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2008年1月

2008年1月31日 (木)

那須与一の扇彫刻

1e_001_rl1 Img_0057  扇形の石の穴から尖がった建物の先端が見える。これ、那須与一が屋島の戦いで扇を射止めた彫刻だという。説明板に「ここに立って扇を見ると~」という指示書きがあって、そこへ行くと、左の写真どおり、矢が的中していた。ヤンヤヤンヤ!。

 岡山県井原市の駅前広場あるモニュメント。高さは3㍍、大理石の台座の上に建っている。彫刻に「k,sumikawa」のサイン。作者は島根出身の彫刻家で、元東京芸術大学長・澄川喜一氏である。駅は井原鉄道の拠点で、平成11年1月11日の「1記念」で開業した。それで、作者も喜一、彫刻も与一。???。

 そのイチはイマイチとして、なんで那須与一?かというと、平氏方の軍船にある扇の的を射落とす功績などで、源頼朝から賜った土地の一つが、この井原だったそうだ。扇の的を弓で射たおり「邪魔になる」と捨てた片袖を祀った袖神稲荷もあるという。再び、指示通りの場所で、扇の穴を見た。はるか昔、元暦2年(1185年)の屋島の戦い。那須与一がなすたこと、アナ不思議と思った。???。

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2008年1月30日 (水)

伝道掲示の教え

Img_0005 Img_0003 お寺の伝道掲示には、よく足を止められる。この間もそうだった。親鸞さんの真宗の教えと、いのちの書家・相田みつおさんの言葉が並んでいた。ガラス張りの大きな掲示板の前で、暫し佇み、人生思ってフムフムである。

 「いつ死んでもよい いつまで長生きしてもいい お任せしております 南無阿弥陀仏」(真宗)と「時 あなたを待つ時間の長いこと あなたといると時間の短いこと 計ればおなじなのに」(相田みつを)―である。模造紙に風雅な筆跡でで書いてあり、その言葉の意味がまた心に沁みる。

 大きな門構えのお寺だ。「真宗大谷派教業寺」の表札が架かっている。外から見ると、立派な鐘楼もあって、本堂も立派そうだ。町名表示は大津市昭和町16-で、近くに滋賀大付属小、膳所保育園などあり教学地区である。伝道カレンダーも一緒に飾ってあり、1月は「仏の教えを論じる人は多いが その要を教える人は少ない」と。そうか、そうかーと頷きつつ、人も歩けば、教えにあたる!と納得する。

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2008年1月29日 (火)

田中さんの鏡獅子

Img_0002 Img_0009_2  玄関入って、正面にデンと、飾ってある。彫刻家・平櫛田中(ひらぐし・でんちゅう)の大作、鏡獅子の石膏原型で、高さは230㌢もある。6代目尾上菊五郎が演じた歌舞伎十八番「春興鏡獅子」の舞台姿だ。

 市立田中美術館がある岡山県井原(いばら)市まで、電車を三度も乗り継いで行った。明治から昭和へ、108歳まで生きた不世出の木彫作家のふるさとである。駅から歩いて10分、入館料400円の館内は一人もいない。じっくり、ゆっくり、田中の木彫と対話した。尋牛、活人箭、天心胸像…、どの作品も動き出しそうだ。

 圧巻は3階にある鏡獅子の試作展示だ。菊五郎が花道に出て、トンと踏ん張った、その瞬間である。隈とりの顔、裸形の全身、木彫彩色と並んでいる。昭和33年の完成まで歳月は20年という。完成品は東京・三宅坂の国立劇場にデンとある。美術館1階の30分ビデオ、思い出の作品は?と聞かれて、文化勲章の田中さん「鏡獅子じゃが」と話している。井原は、名誉市民の田中さんで、威張ら。???

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2008年1月28日 (月)

ボンジュール饅頭

Img_0020 Img_0015  カチッ、カチッ…、円形の鉄板が左へ左へ旋回する。内回りを1周して裏返り、今度は外を回って、焼きあがり、ポンと出てくる。それでかどうか、この饅頭「ぽんdeまん」という。本家西尾八ッ橋の新商品で、京都駅八条口店で実演販売している。

 実演行程、ガラス越しに頭をつけて見た。直径3㌢の器に米粉の生地が流し込まれて、動き出す。カチッと1回動くのに2秒かな。鉄板上は内回り外回り合わせて40個ぐらいが回っている。ポンと出てくるまで、5分以上かかる。8個500円だが、1個60円のバラ売りもあり、見物代と思って、2個買った。

 店員さんに何で「ぽんdeまん」と聞いた。洒落かと思ったら「ぽん」はフランス語の菓子という意味だそうだ。それde「まん」は?と、さらに聞くと、これは日本語の饅頭のことという。売れている?と問うと、八ッ橋と同じくらい良く出ていると。1個を二つに割って食べて見た。八ッ橋屋さんらしく、ニッキが入っている。こしあんで、甘さは控えめだ。味?それはもう、ボンジュールdeまんジュール。

