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2008年4月

2008年4月30日 (水)

国立劇場のガラス獅子

Img_0015 Img_0013  あった。白獅子だ。三宅坂の国立劇場、公演のない平日の朝である。ガラス越しに見えるーと聞いたので、ロビー展示の木彫家・平櫛田中が20年かけた大作、鏡獅子を見に行った。外光がガラスに反射するので、頭をつけて、覗きこんで、やっと見つけた。

 平櫛の故郷、岡山県井原市の田中美術館で、試作を見た時から、行こうと決めていた。歌舞伎座へ25日間通ったこと、6代目菊五郎の裸形を模ったこと、国の2億円の買い上げを断って、永久貸し出しにしたこと、100歳になって「男盛りはこれから」と、30年分の材料を買い込んだこと…、108歳で逝ったそんな田中の精を感じたかった。

赤い提灯の下がった大劇場の正面、行ったりきたりした。デジカメ構え、何度も中を窺って…、幸い尋問はなかった。前日、電話でロビー展示の作品を見たい―とお願いしたが、公演の時、チケット購入でないとーという。東京行、予定もあって、観賞はその日しかなく、ガラス越しになった。獅子はロビーの奥の奥、それもガラスケースの中だ。手を翳し、ガラスの外反射を抑え、頭をこすり続けた。それ何回?ハイ、16回でした。???

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2008年4月29日 (火)

一本桜の写真と記事

Img_0034 Img_0036  新聞の一面写真にハッとした。23日付け岩手日報の朝刊だ。白い雪筋をつけた大きな山を背景に満開の桜の木が一本、カラー写真で載っている。見出しは「一本桜 かれんに 例年より1週間早く」と出ていて、記事は22日に開花―と書いてある。

 東京歌舞伎座前の「いわて銀河プラザ」で新聞を見た。そこは岩手県の物産観光情報センター。待ち合わせ中、一日遅れの新聞の綴じ込みで見つけた。窓口の女性に聞くと、昨年のNHKの朝ドラ「どんと晴れ」で映って、すっかり有名になった零石町の小岩井農場の一本桜という。恥ずかしながら、それ、とんと知らなかった。

 桜の木はエドヒガンで樹齢100年という。山は標高2,038㍍の秀麗・岩手山だ。桜の木は小岩井農場の牧草地で、暑さに弱い牛の日陰樹だったという。観光センター回り、よく見ると一本桜の見事なポスターやらビデオやら…である。記事によると「今年はウソの食害もなく連休は見ごろです」という。そのウソって?、また窓口で聞くと、渡り鳥のウソのことで、花芽を食べ千切るそうだ。思わず、それって、ホントにウソですか。?

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2008年4月28日 (月)

はるばる檜原豆腐

Img_0177 Img_0183  うん、これこれ、この味や。舌は、あの時を覚えていた。東京都西多摩郡檜原(ひのはら)村の、おぼろ豆腐だ。最初に食べて、もう10年だろうか。ぬるっとして、ひやっとして、ほんわかして…、固そうで、柔らかく…。思いは、ずっと、これぞ豆腐だった。

 檜原豆腐のちとせ屋さん。山また山、滝また滝の、村だ。日本百名選の滝の一つ、払沢(ふっさわ)の滝入り口にある。単身赴任のおりに食べた味が忘れられず、この間2泊3日の東京行のおり、行った。JR中央線を拝島で五日市線に乗り換えて、終着の武蔵五日市駅から西東京バスで30分だ。滝入り口のバス停降りると、そこが、豆腐屋さんだ。

 お父さんの雑貨屋さんの屋号を継いで、豆腐屋15年目という主人は若い。何で、こんな味に―と聞く。「100㌫の国内大豆と、ここ、秋川の清流でしょう」と言う。店の前、川の瀬音が聞こえる。芽生えた青葉若葉が沁み込む。道路わきで、242円のおぼろをぺろっと。プラ容器を返して、もう一つ!と言うと、厚揚げがホカホカと、勧められて、またぺろり。たかが豆腐、されど豆腐、はるばる豆腐。いや、ご苦労さん!。

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2008年4月27日 (日)

渡部恒三先生のご長男講演

Img_0021 Img_0001 司会が福島県ご出身の渡部恒三先生(民主党)の息子さんですーと、えらく強調するので、ズーズー弁かと思ったら、スラスラ弁だった。米国のシンクタンクの一つ、戦略国際問題研究所(CSIS)に籍を置いた渡部恒雄氏(45)である。

東北大歯学部を卒業、歯科技師から転進して、米国滞在は15年間だったという。現在は三井物産戦略研究室主任研究員だ。この間、「米国は何処に向かうのか?」と題する講演を聞いた。第2次ブッシュ政権と主要シンクタンクとの関係、まるで暗記しているが如く、目を細めて話す。ボイスは「父上語りは何処?」で、極めて鮮明だ。

