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2007年12月 1日 (土)

書の見方ー妙

Img_0005 Img_0008  滋賀近美の県展へ行って、書の見方という公開講座に出た。書展―漢字、かな、調和体とあって、いつも、どれがいいのかーと思う。講師は元高校教諭の書家北川邦之氏(66)である。書部門の県展委員で、この道おおかた半世紀という。

 書の見方、まずは、どれが一番かな、と思って会場を一巡することだという。それで、作品から離れて全体の構図、雰囲気を見る。今度は近づいて、筆触の細部を読み解く。再び、作品から離れて、もう一度眺める。そんな繰り返しで、作者がどうして、そういうふうに書いたのか、疑問が解けてくると、北川さんは言う。

 そうかなと思って、書の会場へ足を運んだ。委員出展の北川さんの作品がある。離れて、近づいて、また離れて見た。「妙」という漢字一字で、縦2㍍、横1㍍の額装入り。大きな筆なのだろう。墨をたっぷり、左上から一気にスイ、スイと流れるが如く筆勢である。会場に来た北川さんに聞いた。何で、題が「妙」ですかと。北川さん、……暫く、目を瞑るように考えて「いや、妙ですねえ」。

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