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2008年1月27日 (日)

忍者風コロッケ

 祇園会館近くの「半蔵コロッケ」という店で、ビーフ、紫いも、かぼちゃと3種類のコロッケを買って、円山公園まで行った。一人ベンチに座り、どんなんかナと、食べ比べを始めたら、ふいに足元に鳩が来て、はっとした。

Img_0044 Img_0045  鳩は見て来るのか、臭いを感じるのかーと思いつつ、せっかくなので、わざとポロポロこぼす。2羽来て、3羽来て…6羽に。ククク、クククと競争が激しそうなので、どっとこぼしてやる。暫くしてカラスも何処からとなく…。遠巻きで様子を伺っており、えいっと、手裏剣投げしてやる。もう、大盤振舞い。

 話は遡って、半蔵コロッケ。何で半蔵?と聞いたら「主人、忍者の服部半蔵が好きなんです…」と、奥さんが言う。主人不在も店内に半蔵と書いたTシャツが吊るしてある。よほどの半蔵ファンか。それならコロッケも忍者味では―と、3個400円払って、冷めないうちにーとベンチへ。それが、鳩がお忍び来て、カラスが黒装束でカアと来て…、コロッケもドロン。いや、忍者ふう。???。

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2008年1月26日 (土)

東の清方

Img_014 Img_0052  編んだ黒髪を手に持った娘さんが歩いている。鼻筋がとおり、眼元も口元も清々しい着物姿の娘さんだ。それはもう、美人である。残月が浮かぶ大正14年、夏の朝、稲田の続く道だそうだ。ところは、まだ長閑だった横浜の金沢八景という。

 日本画家鏑木清方の代表作の一つ「朝涼」(あさすず)である。京都伊勢丹の7階美術館で見た。大きな絵の軸装で、縦長2㍍はあった。会場くねくね行って、真ん中あたりで、顔アップと全身を描いた2枚のスケッチ絵と一緒にあった。この美人、清方の娘さんで、避暑地で毎朝一緒に散歩していた光景だという。

 鏑木清方は「かぶらき・きよかた」と読む。美人画で「西の松園、東の清方」と言われた。会場入り口で聞いたら「読めない方も」という。挿絵画家から頭角を現し、明治、大正、昭和と生き抜き、96歳で没している。「朝涼」の娘さんを描いた頃は47歳、円熟期だ。神田生まれ、下町風俗を好み、美人画も当世風に描いている。鏑木清方の芸術展、来て見て、知って、良かった。それで、きよかた!。

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2008年1月25日 (金)

土鈴でドーレイ

Img_0047 Img_0050  竹篭の上に雀がチョコンと。1羽、2羽、3羽…、数えると19羽いる。1羽持ち上げると、カラカラと鳴る。どれ~も、土鈴だ。板塀には、紐で繋がった小さな土鈴がぶら下がっている。どれ~を触っても、中はからなのか、カラカラ。

 東山安井のバス停近く、路地の入り口である。八坂神社から南へ、バスで一駅だ。この土鈴屋さん、篭の雀をおとりに路地奥の店へ誘う。篭の上に赤い矢印付きで「奥のつきあたり お気軽どうぞ」と。塀に吊るしてある土鈴は、5個で一連なっていて、絵柄は花、風景などである。一連で500円から700円と。

 奥の店、どんなんかと路地を入った。何軒か家があって、まさに突き当たり。玄関口に雀の土鈴が2羽いる。サッシの表戸は開けっ放しだ。一歩入って「あのう」と言うも返事がない。店内?天井から連の土鈴が幾本も下がっている。机、火鉢…、室内は土鈴がいっぱいだ。もう一度「あのう」と。また、反応なく、今度は言い方変えて「ドオレッ!」と大きな声を出したが、やはり、どうれ?も出ない。

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2008年1月24日 (木)

最高の景色

Img_0007 Img_0014  京阪石坂線錦駅から大津プリンスホテルまで歩いた。東へ東へ―、湖岸に聳えるように建つホテルに向かって10分ほどだ。琵琶湖のランドマークとして、建築家の故丹下健三氏が設計した。来年で開業から20年になるという。

 ホテルの企画マネージャーと喋って、一人で最上階まで上がった。38階のスカイラウンジ、高さは130㍍だ。総ガラス張りで、気のせいか、頭も足元もふらっとするような。近江大橋、瀬田川…、すこし向こうに近江富士…、場所を移り、角度を変えると、比叡山、比良山系…、琵琶湖が180度パノラマ展開する。