最初に歯科医から米留学の経過を話す。母親が開業医、地元の福島ではそんなに歯科医は不要と、しかと聞いて…と。次の話は自著の「今のアメリカがわかる本」(知的文庫刊)を軽く宣伝して「米国では政権が変わると、3千人の職員が入れ替わり、回転ドアといわれるが、それはシンクタンクの交代で…」など、08年大統領選挙の見通し、現候補者の分析など、辛苦万苦した???自らのシンクタンク経験を生かす、いい話だった。

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2008年4月26日 (土)

京小町食堂

Img_0010 Img_0023  噂の京小町食堂、ここだったのか。市バスの車窓、四条西洞院の東行き停留所の真ん前だ。昼を過ぎた頃だった。思わず途中下車して、飛び込んだ。看板がいっぱい出ていて、目移りする。釜炊きご飯、懐かしの味、色々なおかず…などなどと。

 お店はウナギの寝床のような細長い。最初に「好きなおかず、お取りください」と声がかかる。太めの京小町さんかな。何にするか、迷って、ハタハタのから揚げとしめじ煮つけを取り、豚汁とごはん。これで650円だ。から揚げ、頭からかりっと、ご飯はほんわか、お袋の味だ。6人掛けテーブルに座って、店内見回す。

木札でおかずなど分類してある。煮物と焼き物、麺類、ご飯と味噌汁…、小鉢は棚が三段、25種類近くありそうだ。奥にセピア色の写真。○に天の字、昔はマル天食堂といったのかな。内に外に店員さん男女6、7人は…、お客さんは次々に。帰りに細めの京小町さんに聞いた。おかずは100種類ぐらい?。「だんだん増えて、お客さん、悩んでいますね」と。貴女が店の京小町?と聞く。それ、こまちゃうナアと。???。

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2008年4月25日 (金)

哲学の道のユキ・パリスさん

Img_0032 Img_0036  そうか、ユキ・パリスさんは京都人だったのか。会場でポーズ写真見て、わかった。略歴読むと、デンマーク人のパリスさんと30年前に結婚して、名前が代わったようだ。京都の哲学の道に実家があって、そこをミュージアムにして、行ったり来たりらしい。

 招待券があって、JR京都伊勢丹で開催中の~ユキ・パリス コレクション~「ヨーロッパ・アンティークの手仕事展」と長いタイトルの展覧会へ行った。予備知識なしの飛び込み鑑賞だった。会場入り口の主催者掲示で、ユキさんのことを知った。色刺繍をやっていたが、デンマークで白地白色の陰影深いホワイトワークの数々に魅せられたという。

 デンマーク王女が着た17世紀の洗礼服を王立工芸博物館で見て「何時、だれが、こんな作品を作り出したのか」と、感動したという。ユキさん、それ以来、ヨーロッパの糸と針の職人の技を夢中で集めたらしい。ハンカチ、テーブル、付け衿、ドレス…会場に収集した秘蔵品が400点近く並ぶ。作品に麻地麻糸、木綿地絹糸…など素材が細かく表示してある。一つ一つ、観賞しながら糸もいといとあるなあと。

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2008年4月24日 (木)

ポスターで琵琶湖遊行

Img_0010 Img_0015  職場に京阪電車からずっしりした封書が届いた。「あの、京阪の車窓ポスターの担当の方かな」と思って、開けたら、そうだった。全頁カラーの写真集「琵琶湖遊行」が入っていた。6年間も続いた琵琶湖シリーズのポスターを本にしたという。

琵琶湖の朝焼けが表紙だ。一枚また一枚…ページを繰った。どの写真にも作家若一光司さんがどこかに写っていて、その時の光景が文章になっている。「湖面を染める朝焼けも、日一日と穏やかさを増しつつある。冬の眠りから覚めた観光船が、鮮やかな航跡を描き始める日も近い。森羅万象、再生の時。近江の国は<びわ湖開き>で春本番を迎える」。

早朝の大津港。外輪線ミシガンが写り、若一さんが桟橋に立っている。91年2月、琵琶湖シリーズ、最初の一枚だろうか。竹生島、海津大崎の桜、菅浦港、膳所の町並み…、ポスター掲出は6年間62枚という。写真は横川元亮さん。心をときめかす写真と文、評判が評判を呼んで、ついに97年、本に―という。車窓ポスターで電話をしたあの方はアート・ディレクターの水津俊和さんだった。写真集、本棚に並べた。感謝。

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2008年4月23日 (水)

日中拉麺客比較

Img_0053_2 Img_0050  一人で四角いカウンター席の角っこに座った。後から若い男女ペアが二組来た。隣はどうも中国人らしい。女性が葱らーめん、男性はチャーシュウだ。二人はそう喋らない。向こうの日本人ペアは、座るなり女性が一人喋っている。

