターだ。靴脱いで上がって、客席数は詰めて20人か。奥さんの出産でお休み中だった昼ごはんが再開したので、このところよく通う。遅めに行って、ヒレを頼むと、品切れでロースにしていたが、この間はひれ伏さずヒレがあった。

 かつも丁寧に揚げてあって、おいしいが、ご飯はさらにおいしい。これぞ、ホンマのマンマで、ウマウマだ。何時も忙しそうな奥さんと喋った。何処のお米か?と。湖西のトキヒカリだという。カウンターのお客、見ていると、ご飯のお代わりが多い。ウマウマなのだろう。奥さん、その度に豪快に盛っている。かつはヒレ注文が多い?とまた聞く。奥さんのお母さんが代わって答える。日によって違い、お客さんも少なくて、かつが残るひれい時もと。???

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2008年8月 8日 (金)

びわ湖花火、前日の夕景

020 035_2 夕方、琵琶湖岸へ出た。7日午後6時をかなり回っている。1億円1万発のびわ湖花火大会の前日だ。30万人も40万人も観賞者が出る大花火大会。湖岸の前日はどんな風景だろうかーと見に行った。京阪電車島の関駅の前あたりの湖岸だ。

 その湖岸、見事なまでに青いシートで埋まっている。無料観賞の場所取りシート。名前をガムテープでかたどり、マジックで書いてあったり…。びわ湖ホール当たりから有料観覧席まで、延々と続いている。立て札に「シートの占拠は禁止します」と出ていても知らぬ存ぜぬのようだ。シートのこと、口元に指を立てて、シッーと。???

 暑くても暦は立秋。少し夕暮れが早くなったかな―と、歩いていたら湖面が染まり始めた。西に傾いた太陽が白い雲をプリズムみたいにして、湖面に赤い光を反射させている。湖面の光と陰。これぞ、夏の夕景。不思議なほどの神秘さ。奈良から毎年、琵琶湖ホテルへ来る湖岸散策の母娘が「こんなの初めて」と感嘆して、写真を撮っている。明日の花火とこの夕景。人間のシートブルー、自然の不思議…、夕方散歩に思いあり。

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2008年8月 7日 (木)

近江牛のスジ肉うどん

095_4 089_2  大きな食券自販機だ。夕方、お握り3個食べて、腹は5分まで来ている。晩ご飯には、もう少しと、自販機の前で悩んだ。そうお腹いっぱいにならない程度で、何かないかー見渡して、一番最初に出ている近江牛スジ肉うどんに目が行った。

 値段は730円―、どうしようかと、けちっぽく、また、考えたら毎月第一日曜は2割引きで、580円と分った。もう迷いも悩みもない。食券持って、カウンターへ行って、賄いさんに「よく出る?」と尋ねた。賄いさん、待ってたかのように「ハイ一番です」と答える。ところは、いつも寄る名神高速下り線大津SAである。

 近江牛のスジ肉うどん、初めて食べた。なんたって、近江牛ーと思うせいもあって、スジ肉はトロトロだ。サイコロをふた回りぐらいで、全部で8個入っている。どれもこれも、トロトロ、ヌルヌルで、みんな食べて、口回りはベタベタだ。食べながら食券自販機みると、「スナックコーナーおすすめ3」の表示がある。この近江牛スジ肉うどんは第1位だ。深みのある味わいーと注釈が付く。トロトロ感、もう十分の近江牛だ。

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2008年8月 6日 (水)

長いグリーンは日本一

052 054  横幅が110㍍もあって、日本一長いグリーンだという。それに高低差30ヤードの、谷越えの打ち下ろしだ。岡山・美作カントリークラブの13番パー3のショートホールである。距離はレギュラー位置から142ヤードだ。

 現場に立った。真下は谷底だ。見下ろす日本一のグリーン、確かにウナギみたいに長~い。奥行きは15ヤードしかないという。グリーンの向こう、竹薮にお墓、その向こうに民家が点在している。昼食のおり、クラブの従業員が「クラブの番手、小さめですよ。風向きも大事です。すぐOBが出ますから」と、言っていたのを思い出す。

 STさん(61)が最初に打った。アイアン8番、当たりが良すぎた。竹薮入り。飛ばし屋のYFさん(55)はピッチング。真っ直ぐ飛んだが、また竹薮だ。二人続けてOBに。「私はこれ一本」とウッド9番のUYさん(56)は、長~いグリーンの右端、土手側に落ちた。最後は7番アイアン。きれいなスイング、ピンへ一直線だ。やったーと手ごたえあったが、5ヤード、グリーンに届かなかった。美作は、やはり、まさか。???

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2008年8月 5日 (火)

カレーうどんは関東風

 022 026 看板は「名代カレーうどん」である。墨字、味があり、うどん屋さんらしい。隣に楷書で「四条富小路上ル」と出ている。場所はその通り、本屋のジュンク堂を入ったところだ。名代とは、どんな味か、気になり入った。客席、オープンカフェみたいに店の前にも。

 外は暑いので、店内のカウンターに座った。メニューは肉カレーうどん(豚)と書いてある。なんでと(牛)でないの?と聞くと、関東ふうですと。そう言えば、店の名前は?と改めて聞き直すと、東京・築地の虎杖(いたどり)だと言う。所謂、虎杖チエーンで、名刺によると、築地に7つも食べ物の店舗がある。京都はうどんで初進出という。

 虎杖の、いたどりって、とまた聞く。細長いい中国の草で、オーナーが好きだからとか。京都店は「四条富小路上ル」と名づけ、5月連休明けに開店した。名代の肉カレーうどん、出てきた。お汁が茶色ぽい、豚肉こんもり。見た目はみょうだ???。レンゲで一口すすうと、意外とさっぱりして、ピリッとして、それでいてカレエ!。なるほど、関東ふうである。うどんは太めの長野産とか。この店、「四条富小路上ル」???。