 ウエーターと話した。「いい景色やねえ」―、「晴れていて、風がありますと、空気が澄んで、遠くまでくっきりです。昼は最高です」。「夜はどうです」-、「草津あたりでビルが増えました。昔に比べて、夜景のきらめきが最高です。ピアノの生演奏があって、雰囲気も最高です」と。ウエーターさん、最高の連発である。昼は喫茶のラウンジ、コーヒー1杯は821円だ。景観込み値段を覚悟で、サア~いこう。

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2008年1月23日 (水)

センダンの実、タワワに

Img_0001 Img_0005  おやっ、と思った。見上げて、小さい実が、タワワにぶら下がっている。冬の澄んだ空に点々と。木は2本、高さは10㍍以上ある。大きな木だ。実は白っぽく、つるっとしている。梅干みたいだし、団子みたいでもある。兎も角、タワワ、タワワ。

 鴨川左岸、丸太町橋を20㍍ほど上がってあたり。川端通り沿いの街路樹がそれだ。何の木?と思ったら、木札があって、センダンの木という。平成7年11月に国際ソロプチミスト京都みやこが創立15周年記念で植樹したと。もう一度、仰いで、道路の向こう側を見たら京大付属病院の構内にも同じ木がある。

 道路を渡って、見に行った。こちらはもっと大きく15㍍以上、仰ぎ見ると、実は豆粒のようだ。センダンは成長の早い亜熱帯性の落葉高木だそうで、5月に紫色の花を咲かせ、秋に実をつけるという。この実、整腸剤など漢方薬にも、実の種は数珠にもーとか。それに「栴檀は双葉より芳し」かと思ったら、そのセンダンは香木のビャクダンのことで、全く違うと、せんだって、わかった。???

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2008年1月22日 (火)

カバ秀吉人形

Img_0007 Img_0009  アゴが突き出て、まるでカバみたいだ。目はクリクリして、飛び出ている。見ていて、飽きない顔で、思わず微笑んでしまう。これ、まさにバカ殿ーと思ったら、ド派手な半纏の胸元に「出世秀吉」の名札をぶら提げている。

 このカバ秀吉公、大津市長等のナマカチ商店街の川魚店「タニムメ」の店先に出ている。赤い座布団の上で胡坐をかいて、どっかと座っている。右手に扇子をグッと握り、左手は肘掛け椅子に置く。ピンと立ったちょん髷まで入れると、高さ1㍍以上あって、かなり大きい飾り人形だ。

 毎日新聞滋賀版にこの店の人形の記事が載っていた。店のご主人が信楽焼き窯元から商売繁盛の多福人形と一緒に譲り受けたという。秀吉人形はこの窯元が指示して中国でつくったと書いてあり、樹脂製とか。名札の紙には「好きなところをそっとなでて下さい。よいことがありますよ」と書いてある。さて、どこを?と思って、ちょんをそろりと触った。棒振り100切り、まげてお願いした。

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2008年1月21日 (月)

訳あり地蔵

Img_0059 Img_0055  京都の旧市街を歩くと、ほこら中に祠がある。いや、間違った。そこら中ーだ。失礼!。この間、東山通りから古門前通りを西へ入り、白川沿いを歩いていて、「お地蔵さんの祠やなあ」と、一度は通りす過ぎて、何か気になって、また戻った。

 立て札に「なすあり地蔵菩薩」とある。これは、訳ありーと思って、つらつら読んだ。お地蔵さんは白川に沈んでいたが、昭和29年の水道管工事のおり、掘り出された。それを八坂神社のお神輿をかつぐ四若神輿会が地元から頼まれ祠でお祀りしたという。50㌢ぐらいの石像で、風化が進んでいるが、有り難そうで、そっと手を合わせた。

 なすありーというのは、地元の有済小学校の有済に因む。中国の書経に出ていて「人間どんな辛いことでも耐えて努力すれば報われる」の意味で、校歌に「~たえてしのべば、なすあり~」の歌詞がある。京都市もこの道をコミュニティ道路に指定して、なすありの経(みち)と名づけ、それ以来「なすあり地蔵菩薩」と命名されているという。意味あり、訳ありの、地蔵さんだった。

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2008年1月20日 (日)

チビ餃子どんなんかナ

Img_0030 Img_0039  簾をメニュー表示に使って「チビ餃子」と書いて貼ってある。10ケ入り420円という。ちょうど昼時である。どんなんかナーと、好奇心の虫が騒いで、行きずりに飛び込んだ。京都タワービル北新館1階で、串の菜花亭という。

 どんなチビかー期待ワクワク待った。1ケ42円やなあーとも思った。最初に調合済みのタレが出てきた。箸袋見る。「菜花亭 Chiness Dining Bar」とある。まあ、中華居酒屋だ。出て来た。チビ餃子は2連である。1連5個かと思ったら6個並んでいる。なんか得したような。2㌢四方で、角型だ。