JR京都伊勢丹11階の拉麺小路。入った店は2月に出店の横浜ラーメン「壱八家」で、関西初のお目見えという。どんなんかナと、ラーメンを頼み、キャベツと半熟玉子をトッピングした。麺、太くて、短くうどん見たい。スープは舌にきて濃厚だ。さて、中国と日本のお二人さん、どうかな。ラーメン、食べながら、自然体のウオッチだ。

隣の中国人、静かだ。左手に持つレンゲの使い方が上手だ。麺を盛って、食べてからスープを味わう。男性がラーメンにコップ水を足した。スープ味が濃すぎるようだ。確かに―と思う。隣の女性、自分の麺を少しとって、隣へうつした。男性が謝謝と言う。いや、美しい。日本人は箸でツルツルだ。レンゲ不用だ。「滅茶、可愛いいんよ…」「だからね…」―女性の舌、益々、油で回っている。某日の拉麺客日中男女比較考也。

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2008年4月22日 (火)

インドの秋野不矩さん

Img_0063 Img_0053  京近美で開催中の生誕100年記念「秋野不矩展」で、秋野さんがどうして、そうもインドにひかれたのか―と思った。油が乗った画家人生後半、インドの大地、雄大な河を渡る水牛の群、廃墟の寺院…、大きく、長く…キャンパスに描いている。

 美術館正面のフロアで、秋野さんが南インドへ旅したビデオが回っていた。1996年、88歳の時だという。テレビ静岡が浜松生まれの秋野さんに同行、カメラを回しながら話を聞いている。タイトルは「デカン高原を行く」で、12分の番組だ。白髪の秋野さん、真っ白なサライが良く似合う。マイクの声も明瞭だ。

 「インドは乾燥していて、気持ちがいいねえ」と話している。日本にいるより、ここへ来た時の方が元気になるそうだ。53歳で来て、それから14回という。「デカン高原、いい響きだねえ」と言う。コヤギを抱いて、「いい子だねえ」と頭をなでる。寺院の中で同じものを2時間もスケッチしている。展覧会場でインド作品を見た。日本画?と思う。どの作品もカラッとして、自然と暮らしが一つ。牛も人も河も寺院も砂漠も溶けている…。

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2008年4月21日 (月)

店の名物はハイ、チジミ

Img_0021_2 Img_0025 主人が店の名物は、韓国料理のチジミだという。評判が良いので、ワンパック580円で持ち帰りの土産にもしているそうだ。JR大津駅から北へ徒歩3分、飲食店街の一角にある居酒屋「とっくり」だ。時おり行く度、最初に「チジミ!」と頼む。

 カリカリして、甘みがあって、一つ食べるとまた一つと箸が行く。客の間を駆け回って、愛想の良い元気モノの主人に聞いた。チジミ、何が入っている?と。山芋、にら、イカだと言う。味付けは?とまた聞く。鶏ガラと鰹出汁で、これに玉ねぎを摺って、甘みをだしている。韓国でブッコチという青唐辛子も使っているという。

 本場・韓国のチジミは大根と卵が中心で、どの家庭でもオヤツ代わりに作っている。この主人、チジミのことは詳しいが、韓国には縁はなく、自分で工夫して、日本人の舌に合うようにしたと話す。ついでに店名の「とっくり」は?聞くと、母親のやっていた店を20年前に引き継いだと。そんなとっくの昔の話をフムフムと、とっくり聞いて、帰りにチジミ記念に看板前で、ちじんだ主人の写真を撮った。ハイ、チジミと。

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2008年4月20日 (日)

梅宮大社の桜

Img_0030 Img_0054  梅宮大社が朝刊の桜だよりに満開となっていた。バスを乗り継いで、行って見た。四条通を真っ直ぐ西へ30分余り、梅宮大社前で降りて、すぐだった。楼門の前、八重桜が桃色の花を開かせていた。報道どおりの満開―、ほっとした。

 社務所で500円の入苑券買って、桜の樹齢は何年?と聞いた。かきつばた、梅に比べ、そう古くはなく、先代神主さんが植えて、30年くらいという。神苑へ入って、左側を行く。本殿の裏側、勾玉池の前あたり、桜のトンネルだ。背の高さにフワフワと牡丹のような八重桜が浮いている。風が吹くとパアッと舞って、ピンク道に。

 庭園にはもう躑躅も咲き始めている。真っ赤な椿もバタバタと首を落としている。黄色のヤマブキも…、花また花である。雲間から春の太陽が出ると、庭園は異次元の世界のような輝きだ。20日の桜まつりで作業している神社の人に八重桜の種類を聞いた。関山、普賢象、楊貴妃などで、大阪の造幣局の120種ほどではないが、25種近くあるという。「散る桜 残る桜も 散る桜」―、良寛さん辞世の句を思い、神苑を出た。

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2008年4月19日 (土)

助六の変わり細うどん

Img_0007 Img_0021 隣の席で、顎鬚のお坊さんが「うどんなら、そりゃ、助六が一番ですよ」と喋っている。助六?、何処かナと、小耳を立てた。烏丸通錦小路西入ル南側で、テレビ局が何回も取材に来ているらしい。この間、近くで懇親会あったので、二次会で行ってみた。

