2009年7月10日 (金)

新聞に載った銅駝の地下水

006 031 あの朝、新聞を読んで行った。府立医大病院の定期診察帰りだ。京都市中京区にある銅駝会館前の地下水である。京都新聞市民版、毎週火曜に掲載の「かいわい」という企画で、取材した人をイラストで描き、地元を紹介している。7日付けは「銅駝会館周辺」だった。

 記事によると、地元の自治連合会が05年に地下を掘って、管を引いたそうだ。比叡山からの水脈で、ペットポトル持参の人が耐えないという。河原町二条を東へ入ってすぐだ。銅駝美工高の南側、昔は銅駝中学だったという地元自治会の銅駝会館だ。コンクリート壁に「防災用地下水」と板で書いてあり、赤いポリバケツが蛇口の水の受皿になっていた。

 蛇口を捻ったらジャーだ。この洒落、前も使った気がするが、兎も角冷たい水がジャあっと出た。小野小町の化粧水の時と同じように頭を濡らし、顔を洗った。すっとして、いい気持ちだ。新聞に出た朝である。銅駝会館の反響、どうだかな?と前にある公園のベンチに座り、暫く見続けた。ウオーキングの人、自転車の人、車のバンの人…前からそうなのか、今朝の新聞効果なのか、来る来る。地元の一人が聞いている。京都弁で「お水、どうだす」???

2009年7月 9日 (木)

大山崎山荘美術館の野ウサギ

138 145  ウサギさん、ここで、何見て~跳ねる?である。イギリスの彫刻家、バリー・フラナガン(68)制作の野ウサギだ。京都・大山崎山荘美術館の庭だ。二本の後ろ足で、前足を突き出して、前屈みで人間のように立っている。ボールの上、曲芸師みたいだ。

 作者のバリー・フラナガンは、現代イギリスを代表する彫刻家。野ウサギに人間の属性を与える制作が得意のモチーフという。「三日月と鐘の上を跳ぶ野ウサギ」(福岡市美術館)「ボクシングをする二匹のウサギ」(箱根の彫刻の森)など、国内に多数の作品がある。山荘美術館はその一つ「ボールを掴む鉤爪(かぎつめ)の上の野ウサギ」という作品だ。

 今、開催中の企画展「かおかたち∞無限大」へ行ったおり、見た。フラナガンさんの名前どおり、ナガンナガンと見た。直角に耳を立て、ぴょこんと跳ねる仕草、高さ2㍍以上だ。何を見ているのか、後ろへ回った。前方は山荘美術館の2階テラスだ。そうか、屋根の上から出るお月さん待ちかーと思った。入場料700円、山荘美術館へ入り、展示そこそこ2階テラスへ上がり、さっきの庭を見た。ウサギさん、我が丸い頭に跳ねたような。??

2009年7月 8日 (水)

陶板で見る「秀吉の道」

128 159  立ち止まって、そうか、そうか―と、読んだ。経済評論家で作家の堺屋太一氏が「秀吉の道」と題して、書いている。第1章は「本能寺の変」である。右隣の戦国地図は日本画家岩井弘氏が描く。大山崎町がハイカー向けに制作したコンクリート製の陶板である。

 JR山崎駅を降りて、大山崎山荘美術館へ―、きつい上り坂を汗ふきふき行って、美術館まで、もうすぐの所にある。シャトルバスの停留所あたりだ。高さ2㍍、幅5㍍はあろうか。ちょうど一服どころでもあって、まず足が止まって、次に目が行く。「天正十年、織田信長の天下統一はまさに成らんとしていた」…、堺屋さんの文章力に引き込まれる。

岩井氏の図は本能寺の変直前の織田方諸将と相手方を描いている。副題がまた面白い。~「鬼」信長を討った「人」光秀~だ。こんな陶板が宇治川、木津川、桂川の三川合流展望広場から天王山山頂広場まで、計六枚あり、堺屋さんの文と岩井さんの絵が「中国大返し」「山崎の合戦」から「秀吉の覇権」へ―と続くという。光秀は途中で方向を変えて、信長の本能寺を急襲したが、こちらは天王山まで遠く、すぐの美術館へ直進した。???