 1個ずつではチビ過ぎて、2個一緒に口にした。ニンニク少々か、プーンと臭って、油アブラしている。肉がよくつまり、皮もカリカリしている。これ、正真正銘の餃子で、味は◎だ。それでもお腹は、チビ過ぎて足りないという。それで、550円加えて、ミニラーメンも。細麺、もやし、葱、焼き豚3枚…、これもミニを超えるミニで、◎だ。計970円の出費で、財布はちびたが、お腹は実になった。???。

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2008年1月19日 (土)

オオツのトナカイさん

Img_013 Img_0011  はて?、さて?―である。ホンモンのトナカイの角がにゅっと出ている。それにどうしたわけか、えべっさんがトナカイのそりをひいている。何でかな―である。名前がまた、なぜか、オオツのトナカイという。

 京阪京津線浜大津駅のターミナル2階フロアである。バス乗り場へ昇降するエレベーター入口にあるモニュメントが、それだ。オオツのトナカイというネーミングは、なんとなく、洒落かなあ―という予感はした。「オオツの」は大津の―で、大きい角とかけている…と思った。調べて、この予感は的中した。

 これ、大津市都市再生室の、にぎわい創出事業の一つという。北海道のトナカイ村からホンモノの角を云万円で買って、大津の=オオツノ=大角で駄洒落たと、担当者は告白した。去年暮れに設置して、最初はサンタさんだったが、年明けからえべっさんに描き変えたという。このトナカイさん、最初見たおり、トウナイカイなあと思ったが、なぞ解けて、シャンシャンーとである。

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2008年1月18日 (金)

万両の赤い実

Img_0040 Img_0046  どうも見分けがつかない。どれもこれも、同じような赤い実がついている。小さくて草みたいだけど、みんな常緑低木だそうだ。これ、万両、千両、百両、十両で、それに一両もあって、これぞ、縁起モノの、めでたき木である。

 希望が丘公園の黒崎公園長から「銀閣寺に万千百十まで揃っている鉢植えがあります」とメールで情報を頂戴した。添付写真もあったが、本物を見て、どう違うのか、この間、現場検証に行った。白砂を盛った銀沙灘、向月台を過ぎたあたりにテーブルがあり、銀閣寺苔と並んで陳列してあった。

 万両から十両まで4種ある。上に下に、横からも眺めた。やはり!というか、万両は真ん中で、実がたわわとぶら下がっている。比べて、千両と百両の実は葉っぱの上についている。下向きと上向きの違い、見~つけた―である。十両は実がない。万千百は冬、十は秋に実がつくという。黒崎公園長によると、一両は希望が丘公園の東ゾーンに―とか。万一、万両から一両まで揃うと、それが真の満了かな。???

 万両(マンリョウ) ヤブコウジ科の常緑小低木

 千両(センリョウ) センリョウ科の常緑小低木

 百両(カラタチバナ、唐橘) ヤブコウジ科の常緑小低木

 十両(ヤブコウジ、藪柑子)  ヤブコウジ科の常緑低木

 一両(ツルアリドオシ、蔓蟻通し)  アカネ科の常緑低木

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2008年1月17日 (木)

ロームの街角ギャラリー

Img_0019 Img_0027  京都駅前の塩小路通りで、ロームさんの街角ギャラリーを見た。売上高4000億の、半導体メーカー「ローム」の駅前支店である。ウインドウは六つ。有名な日本画家の作品と新春らしい飾りつけ。何気なく歩いていて、足がとまった。

窓ガラスにくっ付いて、絵を見て、解説を読む。女性週刊誌に挿絵などを描く糸田芳雄さん(82)の作品は胡蝶蘭。その花言葉は、幸せが飛んでくる―、そうかと思って、絵を見る。確かに蝶がフワフワ舞うようだ。フィレンツェで学んだ長島玄文さん(61)は芍薬。薄ピンクの大輪が二つ、真っ青な背面のブルーに浮き立つ。

その解説は絵より花について。芍薬は枝分れせず真っ直ぐ立ち、牡丹は樹形にように枝が分かれると。隣を見ると、人気作家の中島千波さん(63)の牡丹花。画面いっぱい、真っ白な大輪が一つ。説明は「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」とは、美人の形容なりと。ウインドウを歩きながら鑑賞できる街角ギャラリー。これ、大企業の社会貢献事業。ロームさん、ロウムありがとう。

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2008年1月16日 (水)

チューチューうどん

Img_0021 Img_0022  へえっ、「チューチューうどん」―、なるほどと思う。2匹の狛ねずみが鎮座する、大豊神社の境内である。子年の今年、参拝客は正月明けの今も続く。その、狛ねずみ人気にあやかった1杯500円のうどん。これが、チュウチュウ売れているという。