階段をトントンと上がった二階が、その店だった。歌舞伎十八番、助六と揚巻の錦絵がかかった席に4人で座った。噂のうどんは?―と、聞くと、サクラ麺からヨモギ麺へ、切り替え時期で、今はどちらもあるという。讃岐出身の一人。「うどんにはうるさい」と言うと、バンダナの店主は「まあ、食べて下さい。細いけど、コシは自慢です」と。

色付きうどんのサクラとヨモギ、2人前ずつ頼んだ。サクラ、ほのやかな色だ。ヨモギは、それはもうヨモギ。味?、サクラは甘~い。気分?そりゃ、花見気分。お坊さんが噂して、TV局が来るのがわかる。紫蘇、栗、黒豆、明太子…、季節変わりで、この変わり細うどんが17種も。店主の米倉孝雄さん、ここへ亀岡から越して来て5年と。香り、色合い、素材の混合がコツと言う。コシのあるうどん、食べて、シコシコ、コシコシ。???。

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2008年4月18日 (金)

俳句、短歌の「やや」

Img_0005 Img_0006  俳句も短歌も「やや」である。俳句の「花守や~」と、短歌の「花冷えや~」だ。どちらも575の最初が「や」で、始まっていて、特選句になっている。それがどうしたんヤだが、洒落気分で「ヤヤッ」と驚いた次第である。

 新聞紙面を捲っていて、その「や」に気づいた。この4月13日付け京都新聞滋賀地域版の近江文芸欄だ。俳句と短歌の読者投稿欄で、日曜ごとの掲載である。その特選二つは以下のとおりだ。「花守や 少しはなれて 幹を見る」(大津市 伊達清子)「花冷えや 床の温もり いとおしく 暮らしの音に 気がねしつ臥す」(大津市 小倉フミ)

 俳句選者は乾憲男さん。特選評で「~花守や、と一度切ると句としての情がわく。~何ごとでも少し距離をおくことが大切。~花守は、とすると、句でなく文になる」と述べている。短歌選者の福住恵一さんは「花冷えや、の呼びかけもよく~」と、やっぱり、というか、やはりというか、二人の選者がともに最初の「や」を高く評価している。俳句の伊達さん、短歌の小倉さん、「や」で切って、特選やったあ!。???

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2008年4月17日 (木)

朝のスタバ・コーヒー

Img_006 Img_0003  通勤の朝、山科駅前のスタバでコーヒーを飲む。注文のコーヒーは、二つに一つの選択性だ。店員さんがペルー、ケニア―、どちらの国のコーヒー豆か?と聞いてきくる。カップの大きさは?、マグカップでもいいか?とも―。朝からやはり豆豆しい。???

 ある朝、280円用意して、考えていると、お勧めは?と聞いて下さいという。それで、鸚鵡返しに「お勧めは?」と尋ねると、「ユーコンブレンド」ですという。さっぱりのラテンアメリカ産と重厚なインドネシア産を混ぜてあり、まろやかな風味だそうだ。「私も好きなんです」と言う。洒落て、貴方の名前?ユーコ?と聞いたら「ブレンドです」と。変な答え。

 席に座り、マグカップでユーコン味わう。確かに香り良し、コクあり、風味良しだ。さっきのユーコ違いの店員さんが来た。名前でも言いに?と思ったらコーヒー豆ガイドのパンフをくれた。選択の二種類のコーヒー豆は、週替わりと日替わりだという。今週はペールーがずっとで、日替わりはメキシコ、コロンビアなどだそうだ。シアトル生まれのスターバックスの原点はコーヒー豆専門店という。そんなことシアトル?。

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2008年4月16日 (水)

琵琶湖汽船・はり丸の舵

Img_0012 Img_0019  そうか、この舵で、右へ左へ「おも舵いっぱ~い」だったのか。大津港の琵琶湖汽船会社へ行って、昔懐かし観光船「玻漓(はり)丸」の舵を見てきた。直径1㍍20㌢、重さ10㌔、木製だ。展示でなく、1階事務所フロアにさり気なく置いてある。

 玻漓丸-、全長53.94㍍もあった。総トン数595.97㌧で、優美な船型と流線型の操舵室は、人気があり「琵琶湖の女王」と言われた。昭和26年から30年間、初夏から秋へ夕暮れ時に出航する「たそがれ・ショーボート」などで活躍した。大津市歴博に展示してある玻漓丸の模型を見て、今、本体は?と、わざわざ琵琶湖汽船へ行った。

 日曜の午後、今、主役の外輪船「ミシガン」が出て行く。事務所で、船長服の職員さんに話を聞いた。玻漓丸?解体して、今は舵と碇が残ってだけという。その舵を出してもらって写真を撮った。舵は船の大きさに比例すること、琵琶湖の国定公園指定で就航したこと、芸人が芸能の神様の弁天さん参りでよく乗船したことなど、おも舵いっぱいに喋ってもらった。いい話で、随分、かじこくなった。???。