2009年7月 7日 (火)

ザ・プレミアム・モルツ講座

078 119  そうか、そうか…、えっつ、えっつ…と聞いた。京都・長岡京市にあるサントリー京都ビール工場の「ザ・プレミアム・モルツ講座」の2時間余だ。05年から3年連続で、モンドセレクションのビール部門で、日本で初めて最高金賞を受賞した世界のモルツだ。

 JR長岡京駅から迎えのバスで、即ゲストルーム入り。最初に説明、工場見学、また戻って、一人3杯限定の試飲まではシーンとして?…だ。ホップに麦芽に天然水―、よい製品はよい素材から―、そうざ、そうざ?と聞く。洒落?またシーンかな。苦みのホップは花の香りがする欧州産のアロマホップ使用だ。あろまあ?だ。また、出た。飲む前にゲップ?。

 工場入り前、28本ある巨大タンク見上げる。一つのタンクに大瓶1本を毎日飲んで1400年と。仕込み、発酵、貯酒…と廊下を通り、ろ過から缶詰め。案内の森島さん、入社2年でガイドぶりに切れあり、コクあり、深みあり…さすが、サントリー。工場内のごみゼロの象徴は、制服がペットボトル6本の再生と。戻って、いよいよ試飲シーン。1杯、2杯と飲んで、講座の終わりはビールの注ぎ方。会場はもう、アワヤ、ワヤヤ、アワヤ…。

2009年7月 6日 (月)

時事の田崎さん、政権交代を占う

006 009  演題は「政権交代は起きるのか」だ。今か、まだか…の総選挙、これほど興味をそそるエエ題はない。講師は時事通信解説委員長・田崎史郎さん(5?)である。古館キャスターのTV・報道ステーションにもよく顔を出す。演題を語るにふさわしい人である。

 琵琶湖ホテル2階ローズの間、どのテーブルも満席だ。政治部記者のおり、故梶山静六の生涯を書いた田崎さん。あの分厚い単行本を読んで、激情の人と思っていたが、壇上の語り口はソフトだ。麻生総理が役員人事の挫折は、時事の田崎が中途半端な質問をしたからだ…の発言で、TVで反論したら、瞬間の視聴率があがったーと笑わして講演を始めた。

結論、政権交代は起きる―だった。今なら自民大敗、民主大勝という。世論調査で、自民支持の女性層が民主に鞍替えが大きいと。小選挙区は北海道の自民は町村氏が辛うじて○、お酒の中川さん、小泉側近の武部さん×、福岡の山崎さん×、選挙参謀の古賀さん△という。民主政権は新人議員が130人近く誕生、党のガバナンスが心配という。「私の話は川の流れ、間違っていたら流れの変化だと思って下さい」と、最後も笑いで締めた。

【注】講演は1時間30分以上、内容は多岐にわたった。記述部分はエキスのエキスで、短絡的になっているかも。田崎さん、ご容赦を。

2009年7月 5日 (日)

小町の井戸を確認する

061 062  再び、小野小町の化粧水の話である。情報通の久さん(6?)に聞いて行った西洞院四条角の化粧水の碑だ。あの時、小町の井戸も向かい側の小町食堂に―と聞き違いしたので、久さんにもう一度、確認して行った。食堂の西、今度はいとも簡単に井戸は見つかった。

 一般公開の京町屋の中だった。町屋は築100年とかで、京都市伝統産業振興館「四条京町屋」として、平成14年からの開館だ。間口が狭く、奥行き深く、うなぎの寝床と言われる通り庭にあった。天井に滑車、つるべに桶二つ。タイル張りの井戸は1㍍四方だ。深さは蓋がしてあり、覗けないが、井戸水は水道栓の蛇口を捻ると、じゃあっと出た。

 水道栓に「小町の化粧水です」の木札が吊るしてある。夏はひんやり、冬はあったかいという井戸水だ。係りの女性に聞くと、蛇口の水、本人次第で飲むもよし、手を洗うもよしという。梅雨の最中、蒸し蒸しする。顔を洗って、小町の水を手で濡らし、あまり毛のない頭をなでた。さすが小町の化粧水だ。顔はすべすべ、頭はふさふさ???…だ。見世、坪、走り、裏と通って、少しも待たず町屋を出たら外はかに雨だった。??

2009年7月 4日 (土)

居酒屋トミオさん、おおきに!

069 071 何時行っても、腑に落ちない。勘定支払いのおり、えっと思い、「間違っていないの?」と聞いてしまう。小柄な女将さん、京都弁で「おうてます」と言う。メモ用紙、合計数字だけで明細はない。兎も角、安すぎる。この間、2人で食べて飲んで、2450円だった。

 あの日は1人で先に行って、後から後輩が来た。どう安いのか、注文の数々、思い出してみた。1点100円の日替わり小鉢は3点、葉っぱとお揚げのお浸しなどだ。それだけで帰るお客さんもと女将さんは言う。400円の天ぷら盛り合わせ、豪華だ。海苔、青葉、なす、ピーマン、海老、かぼちゃ、玉ねぎの7点も。後輩も追加、これは2点だ。

 サラリーマンの店だ。女将さんが6月は転勤、定年が10人以上も…と。明日から彦根勤めーというカウンター客、お世話になりましたーと馴染み客にビールをついでいる。後輩は出し巻きとハタハタ。こちらは鮎の塩焼きとほうれん草のお浸し。瓶ビールは1本、それに知人のSNさんキープの黒霧島の焼酎だ。これはまあ、そこそこ。店の名は、四条富小路下ル、居酒屋「トミオ」。おおきに!が口癖の女将さん、SNさん、おおきに!