 大豊神社は「おおとよ」と読み、哲学の道の南に建つ。学業、長寿、商売のご利益がある神様で、子年縁起の狛ねずみは、全国でここだけーと、TV、新聞に出た。そのせいか、近在はじめ、鼠算式にお参りが増え、フィーバー気味という。神社もクリスタルのねずみお守りを販売、これがまた人気だそうだ。

 境内は臨時テントが2張り。たこ焼きと、チューチューうどん。この間、床机に座り、プラ容器入りのうどんを食べて見た。おあげと葱入りのきざみキツネだ。店主には「どこが、チュウか?」と、突っ込まず、話を聞いた。今年初の出店で、正月には一日150杯も出て、品切れになったと。この神社の氏子で、牛すじ屋だが、暫く休業して、春先までテント営業を続けるとか。味?チューうどんの命名がうまかった。

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2008年1月15日 (火)

えべっさん

Img_0047 Img_0052  表情がホント、ふくよかだ。左手で抱え込んだ鯛がよほど、手ごたえあったのだろう。ニコニコして、今にも笑い出しそうだ。見ていると、こちらまで笑みがこぼれて来る。この神さんが、商売繁盛で笹もって来い!の、えべっさんである。

 写真の石像、京都ゑびす神社の正面から入り、境内すぐ右側にある。丸々した新しい像=写真左=と、風雪に耐えた痩せ型像=同右=の二体が並ぶ。新しい方は「ぎおんの石」という店の奉納だ。もう一つも傍に石碑があるが、古くて読めない。二つの像は耳たぶ垂れ、顎鬚伸ばし、鯛の大きさも同じで、全体でまあタイタイだ。

 えびす神は「えべっさん」の愛称を持つ。七福神では唯一、日本生まれで、この神さんを祀る神社は全国で数千も、という。そんな中で京都ゑびす神社は、西宮神社、大阪今宮神社と並ぶ「日本三大えびす」である。毎年、1月の十日えびすでは、大判小判をぶら提げた笹が飛ぶように売れる。この1月も笹持つ参拝客、商売繁盛願って、帰りの足はサッサ、サッサと。???。

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2008年1月14日 (月)

金撮り写真

Photo Photo_2  あっ、野口選手や。黒い帽子と黒いウエア。左右に手を大きく振って、裏通りをダッシュしている。一本、二本、三本…、行ったり来たり。五輪の金メダリスト、野口みずき選手(30)である。都大路の全国女子駅伝、最終9区10㌔、アンカーだ。

 ホンモノを見たくて、烏丸鞍馬口の第8中継点へ。三重県代表で、久々にふるさとから出場だ。ゼッケンは都道府県ナンバーの23番。混雑は予想していたが、地下鉄駅から中継点へ上がると、案の定、陸協役員が「ここから向こうへいけません。裏へ回って下さい」と言う。人、ワンサである。23番は?と思いつつ、裏道へ回る。

 そこで、アップ中の野口選手と出会った。全く、偶然だった。聞いてはいたが、小さい。1㍍50㌢、40㌔。それが、まあ、大きく見える。細い足はまるでカモシカ、良く伸びる。沿道は益々増えて、野口選手は16位のタスキリレー。中継点から30㍍北側で、デジカメを構えた。いつもの黒のサングラス。群衆の中、タスキを絞り込んで走り出したその一瞬が見事に撮れた。これもまあ、金撮り。

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2008年1月13日 (日)

変は変だった

Img_0043 Img_0046  どう読んでも、変である。「今、いのちがあなたを生きている」という。これ、平成23年、宗祖親鸞聖人750回御遠忌のテーマ。なんせ、東本願寺で、親鸞さんである。変と言う方が変とは、わかっているが、言葉としては、どうも釈然としない。

このテーマ、東本願寺の土塀に額装入りで長々とかかっている。ゆうに10㍍以上あって、英語もフランス語、中国語にもなっている。「今、いのちがあなたを生きている」。しばし、佇んで、言葉を言葉として、理解してみたが、いのちがあなたを~というのが、引っかかって、どうも胸につかえる。

向かい側の伝道立て札は「バラバラでいっしょ」と、これまた変なカラー標語も。あれもこれも、教えを乞うしかないと、総合案内所へ行った。「あの~う、あの~意味は」と聞いた。受付の若いお坊さんは「そう。変な言い方ですね」と言ってくれた。「いのちを考えるのに、わざと変にしたんですね。意味はいのちは自分のものでない、生かされている…ですね」と。言葉はやっぱり、変だった。えっへん!。

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2008年1月12日 (土)

殿の腹痛を治した飴

Img_0019 Img_0023  ぐいと箸を突っ込み、巻き上げる。ぐねっとへばりついた飴を舐め舐めする。香ばしくて、どこか懐かしい。滋賀県余呉町、北国街道沿いの菊水飴本舗の菊水飴である。この飴、昔の伝統を今に―で、もう350年も続いているそうだ。