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2008年4月15日 (火)

いつも満席の蕎麦屋さん

Img_0124 Img_0121  どこで、どう評判になったのか、何時も「満席です」と言われる。確かにお客さんが何時も待っている。美術館帰りの金曜の夜、やっと入れた。三条白川橋北の蕎麦店「桝富」さんだ。椿を生けた店内、そう広くはない。すぐ満席になるはずだ。

 誰が描いたのか「まっすぐで ほそいみち」の書入りの絵が架かっている。さて、何をーと思って、店員さんにおすすめは?と聞くと、鴨せいろ!と即回答あって、即注文した。~美山町の農家で直仕入れの玄そばで~石臼で30メッシュと50メッシュのふるいにかけ、荒びき、中びきの~、など、色々と能書きのあるメニュー見て、待った。

 蕎麦9、小麦1の割合の手打ち。やはり時間がかかる。10分、15分…やっと、お待たせ!―と、出てきた。しまった!せいろに乗った蕎麦がメッシュだ。大盛り、頼むべきだった。鴨いりの垂れのお椀で蕎麦をすする。ぬるみがあって、すべすべしている。コシもある。蕎麦の香り、プーンとほのやかに。鴨、葱入りで柔らかい。細切れ蕎麦まで、さらえきって、蕎麦湯を2度、3度と注いで、満腹に。うーん、満席になる訳だ。

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2008年4月14日 (月)

京阪電車の車窓風景

Img_0030 Img_0033  山並みと遠い雲、線路わきのコスモス、青い田んぼ、満開の桜、真っ赤な夕焼け、家並み―、小さな風景写真が何枚も重りあっている。ぼんやり見ていると、♪~今は山中 今は浜 今は鉄橋渡るぞと~♪…、文部省唱歌「汽車」を思い出す。

 京阪電車山科駅の京都行きホームの掲示板。「京阪の駅・車窓風景」というB1ポスターが2枚並べて貼ってある。京阪本線、叡山電鉄、嵐電、石坂線…、系列電車の車窓から写してある。写真は9段重ねで、50枚以上だ。作家若一光司さんの寄稿文がある。「毎日のように電車に揺られているひとときもまた、小さな旅である」と。

 写真の一枚一枚、郷愁を思う。京阪広報部の電話番号がポスターに出ていた。「もし、もし、あの、車窓ポスターの件ですが…」と、かけた途端、「あっ、あれ、私が一年かけて、撮ったんです。春夏秋冬ですよ。私、電車が好きなんです。評判、良かったです。作家の若一さん?ああ、同級生です。京阪のシリーズポスターに出てもらっています」-、♪~森や林や 田や畑~♪、答えは「後へ後へ~」で、「次から次へ~と飛んで出る~」。

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2008年4月13日 (日)

ワナにかかったイノシシ

Photo Photo_3 イノシシがワナにかかった。檻の中で、出口を塞がれ、ワナワナと震え、怒っていたという。ワナは滋賀県希望が丘文化公園が仕掛けていた。イノシシが好物のミミズを求め、公園の芝生を剥がし回るので、米糠を盛って、オイデ、オイデと誘っていた。

上の写真は公園の職員さんが撮影した。右側は2人の漁師さんがイノシシを措置しているところだ。一人がイノシシの鼻を針金ようのもので動かないようにし、一人が長い槍で心の臓を一突きした、決定的な瞬間である。左側は丸太に足を括り付け、山道から運び降ろすところだ。

このイノシシ、体長1㍍以上の大物で、3歳ぐらいのオスという。この9日昼前、公園内を見回り中の職員が山道の方でガーン、ガーンという音がしているのを聞きつけ、近くまで行って、発見した。携帯電話で地元の漁師さんに来てもらって、後始末をお願いしたという。公園側は春先になっても、大事な芝がしばしば荒らされるので、困っていたが、米糠に抜かったイノシシのおかげで、暫しヤレヤレとか。

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2008年4月12日 (土)

あの空、あの桜

 Img_0037 Img_0065 あの色―、そう、紫みを帯びた、あの深~い青だ。沁み込むような夜空にライトで浮きあがった紅しだれを撮りたい。そう思って、平安神宮の紅しだれコンサートへ行った。昨日11日夕、開場はまだか―と、応天門前に並んだ。

 待つ間、腕章の主催者に聞いた。開花のタイミングにコンサート開催を合わすのは、難しいが、20回目の今年はぴったりと言う。「南神苑は少し散りかけていますが、東神苑は満開です」と。空はどうか。晴れた日で、太陽が沈み、真っ暗になる前に、その青い色が広がる。それが、曇り空で、夜になってしまった。どんよりだ。駄目かな。