2009年7月 3日 (金)

昭和天皇のおもちゃ、今ここに

019 029 よくも、まあ、こんなにと思う。ドアが開いて、一歩入った室内は、ズズズイ~とおもちゃだ。飛行機にバイクにアトムに…車のカーは、赤いノ、青いノ…、これでもカア~というほどだ。おもちゃの蒐集、全国区の高山豊治さん(72)の私的博物館である。


 一度是非…と知人の紹介があり、行った。京都の四条堀川東入ル、QUONマンションの3階だ。階下で部屋番をデジタル入力すると、ロックは無用に???。館内、高山さん直々の案内だ。昭和30年代からのブリキのおもちゃが中心で、所有は1万5千点、展示は3千点という。館内、どう見るか、♪~困ってしまって、ワンワンワワン~♪だ。

不二家創業時のぺこちゃん人形がある。知人に言わすと、時価??円の値打ちモノらしい。国産製の歩くロボット。同じものがルーブル美術館にも-という。一番のお宝は?昭和天皇のおもちゃだという。特別ケースの中、英国製のオープンカーだ。京都御所にお住まいの2、3歳頃という。鳥打ち帽、パイプ笛の人形…。払い下げを受けたお付きの人から寄贈という。何度も感嘆して見た。これが、あの昭和天皇愛玩のおもちゃカア…と。?

2009年7月 2日 (木)

京近美から見る大鳥居

014 018  何時行っても…ホッとする。癒しの借景だ。朱塗りの平安神宮の大鳥居が目の前だ。もうそこ、手が届く。山並みは東山連峰。左に比叡山、右の山裾に都ホテル…、鳥居の向こう、道路を挟んでルーブル展の京都市美、右下に疏水…。甍は南禅寺、知恩院、真如堂…。

 京都近美4階、常設展示室前の休憩室だ。3階の企画展示見て、ここは寛ぎの空間である。東側は全面ガラス張りだ。高さ5㍍以上、幅10㍍。行くと、カメラを出す。今、開催中の前衛都市・モダニズムの京都展へ行った時も、そうだった。左から右へ、前から後ろから、ガラスの向こうを撮った。どう撮っても、前の大鳥居は撮れて、とれない。?

 平安神宮は建都千百年の明治28年の創建で、大鳥居の方は45年後の昭和4年の建立だ。コンクリートと鉄骨造の明神鳥居である。昭和天皇のご大礼記念で、工費は今のお金で2億3千万円、新潟の弥彦神社、熊野本宮の鳥居が建つまでは、高さ日本一だったという。TVの番組ならここで、クエスチョン!である。ヒントは「京都近美4階の休憩室と同じ高さ」だ。さて、答えの数字だ。前からも後ろからも、24.2㍍…だった。??

2009年7月 1日 (水)

アジサイの葉裏撮影

029 036 朝のNHKラジオだった。ふるさと便りで、四国・香川の人がアジサイ写真の撮り方を喋っていた。真上から押さえつけるようにーでなく、葉裏から逆光で撮ると、葉っぱの脈が浮かび出て、面白い写真が撮れるという。ふと、布団の中で、ハハン?と聞いた。

 ラジオの人は、裏道を行く撮り方で、ずっと内緒にしていたーという。そう聞くと、試して見たくなった。京都タワーホテルの昼パーティーのあとだ。地下鉄烏丸線で北山駅へ、植物園のあじさい園へ行った。天候はうす曇りだ。陽が射していないが、屈み込んで、葉裏にデジカメを向けた。下から下から…だ。簡単にピントが合わない。裏道は難しい。

 西洋アジサイ、額ぶちアジサイ…150種、色々撮った。園内、もうえんなあ?ーと引き揚げかけたら、作業中の松谷茂園長に会った。園に縁あり?で、よく会う。虫食い被害の出たヤマアジサイの除去中という。ラジオで聞いた葉裏から撮る写真の話をした。「紅葉の逆光撮影は知っていますけど、アジサイも裏ですか」と。上の写真が何枚も撮ったうちの2枚だ。アジサイの葉裏、どれもこれも♪~ウララウララ、ウラウラよ~♪。???

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