 JR大津駅の滋賀県観光物産センターで売っている。プラ容器のネバネバ飴は1ケース600円、これを小さく丸めたつぶ飴は袋入り420円だ。県観光の事務局長が年始挨拶で、滋賀の売れ筋です―というので、買って、舐めてみた。甘味が舌にしみ込んで、サラッと溶けて行く。一粒で二度、いや三度おいしい?。

 参勤交代中の、福井の殿様がこの飴を舐めて、腹痛が直ったという。京都醍醐三宝院の宮様は、この飴の風味に感激して、菊の紋と「つきせしな 千代の久寿利に 栄えける 黄金のいろの きくすいのあめ」と、和歌を授けたらしい。飴は米を蒸して麦芽糖と湯を加え、それを搾り、煮沸させて、冷やす。昔は殿様を助け、宮さんを喜ばせ、今は庶民の舌を楽します。これぞ、快適・アメニティーの始まり。ああ、アメイ。???。

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2008年1月11日 (金)

鹿肉の燻製

かぶりつく。骨から肉を引き離す。香ばしく、しがむと、甘みが広がる。あと味がいいので、また、かぶりつく。一度、二度、三度…、ついついである。これ、鹿のアバラ骨にある肉の燻製という。大阪・長堀の料理店「山のしずく 旬菜屋」でしかと食べた。

009 012  店は丹波但馬の自然食を売りにしている。オーナーの実家が兵庫県村岡町のハチ高原で旅館業を営む。蟹、牛、米、水、野菜…、どれもこれもトレトレの地元産である。この鹿肉も但馬ブランドという。地元の猟師さんが捕った鹿を刺身、コロッケ、ハンバーグに調理して、商品化している。この燻製もその一つだ。

オーナーによると、鹿は食肉に適す部分は身体の30㌫しかないという。跳躍力が強くて筋肉質なので、硬くて食べられない所が多いらしい。鉄砲で射とめた鹿は血が回って、駄目なので、ワナで生け捕ったのが良いという。ホントかウソか、陸上競技のジャンパーが競技会の前日に食べると、記録がぐんと伸びるとか。お店には鹿の角も飾ってあり、オーナーは、角のことも含め、かくかくしかじかと話した。

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2008年1月10日 (木)

松の一念、岩を通す

Img_0025 Img_0022  なんでこうなるの?と思う。松の木が大きな岩の間から出ている。何度、目をこすってみても、土でなく、大岩石から出ている。人の一念岩をも通す―でなく、松の一念である。それで、この松を「一念松」というそうだ。

 青蓮院別院の大日堂の境内にある。標高250㍍、東山ドライブウエーの頂上にある将軍塚と言う方がわかりいい。京都市街地を見て、比叡山を眺める展望台の近くに育っている。堅い岩を穿ったからだろう。枝ぶりは、細くてグニャグニャだが、芯は強そうだ。尖った葉は、緑々して、命の息吹を感じさす。

駒札に由来が書いてある。「三十年前に大岩に黒松の苗木を植え込みました。以来、風雪に耐え、懸命に生き松の一念が見事に大岩石を割り通しました 平成17年 大日堂」と。岩は1・5㍍―はある。確かに大きい。松はこの岩を覆うようだ。お寺さん、人の一念を松で試したのだろうか。それにしても長かった。一年待ちでなく、何と三十年待って、一念松が成就した。念じて待つ大事さ学ぶなり。

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2008年1月 9日 (水)

神戸のスターストーン

Img_0046 Img_024 何っ?ーと思った。黒光りした石がポコポコと―である。芝生に転がっているような、植わっているような。近づいて、良~くみると、モンロー、チャップリン、ジョンウエンと映画俳優の名前が刻んである。日本の長谷川一男、坂妻、京マチ子も…。

この石、実はスターストーンというのだそうだ。神戸メリケンパークにある「メリケン・シアター」である。神戸はエジソンが発明した「キネトスコープ」という箱で、外国映画を初めて見たと土地という。それを記念して、神戸開港120年のおりに地元企業がお金をだしてつくった。今から20年前のことだ。

スター石の前に四角にくりぬいた御影石がある。日々の自然を映す野外スクリーンという。波の高い日、凪いだ日、毎日の海の風景を映す。48個のスター石は客席を模しているという。スターは神戸出身の映画評論家淀川長治さん(故人)が選んだ。鬼籍入りの淀川さん。石の前で、風になって「映画人生、良かったですね。ハイ。またお会いしましょうねえ。サヨナラ~、サヨナラ~」と。

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2008年1月 8日 (火)

新聞を描いた日本画

Img_0001 Img_0002  よくまあ、これほどまでに―と、しばし、見とれた。近づいては、離れ―、また、近づいては見た。新聞の小さな活字が、それはそれは、一文字一文字、丁寧に書き込んである。これがまた、日本画というから、驚き桃の木山椒の木。いや、絵である。

