門が切り取った春の景色
歩いていて、おやっーと感嘆して、思わずカメラを向けた。お寺の門、その向こうに庭。老木だろうか。鮮やかなピンクの花が咲いている。白い築地塀、緑の松…、真っ四角な門塀が額縁になっていて、庭を一枚の絵にして、見せている。
浄土宗華階寺(けかいじ)だ。大きな二本の銀杏と俵藤太の館跡で有名である。JR大津駅前の通称30㍍道路、真っ直ぐ琵琶湖へ向かって3百㍍ほど、バス停の真ん前のお寺だ。気持ちよく晴れた日、浜大津へ行く途中にこの絵も言われぬような、こんな景色に出会った。暫し、春―茫然、門前に立ち尽くした。
あのピンクの木、何かな。門から少し距離あって、定かでない。桜には早い。梅かな、桃かな、それと杏かな。勝手口があるが、庭へは直接入れそうでもないので、職場に戻って電話してみた。電話に出た女性は、紅梅だという。住職は留守でわからないが、樹齢30年?50年?いや、もっとでしょうか―と。切り取ったような景色ですねーと言うと、ハイ、みなさんによく…と。♪~春は、どこから来るかしら~♪である。
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