2012年1月29日 (日)

一枚板の長いカウンター

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いやあ、それは長い長いカウンターだ。それも一枚板、10㍍以上という。

JR大津駅前にある<シルバー・スプーン>の店内だ。昼はカフェ、夜はバー。開店から1年半だろうか。どうしてカウンターが、そうもロングロングアロウであろう?と、見極めに通った。

 お店は駅から県庁に向かって徒歩1分だ。入り口は2カ所あり、国の出先機関、びわ湖大津合同庁舎へ降りる階段側が表という。オムライス1度、ハヤシライス2度…、昼に長さが見通せる入り口側に座って、そのたび板を撫でた。確かに継ぎ目はない。テーブル幅1㍍、厚さは20㌢ある。木材は何だろう。ツルツル、ツルツル…する。我が頭みたいだ。

 夜に行くスタンド林屋のお客さんからオーナーは若い女性で、店には顔を出さないと情報を得ていたけど、3度目に行ったおり、出会った。近くで介護の仕事もしていて、その日は店内で会議があって来たという。長い一枚板、静岡の木材業者が輸入した南洋杉だそうだ。京都祇園の二つ星のお店と、ここだけの仕入れと。長すぎて、端を切って、15人掛かりで店内に運び入れ、後でドアを付けたという。カウンターの南洋すきはなかった?。

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2012年1月28日 (土)

小磯良平の描いた「斉唱」

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エッ?エッ?と思うことばかりだ。洋画家小磯良平さんが描いた「斉唱」である。開戦前、昭和16年の作。制服の女性9人が歌う場面だ。兵庫県立美術館所蔵で、初めて館外に出て、滋賀県立近代美術館で、展示中である。絵の解説を聴いて、驚きのエッ?なのだ。

 展覧会は<近代の洋画・響き合う美>展である。小磯良平は昭和初期に活躍、女性像を描かせれば…の折り紙がつく。神戸市出身、東京芸大教授、文化勲章…である。小磯良平大賞展は賞金1000万円、国内最高の公募展として知られる。「斉唱」は小磯36歳の作品だ。内覧会挨拶で主催者が、なぜ裸足か?、何を歌うのか?、この絵の不思議を話した。

絵は縦1㍍、横80㌢で、大きくはない。チラシになり、看板になり、図録の表紙になっている。お金の価値にすれば…云億円と言われるという。主催者側の挨拶で知識を得て、小磯さんを師とする画家YHさんに確認した。裸足?あれは絵の構成上でしょう。靴履くと、絵が重くなる。歌?讃美歌では…、小磯はクリスチャンです。女性9人?、みんな同じ顔で、モデル1人です。あちらこちら向かせ、絵に動きを持たせている。話?えかった。

※ 展覧会は滋賀近美と兵庫近美の所蔵作品交換展で、3月11日まで開催。JR瀬田駅から文化ゾーン行きバスで5分、公園の中を歩いて5分で会場につく。

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2012年1月27日 (金)

記憶に残る長い名前のラーメン

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 記憶に残るラーメンだという。それが「驛麺」のこだわりとか。その一つが<京水菜たっぷり 聖護院かぶらの みぞれ塩ラーメン>という。店はJR京都駅八条口東側<らーめん酒家・驛麺>だ。ラーメンの名前が何とも長い。覚えきれない記憶もまた記憶か??。

 大きな看板が一枚、店先に出ていた。人が行きかう駅構内、どんなコピーで、キャッチするかだ。写真と解説付きの長~いラーメン名の看板だ。JR東海駅長事務室の南隣にあって、「驛麺」という店名も面白い。博多ラーメンの一風堂さんの出店だけど、駅に合わせた店名にしている。働く店員さんもバンダナ、シャツの黒装束で、驛麺のイケメン揃い?。

 店内のメニュー看板見ると、京都を意識している。餃子に豚肉巻きは京野菜の九条葱を使っているという。京観光客キャッチのこだわりだ。京都産トマトのキムチ鍋、丹波黒豆煮、京麩の味噌田楽の一品まである。ラーメンは季節のおすすめで、冬場なので、京水菜に聖護院かぶらだ。鶏肉入り、麺は細目、スープはあっさりの塩味。かぶらはすりこんであり、みぞれ状の塩ラーメン。入店のあの日は、大寒のみぞれ降る夕べ、記憶には残った。

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2012年1月26日 (木)

犬塚勉展の感動

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 自然を描いて、写真を超えていた。まさにこれぞ、えっ!と感嘆する絵だった。京都高島屋7階、グランドホールであった<純粋なる静寂-犬塚勉展>である。京都新聞主催、手元の招待券で行って、こうも自然を描けるものなのかと、見入った。感動と驚きだった。