 今、京都市美で開催中の第39回日展である。京都の伊砂正幸さんの作品で、題は「News Paper」という。市美正面の階段を2階へあがり、右手の日本画第1室だ。作品は入り口から4番目の展示してある。見開いた新聞が5枚、フワッと宙に浮いているようだ。画は黒と白の明暗、見れば見るほど味がある。

特選の一番手のようだ。会場入り口のビデオで、日本画審査員の川崎春彦氏が「今年は応募作品には沢山の挑戦がありました。既成概念にとらわれず、新しい画風に光を充てるのが審査の仕事です」と解説していたが、このNews Paperがそうなのだろう。特選の受賞理由。「朝の駅であろうか、それぞれ異なった新聞を読む人の姿が象徴的である」と。新聞=News Paperが日本画の特選?それがニュースだ。

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2008年1月 7日 (月)

外骨の反骨

Img_0011 Img_0006  この写真の人物が外骨さんだ。外骨は号でなく、戸籍上の本名という。稀代のジャーナリスト、宮武骸骨氏だ。いや、外骨氏である。伊丹市立美術館がこの人の反骨とユーモアを紹介する展示を開館20周年記念事業で開催している。

 なんで外骨?―、と思った。この人、香川県生まれで、幼名は亀四郎。それが18歳のおり、亀は外骨内肉の動物だからと、本名にしたという。生まれ年が「ええじゃないか、ええじゃないか」が流行った慶応3年。そんな奇縁からか、まあ、ええか―と、好きに書きまくって、89歳まで破天荒に生きたという。

 生涯1千冊の雑誌をつくった。ザックバラン、屁茶無苦新聞、そして、8万部発行で一世を風靡した雑誌「滑稽新聞」…、内容は毒とパロディー。諷刺をきかせて面白おかしく―である。当世で噂の真相?。この当時はそれが当局を怒らせ、入獄に罰金に発禁の勲章?数々だったという。展示室には「早晩 廃刊雑誌」「是本名也」…という変な雑誌や、本人の原稿遺品なども。この間、そんな外骨氏の反骨、気骨を思わす会場をコツコツと歩いてきた。

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2008年1月 6日 (日)

光頭相撲

Img_0003 Img_0004  いや、笑った。新聞読んで、人の頭で、ハハハ、ハハハと。4日付けの日経新聞終面の文化欄である。見出しが「光る頭で明るい年を」となっていて、光頭相撲のハッケヨイ写真が載っている。

 秋田県横手町の雄物川(おものがわ)光頭会世話人、藤原広さんが書いている。正月らしい初笑いを誘う記事だ。どこをどう読んでも、光っていて、会則がまたふるっている。~全人類の光明の先駆けとなり、健康な笑いにより、お互いの親睦をはかる~ことが目的だという。このユーモア、笑う門には福来たる。

 最大行事は毎年1月の番付編成会議という。一つは光頭相撲。頭を手ぬぐいで隠した二人が、合図でベールを脱ぎ、行司役がペンライトで双方の頭を照らし、艶、形、品格を見て、格付けしていく。もう一つは、吸盤綱引き。ツルツル頭に吸盤を吸い付かせ、紐をひっぱり合う。そんな同好の士が6月に秋田に集い、第4回の全国大会を開く―、そんな内容だった。そこで一句。「読み終えて そっと手をやる 我が頭」。いや、そこまでは?。

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2008年1月 5日 (土)

何と何とクルーズ

Img_0012 Img_0020  船内マイクが「何と、何と」という。川崎造船、三菱重工、明石海峡大橋、神戸空港、ポートアイランド…港案内の船が進むごとである。説明は男女の交代。「は~い。右手前方をご覧下さい」「何と、あのタンカーは全長300㍍以上です」「向こうに見える潜水艦は、何と、500億の税金で建造です」…。

暮れに神戸港周遊45分コースの船に乗った。神戸ベイクルーズで、大人千円、65歳以上シルバー800円、小人500円。中突堤の2番桟橋から30分ごとに出て、港を回っている。乗った船はロイヤルプリンス。マストを立てた帆船型で170トン、345人の定員という。2階デッキ、右舷の椅子に座った。

赤いポートタワーが遠くになって行く。造船所、いやスケールでかい。コンテナ、LNG船…8万トン、10万トン、どれもこれも、ナント?…である。自動車運搬船は車が5000台も積めるという。これまた、何と。船は時計の反対周りで、2万人が住む世界初の人口島のポートアイランドへ。今、神戸学院など3大学も進出とか。聞いて、見て、ぽおっと出来ないクルーズだった。

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2008年1月 4日 (金)