 開場6時15分、大極殿前を通って、最初の600人と南神苑へ。庭園へ一歩入って、うわあっ!、いやあっ!と感嘆また感嘆だ。確かに幽玄、凄~い。外国人は「Oh!ビューティフル!」と。コンサートより、デジカメ写真だ。人の群れの中、何枚撮っただろうか。夕暮れて10分、20分…。見た目の空はどっしり重いのに、写真はブルーの空に写っていた。コンサートは馬頭琴演奏のイラナさん。余計な心配、イラナかった。

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2008年4月11日 (金)

もち餅でんな実演

Img_0040 Img_0034  名神高速下り線、大津インターのSAで、赤い法被のお兄さんが声をあげている。「水に3秒浸けるだけでお餅です」「一度試してみて下さい」「はい、お兄さん、どうぞ、どうぞ」というので、実演やって、その餅、食べてみた。

 見た目は四角い餅も、持ったら、滅茶苦茶に軽い。これ、ホンマに餅?と思う。言われるとおり、スプーンに乗せて、お椀の水に浸けて「1、2、3」と、3秒数えて、さっとあげた。まさに瞬時で、ふんにゃりだ。きな粉をまぶして、丸ごと口に入れた。「確かに餅や」と言うと、法被の兄さん、すかさず「もちろん」と。

 原材料はとうもろこしで、表面に小さな気泡があって、水を吸い込むようになっているという。自衛隊など非常食として重宝されていて、宇宙飛行士の毛利さんも宇宙へ持って行ったという。去年から市販して、秋口は今のような実験販売で馬鹿売れしたらしい。販売元は京都・長岡京の業者さん。実験中は、きな粉付き6袋で、420円。商品名は「もうかりまっか?もち餅でんな」という。モチモチ、それ?ホンマでっか。

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2008年4月10日 (木)

ラッピング電車の取材

Img_017 Img_0019  源氏物語千年紀のラッピング電車が走り出した。雨が降った7日朝、京阪石坂線石山寺駅で、2両編成車両の出発式があって、地元の記者さんが来た。どんな風に取材して、どんな写真を載せるのか、取材の様をウオッチ取材して、翌日の掲載紙面を見た。

 ホーム上であった式典は、主催者挨拶、クス玉割り、マスコット光ルくんのヘッドマーク取り付けなど。記者さん、電車のラッピングをデザインした女子大生に、質問を浴びせている。そば耳立てると、制作日数は?、作品の意図は?どこが難しかった?出来栄えは?感想は?と、商売柄か、あれもこれもと、聞いている。いや、熱心だ。

 次の日、各紙を広げた。朝日さん、県版トップだ。「電車丸ごと源氏絵巻」「千年紀PR号、学生がデザイン」と見出しで、紫式部の描かれた車両写真を載せている。女子大生の話もしっかり書き込んである。これ、一等かな。中日新聞は写真がいい。マスコットの光ルくんが烏帽子頭を低くして電車に乗り込む一瞬だ。これ、ほのぼの賞だ。毎日さんは写真が2枚も。努力賞や。京都さん、産経さん、平凡パンチで佳作かな。

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2008年4月 9日 (水)

京都駅スバコの夕日

Img_0056 Img_0054 JR京都駅へ、夕日を見に行った。西改札口前の南北自由通路。2月に開店したジェイアール京都伊勢丹が経営するエキナカ商業施設「スバコ」である。この間の夕方5時すぎ、スバコ2階のポータルカフェへ入り、西側の窓際に座って、夕日を眺めた。

 太陽は、満開の桜を照らし続けて、西へ傾いていた。480円のコーヒーすすり、デジカメ構えて、真っ赤に染まる瞬間を待った。5分、10分…、座席の向こうは立ち入り禁止のテラスで、網目になっている。席を立って背伸びすると、レールが幾本も見える。電車が入って、また出て行く。赤いテールランプ、少しずつ濃くなるようだ。

 スバコ―、Superior Variety Concourseの頭文字をとっている。上質でバラエティに富んだ広場の意味で、勤め帰りに巣箱で心の羽を休めて―という。沈む夕日、真正面から見ると、眩しい。目を細めて、シャッターを切る。夕日が遠すぎる。アップで撮る。今度は輪郭が出ない。パシャ、パシャ…押し続けていたら、赤く染まった空が写った。撮っては確認、また確認。そんな写真が上の2枚―、春の宵、だから、よい。???

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2008年4月 8日 (火)

貴方が井上誠一さんでしたか!

