チエンソーの木彫りアート
身体全体の三分の一が顔だ。団子鼻が大きく、黒い目はへこんでいる。口元は真一文字に結び、ぴょんと聞き耳を立てている。名前のプレートなのか「しが」と書いた板を左手に抱えている。チエンソーで創った間伐材の木彫りアートという。
大津市の滋賀県庁新館の3階にある。この間、古文書公開コーナーへ行ったおり、見つけた。名前どおり、しがない顔をしている。係りの女性にこれ熊?と、聞いた。申し訳なさそうに「いいえ、犬…」という。もう一度、よく見た。馬?とか、冗談ぽく鹿?か、と言う人もいるとか。馬か、鹿かとは、それは幾ら何でも、馬鹿にしている。???
どうして、ここへーと聞くと、滋賀県多賀町高取に「チエンソー・アートクラブ」があって、去年の秋に貰ってきたと。愛好家がチエンソー・アート普及へ、公共施設に寄贈しているという。3人掛けのベンチで、犬の反対側の木彫りはふくろうだ。杉の間伐材でつくってあり、制作するのに2時間がかりとか。愛好家が全国各地にいて、動物彫刻その他、色んなアートぶりを競う世界大会もある-と聞いて、あっと驚いた。

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