唐崎の松は今
近江八景の一つ「唐崎の夜雨」の松は、今、3代目である。歌川広重らが描いた松は、2代目になる。八景を一景にして、一計を案じた。
一計とは、2代目と3代目の大きさ比較である。
<高 さ> 2代目―10㍍ 3代目-11㍍
<幹回り> 2代目-9㍍ 3代目―3.6㍍
<南 北> 2代目-86㍍ 3代目-27㍍
<東 西> 2代目-72㍍ 3代目-29㍍
3代目も大概、大きいが、2代目のでっかさ、恐ろしい。高さは今と変わらないが、横への広がりが尋常ではない。松のある唐崎神社の境内には、2代目の枝を支えた石組や礎石があり、往時の凄さが偲べる。大津歴博にある広重の「夜雨」は、この松が画面いっぱいのシルエットになっている。
この松、一ツ松という種類だそうだ。天正9年に台風で倒れた初代は、松葉が一つだけだったという。2代目が大正10年に枯死して、3代目は近くから移植されて、既に樹齢150年以上と言われるが、広重が見た松になるには、湘々、待つしかない。???
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