Img_0027 Img_0008  そうでしたか、あなたでしたか―写真を見て、思わず声をかけそうになった。日本のゴルフ場設計の第一人者という井上誠一氏である。瀬田ゴルフコースのクラブハウス、入ってすぐ右側で、明治41年生まれの井上さんの、生誕100年展をやっている。

 昭和56年11月、73歳で亡くなって、もう26年になる。井上さん設計のゴルフ場は、今も国内で38コースが現存する。瀬田は東コースと、北コースがそうだ。大洗、戸塚、東京よみうり、浜野、武蔵…、どれもこれも自然を生かしている。造形美そのまま、みんな名門と言われる。つまりは、難攻不落、手こずるコースだ。

 何度か、行った。距離長く、山あり、谷あり、砲台で、バンカーまたバンカー。勇んで出かけて、いつも首うなだれて…。写真の井上さん、眼鏡こしの眼は柔和だが、真一文字に口元を結んでいる。展示遺稿に「井上のコース、この程度かと言われたくなかった」と書いてある。展示は井上さん設計コースの一覧表と主なコース写真などである。あのコース、このコース…、君、忘れじのコースなり。

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2008年4月 7日 (月)

楳亭の大鯰図

Img_0016 Img_0024  右手の人差し指がピンと立っている。「やった!やった!」と、独り言のようだ。琵琶湖で獲ったのだろう。それはそれは、大きな鯰だ。髭面の漁師さん、頭に手ぬぐいを巻いて、魚篭を背負って、もうビクビク、ホクホクだ。

 漫画っぽいコミカルな画だ。江戸中期、およそ200年前の画家、紀楳亭(き・ばいてい)が描いた。与謝野蕪村の弟子で、天明の京都大火で浜大津に移り住み、それから湖南九老と名乗り、のびのびした画を描きだしたという。この「漁夫大鯰図」もその一つ。今、大津市歴史博物館で開催中の企画展に出ている。

展覧会を企画した大津歴博の学芸員、横谷賢一郎さんが京都新聞の特集紙面で書いている。「彼の人物・動物表現は~面白さと斬新さを感じさすと同時に、えもいわれぬ、にこやかな表情が~見るものを幸福にする」と。この鯰図、まさに、その典型だ。俳風もまた、日常生活そのままという。その一つが「杓も取らず 雪をつまんで 手洗いせん」である。味のある句作で、臭く思えないところがいい。ハイ、拍手!

※ 展覧会は「近江蕪村と呼ばれた画家―楳亭・金谷」で、4月20日まで。

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2008年4月 6日 (日)

本満寺の枝垂れ桜

Img_0027 Img_0007  日蓮宗本満寺の枝垂れ桜は、桜のお勧め所で穴場のNO1だという。写真集「京都桜案内」を出した写真家水野克比古さん(66)が朝日新聞の取材でそう言っているので、行ってみた。京都市内の至るところ、人も桜も、春や春の、5日である。

 鴨川葵橋西詰めから徒歩2分だ。朝の境内、ひっそりしていた。水野さんの言う枝垂れは社務所前で、高く、大きく、枝垂れていた。早咲きなのか、もう葉が出て、ゆるい風に花びらがヒュルル、ヒュルルと舞い落ちている。嗚呼、春―これぞ、風情だ。樹の下に行って仰ぐと、傘みたいだ。高さ15㍍、直径8㍍、大きなピンク傘だ。

 写真家水野さんがどう撮ったのかーと、近くから、遠くからデジカメ構えた。手前はソメイヨシノ、本堂、社務所、白壁…、アングルを変えて撮った。帰りに書店へ寄って、水野さんの写真集1680円で買って、本満寺を見た。頁めくると、最初に出ていた。南側から社務所を入れて撮っている。やっ!同じだ。水野さんのはピンクが濃く、今日のは、色薄くだが、撮り方はプロと一緒だ。これぞ感性!、いや、そんな。花かしい。???

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2008年4月 5日 (土)

バイキングのカレー

Img_0030 Img_0027  バイキングの仕上げで、ツウの客が、またカレーライスを食べだした。聞くと「ここの味は特別」という。お腹はもういっぱいだったが、同じように海老フライを乗せて、ご飯少なめで、真似てみた。なるほど、いい味だ。

 近鉄直営の新都ホテル1階、バイキング・レストラン「プレジール」である。そのカレーライス、ピリ辛加減が絶妙なのだ。海老の甘さがブレンドして、舌がほんわかする。もう一度行って、ウエーターに「ここの、美味いねえ!」と激賞した。すると、「ハンバーグにビーフシチュウのタレかけてみて下さい。これは、もっと」という。

 やってみた。お腹はさらに満腹なのに何と何と…、その通りだ。丸っこいハンバーグ、そう大きくない。半分に割って、ひとかじり。シチュウのタレが混ざりあって、肉汁がじわっと歯にしみる。とろみが出て、美味~い。この店、開店から10年で、一日平均の客100人とか。料理の種類、季節により蟹が出て、伊勢海老が出て、ディナー120種、時間無制限の食べ放題という。いや、もう満腹ダイ。

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2008年4月 4日 (金)

特観席のサクラ

Img_0001 Img_0013  朝の光があたって、ピンクピンクしている。何とまあ、艶やかことだろう。ひょっとして、ここは、かぶりつき特等席かもしれない。そう思って、ブラックコーヒーをグイと、いや、ちびりと、いや…、どう表現するのかなあ。そう、静かに口に拭くんだ。