 犬塚さんの展覧会チラシを紹介する。~多摩に住み、美術教師をしながら、多摩や山の風景を描き続け、38歳で早世した画家~という。正直、たまたま行った展覧会だ。洒落はどうかと思うが、多摩と出ては、つい出てしまう。そこまでにしておいてである。~没後20年の09年、NHK日曜美術館で紹介、多くの感動を呼んで注目を集めた~という。

 展示構成は1部で画家、風景画、写実画までの変遷、2部でスーパーリアリズムと言われる精緻な筆づかいの作品が並ぶ。自然をさりげなく描いている。絶筆は1988年の「暗く深き渓谷の入り口」だ。絵の具はアクリル。精緻さ、写真以上だ。見ていて、風を感じ静かな雲の流れを思う。草いきれ、夏の終わりだ。切株、ブナ、石ころ…、自然また自然だ。自らの制作ノーにこう綴っている。~自然を描くのであって風景を描くのでない~。

 ※ 写真は会場看板のご本人と、ギャラリーで買った作品集の絶筆絵を転載する。 ※ 犬塚展は全国巡回展で、京都高島屋は1月23日で終わった。このあと4月に長野、11月に広島へ巡回する。

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2012年1月25日 (水)

湖の駅の呼び込みは巧者

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店への呼び込み、巧みである。~いらしゃいませ、どうぞ~の、どうぞ!が1オクターブ高い。~ただ今、お席が空いています~と、誘いは満点だ。~メニューは中でお選び下さい~と店先まで出てきて、入店のダメ押しだ。足が言われるままに先に入ってしまった。

浜大津の複合ビル・アーカスの中にある<湖の駅>だ。琵琶湖汽船直営で、開店から1年半ほどだ。昼に職場から歩いて、2ヶ月に1度は行く。レストランは滋賀の名産品売り場と仕切りなしで続く。季節ごとにメニューが変わり、今は何があったか、店先の看板は~冬のあったか限定メニュー~である。ビワマス鍋と近江鍋やきうどんの2種類限定だ。

誘いは女子店員さん、ベテランだ。よく動き、客の姿が店先に見えると、あの甲高い声で~どうぞ!~だ。座って、二つに一つ、ここは1300円のビワマス鍋だ。トロより美味しいと言われるビワマスだ。鍋の中、白菜、蒲鉾、湯葉、榎、エリンギに切り身のビワマスが一つ、王様の如くだ。一人でフーフー?食べ、店員さんに声をかけた。~客扱いお上手ですね。N社長知ってるので言っときます~と。~いや、嬉しい。また、どうぞ!~

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2012年1月24日 (火)

西の鯖街道物語

 

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ノボリのメーン表示は<西の鯖街道物語>である。サブ表示は~自然の音が聞こえる…、発見・体験~だ。JR京都駅構内の<駅ナカ・京のふるさと出会い市>である。ノボリが何本も立ち、法被の人らが特産品を販売している。美山プリン、山国納豆、清酒初の出…。

構内東側地下通路に特設した、なかなかの駅ナカだ。改札出て、京都タワー地階の和食「伏水」までの道筋、いつも見て行く。まちおこしの応援フェアなので、出店は週替わりだ。<西の鯖街道>はついこの間だった。好物の鯖寿司が売り切れ寸前というので、竹皮包み630円を一つ買った。なんで西の鯖街道?と思っていた説明パンフが入っていた。

伏水のカウンター席、日替わりAの鯖塩焼き待つ間、パンフを点検した。朽木を抜ける鯖江→出町の鯖街道とは違う。高浜→大飯→美山→京北を行く道だ。大飯原発、フォーク歌手高石ともやさんがいた名田庄村のある国道162号だ。帰りにまた通って、法被の男性に聞いた。広域連携の協議会を2年前に作り、景観、自然…点を線で結ぶ新し街道として活動しているという。塩鯖、鯖寿司、鯖街道…サバサバしすぎて、仕事もサバったかな?。

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2012年1月23日 (月)

通話はやめてクエ!

 

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携帯電話で何やらペチャクチャ、ベラベラ、ゴニョゴニョ…と喋っている。秘密結社・鷹の爪の吉田くんと菩薩峠だ。<車内ではマナーモード、優先席付近では電源オフ>に違反している。熊のレオナルド博士がクエのぬいぐるみを被り~通話はやめてクエ!~と叫んでいる。

 JR西日本の交通さわやかマナー広告、鷹の爪の新作ポスターだ。JR大津駅から京都駅へ、遠征昼食のおり、4番ホームの地下階段で、見つけた。クエのクエがポイントだ。冬場はおしなべて、鍋である?。クエ鍋を連想させて、~通話はやめてクエ!~とは…ククク、ケケケとほくそ笑んでしまう。訛る所、洒落ツーには、なんツーてもたまらない?。

