2017年6月25日 (日)

「宥座の器」の教え

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「宥座の器」-、ご存じだろうか。「ゆうざのき」とも「~うつわ」とも読ます。両端を鎖で吊るした器、水が空ならば傾き、水を注いでいくと真っ直ぐになり、満たし過ぎると、器はひっくり返ってしまう。これ、孔子の教え。何事も中庸、ほどほどが肝要と諭している。

 

 明治29年創業のグンゼ、創始者・波多野鶴吉さんの座右の銘が、この「宥座の器」であり、自らを戒める。当時、何鹿郡(いかるがぐん)だった農村は今、人口4万人の綾部市。小学校教員だった鶴吉は、農家に養蚕を奨励が「郡是」と考え「郡是製絲株式會社」を起こした。創業120年、「郡是」「グンゼ」「GUNZE」と社名の変遷とともに発展してきた。

 

 今、本社は大阪梅田だが、グンゼと言えば綾部、綾部と言えば、大本教とともにグンゼである。綾部出身、元バッテリー会社役員・Nさん(7?)の案内で、施設見学に行った。グンゼは創業精神忘れずで、今も入社式はここで行うという、元本社のグンゼ記念館を見て回った。女工でなく工女と言った生糸製造の流れ、鶴吉夫妻の写真、~挨拶、履物揃え、掃除~の心掛け三つの躾の額…、そして「宥座の器」展示。中庸、中庸…自戒、自戒…大事なり。

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2017年6月24日 (土)

わらじやの鰻鍋、鰻雑炊

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鰻は焼いて、ぶつん、ぶつんと筒切り。一つ3㌢ぐらい。ウン、香ばしい。鉄ナベの出汁、透きとおっている。鰻の脂がじわっと、それでいて、あっさり。九条葱、山形の庄内麩、春巻き入り。ちょっと山椒、香りと舌のしびれがいいねえ。これ、うなべ(

鰻鍋)。もう、どうしようもないほど、マンボ、ウ!。

 

 いや、初めて、初めて。店前の通過はもう20年前からかなあ。右から読んで「わらじや」。創業400年以上、秀吉がその昔、ここでわらじを脱いで休んだから~この店名という。看板代わり、長~いわらじが下がっている。何代目のわらじかなあ。京博の西側、三十三間堂の斜め。打ち水した庭を通って、太鼓があって、箱庭あって、茶室ぽい座敷あって、案内で入ったのは、古井戸前の、離れ。

 

 離れは「傘の間」というらしい。テーブル席4つ。最初にちょっと待ちや~の抹茶が出た。和紙包みの小さな落雁、開くと、わらじ型。メニューは「うぞうすい(鰻雑炊)コース」一つ。先付けの次がうなべ。木枠に入った重たそうな鉄なべ、出汁は傾けて、飲み切る工夫がしてある。メーンのうぞうすい、アツアツ~、夏はアツ~?と来た。白焼きの鰻。聞くと、鹿児島産という。西郷隆盛?おいどん~としている。卵とじが美しい。牛蒡、人参、椎茸、お餅入り。茶碗に1杯、2杯、もう一杯、ぞうする?。

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2017年6月23日 (金)

イオン長久手店にボルダランド

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こっちかな、いや、あっちかな~、足を踏ん張って、手を伸ばし、でっぱりを指先で捕まえて、一つ、一つ、上へ、上へ~。次の東京五輪の新競技の一つ、ボルダリングである。まあ、ロッククライミング、岩登りの室内版。これ、見ていて、結構、ハラハラドキドキする。

 

 わりに親しみやすく、人気が出てきたのかな。先月、堀文子白寿記念の名都美術館へ行った帰り、近くのリニモ長久手の古戦場駅前にあるイオンへ入ると、店内2階にボルダランドがオープンしていた。係りの女性によると、全国数あるイオンの中でも、ボルダランド開設はここが初めてという。高さ5㍍ほどの人口壁に色、形が様々なホールドという突起が一杯である。

 

 女性が一人、チャレンジしている。登っては落ち、落ちては登り…、見た目ほど簡単ではなさそう。靴はレンタル、服装はそのまま、平日は一般2000円、中高生1200円という。競技となると、ホールド設定に課題があるようだが、ジムでは、色んなホールドに手をかけ、登ることである。手は短いより長い手が良い?、だから長久手?。ちょっと、挑戦してみたい気も…。長い足、どうかなあ。まあ、見るだけ、ここは手をあげ、ホールドアップ!。

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2017年6月22日 (木)

尺八サムライとサムライ犬

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どこからか、笛の音が聞こえて来る。CDテープ、いや、生演奏かな。初夏の風を渡るように優雅に響いている。場所はどこだろう。耳と足が動いた。京都八坂神社から円山公園へ入り、ラジオ塔を超えた。笛の音は公園名物の枝垂れ桜隣り、瓢箪池前の一本松の下だった。

 