 JR山科駅前のスターバックスである。9人掛けのカウンター席。一面ガラスの向こうにロータリーがあり、真ん中にピンクの色濃いシダレザクラが咲いている。6本の支柱で円形棚がつくってあり、7~8㍍の高さからサクラが糸をひくように枝垂れている。いまが、見ごろ、満開だ。

 毎朝、大体、この席に座る。つぼみ堅し、3分咲き、5分咲き…、ずっと見てきた。平成10年10月に地元のロータリークラブが駅前開発事業の竣工記念で、植樹したという。1杯280円のコーヒー、今なら付加価値がついてもいいと思う。ボオッと眺め続け、朝を忘れてしまう。サクラの向こうは京阪電車の踏み切り。カンカンと急に鳴って、今に戻って、改札口へ。そんな特観席の、春の朝、いつまでかなあ。嗚呼、春や春!。

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2008年4月 3日 (木)

さざれ~石の~

Img_0017 Img_0020 これが、さざれ石なのか―と思う。角ばった小さな石がコンクリート状に凝結して、大きな石の塊になっている。国家「君が代」の歌詞を思い出す。♪~さざれ石の~巌(いわお)となりて~♪の、あの歌詞、あのメロディーである。

 そのさざれ石、滋賀県希望が丘公園・青年の城の玄関前にある。小石が積み上がって、高さ1・5㍍、幅1㍍もある。そうはない、見事なさざれ石だそうだ。滋賀と岐阜県境に聳える標高1377㍍の伊吹山でとれたという。伊吹山はさざれ石の主産地だそうで、公園業務課長の話では、昭和56年当時の公園長が岐阜の知人から寄贈を受けたという。

駒札に「寄贈 竹中直之」とあり、その人らしい。さざれ石は「細石」と書き、石灰質角れき岩と呼ばれる。石灰岩が長い間の雨水で溶けて、粘々の液になって、小石や瓦礫石を接着してのだそうだ。青年の城は県の宿泊研修センター。朝の集いでは、♪~さざれ石の~♪の君が代で、国旗を掲揚しているという。研修生、さざれ石の如くに結束を固め、巌のようにな~れ―である。ここは、ダザレご法度。???

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2008年4月 2日 (水)

京都の銀座の柳

Img_0043 Img_0045 幾筋も幾筋も、緑の糸葉が垂れ下がっている。まるで緑の簾のようだ。雨がシトシト、緑色がより一層、瑞々しい。これ、東京銀座から里帰りしたシダレヤナギという。そう、あの♪~昔懐かし~銀座の柳~♪の、ヤナギだという。

 三条木屋町上がってすぐ、高瀬川の姉小路橋北側に植わっている。傍に立って、見上げた。平成8年に植樹して、もう12年だ。高さは目勘定で10㍍以上ある。隣の電柱と背比べしているようだ。細い枝先から緑が川淵までタラリタラリ。7分咲きのピンクのサクラと春をコラボしている。見とれて、雨の中、去り難しーである。

銀座の柳は、西条八十作詞の東京行進曲で有名だが、道路拡張で姿を消した。それを西銀座商店街の人たちが苗木を配って、復活運動を起こし、毎年5月5日に銀座柳まつりを催している。京都の植樹は、この人たち。銀座8丁目に東京支社がある京都新聞社が頼まれて、京都市に掛け合い、世話を焼いたという。銀座の名称は京都の伏見銀座が由来、銀座の柳の親柳は、京都の六角柳―そんな縁あっての里帰りヤナギとか。なるほど!

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2008年4月 1日 (火)

駅前朝食の記録

Img_002 Img_0012  ♪~毎朝毎朝~僕は駅前で~♪である。通勤の朝、山科駅前のロータリーで、一軒一軒、店を変えて、ブレックファーストをやってみた。以下はその朝食記録である。

ミスタードーナッツ】 ケチャップドッグ+コーヒー 350円 【松屋フーズ 焼き魚定食 390円 【喫茶店サニー】 トースト+ハムエッグ+ミニサラダ+コーヒー 500円 【スターバックス】 ハム&エッグサンドイッチ+コーヒー 610円 【ブライトンホテル山科】 トースト+コーヒー 500円 【ロッテリア】 ソーセージ&エッグ+ポテト+コーヒー 390円

さて、品定め。一番はサニーかなあ、ハムエッグとキャベツが家庭の味。隣の客の煙草は減点やけど…。ブライトンのトーストは、ホテルの味で、ぶ厚くパリッと。松屋は鮭にとろろに海苔。朝飯らしいけど、カウンター席で背中が勝手に泣いている?。ロッテリアのポテト、子供が好きやなあと。スタバは「いい一日はいい朝から~」のコピーがいい。この朝飯体験、なんでまた?♪~それはそれは~秘密の~♪である。

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