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2008年7月 6日 (日)

画号は幻一

010 012  名刺に羅漢さんの絵がある。名前は朱色で「幻 一」となっている。「まぼろし はじめ」の振り仮名がついている。本名は吉田畯冶(しゅんじ)で、幻一は雅号でなく、画号だという。羅漢さんの版画で、人のこころを描き続けて、来年でもう45年だそうだ。

 今、海の見える京丹後市網野町浅茂川に住む。ここで、こころの森の美術館をつくることが夢という。京都市出身で、65歳。南禅寺派の僧籍資格を持って、冬は羅漢さん制作に励み、啓蟄の頃から旅に出て、全国を展覧会などで巡回している。4日昼、JR大津駅改札で10年ぶりに会った。作務衣に肩から鞄、クリクリ頭―、ひと目でわかった。

版画の500羅漢が完成した記念展で会って以来だ。何で名前が「幻一」か、聞きたくて、大津駅近くの蕎麦屋で天ざるを一緒しながら聞いた。中学から絵描き志望で、1970年に府芸文会館で木版画と水墨画の初個展のおり、本名の吉田では印象が薄いと考えて、一瞬で閃いた名前が幻一だったという。命名に秘話でもあるのかと思ったが、意外や、羅漢さんらしく、あっけらかんとした話だった。???

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