 深い編み笠、羽織袴と足袋のサムライ姿。男性が両足を開き、尺八を吹いている。真ん前、黒のまだら犬が寝転んでいる。犬は頭に笠、背中に刀。小さい赤い和傘も。販売のCDは尺八11曲68分2000円。「Japanese-Flute」のスペル、外国人向け、ふるっている?。横にバイク。荷台は犬小屋?かな。各種小道具、これぞ、ジャパニーズ大道芸!。

 

立ち止まって、鑑賞した。尺八侍は、日向真さん。風鈴も演奏するアーティスト。犬は飼い犬、名は侍犬「正宗」。一曲吹き終わって、尺八を刀のように腰に差した。腰にもう一本、短い尺八、脇差のごとく。一服少し、再びの演奏。伴奏のCDスイッチオン、腰の尺八を刀の如く抜いて、左右に振り、口に当てた。やあ!尺八サムライ!、かっこいい。見惚れる外国人。侍犬・正宗君は、寝続けている。どんな夢見ているのだろう。1本松の決闘かな~。

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2017年6月21日 (水)

画才、暁斎(きょうさい)の才

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 アラ、エッササッア~、されこうべの上、一休さんが踊りに踊る。一休さんに足を乗せられた骸骨の親分、猫皮のない空三味線を弾く。子分の骸骨は、骨しかない扇で踊る。一休さんの教えで悟りを開いた地獄大夫、ゾクッとするほど色っぽい。こんな絵、誰が描いたんや。

 

描いた絵師は河鍋暁斎である。幕末から明治、激動の時代を生き、伊藤若沖、曽我蕭白と並ぶ奇想の絵師と言われるけど、絵の多彩さ、ユーモア、歴史観、反骨性、繊細さでは、暁斎!の評価がある。京都伊勢丹で~世界が認めたその画力~「これぞ暁斎」展を見た。カラス、放屁合戦、鳥獣戯画、幽霊、春画、百鬼夜行、観音様…、多彩も多彩、天才的に多彩。

 

看板とチラシは、暁斎の実力が最大限に生かされた「地獄大夫と一休」。明治4年以降の作という。自宅にあった2008年、京博で開催の暁斎没後120年記念展の図録を捲ると、この絵も載っていた。若沖ブーム火付け役の一人、狩野博幸さん(同大教授)が作品解説。「狂った世界の中で冷静なのは地獄大夫ただひとり。ふっと開けた唇が何ともなまめかしい。救われなければならぬのは、一休の方じゃないだろうか」と。暁斎画才、見応えがある。

 

 河鍋暁斎(1831~89)。今の茨城県古河市生まれ。59歳没。浮世絵師・月岡国芳に入門、そのあと狩野派で学ぶ。最初の「狂斎」から「暁斎」に変わり「きょうさい」と読ます。 ※ 伊勢丹展は7月23日まで。

 

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2017年6月20日 (火)

揚げたて天ぷら、人気、人気

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目の前、揚げたて、揚げたて…、ジュジュと揚げたてが来た。海老天は、静岡茶の抹茶塩でどうぞ~。茄子と南瓜の野菜は天つゆでどうぞ~。カウンター前は広いオープンキッチン。天ぷら揚げ、み~んなキッチンと見えて、アツアツ。見る楽しさ、味わう旨さ、人気、人気!。

 

 揚げたて「天ぷらまきの」である。大阪は梅田、JR側から階段上り、阪急電車の改札へ、京都へ帰る夕方、何時も店前に長い人の列が出来ているのを見ていた。天王寺の大阪市美、国画展帰り。日曜の午後5時過ぎ、店前はまだ3人、ほとんど待たずに入った。入口に近いカウンター席。ご注文?と聞かれて、数ある定食メニュー、そりゃあ、好きな大穴子天定食。

 

 定食では最高値の1190円。塩辛のお通し、海老天、ご飯、味噌汁、野菜天二つ…、ここまでは、お隣さんと同時進行。次の~ご飯に乗せて下さい~と出た玉子天から路線が変わった。ご飯上、玉子の黄身に黒胡麻ふり掛け、いいねえ。お待ちかね、大穴子天が来た。長さ目測?15㌢はあるなあ。塩半分、天つゆ半分…しゃっきりとした揚がり、いいねえ。仕上げはかき揚げ、イカ天。支払って店出ると、長い列、人気のほど、イカにもイカにも~。

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2017年6月19日 (月)

鯛みくじは目出鯛

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いやあ~、祇園祭りの八坂さん、なかなか、やりますタイ。運勢占いは、鯛みくじ。どんな鯛かというと、それが目出鯛。どこにいるか?タル桶の中に赤い鯛、金色の鯛、参拝客の釣り上げを待っている。初穂料500円。目出鯛を釣ると招福の「一年安鯛」デスタイ。

 

京都の四条通り、東の突き当り、赤い楼門が八坂神社。日本三大祭りの祇園祭、年越しのおけら参り…、一年通してお参りが多い。この境内、ポケモンがよく出ると、居酒屋のお隣さんに聞き、町ぶらウオークで行ったら、多い、多い。ポケモンより外国人が多い。上海の小旗の団体…、ワンヤン、チャンヤンさん?。外国人女性、着物が多い。びっくりですタイ。

 

