赤提灯の出会い
おかあちゃんが言う。「続けていたら、いい出会いあるしねえ」と。JR山科駅前で赤提灯の居酒屋やって、もう37年の塩谷信子さん(73)である。地下鉄が通り、デパートが出来て、駅前は様変わりだが「町が変わっても、人は変らヘン」とも。
お店は大衆酒場「しおたに」という。ブライトンホテルの西南で旧三条通りの角っこ、JRから徒歩2分。赤い提灯が6つ並んでいる。ガラスの引き戸が6つあって、どこからでも、どうそ~である。ガラガラと開けたら、そこは即カウンター。「あっ、○○ちゃん」-おかあちゃんがカニつたいに寄ってくる。奥行き2㍍、端から端までが長~い。
いつも知った顔が一人二人…。常連さんが多いけど初めてでも、焼酎一杯ですぐ打ち解ける。島原の太夫さんや鯖寿司のお兄ちゃんとは、ここで仲良くなった。おかあちゃんは宮崎・都城出身。18年前、旦那さんに先立たれた。今、嫁とらずの大きな息子さんと二人。今年に入り、病気に怪我―、ちょっと元気ないけど、かあちゃんは今日も出会い求めて…。ガンバレ!。
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