5月のカレンダー
<花は黙って咲いているね
ただ咲く事だけに 懸命に
人もそうありたいね>
重度肢体不自由の、町田知子さんが書いた言葉のカレンダー、5月の言葉である。この純粋さ、いいなあと思う。
知子
さんはいま、40
歳。社会福祉法人若竹会の町田慶子理事長の娘さんだ。25年前に「17歳のオルゴール」というエッセイを出版。この本の帯に作家の故水上勉さんが「~深くて、素直で、借りた言葉がない。~一字一字がピアノの鍵だ。何と心を打つ音色だろう~これこそ本」と、書いている。確かに、心にぐっとくる本だ。
草津市山寺の若竹作業所へ行ったおり、このカレンダーと本をもらった。毎年100部つくるカレンダーは2年目という。去年の5月にはこう書いてある。
<つかれたら 休んでいいよ 長い人生だから>
あの日、作業所の知子さんにも会った。手を振ったら、下から見あげる目が嬉しそうだった。案内の慶子さんが「これも、知子が書きました」という額には、しっかりした太文字で「喜怒哀楽」とあった。
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