売り場とは言わない御守り授与所。祇園社、蛭子社、大国主社など御朱印も各種、500円、300円。お守りは交通安全、家内安全に犬猫の御守り札も…、お隣の一服処、喫茶「栴檀」は、厄除けぜんざい700円…、ぜんざい万歳~。占いは、ちょっと来いの恋みくじ、、一度どうですタイの鯛みくじ…。目出鯛の釣り場はタル桶。これでたる?。鈎針つきの短い釣り竿は500円。おっとっと、おっとっと~、どんな目出鯛、釣れましたデスタイ??。

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2017年6月18日 (日)

お母さんの「おおきにえ~」

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「おおきにえ~」「かんにんえ~」「ありがとうえ~」…、言葉の最後に「…え~」がつくのが、お母さんの癖である。板前オーナーのお父さんの具合がよくなく、店を閉じていた居酒屋トミオさん、半年ぶり営業再開と知って、お母さんの「…え~」を聞きに久々に行った。

 

 京都のオフィス街、四条通富小路下ルにある。金曜の夜、空いているかな?と引き戸を開けるとお母さんと顔が合った。「あっ、お久しぶりえ~」の声が嬉しい。広くない店内、相変わらずサラリーマンで一杯。カウンター席、一つ詰めてもらって座った。右上のTVは甲子園の阪神。壁は孫の写真一杯…、調理場のお父さんは後ろ姿で黙々と働く。前と変わらない。

 

 割烹着のお父さん、こっち見て、「この間、Nさん来やはった」。京都から大阪へ転勤した知人の名前を出す。もう7、8年前か、この店のご近所勤務だったNさんの紹介で初めて行ったことを思い出す。注文はおばんざいの鰯煮と蒟蒻煮。飲み物、瓶でサッポロビール。名物メニューの玉葱天ぷらは大きいのでハーフ注文。カウンター両隣は常連さん。阪神に一喜一憂。支払い1050円。お母さん「おおきにえ~」。いや、こちらこそ、おおきにえ~。

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2017年6月17日 (土)

日本画家・中路融人さん、自作を語る。

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「水の色は同じやない。浅い、深い、朝と昼…色をどう出すか、難しい」。文化功労賞の日本画家・中路融人さん。白髪、今年83歳である。時折、鼻眼鏡を手で押し上げながら、自らの作品について話す。「絵は、命がけで描かないと~」。画家として、強い思いがある。

 

 母親が滋賀県五個荘町出身の中路さんは、滋賀・湖国の原風景をよく描く。それがご縁で昨年、東近江市が五個荘の近江商人博物館をリニューアル、2階に中路融人記念館を設けた。中路さん寄贈の50点を所蔵。いま、開館1周年記念展を開催中と知って、JR能登川駅からバスで行った。チラシは、畔道のハンノキを田んぼとともに描いた「朝靄(もや)」。

 

 館内ビデオ、中路さんがインタヴューに答えている。「自分が思った風景の良さを感じてもらえるか、それを感じてもらえんようなら足らんのや」と自分に厳しい。「いい風景との出会いは車では見落とす。歩き回って足で稼がんと、それで見つけると、感動がまるで違うねえ」と一期一会の風景との出会いも話す。館内の作品展示は、朝靄、余呉の月、薄暮の比良…、どの作品にも懐かしい湖国の風景。中路さんが感じた風景、ありすぎるほどあった。

 

 

 中路融人さん、1933年京都生まれ、日本画家、日展顧問。日展では特選、文部大臣賞など受賞歴。文化功労賞、日本芸術院会員。東近江市名誉市民。 ※ 1周年記念展は8月20日まで開催。

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2017年6月16日 (金)

燕、餌やりの一瞬

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 一瞬、ほんの一瞬、1秒はない。0・05秒くらいかなあ。その一瞬のデジカメ撮り、素人にはこれが難しい。それもズームにして…、その一瞬をデジカメ構えて待って、待って~である。何の一瞬か?、燕が飛んできて、巣箱で口を開けて待つ子燕に餌をやる瞬間である。

 

 所は「天空のゴルフ場」と、客を誘う京都南丹市のるり渓GC。京都市内から京都縦貫道の亀岡で降り、湯の花温泉を通り抜け、くねくね坂道を走って、標高700㍍である。梅雨入り宣言以来、ずっと続く梅雨の晴れ間に行った。朝のラウンドすんで、クラブハウスのひさし、ゴルフ場が特設したベニヤ板巣箱、身体を寄せ合った子燕が5羽いるのを見つけた。

 

 時折、親燕が飛んできて、子燕の口に餌を入れ、一瞬でまた天空へ、餌獲りに飛び立つ。その瞬間撮りチャレンジである。巣箱まで2㍍、近い。子燕、もう巣立ちの時が来ているのか、だいぶ成長している。親燕、来た、来た、北から来た~。デジカメ、デジカメ…ズーム、ズームと思ったら、もう遅い。最初から巣箱セット。来た、来た、また来たあ。一瞬のシャッター押し、どや!、やっぱり、あかん。燕さん、早すぎる。もっと、ゆっくりしてえなあ。

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