 鷹の爪団は赤マントの総統が率いて、世界征服を狙う。参謀の吉田くん、フィリップ、レオナルド熊、菩薩峠、適役のデラックスファイターなど個性豊かなキャラクターが揃い、JR西日本交通広告で洒落まくって、数えると、今回で11作目である。岡山マスカットで、~席つめてくれマスカ!~、鳥取ナシで~音漏れはナシで!~なども秀逸だったが、新作のクエで~通話はやめてクエ!~もヒットだ。何と言っても、食えないところがいい?。

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2012年1月22日 (日)

ルクアの一夜一夜で昼ごはん

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一夜干しの商いからか、店名が<一夜一夜>という。煮魚あり、焼き魚あり、海鮮丼あり…、一夜にして誕生ではない魚料理のお店だ。定食の注文で出てきたお釜の銀しゃりご飯はが付いているので、二夜かもしれない。どういう位置の?一夜一夜か説明すると…。

 JR大阪駅構内に出来た<LUCUA>(ルクア)10階だ。駅構内全体に大屋根がかかる「OSAKA STATION CITY」の中だ。去年5月に誕生、売り上げで隣り合う伊勢丹をリードしているという<LUCUA>のレストラン街東北かど、ここが一夜一夜の位置や?。ヒルトンホテルで開催の書道展を見に、大阪駅着すぐの昼ご飯だった。

 しかし、いやまあ、と思う大阪である。レストラン街、昼をどんと回っているのに、だ。お好み焼き、串揚げ、飲茶…、どの店も食べる人が待って、待ってーだ。さすが、食い倒れの町の待ちだ。3人待ちで入った一夜一夜、ブリ大根の煮魚定食を選んだ。神戸が本店、産地の魚仕入れと固形燃料で炊き上げた銀しゃり釜飯が売りだ。お隣さん、赤ちゃん抱く大阪の若いお母さん、生ビールの注文だ。ええのかなと思ったが、わず飯よそった??。

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2012年1月21日 (土)

男を磨く散髪屋さん

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これは、いいな、いいな…である。若い女性が頭にハサミをいれ、指の爪を磨き、顔を見つめている。ピカピカの革靴の男性、腰をかけ右足を膝にして、笑みをこらえる如く、口元を閉め、キリリと正面を向いて座っている。男が男を羨む写真だ。いや、カッコいい。

 昼ご飯兼ねて、初めて行ったJR大阪駅構内のLUCUAと綴って、ルクアと読む複合商業施設に入店しているHAIR‘S ZENONだ。要するに散髪屋さんで、エスカレーターで7階まで上がって、トイレ探して、出会ったお店だ。通路の東端、店の真ん前に写真があり、コピーが<男を磨く>だ。どう男を磨けばいいのか、足がピタッと止まった。

 お店の中、どんなかなと、覗き込んだ。鏡の前の散髪台がふんわかして、店全体がゴージャスな雰囲気だ。写真どおり、若い女性がにこやかに動いている。料金、カットだけなら55分で4000円だ。どうしようか、頭に手をやった。元が元、そうそうはえていない。三つ折りパンフ、手にとり点検した。~洗練された男の秘訣はメンズグルーミング~という。ネイルケア?寝入るのでなく、爪砥ぎだ。男を磨く、まんずメンズからなのだ?。

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2012年1月20日 (金)

東福寺方丈の北庭は市松模様

 

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市松模様って、どんなんかなあ。本名で福田定一の司馬遼太郎が産経新聞文化部記者時代に企画した「美の脇役」の写真だ。東福寺方丈の北庭、そこが市松模様というので、辰年縁起で近くの瀧尾神社にお参りしたおり、拝観料400円払って、現場検証に行った。

 我が書棚にある「美の脇役」は、当時の産経カメラマン、井上博道氏が撮った社寺写真に知識人が一文を寄せるという企画で、文庫本で再出版されている。写真のアングルと文章力が面白く、さすが若き司馬遼太郎の企画やと、折りにふれペラペラ捲って、市松模様だった。筆者は今、故人かもしれない文化財保護委員会専門委員、竜村謙さんの記述だ。

 竜村さんは、この庭は浮世離れしているーと書いている。平べったい花崗岩の石畳と、こんもりしたすぎ苔の四角が代わりベンタンにデザインになっている。竜村さんはオランダの抽象画家・モンドリアンを重ね合わせて思いを述べている。何で市松かと言うと、京の歌舞伎名優、佐野川市松が小姓姿で江戸舞台に紅白の四角帯と脚絆で登場、女性たちを魅了したからと言う。方丈の欄干から四角四角と見て、死角はない。よお~く、見える??。

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