空也さん、時代に成す

Img_0001 Img_0043 あの空也さん、そんなに洒落っ気あったのかーと思う。今年の初詣、空也上人開創の六波羅蜜寺へ行った。御守りが「茄子で成す」「六瓢で無病」という。何事も成すならと、開運招福の成すの御守りを一つ買った。冥加料500円。

賀茂なすの形をしたガラス玉だ。大きさは2㌢くらい。鈴と、五色の房と、金の小判?が付いて、中に小さな七福神が入っている。ズラッと並んだ御守りグッズの中で、特別に木札で「成す」と書いてあり、よく目立つ。売り子のバイト母さんに聞いた。何で成す?「成せば成る、ですねえ」という。模範解答だ。

もう一度、聞いた。何で、この寺が茄子?「…、それは」と、手を横に振った。難しい質問、空也さんも???だろう。初夢は「一富士、二鷹、三茄子」である。茄子は縁起が良い。隣の初詣客、話す言葉からすると看護婦さんかな。お守りグッズ探して、やはりナース?買った。食うや食わずで念仏唱えた空也さん、今は茄子の御守りグッズで何事も成す―と唱える。時代変遷、ありがたいでナース。

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2008年1月 3日 (木)

神戸名物、すきやき御飯

Img_0072 Img_0076  あっちちのスチーム弁当という。「神戸名物―すきやき御飯」である。この間、神戸そごうの地下食品売り場で買った。どこが、スチームかと思ったら水平な場所で紐を引いて6分間、待てという。それで、細い紐を引っ張ったら蒸気がフワッと上がった。

 紙箱から本体のプラ容器を取り出した。あっちち-というより、ほっかほっか。すきやきーというより丼。隠元、人参、牛蒡、牛肉―、御飯は肉汁が沁みている。メーンの肉、どこの肉?と箱に記入の原材料名を見た。神戸牛?、まさかとは思っていたが、牛肉としか表示していない。賢明である。偽ではない。

 容器は二段になっていて、下段に発熱剤の生石灰が入っていた。発熱した後は消石灰として、今度は肥料に再利用できるという。いや、これまた賢明なり。箱にはすき焼き御飯の由来も。「日本の肉食解禁は明治5年。外国人多い港町・神戸では西洋風の食事が積極的に入り、すき焼きは東西の食文化が融合して、独自の料理に~」と。そうか、あっちの肉がこっちにきて、それで、あっちちの弁当???。

 

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2008年1月 2日 (水)

元旦は新聞でフムフム

Img_0035 Img_0039  そうか、単身世帯が3割を超して、夫婦子供の世帯数を上回ったのかあ。何っ?去年の赤ちゃん誕生は前年の3千人減で、戦後2番目に少ない109万人だって。墨田区に立つ新東京タワーは610㍍で500億円も…、読むほどにフムフムである。

元旦の朝、部厚い新聞、買い込んだ。自宅購読2紙と合わせ、朝毎読産経日経京都に日刊スポーツと7紙が揃った。各紙、特集また特集である。1面トップ記事は何かな?正月企画はどうかな?特集は何かな?と、新聞を並べて、記事を掘り起こし、そうか、そうか-である。大きな記事も小さい記事も、いや、深~い。

朝日は1面トップで環境企画を持ってきた。世界の気象異変を年間通じて追いかける構えだ。トップ記事はニュースなのに異例だ。毎日も冒険家植村直巳が踏破した北極圏の今を検証する連載「暖かな破局」が1面だ。京都はイラスト使って、温暖化の怖さを特集で見せる。今年の紙面づくり、環境に力点のようだ。これに北京五輪、偽りこりごりの食、デジタル新時代…。いや、勉強になる。一年の計は新聞にあり-である。

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2008年1月 1日 (火)

展望タワーのご来光

Img_0004 Img_0014   初日の出はバーゲン状態の中で見た。狭い展望室内、もう、それは人、人、人…、カメラまたカメラ。頭と頭の向こうで光が射している。身体を斜めによじって、ぐねぐねと前へ進んで、やっと真正面で08年の輝きに出会った。

 元旦、京都タワーの早朝初のぼり。午前6時半オープンである。真っ暗な中、TAXで着くと、開場前なのにもう長い列が出来ていた。自販機で770円の展望券買って、2度エレベーターに乗り換えて、所要時間は55分も。並んで、待って、耐えて…、到着は初日の出が上がるのと、一緒だった。

 エレベーターのドアが開いた途端、ワアッと歓声が。時間は午前7時18分である。ご来光は伏見桃山城の向こうからだ。京都タワーは高さ131㍍、東寺の五重塔が58㍍だから2倍である。京都市内のご来光はここと、東山の将軍塚と鷹ケ峰の京見峠からしか拝めないという。帰りは螺旋の階段300段を降りて、11階からはエレベーターを使って、地上まで10分内だった。速かった。見上げたタワー、高かった。

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