御舟が…、龍子が…
<速水御舟「新緑」> 大正14年、御舟21歳の時に描く。画面いっぱいに新緑の色あいが重なりあっている。ガイド解説によると、新緑の爽やかさと瑞々しい作者の感動が伝わってくる。御舟に共通する不思議な新しい感覚があって、大正初期の作品とは思えない魅力ある作品だという。
<川端龍子「愛染」> 昭和9年、龍子49歳の作品。「あいぜん」と読んで、愛し執着する意味という。つがいの鴛が見つめあう、その一瞬を深紅の紅葉と群青の池の中で描いている。ガイド解説によると、夫婦の愛情を表現しており、装飾性と写実性が見事に一体化した名作だという。
この間、大丸心斎橋店で開催中の足立美術館の日本画名品展をみて、御舟と龍子の作品に心を打たれた。図録は会場で立ち見して、ガイド解説はホームページで検索して、1枚100円のポストカードを2枚買って「御舟の緑が…、龍子の赤が…」な~んて言うと、何か文化力がついたような…。いや、不思議、不思議???。
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