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2008年8月 4日 (月)

検証2万5千円パック

029 027  なんで、そうなるの???。温泉に泊まり、行った日に棒振って、次の日もまた振って、所謂ツーラウンド。ゴルフ場は近隣の7つのコースから好きな所を2つ選ぶ。食事はゴルフの昼2度、温泉の朝と晩も込み込み。それで、願いましては=2万5千円な~り。

 ああ、安カアーと、二つ返事で誘いに乗った。岡山県美作町の温泉旅館「美春閣」が企画するゴルフパックだ。8月の始まり、1日と2日の金土で、気温は2日間とも35度超して、暑カア。だから安カア???と思いつ、2万5千円の中味を検証した。最初の棒振り場。お客さんは7組なので、到着即プレーできるという。いや、のびのび。

 最初に客1組チラッと見たが、あとは前にも後ろにも。1ラウンド終わり、時間早く、ハーフが格安1500円と誘われて、計27ホール。今度はグッタリの、のびのび。宮本武蔵のふるさと・湯郷の宿入り。晩御飯は刺身にしゃぶしゃぶ、朝は和食バイキングに夜に朝に露天風呂。どうして、こんな値段で-と、雑魚寝の談論風発で、翌日また棒振り。検証は「こんな値段でいいのかな、ハハン」だったが、口は暑さでもうパックパック。

注1】ゴルフ場は①ザ・オークレットGCと②美作CCでした。

【注2】料金の内訳は温泉1万円、のこりはゴルフ場の折半か。???

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2008年8月 3日 (日)

北方領土の近藤さん

016 013 JR大津駅の正面、4㍍四方の壁面いっぱいに「返せ!北方領土」の看板が掛かっている。北海道の縮尺地図の右に択捉、国後、歯舞、色丹の4つの島が赤い文字で表示してある。島の面積が出ていて「北方領土はこんなに大きい」と訴えている。

 朝に夕に駅を通っていて、意外に気づかない。この間、半休とって、昼にのんびり駅前へ行って、看板の前に立って、ゆっくり眺めた。ナンデカナ?と考えて、ひょっとして、あの近藤重蔵の関係かな-と思った。江戸時代に5度も択捉へ渡り、日本国の標識を立てた近藤重蔵は晩年、事情あって、今の高島市の大溝藩お預けとなり、ここで生涯を閉じている。

 この看板のお問い合わせは滋賀県広報課へーと出ている。表示の電話番号へかけた。小林さんが出て、担当の高橋さんが質問に答えた。北方領土返還国民会議が47都道府県に組織されていて、この看板は滋賀県としての取り組みという。返還運動は各都道府県ごとのようだが、滋賀県は特別では?と、重ねて聞いて、近藤重蔵が出てきた。根室市と中学生同士の交流、高島市の重蔵の墓への墓参も-という。近藤さんの功績、こんどもこんごも忘れません。???

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2008年8月 2日 (土)

香川のアートな散歩道が本に

017 011 香川県高松市の知人から一冊の本が届いた。タイトルは「アートな散歩道-香川の野外彫刻53選」である。B6版オールカラー190頁。ざっと捲って、いい本やなあーと思って、前文から読み出して、アッと思った。筆者は糖尿病だった。

10年前に糖尿即入院を宣告されたが、酒を控え、歩いて運動することで入院を回避したという。歩くうち、同じ歩くなら県内の野外彫刻を訪ねてーと思ったのが、きっかけだった-と書く。筆者は四国新聞編集局長・田中茂春氏(66)である。退職後の去年、紙面連載した50編に3編を加え、記者生活37年の集大成として出版したという。

柳原義達、イサムノグチ、流政之…国内外の著名な彫刻家の作品が登場する。直接、彫刻家に取材して、香川県内の作品に加え、代表作も紹介している。北村西望さんの作品は小豆島の「平和の女神」と長崎平和公園の代表作「平和祈念像」だ。ああ、あの彫刻家かーと思わす。巻末の700余の県内野外彫刻一覧も資料価値が高い。文章力、構成力もさすがである。糖尿ウオーク結実の出版、見事なり。拍手!

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2008年8月 1日 (金)

錦のうなぎ弁当

007 008 炭焼きのうなぎ弁当一ツ850円という。錦市場、川魚で創業1912年の老舗「のとよ」である。葬儀参列帰りの昼時だ。土用の日に2千本の鰻を焼いたという「のとよ西店」でーと思っていたが、臨時休業なので、本店へ回って、うなぎ弁当を見つけた。

 愛知県豊橋市の国産鰻で、生産者の加藤篤男さんの写真が貼ってある。西店と同じ鰻で、弁当も備長炭を使って、その場で焼くというので、買った。店の前で待って、出てきた弁当はヌクヌクだ。どこで食べようと思案して、錦通りを歩いて、田中鶏卵の出し巻き350円も買って、さらに西へ西へ行って、大丸京都店の北側へ出た。

 地下1階の大丸ごちばら館の前、皆さん、弁当広げている。ベンチ椅子に座り、紙包みを解いた。プラ容器の鰻は、ふた切れ。出し巻きは1人前以上だ。食べ方の配分は、鰻は一切れの半分で一回だ。奈良漬け一切れは仕上げ。ここのタレは創業以来の伝統とか。どんなタレか、タレも見られないよう半かぶり。優しい味だ。4回かぶって、鰻消え、最後は出し巻きとタレご飯。これぞ、錦の錦糸丼だ。いや、ごちばら、ごちばら。???

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