卒業制作のボート人形
頭がツルツルだ。目は小さく、ショぼっとしている。手を真っ直ぐのばし、オールをぐいとひく瞬間だ。シャツはピンク。なぜか背中に双葉が生えている。おじさんがボートを漕ぐ人形だ。瀬田川の県立琵琶湖漕艇場のロビーに吊ってある。見ていて、愛くるしい。
人形は頭をひっかけ、窓際の梁からぶら下げてある。誰からの寄贈なのか、漕艇場の中川法夫場長に聞いた。滋賀大教育学部の美術教育を卒業、今年4月から漕艇場に勤めている西川晶子さん(23)の作品で、いま本人が仕事でボートに乗って、瀬田川の藻を取り除きに行っており、もうじき戻って来るという。藻でもうじき?場長さん、自然体で洒落た???。
作者の西川さん、漕艇場の食堂で名物のしじみ汁をすすっていたら「私ですけど?」と来てくれた。おさげ髪で、頬が赤く、可愛い女性だ。卒業制作20点ほど一つで、吊り人形は紙粘土という。島根県の松江北高出身で、高校、大学とボート部だったとも。作品はふるさとを思い、おじさんの頑張りを思い…と。もう1点、カヌーの女の子も愛らしい。西川さんに頼んで、人形と作者の写真を撮った。ボートのおじさん人形、ボオっとしていた。?
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